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エーリッヒ・フロムコミュのフロム(又は思想・著作)の短所は?批判など。(新

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 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=435496&comm_id=93695
からの続きです。
 
フロム個人、思想、考え方、著作などの短所、批判など。
どんな対象でもいいので出していきませんか?
長所を見出すためにも。

関連トピ
フロムに関連する書籍(分析・評価・批判など
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=5405377&comm_id=93695
フロムの魅力とか
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=435506&comm_id=93695

コメント(21)

ここにまとめるために、
他のトピより抜き出させていただきますと、

ちょっくんさんの発言。
「フロムの本って、オオッって、すごい感銘を受ける面と、それって厳しすぎない?って面もありますよね(・ー・)。あと悲観的すぎる面も。ぼくなんかけっこう、楽観的でアホやねん。だから、そう思うのかも。 」
 そのちょっくんさんの発言に対して。

 私も同感です。
特に、現代社会で生きてる身としては、
資本主義の、人間を消費のための存在にしているという
意味での悪をフロムはマルクス要素的に
根本から指摘しているので。
便利で快楽を享受する生活の恩恵に預かっている分、
辛いですよね。
フロムの視点を学ぶと、現代社会の毒がよく見えてしまう、
ということでもあります。

 視点の根本的な鋭さ、理想主義さで、
フロムの思想をもったままでは、
「人間疎外」な現代社会では生きにくいのかもしれません。
 ある程度は妥協をしなくては、良薬すぎるのかもしれませんね。

 ただ、一度間違いが起これば世界が滅びかねない核兵器が
大量に存在しながら、
積極的に核廃棄しようとしない現代人の意識は、
恐怖に慣れ麻痺してしまっている異常な状態だ、という主張は、
厳しくも受け取らなければなあと考えます。
現在はフロムの時代と違い、冷戦が終わっていますが、
核廃棄の運動も低迷するのでなく、
今こそがチャンスと思いたいですね。
ただ、アメリカの覇権とか、…難しいですが。
 他に考えられるかもしれない短所は、
フロムが60年代に行った政治活動で何かあるかもしれませんね。
著書では「希望の革命」あたりです。
 なるほど、あと精神分析についてはどうでしょう。僕の認識では、心についての学問(科学?)は、フロムの時代より、いまでは精神医学として、体と脳と精神をもっとトータルに考える科学として(以前よりは)洗練されてきていると思うのですが。臨床経験も積み上げられてきただろうしね。

 こうした最新の成果を、フロムが探求してきた人類の人道主義の伝統と、心や性格というものは、たんに個人的な要素や家庭環境だけではなく、ある社会体制の要請(圧力?)のもとで生み出されるのだという発想を結びつければ、現在の心理学、精神医学にありがち(?)な「個人主義的」「体制内的な」限界も突破できるのではないでしょうか。

 フロムもいっていたような気がするのですが、やはり人間が健やかな心ですごすためには、そのようにすごす条件に満ちた社会に変革していく必要があるし(政治経済の人間化)、社会を変えるには(よくするには)、意識と体制の変革を、車の両輪として、相乗効果的に進める必要があると考えます。

 やはり、より多くの人の幸せのために働こうとするなかで人間は成長するし、一人ひとりの人間が変わっていくことが、社会をよくすことにつながるのではないでしょうか。

あれ?どんどん論点ずれた?(・ー・;

 ところで、精神科医やカウンセラーなど心の専門家のみなさんからみて、フロムの精神分析はどうなんでしょう。ぜひ聞いてみたいところです(・ー・?
 自分のHPの方には昔リンクしておいてそのまま忘れていたのですが、ハーバート・マルクーゼ『エロス的文明』でフロム批判がされているようです。概要としてはここで。http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0302.html
 そのうち読んでみたいと思います。まあ、私なりの概要はまた書けても、為になる考察は書く自信が無いのですが。難易度高そうな気もしますし(笑)。みなさんもよろしかったらどうぞ。
6: せりーぬ さんへ

 ちょっくんさんの意見でもそうだったのですが、感嘆しながら読ませていただいています。何か適切な反応が返せないのが申し訳ないです。

 ただ、高度な内容であるために私では咀嚼しきれない部分があり、よろしかったら、「行動力批判」の言葉の辺りをもう少し解きほぐして説明していただけたら嬉しいと思います。

