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江戸を歩くコミュのお江戸の時刻

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 年が明けたと思ってたら、もう夏至なんですね。
梅雨入り前のここ江戸東京では、あちらこちらで祭りが行われています。先々週は浅草三社祭でしたね。見に行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 さて、現在は一日を24時間で均等に割られていますが、江戸時代では日の出と日の入りを基準に時間を定めていました。
それが「不定時法」といわれています。

 子供の頃、「おやつショートケーキの時間だよ!」と親が言うと、吹っ飛んで取りにいったものです。この「おやつ」という言葉の語源は、江戸時代中期頃まで一日二食おにぎりだったため、八つ時に小昼といって間食をするようになってから、間食=おやつという意味になったそうです。

 
忙しい現代に不定時法は不向きですが、友達や知人同士で遊びがてら使ってみてはいかがですか?
私は明け六つに起きて出勤し、暮れ六つには帰宅します。
丑刻に、たまに金縛りにかかりますふらふら

コメント(3)

現代は人が時間に合わせてますが、
江戸時代にはまず、人ありきだったようですね〜。
一刻が約二時間というのもアバウト感まるだしで
いいですね(笑)

時代小説を読みはじめの頃時間がわからなくて、
江戸時代の時計が欲しい〜〜〜と本気で思った事があります。

時間だけでなく、暦も。夏のお話だと思っていたら、
秋だった。どして???と
何度も罠?にかかりました(笑)
大雑把に日の出と日の入りを基準に生活していましたからね。
江戸では、春分以降の長日(ちょうじつ)の期間に、家、道路、橋等の建設が多かったそうです。
理由は、同じ手間賃で大工さんの働く時間が実質的に長くなるからということでした。

 はじめまして

 余暇に江戸時代(とくに元禄期)の時代考証などやってる者です。

 よくある間違いですけど、「明六つ」は「日の出」ではなく、「夜明」の「時刻」。「暮六つ」は「日の入り」ではなく、「日暮」の「時刻」です。

「時間」というと「時の長さ。時の流れのある一点からある一点まで」。なので、「時刻」とします。これは、「時の流れにおける、ある一点」です。

 毎年でている『理科年表』(国立天文台編)には、「夜明」、「日暮」として、「太陽の俯角が7度21分40秒」 の日本各地の時刻が載っています。10日ごとだったかな。

「日の出」とは、「太陽の上縁が地平線(水平線)から現れる時刻」で、「夜明」の後。
 すでに空は白々と明るくなっています。

「日の入り」は「太陽の上縁が地平線(水平線)に隠れる時刻」で「日暮」よりも早い時刻。
 まだ空は明るさを残しています。

「夜明」は、「日の出前、太陽の中心が地平線下7度21分40秒にあるときの時刻」で、感覚的には 「日の出前の薄明が始まった時刻」。
 まだ暗い時刻から東の空を見る。数日もやれば、空の明るさの変化で「夜明け」を感覚的につかむことができるでしょう。

「日暮」の定義も 「太陽の中心が地平線下7度21分40秒にあるときの時刻」。「日の入り後、闇空となった時刻」です。

 不定時法の時刻変換ソフトです。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se138266.html

 日本では、遣唐使が持ち帰った暦を貞享(元禄のひとつ前の元号)まで使っていました。
 しかし、日蝕の予測が外れるようになって、さあたいへん。
 幕府お抱えのプロの碁打で天文学に通じた渋川春海が天体観測によって日本のオリジナルの暦を作りました。
 以来、何度か改暦されましたが、江戸時代最後の天保暦は、ケプラーの楕円軌道の法則までとりいれた精密な暦でした。
 江戸の時の鐘が知らせる時刻も感覚的なものではなく、暦を参照し、線香が灰になる速さを使うようなことまでして、正確に時を告げていました。

 不定時法の時刻は、その土地によって、季節によっても変わってきます。なので、江戸時代の時計は節気ごと(半月ごと)に昼時間と夜時間の切り替えのタイミング(明六つと暮六つ)を調整していました。

 大名時計の上にある二挺の天賦は昼用と夜用で、錘の位置による周期調整で昼時間と夜時間を決めていました。毎日の切り替えは自動的。これは、鉄砲鍛冶の技術によるものです。


 ちなみに、「刻一刻」の「刻」は、不定時法の「刻」(とき)ではなく、天文学で用いていた当時の定時法(1日を100等分して一刻としたもの)の「刻」(こく)です。一刻は、約14分24秒。



『日本の地震災害』(伊藤和明著/岩波新書)の書評にこんなのがありました。

 あまりほめちぎってばかりでは何なので,一点だけ欠点を指摘しておくと,江戸時代の民間で使用されていた時刻制度は,定時法(1日を12等分する方法)ではなく不定時法(日出と日没を基準として昼間と夜間のそれぞれを独立に6等分する方法)なのだが,本書の説明は定時法のみにとどまっていて不定時法にあらわれる季節差に言及していない.唯一惜しまれる点である.しかし,これは完璧さを要求しすぎるというものであろう.(静岡大学教育学部 小山 真人)

 大学の先生でも間違って覚えて、それで批評してるんですねえ。

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