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好田タクトふぁん倶楽部コミュの好田タクトの世界指揮者人名辞典(動画)

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レパートリーは30人ぐらいは作ってきたでしょうか。
同じ指揮者でも、レバインとか小澤征爾はいくつかの曲を使い分けますし、テレビなどでは、「5分で4人ぐらいやってくれ」とか言われたりしますので、フックト・オン・クラシックスのようなテンポある名曲数珠つなぎのような曲でオムニバスのようにやるときもあります。
でも原則的にはその人の演奏録音を使っています。
その中で何人かの指揮者を紹介しましょう。

るんるん「カルロス・クライバー」・・・音楽をまるで子供のように扱う。表情豊かで楽しそうな指揮ぶりは、大道芸にうってつけ。ファンは熱狂するが、一般の人は「この人誰?」 ベートーヴェンの交響曲第7番でこの20年やってきたのだか、最近「のだめ」ブームのせいでまたやる機会が増えてきた。

るんるん「小澤征爾」・・・有名指揮者なのでよく「トリ」に登場させる。困るのは同じ曲でも演奏や指揮ぶりが毎回違うこと。コツはストローを吸うみたいに口をすぼめる。

るんるん「ヘルベルト・フォン・カラヤン」・・・即席カラヤンふう指揮の仕方。?頭はリーゼント。?背筋を伸ばし顎をひき目をつむる。?風呂のお湯をかき混ぜるみたいに。?時には激しくひじを曲げずに空手チョップ。

るんるん「ジェームス・レヴァイン」・・・1998年、関口宏さんが司会をするTBSテレビ「はばたけペンギン」の最終回でシティ・ボーイズが薦める芸人として(他はモロ師岡、ユリオカ超特Q)出演したとき、レヴァインの物まねが一番受けてたなあ。コミカルで分かりやすいからかなあ。

るんるん「レオポルド・ストコフスキー」・・・1994年、横浜野毛大道芸で作家の筒井康隆さんとジャズの山下洋輔さんに一番気に入ってもらい、平岡正明さんの本でも紹介してもらった物まね。指揮者の秋山和慶先生(一応私は特例の弟子)からストコフスキーが来日した時に、秋山先生が世話をしたせいもあって指揮者のくせを教えていただき、「もっと指先を揉むように・・」とアドバイスをもらいちょっとリニューアルした。観客に肩を借りて登場するが、かなりデフォルメして演じている。一度静岡で夜の大道芸でパッフェルベルのカノンでしっとり演ったら、それを前で見ていたばあちゃんが泣き出して「感動した」と万札の投げ銭をしてくれた。ごめんなさい、本当はこんな指揮者じゃないかもしれないんです・・と複雑な気持ちになった。パリでお気に入りの彼のカツラを盗まれたので(いったい何に使うねん?)、今はアルノンクールやカール・ベーム、ゲルギエフと同じカツラを使っている。

るんるん「朝比奈隆」・・・神戸フィルハーモニックみ知人がいたので遊びに行ったとき、指揮者の朝比奈千足(ちたる)さんの前でやったら、「うちの親父はそんなに円運動ばっかりしてない」と怒られた。大フィルの人に直接聞いた話ですが、「屋台の焼きそばをかき混ぜるよう」にするといいそうです。晩年は勘違いも多くてブルックナーの交響曲などでも平気で繰り返しするところをしなかったり、ある意味で楽団員は目を離せず緊張したらしいです。

るんるん「エフゲニー・ムラヴィンスキー」・・・巨匠タイプは個人的には好きだが受けない。激しい曲でも崩さないムラヴィンスキー、途中で腕組みするスヴェトラーノフ、マタチッチ、ベームなど愛着あるが客は散る。だがたまに熱狂的なファンがいて、どこかで私のことを知って、私のチェリビダッケの物まねを見たいが為に静岡の結婚式に呼んでいただき、すごく盛りあがったこともありました。

僕はそれぞれの指揮者のカツラを手に入れたくて、笹塚にある丸善かつらで働いたことがあります。二期会の助演をやっていたときに、そこのカツラ屋さんを知ったのです。だから劇団四季の「美女と野獣」のあごひげや胸毛をつくったこともある。そういう小道具集めも大切です。
以前のように2,3時間もぶっ通して何十人もの指揮者を続けてパフォーマンスすることはなくなりましたが、この指揮者芸は、並行してコントや「げんきくん」などの活動をしているときでも、ずっとやり続けてきました。そしてこれからも指揮者芸はやり続けます。
最近ではNHK交響楽団の齊籐 真知亜さん(さいとう まちあ・ ヴァイオリン)とも懇親にしていただき、新たな知識も増えました。イッセー尾形さんの「都市生活カタログ」のように、それぞれの人間味みたいなものを感じてもらえる舞台を目指していきます。
今度みなさんが演奏会などに行くことがありましたら、ぜひとも指揮者の動きにも注目してください、とはいえ、肝心の音楽もお聴き忘れなく。


2007年11月4日浅草東洋館で催した『タクト音楽祭』の動画をいくつかアップします。

1タクト指揮者人名辞典No.2.朝比奈隆(前半)。
曲目はワーグナー『ニュルンベルグのマイスター・ジンガー』前奏曲。
演奏はアンフィニ・オーケストラ。(音楽監督・クロード小林)

<video src="4247943:db15c990d0f923a094cfb44430f92ffc">

2タクト指揮者人名辞典No.2.朝比奈隆(後半)。

<video src="4227668:8fe7fa3fc2dbd68420ce950b4db52011">

3タクト指揮者人名辞典No.3 小澤征爾・No.4 ジェームス・レバイン。 曲目はブラームス『ハンガリー舞曲第5番』。

<video src="4247973:ce5f42b957ee358ec63fe04b7a8af58e">

他の動画を見たい方は、どうぞぼくのミクシィ・動画をご訪問ください。

http://video.mixi.jp/list_video.pl

指揮者芸は本当は生のオーケストラでやるほうが、演奏解釈も楽団との反応も含めて全然おもしろくなるのですが、そういう機会は最近でこそ増えてきましたが、なかなかありません。
寄席やテレビ、大道芸でやるときは録音した音楽に合わせて一人で演じるのですが、ときどき音響さんとのタイミングがずれたり、寄席小屋では袖で音のスイッチを押すはずの落語家さんがいなくて(おそらく師匠とかが来て、お茶だしとかの為に楽屋に行っているのでしょう)、指揮棒を振り下ろした時に音が出なくて、「あれれ?」とか言いながら自分で袖に行って音響のスイッチを入れに行ったりします。もちろん客席は爆笑ですけど、まあ、これも寄席の面白さのひとつなんでしょうね。


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