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カール・マルクスコミュの前衛党を否定した者の末路(左翼運動の歴史、13)。

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前衛党を否定した者の末路(左翼運動の歴史、13)。


あらゆる組織、権力は腐敗し、官僚主義化するというのは、イタリア・ファシズムの支持者、マックス・ヴェーバーの友人であるロベルト・ミヘルスの主張です。

しかし、こうした主張を持つ者は、ファシストか、アナキストになるしか、ありません。

大杉栄の影響を強く受け、前衛党を必要としたがゆえに、レーニン、トロツキーは、スターリンと同じくらい悪いとしたのが解放派でした。

解放派は、前衛党の「鉄の規律」を否定し「感性の無限の解放を!」をスローガンとしました。

革マル派に放逐される前、解放派は、早稲田大学の政経学部自治会、文化系サークル連合の執行部を掌握しており、彼等が早稲田祭実行委員会を主導した時、掲げたスローガンが「感性の無限の解放を!」でした。

解放派の指導者、佐藤慶明(ペンネーム=滝口)が、最も、嫌ったのが、レーニンの「千人の愚者より、1人の賢者の方が重要である」という言葉であり、賢者だけから構成され「鉄の規律」を持ったエリート主義的レーニン的前衛党でした。

スターリンのソ連共産党、現在の日本共産党は、愚者でも、入党できる組織ですから、レーニン的前衛党ではありません。

日共は、毎日、受付、毎月、入党です。

解放派の「感性の無限の解放」とは「殴りたい時に殴れ」「SEXしたい時にSEXしろ」というもので、社青同内で、協会派を「民同の犬」だとして殴りました。

社会主義協会のバックには民同、社会党がついています。解放派が、かなう相手ではありません。

1966年、社青同東京地本第七回大会において、協会派は、東京地本の執行部である解放派が座るはずの演壇を占拠し、解放派を挑発し、「感性の無限の解放」として暴力を振るわせました。

解放派は、素手で殴りかかりましたが、協会派は、あらかじめ、鉄パイプを準備に、解放派をメッタ打ちにし、軍事的に勝利しました。

直ちに、協会派は、社青同全国大会を大牟田で開き、「解放派というテロリスト集団を社青同から排除するために東京地本を解散し、新たなる社青同東京地本を再建する事」を決議しました。

協会派は、政治的にも勝利し、解放派は、社青同から追放されました。

早稲田では、革マル派が文連執行部を奪取した事に激怒し「感性を解放し」、早稲田の学生会館に火炎瓶を投げ込みました。解放派は、早稲田から放逐されました。

政治集団というものは、「鉄の規律」が無ければ、アナーキーに「殴りたい時に殴る」「殺したい時に殺す」「SEXしたい時にSEXする」という解放派のようなものになるのです。

社青同を放逐された解放派は、革労協、反帝学評と名のりました。

解放派の学生は、中核派と共に街頭武装闘争を実行して惨敗し、「殺したい時に殺すのが、感性の解放だ」として、全学連の学生を虐殺し始めました。

労働者の解放派は、東京都の交通局の路面電車撤去阻止の闘争を、労働組合の機関決定を取りつけることなくして、実行したため、組合統制処分を受け、その直後、東京都当局から行政処分を、受け、東京都交通局の解放派は、組合運動が不可能な状況に転落しました。

解放派最大の拠点=東京都水道局でも、70年安保闘争として、1時間の職場大会を開けただけです。

解放派の拠点=国労高崎地本は、全国の国労の地本の中で、最も、マル生組織への加入率が高い地本として有名になりました。

国鉄当局、警察権力は、鉄の規律を持つ右翼組織として、マル生組織を作るわけですから、前衛党組織を否定し、アナーキスト的な労働者の「仲良しクラブ」しか作っていない解放派は、何の抵抗も出来ませんでした。

当局側の右翼組織に弱いことでは、解放派は、日共、民同より、はるかに弱かったのです。

しかも、労働者解放派は、元来、普通の民同だった者が、60年安保闘争に煽られて、少し左傾化しただけの集団。

その感性は民同と同じものですから、「感性の無限の解放」の結果、民同ダラ幹との感性を無限に開花させ、普通のダラ幹になりました。

学生解放派は、狂信的な学生としての感性を無限に開花させ、連合赤軍的な殺人集団に転落しました。

革マル派と見なした者だけでなく、革労協内部の殺人も多数、実行されました。

そして、国家権力の謀略殺人を、自己の戦果として、追認するスパイ集団に変質しました。

1977年4月15日、米軍特殊部隊を含むものと思われる権力の謀略部隊は、革マル派幹部ら4名を、ワゴン車ごと、ナパーム弾によって焼き尽くしました。

革労協を、それを、追認しました。

革労協の機関紙には「革マル派をせん滅した」とあるだけで、いかなる手段、武器で「せん滅」したかについては、何も書かれていませんでした。

焼殺した事も書かれていませんでした。

新左翼の「内ゲバ」の武器としては、ナパーム弾は、あまりにも不自然すぎます。

「内ゲバ」においては銃さえ、使用された事が無いのです。

立花隆は、あまりにも、インチキです。

彼は『中核VS革マル』なる本の中で、公安警察、中核派、革マル派の「三国志」として、書かれなければならないと書きながら、公安警察の戦略、戦術、行動については、完全に沈黙しています。


アメリカでは、マルコムXが、ブラック・ムスリム同士の「内ゲバ」に、見せかけたCIA、FBIの謀略殺人によって暗殺されたという事が叫ばれていました。

「内ゲバ」に見せかけた謀略殺人とは、CIAの常とう手段です。

アルジェリアには、イスラム急進派の仕業に見せかけた、イスラム急進主義の支持者である住民の大虐殺が実行されました。

アメリカは、この殺人が、「イスラム原理主義者」の「内ゲバ殺人」だと宣伝していますが、それを信じるムスリムは、全世界に、ほとんど、存在しません。

イラクでも、スンニー派の仕業に見せかけたシーア派アスカリ聖廟爆破が行われ、イスラームの宗派間の「内ゲバ」を激化させました。

デマゴーグ=立花隆の言うことを盲信し、「国家権力の謀略など無い」と狂信的に信じている方は、現在のイラク、アフガニスタンなどの国際情勢など理解できないでしょう。



本題に、もどれば、革命組織の「鉄の規律」を否定する者は、連合労働貴族に埋没するか、殺人集団、権力のスパイ集団に転落するしかないのです。

観念的な抽象論ではなく、具体的な事実を挙げて、意見を述べて下さい。

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