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マンドリン!!コミュの中野譜庫のこと

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私はマンドリンに関しては門外漢なのですが、このコミュにはマンドリンに関して薀蓄をもった方がたくさんみえるようなので教えていただけるのではとの期待をもって投稿しました。

マンドリンを弾く方なら故中野二郎氏のことはご存じでしょうし、彼が自分で蒐集した厖大なマンドリン、ギター楽譜のコレクションを同志社大学図書館に寄贈し、中野譜庫という名称で保管されていることもご存じでしょう。

まったくこの中野譜庫は18、19世紀のマンドリン、ギター作品の宝庫のようなもので、世界中から注目されています。
聞くところによると、そのコレクションの一部はかってはデジタル化されインターネット上に公開されていたようですが、どういう理由によるものでしょうか、数年前に公開が中止されたみたいです。
同図書館のホームページの説明では、中野譜庫の目録のみは購入が可能のようですが、コレクションの内容については大学の部外者に対しては閲覧さえも許されないみたいです。閲覧やコピーができないのなら、目録を入手しても何の意味もありません。

皆さんの中で、ご自分で中野譜庫を利用された方はみえませんか。
また、同コレクションの利用方法がいかなるものかなど情報をお持ちの方はみえませんか。

実は、海外のある楽譜アーカイブの団体から、中野譜庫のことで協力依頼を受けているのですが、どこから取り掛かったらよいか調べているところなのです。

コメント(10)

同志社大学の卒業生で、マンドリンクラブに在籍していました。

中野譜庫に関して、同志社大学図書館のサイトで、以下のように説明されています。

========

貴重室資料の閲覧
今出川図書館貴重室資料は、所定の手続の後、閲覧できます。貸出や他キャンパスへの取寄せはできません。
閲覧時間は下記の通りです。
開講期間 平日10:00〜19:00
休講期間 平日10:00〜17:00
(ただし、夏期執務期間は、平日10:00〜17:00のみ)
「貴重室図書資料閲覧願」への記入後、図書館事務室内で利用していただきます。いずれの資料も複写は不可、鉛筆による筆写のみ可能です。なお、利用者が持参されたパソコンは、事務室内で使用できます。

http://library.doshisha.ac.jp/guide/guide/loan_return.html

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EU情報センターおよび中野譜庫の利用については、紹介状等は不要です。どなたでも自由に利用できます。EU情報センターについては、図書館閉館時間の20分前まで、中野譜庫については以下の時間帯にご利用いただけます。
開講期間 平日 10:00〜19:00
休講期間・夏期執務期間 平日 10:00〜17:00

http://library.doshisha.ac.jp/off_campus/off_campus.html

========

参考になればよいのですが……。
ねぎひろさん

貴重な情報ありがとうございます。
どうも同図書館は情報の発信ということについてはあまり熱心でないみたいですね。
ホームページの「学外の方へ」のページを読むと、一般市民の利用は「公共図書館の紹介状がある場合」にのみ入館と閲覧のみが許されると読めてしまいます。これでは不親切です。

要するに上の制限は一般図書に関するもので、中野譜庫など特別コレクションは別枠で誰でも入館閲覧できると解すればよいのでしょうか。
図書館に直接問い合わせればよいようなものですが、「利用を希望されるご本人からの、当館への電話、FAX、E-mail等による直接のお問合せには応じられません。 必ず所属大学・機関または公共図書館経由でお問合せください」と明記されているので躊躇してしまいます。これでは最初から門前払いされているようなものです。

また、貴重資料室の閲覧のページで「・・・図書館事務室内で利用していただきます。いずれの資料も複写は不可、鉛筆による筆写のみ可能です・・・」とありますが、中野譜庫も貴重資料室にあるのでしょうか。結局は閲覧筆写はできてもコピーは不可ということでしょうか。
ねぎひろさんは楽譜をコピーをされたことはありますか。

細かいことをお尋ねして恐縮ですが、もしご存知でしたら教えていただけたら助かります。
卒業生の視点から見ても、図書館のサイトは使い勝手が悪いと思います。これは図書館に限った話ではなく、同志社という組織全体が情報発信に対してそれほど熱心ではなく、不親切です。私の学生時代(1990年代前半)、情報発信に熱心な立命館のことを「はしたない学校や」と評した教授がいました。自意識過剰で殿様商売気分が抜けないのかもしれません。残念ながら、そういうところなんです。


