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NHKラジオ演芸番組コミュの●2/12〜2/20のレポート

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 レポートとは言いつつかなり穿ってみたり勝手なこと言ったりしてるだけなので、皆さんはこれに惑わされず自由にご発言ください。

■2/12 真打ち競演

●五明樓玉の輔「悋気の駒」…初めて聴く落語家。小朝の弟子らしい。 

●セーラーズ「女が強い」作・南けんじ…若干滑った感あり。作者の南けんじは、たしか古い浅草芸人。調べたら、もう鬼籍でした。女の方が強い時代とか大阪のおばちゃんパワーとかそういった類のユーモアって今の時代どうなんでしょうね? 

●桂米丸「旅行鞄」作・大野桂…落語を作る際の作者の思考プロセス。山手線の中に鞄忘れた。新幹線乗るつもりだった。「駅の人」の取り違い。学生、易者、三人目本物。基本の三段。駅の事務所。できるだけ詳しく話してください。鞄の中に入っている物。無駄な詳しさ。目印はありますか。町会長に似た人が立っていた。駅員が電話。もう一度入っていた物を反復。無駄な詳しさ再来。昼飯食べる。品川駅から電話。見つかった。無駄な詳しさ再々来。反復の手法、ここでも三段。この鞄なら山手線二回りは無事。妻に、ここで待っていろ。私も付いていくわ。なぜだい? 私を忘れられたら大変。

■2/13 演芸特選

●桂文朝「茶の湯」…引越し(転宅)の準備をしている人を見て、「茶の湯ですか?」の反応。「茶の湯に誘われた→作法を知らない→行くと恥をかく→逃げるため引越す」の中間が省略されている。サゲでも、百姓に芋ようかんが当たって「また茶の湯か」と。これも「茶の湯をする→まずい芋ようかんが出る→畑に投げ捨てる→百姓に当たる」の中が省略。
 つまり、省略は笑いになる。

●春風亭柳橋「時そば」…何度となく聴いた噺。何度も聴いたからといって喋れるかというと喋れないのは、聴くだけと演じるの違い。上手くいった人をマネして失敗するパターンの典型(指南もの)。
 こういう噺は細部に耳を澄ます。
 そば代を一文掠め取るのを見ていた与太が、すぐには実行せず「その晩は細けえのがねえから翌日細かいのを用意して」次の日に実行する繋ぎ部になぜか着目。

■2/13 名人寄席

●笑福亭松鶴「一人酒盛り」…こき使われる方の人が一言も発しないのは不自然。不自然なほどしゃべるのが普通である落語の登場人物の中にあっては特に不自然。これ書いてたら絶対変に思うよ。でも話芸でやると成立してしまう不思議さ。サゲ、あいつは酒癖が悪いだけや。

●いとしこいし「医者嫌い」…まさに漫才の手本。冒頭いきなり「君の噂を聞いた」と「医者嫌いなのに医者に行った」ことを噂で聞いている入り方に狙わずのおかしさあり。
 あとは漫才内コント二題。?医者とおべんちゃらを使う患者。病院を馴染みのバーに見立てる。?セルフサービスの医者。もしも医者がセルフサービスだったら…のもしもシリーズ。同じテーマでコントを書いたことあり。人間、同じこと発想しちゃうんですね。
 ギャグを現代風にアレンジして活かせるネタ。医者ものはネタの定番。誰も文句は言うまい。今ふと思いついたが、最近の若手だと子どもの頃の遊びネタ、または中高時代の学校ネタが定番。医者ネタだと生き死にも関わってくるので、極端にブラックなやつと中庸をいくやつを一本ずつ、書くこと。

■2/14 名人寄席

●金馬「嘘つき弥次郎」…「野に寝れば野宿、山に寝れば山宿、カラスなんて枝宿だ」を「枝宿てえのがあるかい」と受ける。金馬の「〜てえのがあるかい」は不思議と印象に残るフレーズ。それはともかく、つまり漫才で云うところのツッコミ。落語では漫才のように明確なボケとツッコミがないように思えるが、ボケ台詞・ツッコミ台詞を気にしながら落語を聴いてみるのも面白い。うそ話ものは改作によってよりシュールレアリスティックな拡がりも可能。

■2/15 名人寄席

●馬生「夢金」…夢オチ咄と言ってしまえばそれまで。逆に、夢に入るところで終わる「夢アガリ」なんてジャンルがあったらどうでしょうか? 「なんだ現実か」って言って夢が生活の基本。このジャンル、開拓の余地あり。