 確認としてつづらせていただきますと。特に著書「愛するということ」において、フロムはフロイトスタイルの類型分けを否応無しに受け継いでいるけれど、それを、生家のユダヤ教をはじめ各宗教の研究の成果が影響しながら、性愛に対して行った点で独創的・画期的として評価できる。その捉え方でまず大丈夫でしょうか。
「行動力」はフロムが「愛するということ」で述べる愛のスキル・技術のことというより、スキルへの無関心の状況も含めて当時の人々全体の愛の表現のあり方のようなものでしょうか。それとも違うものでしょうか。

 5のリンクの書籍評論での。フロイトの思想・独創性として、(現代)文明そのものが人間の本能を本質的に抑圧しているとしている点に注目すべき、というマルクーゼの主張の内容が、せりーぬさんのおっしゃる「愛」の「行動力批判」と対比できる形でしょうか。

 「上のマルクーゼが語るのと同様に」からは、マルクーゼとしてはフロムがフロイトを理解していないと言う、けれども、せりーぬさんとしてはフロイトと同じくらい画期的な偉業をしていると見ている、という解釈でいいでしょうか。

(私は読解力に自信が無いため、こまごまとした確認すいません(^^; )
 あと、「精神分析」に関しては、凡庸なことしか言えないのですが。

 フロムはまず、臨床経験が相応あり、その、わりと個人的な成果、人間主義・理想主義的な影響がある確信を、社会の分析にも・・都合良く?、当てはめていた要素が強いかもしれませんね。フロム好きとしてはどうしてもひいき目に見てしまいますので、厳し目に見て。

 その点ではちょっくさんさんのおっしゃるように、現在の蓄積され発達した臨床心理、脳・心・身体の関連性の研究をもって指摘できる点が多くあるかもしれませんね。
 そういえば脳については、NHKの特集で、「脳とは何か」を解き明かすサイボーグ研究最前線・・のようなものを立花隆さんメインでやっていて興味深かったです。
http://www.nhk.or.jp/special/libraly/05/l0011/l1105.html
http://matsuda.c.u-tokyo.ac.jp/sci/project/nhksp/
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051104_cyborg/
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051107_utsubyo/
mixi内のトピではhttp://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2783006&comm_id=6530
身体のコンピュータ・機械との一体化の研究の発達。そして、難病治療でもあったのですが、脳への(電極の)刺激で、こうも人格が変わりえる(治る)のか、という衝撃もありました。私自身も持病の関係があって脳内の疲労のメカニズム辺りを多少知ってたりするのですが、脳内物質の影響とはここまであるのか、とも。

 また、ちょっくんさんの意見の「現在の心理学、精神医学にありがち(?)な「個人主義的」「体制内的な」限界も突破」など、そしてせりーぬさんの意見の愛の類型分けという独創性など、それぞれおっしゃる点で、やはりフロムの成果を現代に発掘・還元・啓蒙・活用する必要・余地があるのではないかと思います。
>せりーぬさま & たーぼーさま

一つ前の書き込み削除しました。すみません。

>フロムを精神分析というのか?

内容が難しいのでよかいち場違いな事をいうかもしれま
せんが自分の思ったことを話します。

『精神分析・臨床心理』って言うのは精神病を治療する
学問の様に思えます。病気の方を普通の人と同じように
生きる事が出来るように手助けをする為の学問の様に
思えます。

『フロム』は心の発展。病気を治したその次のステップ。
普通の人が愛に満たされて生きるには?
この世の社会とどのように向き合っていきていくには?
より人間らしく生きるには?そんなことをフロムは考えて
いたのではないかとか思います。

僕自身も病気で、自分を周りが攻撃する錯覚に悩まされ
ました。そんなとき『愛するということ』を読み、
愛するという技術を身につける。将来はそんな方へ進もう。
今は自分への厳しさに耐えられないけど、今は愛するという
技術が0でもいいんだ。愛情深い人間になろうと、数年後の
自分への希望が得られた様な気がします。

ちょっと自分中心ですがそんな風に感じています。
>せりーぬさま
ご返答ありがとうございます。ボクは精神分析と精神医学
カウンセリングを誤解していたようです。フロイトや
ユングの考えやフロムの考え、をよく知らないで
(入門者用の本ばかり読んでいました。)フロイトやユングを
病気治しと勝手に位置づけてしまった自分を反省します。
病気以前に思想がある。そこが基本となって、いろいろと
発展してきた学問なのですね。

ただ違った環境でどれだけ人間共通の心理を見極めるか...
また孤高の天才を理解するにはどれだけ心理学が、その天才を
捉えきれるか?そんなことも考えてしまいます。(外れた
かな?)

