オグオブコミュの本番２週間前の稽古場日誌

　おはようございます。こんにちわ。こんばんわ。劇団オグオブの稽古場日誌のお時間ですっ。今週もお付き合いありがとうございます！

　いよいよ本番まで二週間を残すのみになったわけですが、相変わらずというべきか出演者が全員そろう時間がなかなかない。代役をこなしつつ自分の本役もやるというのはかなりハードな作業だ。時期的に余裕のある頃にはそれもまた楽しかったりするけど、追い込みの時期にはそれが痛みにかわるんだよね。一時の休憩するとれずリラックスすらする暇もない。それでも通し稽古はやらなければいけない。土曜日はそんな中での稽古だった。もちろんみんなでいない人のところをフォローしていたが、プレッシャー、焦り、不満、それからつもりにつもった疲労から通し稽古の出来はいまいちだった。演出からも厳しいダメだしと怒りと呆れがない交ぜになった叱咤が飛ぶ。稽古場にただよう重苦しい空気。それでもそこで落ち込むわけにはいかないわけで、誰からともなくやってやろうという声が。まだまだやれるぞ、もっといいものを造る、と。すでに役者の意地かプライドか？でも、それは最も大切なもの。その日二回目の通し稽古はメンバーもそろってきたことにより、ぐんっとよくなっていた。演出からも悪くない評価がありそれなりに手応えのあるかんじ。いい雰囲気なまま、その日は解散。帰路でも芝居の話に華が咲く。住宅街だったため小声だだったけど(笑)

　そして、次の日。予定では全員が朝から揃う１日。しかし、予定は未定。いつもなんらかのアクシデントがこういう時はあるんだよね(笑)さ～て、どうなるどうでる？祈るような気持ちで稽古場にいくと・・・全員が無事に揃っていた！もちろん、全員の顔が前日よりも疲労の色が濃くなっていた。その日は設備はいいが、初めて使う慣れない稽古場だったからいつものように迷子とかで(笑)遅刻がでるかなと予想していたのに、みんなすぐにアップをはじめ、タイトなスケジュールに備えている。時間はない。でも、やるべきことは多い。みんながみんな気合いをみなぎらせ、少しも無駄にしないように時間を刻んでいく。若干疲労のせいで気合いが空回りになりかけている人もいたが、稽古自体はいい雰囲気のなか厳しいが、モチベーションはたかいまま予定通りにすすんだ。二度の通し稽古に場練。精度は大分上がってきた。お客様に楽しんでもらえるものになってきてるとは実感できる。でも、当然まだまだ満足はまったくできないし、限界はもっと遠い所にあるにちがいない。もっと時間がほしい。もっと稽古したい。もっと、もっともっと・・・。無い物ねだりってのをしてしまいそうだ(笑)

　まあ、どんなにそう思っても稽古はあと２日しかない。週末までにいかに自分のなかで芝居を消化し備えられるか？正念場はまだまだ続くっ！がんばれ、劇団オグオブ！！

　　(制作)