てのべ伝説コミュのただ食べたくて。。。

もう一度、てのべが食いてぇ！と思い、脳みそフル回転。
昨年１２月初旬、一つのプランが浮かんだ。

「そうだ。手紙を書こう。」

送り先はおいちゃん、ではない。だって知らないもの。住所。
では、どこへ？

それは、そう。お悩み解決といえばもちろんこちら。
　『探偵ナイトスクープ』
視聴者の悩みを解決するこの番組。
この番組に全力投球！マスコミの力を借りちゃおう！

失敗は許されない。２度目は無い！
勝手にそう思い込んだオレはただひたすらに『採用されやすい文章』を考えた。
ナイトスクープ愛好家なオレ。
過去の傾向により、次のポイントは有効的だと考える。
　?単純におもしろい
　?感動的
　?びっくり情報

そして、それらをある程度踏まえてできた手紙がこれだ。
↓↓↓

★★★★★★★

西田局長、マリさん、探偵局のみなさん、こんばんは。
〜〜〜〜〜
現在、私には彼氏がいます。
私はその彼をよろこばせようと、はりきって色々な料理を作ったりするのですが、彼はいつも「うまいけど『てのべ』のがうまいな。」などと失礼なことを言うのです。

「てのべ」というのは、彼氏やその友人達が高校の時から行っていたラーメン屋さんの事で、2年ほど前にお店を畳んでしまったらしいのです。
彼氏は事あるごとに「もー１回でいいからてのべ食いてー」といっています。

手で延ばすと書いて、手延べ。
すごく狭いところで、麺を打って伸ばすというその技も凄かったのだそうです。
彼氏は「あれの代わりはこの世の中には無い。」とまで言っています。

そこまで言われたら、私もそのてのべラーメンというものを、一度でいいから食べてみたくなりました。
そして彼氏にも、てのべラーメンをプレゼントして、もう一度食べさせてあげたいです。

そこで探偵のみなさんにお願いです。
そのラーメン屋のご主人を探してもらいまして、さらにバレンタインデーにラーメンを作っていただく事はできないでしょうか？

Ｐ．Ｓ　彼氏には内緒でお願いします。

（原稿草案）
★★★★★★★

彼女が書いた風な手紙だが、実際はオレが勝手に作った文章。
『彼女が彼氏の為に』ってところがミソですよ♪
バレンタインに照準を合わせたのは、いつまでも心そわそわ待ち続けるのはイヤだったから。

で、冒頭料理のくだりで、かるいジャブ笑いを誘う、みたいな。
　　↓
で、彼女と探偵ががんばっておいちゃんの消息を探る。→おいちゃん発見。
　　↓
で、おいちゃんの達人芸を目の当たりにして、探偵驚愕。ベチンベチン麺延びる♪
　　↓
で、何も知らない彼氏、驚き顔で探偵とご対面。「えっ!?何なに？ナイトスクープ？」
　　↓
で、彼氏的には高校時代からの思い出のおいちゃんと感動のご対面。
　　↓
で、一心不乱にてのべを食う。食う。食う！
「前より、ちょっとしょっぱくなったね。いっけね、オレの涙のせいか」的な画づらもイケるね♪


さてさて、なすべき事は全てやった。
後は採用され、ラストで西田敏行に感動の涙を流させるだけ。

よーし、こい。



すると１月初旬、手紙を書いて送ってくれた人の元に一本の電話が入った。

「ＡＢＣテレビ『探偵ナイトスクープ』のディレクター○○ですが。」

オレは耳を疑った。が、事実だ！

『食い付いたっ！』オレのテンションは例えようのないぐらいに上がった。。。

そして色々質問されたようだ。それから、聞くとまだ本採用ではないらしい。
さらに取材クルーと探偵のスケジュール上、平日１日しかロケ日がないとの事。
平日大丈夫？それでもよいか？との事。


なんの、てのべが食べられるのならば仕事を休むまで！


そこまで意を決していた訳だ。

しかし。。。



　　　無念！



こちらの気持ちとは裏腹に、不採用に終わっちまいやがった。
スケジュールがどーたら、という理由。
大阪から北九州にロケ連れてやってくるほどは、そそられなかったってーのかい？
ま、いずれにしてもこのプランは敗れた訳さ。

これ読んでてヨダレまで出してた人ごめんなさい。

でも通常、週に３００〜５００通の依頼が来るらしいから、引っかかっただけでもすごいっちゃすごい訳っす。
ま、てのべ食えないなら意味はないんだが。


採用されたら、オレの友達や、てのべコミュのみな様にも声をかけ、幸せのお裾分け♪
で、みなで、てのべＰａｒｔｙ☆をするつもりやったのに（泣

力不足で申し訳ない！

でも、オレ！
まだあきらめませんっ！