> 中野譜庫など特別コレクションは別枠で誰でも入館閲覧できると解すればよいのでしょうか。

誰でも利用できます。
ただ、同大生が入館し閉架請求する過程と比べれば、いくらか面倒で、回りくどいかもしれません。


> 「利用を希望されるご本人からの、当館への電話、FAX、E-mail等による直接のお問合せには応じられません。 必ず所属大学・機関または公共図書館経由でお問合せください」と明記されているので躊躇してしまいます。これでは最初から門前払いされているようなものです。

確かに面倒ですよね。公共図書館を経由したり、紹介状を取ったりするのは、実は躊躇するほど難しくありませんが、とは言え手間がかかって面倒なことには違いありません。

「大学図書館を利用するために公共図書館を介さなければならない」……この手続きについてはどこの大学でも似たり寄ったりで、同志社だけが特別閉鎖的ではないと思いますが、近所の本屋のように、ふらっと行けて、さくっと閲覧できればいいのに、と、常々思います。


> 結局は閲覧筆写はできてもコピーは不可ということでしょうか。

その通りです。閲覧はできますが、コピーはできません。
「五線紙を持ち込んで鉛筆で書き写すことはできる」と聞いたことがあります。しかし実際に写譜しているひとがいるかどうかはわかりません。

2008年度末までは、館内のコピー機を使って誰でも自由にコピーできました。私も、大学入学以降約20年間にわたって数えきれないほどの譜面をコピーしました。

2009年度から「閲覧のみ/複写禁止」に制限されました。楽譜コレクションの特徴(特殊性)や運用法がまったくわかっていないと個人的には感じています。図書館側は著作権法や図書館法を根拠に制限処置を正当化していますが、例えばパブリックドメイン楽譜について尋ねてみても納得できる回答は返ってきません。とにかく、一律全面的に複写は禁止されています。音楽系の学部学科を持たない大学の限界なのかもしれません。
ねぎひろさん

ありがとうございました。
しかし残念です。残念というより、あきれて情けなくなってしまいました。
教えていただいた内容は外国の通信先に報告しますが、多分、同志社大学図書館は世界中の笑いものになってしまいますよ。こんなことでは、単に同志社だけでなく日本という国自体が文化的な三流国家とみられてしまいます。

私は楽譜を探すため欧米の図書館のwebサイトを丹念に調べています。今、世界中の主だった図書館では収蔵文献のデジタル化ということに力が注がれています。それも、どうでもよいあたりさわりのない収蔵品をデジタル化するのではなく、その図書館の秘蔵であるような貴重なものからデジタル化を進めていますよ。
そうした一流の図書館のホームページには、そのデジタル化の理念として「我が図書館が所蔵する貴重な文献は単に我が図書館の財産であるばかりでなく全人類の共通の文化遺産である。その文化遺産を保全しかつ世界中に公開することが我が図書館の使命である」、「使用による損傷や劣化から文化遺産を保護し未来に伝えるためにデジタル化が必要なのだ」という趣旨のことが等しく掲げられています。
まったくそのとおりだと思います。

それに比べて日本の図書館のなんと閉鎖的で偏屈なことか。
まあ、世界の大きな潮流から取り残されて笑いものにされたときになって気づいて、反省して自己変革に着手するのを待つしかないということでしょうか。

中野譜庫については、他の図書館を経由して複製を依頼する術がないか調べてみます。

話はそれますが、国立音楽大学が所蔵している武井守成コレクションのことについてなにか情報をお持ちでないですか。武井コレクションは中野コレクションと同様、マンドリン・ギター音楽の大コレクションとして世界中が注目しているものです。
同大学のホームページを調べても同コレクションについて何の記載もありません。まったく公開する気がなくて書庫の奥に死蔵しているばかりなのでしょうかね。
> 街角探検家さま

同志社大図書館の判断が楽譜における世界(欧米)の大きな流れに逆行しているという指摘、まさにその通りだと思います。個人的な話になりますが、2003年から2010年までイタリアで暮らし、彼の地の音楽院図書館や公立図書館をいくつも訪ね、多くの資料や楽譜をコピーしました。この実体験から、中野譜庫でもパブリックドメイン楽譜については複写を認めるべきだと考えています。

国立音大の武井文庫については、一般への告知は一切なされておらず、目録制作などの環境整備も進んでいないものの、だからと言って非公開というわけでもなく、音大側とアポイントメントを取れば訪問し閲覧できる、と聞いています。私自身は訪ねたことはありませんが、数年前に直接の知人が実際にアポを取って閲覧してきています。一度、国立音大にお尋ねください。

