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ウルトラマンコミュの科特隊宇宙へ

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『科特隊宇宙へ』は、科特隊とバルタン星人の全面対決を描いた一大娯楽作品だ。密かに侵入して策略を使う宇宙人はそれこそ掃いて捨てるほどいる(バルタン星人の子孫たちもその例に漏れない)が、『科特隊宇宙へ』のバルタン星人は策略を用いて堂々と侵略しているのである。
 堂々進軍の影で姑息な策略を巡らした謎の宇宙人『さらばウルトラマン』、堂々力技で奇襲を仕掛けてきたアイロス星人『ウルトラセブン・V3から来た男』、正面から侵略計画を進めたゴース星人『ウルトラセブン・史上最大の侵略』など、第1期シリーズでも堂々型の劇場型侵略はほとんどないが、第2期となるとさらにない。たぶん大兵力で地球の防衛組織と全面対決した第2期ウルトラ侵略者は改造ヤプール『ウルトラマンタロウ・逆襲!怪獣軍団』だけだと思う。それだけ構成が難しい話だとも言える。
 『科特隊宇宙へ』の面白さは東宝の『地球防衛軍』や『宇宙大戦争』の、玩具箱をひっくり返したような華やかさにある。一箇所で行われる一対一のタイマン勝負も面白いが、そこら中が戦場になるバトルロワイヤル的な乱戦はよりいっそう華やかだ。
 片やスペルゲン反射板で武装、光波バリアを展開するバルタン星人、片や自動追跡装置、宇宙ビートル、マルス133、金星ロケットフェニックスと新兵器を惜しげもなく繰り出す科特隊、ウルトラマンもスペシウム光線を初手から発射、八つ裂き光輪、テレポーテーション、ウルトラ眼光を駆使してバルタン星人の思惑の全て上を行く抜群の格好良さよ!
 テレビサイズでここまでヒーローを格好良く描くことができた作品など空前にして、ほとんど絶後だと断言してしまおう。それどころか『科特隊宇宙へ』は、不必要な『間』やだらだら続く攻防戦がない分だけ、『地球防衛軍』やら『宇宙大戦争』やらの攻防だらだら垂れ流し劇場版の、言っちゃ悪いが『形だけ大作』作品よりも素直に楽しめる作品になっていると思うのだ。

 個人的には朗らかな顔で完全に気が狂っている岩本博士やバルタン星人の群れを相手に単身奮戦するイデ隊員、あくまで救助を優先するムラマツ隊長らの姿が大好きだ。

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