ノンライツRF友の会コミュのノイタール５ｃｍF3.5の実写

理研光学が昭和17年2月に発売し、その高性能を謳い「遂にドイツの水準に達した」と広告したノイタール５ｃｍF3.5の実写を、先日行いました。

撮影場所は、神戸ルミナリエ。夜間、点光源というレンズにとっては、もっとも厳しい条件であると云えます。

ノイタール５ｃｍF3.5はコーティングの無い、戦時中のレンズですが、ハロやフレアも無く、それなりに健闘しています。

戦前、理化学研究所の本気は、本当だったようです。

※使用フイルム・コダックプロフォトXL、ＩＳＯ１００・カメラ、ライカＭ５・レンズ、絞り解放Ｆ3.5

コメント(9)

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[4] mixiユーザー 12月14日 23:20

気になっているので、いま調査中。ノイタール５ｃｍF3.5の連動改装はMS－R&Dの宮崎さんです。宮崎さん曰く「作例をプリントして、送って欲しい。非常に興味深いレンズなので気になる」とのコトでした。元々、偏芯があり修正したのですが、修正不足か、それとも”戻ってしまった”のかも・・とのことでした。

ただ、イメージサークル周辺の収差を、わざと樽型にして、画面中心部の解像度を上げるという手法を用いているから片ボケに見えるのか、（それが、片ボケに見えるコトがあるのは、１９世紀のVon Seidelの”七収差論”から、よく知れれています。ドールマイヤーのアドンなどはその典型例）このような、片ボケに見えるような収差補正をした元設計なのかは、プロの宮崎さんにお任せして、調べて貰おうと思っています。

このネタは、２０１３年度の日本産業技術史学会の学会発表ネタに、すでに仕込みをスタートさせております。

おお、これぞ実証研究の醍醐味！

[6] mixiユーザー 12月15日 11:29

≫森のダイナモンドさん

いろいろ、ご指摘ありがとうございます。
このレンズは、もともと３５?用では無く、ヴェスト半裁（３×４）用のレンズなので、当然、イメージサークルは３５?をフルカヴァーする筈です。

MS・R&Dの宮崎さんと、慎重に調べてゆきたいです。
一般には無名ですが、かなり希少性のあるレンズですし、日本の光学史に記録されるべきレンズだと思います。

[8] mixiユーザー 12月15日 16:53

レンズの鏡筒がアルミなので、強度に問題ありそう・・

[9] mixiユーザー 12月15日 23:41

とりあえず、MS・R&Dの宮崎さんところへ、もう一度出してみた！
さあ、徹底的にしらべるぞ～♪

来年の産業技術史学会の学会発表のネタだ！

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