> 仙鶴老師さま

中野先生の城山町のご自宅には私も何度かお邪魔したことがあります。懐かしい思い出、数少ない自慢話のひとつ、です。

先生がコレクション寄贈にあたって求めた条件が「広く一般に公開すること」でした。ところが、実は禁止されたのは複写だけではなく、譜庫の楽譜(原本およびコピー)を演奏に用いることも認めていません。図書館側は閲覧の機会を確保していることで先生のご遺志は守られていると考えている様子ですが、見ることはできても演奏に使えないのであれば、それらの楽譜は死んだも同然です。楽譜とは何であるかという点がまったくわかっていないのです。我が愛する母校ではありますが、実に情けない話です。
仙鶴老師 さん
ねぎひろ さん

お二人とも中野先生と面識があったとは羨ましいですね。私は中野先生の孫弟子にあたるのですが直接におあいしたことはありません。
私の先生は中野先生の弟子で、今の東京国際ギターコンクールの前身の全国ギターコンクールの創設期に優勝した方ですが、その先生のレッスンでは「この曲を来週までに練習してきなさい」といって古い筆写した楽譜を渡されたものです。そうした楽譜は私の先生が中野先生から借りて筆写したものです。
渡された楽譜を練習するとともに練習ができない深夜に一所懸命に書き写したことを思い出します。なにせ四十数年も前のことですから信頼できる国内出版物は皆無だし、コピー機というものが存在しない時代でしたから手で書き写すしかなかったのです。そうやって苦労して筆写した楽譜のほぼすべては、同じ内容を原典ファクシミリ出版物として持っていますのでまったく不用になってしまいましたが、青春時代の大事な思い出の品として保存しています。また、当時使った写譜ペンも大事にもっています。

注文しておいた中野譜庫の目録が今朝届きました。600ページ以上もある厖大なものです。代価は送料込みで2850円でした。

インターネット上に公開されたギター関係の寄贈コレクションには代表的なものとして
スェーデン国立図書館の Boijeコレクション
デンマーク国立図書館の  The Rischel & Birket-Smithコレクション
アイルランド音楽アカデミーの Hudelstonコレクション
などがありますが、それらを明らかに凌駕する素晴らしい内容です。同じように公開されたら世界中にセンセーションを巻き起こすに違いありません。そうなれば同志社大学の知名度も一挙に上がるし、大学の看板にもなるでしょうし。私が大学の理事であったら大学経営の面から利用するでしょうけど。
「閲覧のみ/複写禁止」に至った原因、理由、経緯等は公開されてないのでしょうか。
もも様
Web公開が中止された理由は判りませんが、著作権の保護のためということは言い訳になりませんよね。中野譜庫に収蔵された曲はほぼすべて知的財産権の消滅した文化遺産であり、パブリック・ドメインと呼ばれるものです。世界に冠たる大図書館の多くが楽譜を含む収蔵物のデジタル公開を進めているのを見れば、それが理由にならないことは明らかです。
ただ、同志社大図書館が楽譜のコピーを認めないことは止むを得ないことだと思います。西洋の古い紙はちゃっこいですから、閲覧を百回も繰り返したらバラバラに分解してしまうでしょう。コピーが禁止なら誰も閲覧しないでしょうから、手間も省けるし原本の損傷も防げるという合理性があるのでしょう。であるからこそ、原本のデジタル化とWeb公開が必要だと思うのですよ。

残念ながら中野譜庫の利用は諦めざるをえませんが、ネット上には他にもリソースは沢山あります。
もし、マンドリンの古典をお探しでしたら、次のようなサイトをご覧になったらどうですか。そのサイトからも沢山ダウンロードできますし、リンクを辿っていくといろいろな発見があると思いますよ。

http://www.mandoisland.de/eng_index.html
http://www.mandoisland.de/eng_index.html
http://pinboard.in/u:mandoisland/t:noten/t:mandoline
http://www.federmandolino.it/htm/spartiti_calace.htm

また、楽譜をダウンロードできる図書館を紹介するためにこのmixiに「図書館は楽譜の宝庫」 http://page.mixi.jp/view_page.pl?page_id=315833 というページを設けましたので、よろしければご覧ください。
街角探検家さま

ご丁寧にありがとうございます。
確かに古い資料ばかりなので状態維持のため、というのはありそうですね。
ただ、譜庫公開前に一部はコピーを作成していた気はするのでそっちをどうにかすればと思います。

私がほしいのはマンドリンのオリジナルではなく、アマデイミケーリマネンテ等の演奏機会のまったくないオリジナル編成のほうなんですがね。つまりIMSLP(別名ペトルッチ楽譜ライブラリー)ですら取りこぼしている楽曲たち。
(マネンテは石村氏が演奏にこぎつけてましたね)

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