フロムが好きってだけで、まだフロムの本を読んでも忘れて
しまう自分が居ます。今読み返せばまた自分の中に
あらたな発展があるかもしれない。愛するということを
また初心に返って読んでみようとおもいます。
(支離滅裂でもうしわけない。)

また道を外れそうになったらお導きお願いします。

>たーぼーさま
リンク見ました。目のサイボーグが凄いと思いました。
600万ドルの男やバイオニックジェミーの世界は
もしかすると今の科学では可能なのかな?とか思ってしまい
ました。脳のメカニズムの解明(心理的な物、物質的な物)
は進んでいるのですね!
>9: よかいちさん の書き込みに関連させて、少し書いてみます。

 フロムの主張としては、社会としての病性を見て、私たちの一期間の一社会で正常だとされているものの方が実は(狂気や重度の症状とまではいかなくても、軽い疾患としての)神経症などの異常な状態であったり、繊細で真に正常な感覚を持っている人間はその病んだ社会においてはかえってその負担によって心を苦しみ病まざるをえない、というようなことを言っていたと思います。
 また、悪く表現すれば、自分が正常だと思ってるかもしれないけど、歪んだ社会に適応していること自体からもそうだけど、みんな少しずつは病気で、正常でいるのは難しいのだよ、と。
 そしてフロムが指差す先は、輝く灯台として方向を示してくれますが、個人が到達するべき人格の地点としては、各宗教の神秘主義や、仏教・老荘思想・禅などの東洋の神聖なものを念頭に置いていることもあり、えらく高くに置いてあると感じています。

 人文学・社会学(をやる人)は社会のお医者さんということをどこかで聞いたことがあるのですが、フロムはまさにそうではないかと思っています。
 社会の、体というより心のお医者さん、という見方が面白いかもしれませんね。その心に該当するのは、特には、社会を形づくる人間全体と、その人間全体に心理的に影響を与える社会の構造(のあらゆるもの)になるでしょうか。診察というか観る際には、人間の趣向・考え・動向・性格・神経症などの統計・傾向。様々な社会問題。資本主義の悪弊を始めとする、自動機械・ネットなどの文明(脳・体との関わり)、(消費)ブームや娯楽(お笑い)の移り変わり、投機や株などのマネーゲーム、ナショナリズムを含めたメディアの姿勢、などが人間全体への心理に影響を与える仕組み、又は、当然人間と社会の様々なシステムが相互影響しあってるので、人間のどの心理から浮かび上がったり作られたりしてきたものか、として挙げられるかもしれませんね。 以上、試案・抽象的ですが(^^;
>たーぼーさま
お返事遅くなってしまってすみません。
昨夜や今朝書き込みしようと思ったのですが、
なかなか考えがまとまらず、現在もまとまっていません。
でも書き込み致します。つっこみ、みなさんよろしく(汗

>私たちの一期間の一社会が正常とされているものの方が実は病んでいる。

なるほどと思います。自分の話で恐縮ですが、よかいちは
精神科の先生には『普通であれ』と教わってます。高い事
高い精神のレベルを保持しようとして(その宗教的な生き方
が本来の人間にとって重要なのかもしれませんが)精神的に
病的になるくらいなら普通であり普通の幸せを求めなさい。

もっともだなぁと思い普通の人である事を求めるように
なりました...(でもやっぱ今でも人とは違うという
美酒に酔いしれたい自分があって、またそれを治して
行きたいです)

ただ普通を通り越して、バカになっているような気も
します(汗)バカでもその方が自分に素直で正直で居られる
...(常識がないと不快感を相手に感じさせますが...)

社会...なかなか難しい、なんというか
あまりに社会に住む人間が多種多様で混沌として
つかみ所がないです。ただ自分が解ってることは
これが好き、あれが好き、共感してくれる人がいて
それが解る...嬉しい、そんな単純な事しか
解りません。出来ることなら好き嫌いをなくして
全てが好きと感じ大きな心でみんなを受け止められれば
...そんな夢を持ってます。こんな夢をみるきっかけ
を作ってくれたのもフロムに大きく影響を受けている
と思います。ありがとうです。たーぼーさんやこのコミュの
参加者のみなさんにもありがとうです!
>せりーぬさま
卒論打ち直しがんばってください!よかいちには難しそうです
が、何回か読んで理解したいなぁと思います。公開の時には
ぜひこのコミュにもURLを貼ってください。

倫理学的論考...フロムにぴったりの様に感じます!
(なんか勘違いしてたらご指摘お願いします)

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