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巌クラブコミュの活かす拳 断つ拳

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唐突だが、巌クラブ、その起源を語ろうと思う。

活かす拳、略して活拳を日々研究していた私、その時12歳。活拳とは、我が力を活かし、相手を活かす。そしてそれはまた自分を活かすことになる。というのがこの拳の特徴とも、原点とも、目指すべきものとも言える。

私はその教えを生真面目に守り、実際中学一年までは相手の目を狙わなかったし、また、勝つことよりも、相手を活かす戦いを重んじていた。

それをあっけなく壊した男。それが・・アッ君だ。

アッ君は、活拳とは逆の、断つ拳、略して断拳の使い手だった。

断拳とは、自分の理性を断ち、相手の意識を断つ。そして自分の大事な人(たとえばユリア)を断つ事で、さらに強くなれると信じて止まない拳である。

アッ君もまた、そう思っていた。
私とアッ君は学年で最強と呼ばれており、誰もがどちらが上か、知りたくてしかたなかった。周りは私たちを煽った。先に殴りかかったのはアッ君だった。私は、「よせよアッ君!」と言って抑えようとしたが、ものの見事に私の意識は刈り取られ、その翌日からは負け犬巌、小さい巌、弱い巌、と呼ばれるようになった。

それからニ三週間(いまいち覚えていない)登校を拒否していたが、パソコンの前に座り続ける私を家族がけむたがり、それでしかたなくちょっとずつではあるが学校へ行くようになった。

学校の連中とも次第にわだかまりがとけて、やっと軌道に乗ってきたころ、また奴が現れた。アッ君だ。

アッ君はこう言った。「こりもせずまた来たか。今度は地獄に落としてやるぜ!」

巌が同じミスをするはずはなかった。

私の放ったクロスカウンターでアッ君のすべては粉々に散った。

それから一週間後、帝王だったアッ君は机に花を置かれたりするキャラへと変貌した。そしてその一週間後には引っ越した。

こんな言い方だと、まるでただの甘酸っぱい青春だが、それだけではなかった。

巌の拳は、すでに活拳ではなくなっていたのだ。そうだ、巌クラブとは、活拳と、断拳の間に位置するクラブ、なのだ。


なぜそんなことを語ったたかと言うと、その永遠のライバル、学園の帝王アッ君がこのミクシーをやっているという情報を聞きつけたのだ!私はアッ君に声をかけようと思う。恨みなんて、そんなのではなく、ただ純粋に武道家として、仲間として・・。

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