■2/16 名人寄席

●宮島一歩・三国道雄「底抜けラッキー」…いとこいさんにしてもそうだが、この時代の漫才さんは皆しゃべりがスローテンポ。漫才ブーム以降が異常過ぎるのか。東京漫才の祖リーガル千太・万吉からしてそうなんだから(現代でいうとおぎやはぎくらい)、スローテンポはむしろ正統。タイトルでのラッキーの使い方は、高校野球におけるラッキーボーイという言葉に近い気がする。ラッキーボーイって変だよなあ…
 なんとこのネタも夢オチ。大木こだま・ひびきなら「夢みたいな話やな」「そらそうや、夢やもん」となるところ。えんえんホラっぽい話を聞かせていくパターンは必ず夢でオチるのかと思いきや、横山たかし・ひろしはホラそのものがオチでした。ホラ暴き。

■2/18 上方演芸会  

 聴き逃し、無念。音ものを追っかけてる俺としては横山ホットブラザーズは惜しかった。

■2/19 真打ち競演

●バラクーダ…おなじみ「血液ガッタガタ」で登場。音もののパターンが出揃っていた。いわく…音をはずすズッコケ、歌詞を知らないのに歌う、替え歌にしてしまう、輪唱で追い越しちゃう…。他にあるのは…脇で歌ってる(演奏してる)奴がメインになる、中を端折っていやに短く終わる(いずれも東京ボーイズ)。サンバ→産婆はケーシー高峰はじめみんなやってるなあ。チャチャチャ→茶茶茶は苦し紛れ。 

●南州太郎…「おじゃましまっす」のキメフレーズで登場。「おじゃましまっす」は高音であったことを知る。前半は動物モノマネ。ヒグラシからコオロギに移るあたりで詰まる箇所あり。ネタ忘れたか? 後半はギターで懐メロ。歌い出すがすぐに歌詞からつなげた言葉で漫談に戻るはぐらかし。ラスト、霧島昇と蓄音機の物真似でビシッと締めるのはさすが。 

●柳亭小燕枝「天災」…指南ものの典型。指南ものは落語の専売特許みたいで、漫才やコントではあまり見かけない。漫才やコントで指南ものは可能か、しかも現代において…すごく暇だったら追求してみたい。
 
■2/20 演芸特選

●都家歌六芸能博物館「珍品レコード」…今風に言うとレアアイテムをかけるDJ。珠算の自習レコ、張りつめた調子で羅列される数字の読み上げにグッときた。他に、歌手江戸川乱歩、別府温泉地獄巡りバスガイド、木遣り、芸者遊び…古き日本の言葉の色気に酔った。

■2/20 ラジオ名人寄席

●金原亭馬の助「うどん屋」…前半、酔っ払いとうどん屋。酔っ払いの繰り言と同構造反復ギャグの見事な折衷。後半、風邪ひいてる人とうどん屋。他の人に見つからないようひそめたかすれ声を出していると早合点。うどん屋も同じ声で応対。が、「あんたも風邪か」と言われる。サゲ、この解釈で合ってるんですよね? 何度目かに聴いてやっと理解した次第。な〜んかわかりにくいんだよね。

●春日三球・照代「自動販売機」…地下鉄ってどっから入れたの?的疑問は、ラムネのビー玉はどっから入れたの?と最後に出すことで客を安心させる。
 前半、切符の自販機部分は頓知の利いた笑い。切符の自販機は意外に不便。お金入れないと出ないので(当たり前だ)。愛想の良過ぎる駅員がいたら…立川まで買おうとすると、今日は青梅が売れてないんで青梅なんてどうですか? これ、逆方向にした方がよいのでは。船橋までどうですか?と。自販機を当たりはずれ式に。当たると大阪行き。用がなくても行く。大阪で運良く東京行きが出ればよいが、はずれが出て九州行きに。当たりが出るまで旅。自販機は必ずお釣りが出ない方に壊れる。
 後半は単純なギャグ。ジュースが先に出てコップが後に出る。ジュース拾うの苦労した。逆に、うどんとつゆが止まらない。三日間出っぱなし。カレーライスの出かた、下ネタ。
 ドーナツの食べ方。真ん中の穴を残すために外側から食べるがいつも直前で失敗する、はナンセンス。

コメント(3)

おぉ、
すごいですね!最近は録音もサボリ気味なんですが・・・
この調子で解説お願いします!!
 解説は聴いて書き次第バシバシ載っけてきます。
 月曜聴き逃し。火曜から聴きます。
2/20のラジオ名人寄席録音を今日聞きました。
「うどん屋」はいろんな人のを聴いていたので、サゲは既に知っていましたから悩みませんでした。
このネタは擬音もポイントですね。

三球・照代は新味はないけど安心して楽しめる、って感じですね。
照代さんの方が芸暦が長いっていうのにはびっくりでした。

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