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だってフィリピンですから・・・コミュの親父vsフィリピン その2

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親父は闘う。

自分では闘っていることにすら気づいていないけれど。

やりかえすことも実際にはできず、一方的にぼこぼこにされているだけだけれど。



今回は引き続きそんな親父vs建築業者。


建築業者に来てもらってそこのボスであるアーキテクト(建築家)に工場全部のレイアウトから配線まで説明したらしいんですよ。


で、次の日。

建築家の部下が工場にやってきて、昨日言われたことをきちんと図面にしたいので、採寸をしたいとのこと。

まあセブにおいては当然の帰結ですけど、説明はぜ〜んぶ最初からからやり直し。

親父は無論そこで怒るわけですよね。

「昨日お前のボスに説明したし、なんかメモみたいなのも取ってたじゃないか!」

って。

でも叫んでみたところで、何が変わるわけでもなし。

もう一回、2時間くらいかけて口頭で説明し直し。そして採寸。


で、採寸してから2,3日経ち、何事も起こる気配がないのを見て一体あの採寸は何だったのかといぶかりだす親父。

採寸してから2,3日でなにか進展があると思ってる親父を見て、この人は一体何を考えてるんだろうといぶかる俺。

親父に催促されてしょうがないので催促のお電話をすると、今度は「それぞれの機械のスペックが知りたい」という全然関係のない話が持ち上がる。

「そんなのこないだ来た時にチェックすればいいじゃねえか!なんで一緒にやらねえんだ!」

と、日本だったら至極まっとうな疑問を呈する親父。


でも泣いても喚いても怒っても状況は何一つとして変わらないので、またもや工場に来てもらって一個一個説明。

そこでレイアウトが少し変わっていることに気づく建築業者スタッフ。いつの間にか機械が増えてるし、場所も変わってる・・・。

しかも彼にはどの機械がどこに変わったのかまるでわからない。英語もいまいち通じないしなによりも怒ってばっかりいる偉そうな日本人に訊くのも億劫なので、彼は採寸を最初からやり直すことにしたらしい。

それを見て、「まーた採寸やってやがる!こないだやったじゃねえか!」と怒りだす親父。

『いや、それはあなたがレイアウトを後から弄ったせいです。もともとのレイアウトの図面が終わった後だったらそれを見ながらどの機械をどこに移動したっていうのもわかったでしょうけど、それもできていないの動かせばそれはそうなりますって。』

というツッコミを心の中に秘め、採寸を続けるスタッフに同情する俺。


そしてまた2,3日が過ぎ、またもや進展がないことにいら立ち始める親父。

どうしてこの人は経験から学ばないのかといら立つ俺。

しぶしぶ建築業者に連絡すると、「見積もりを出したいんだけど、それには建築家からの図面が必要だし、多分図面は一週間くらいは最短でもかかると思う」というお答えが。

「図面描くのに10日間くらいかかって、それから見積もりを出すから、着工まで二週間くらいかかると思います」と、適当にサバ読んで親父に報告。

「そんなに待ってられるか!俺は3週間後には日本に帰るんだよ!見積もりとかどうでもいいから早くやってくれよ!」と親父様。

・・・ほほう、図面も見積もりもなしでさっさとはじめてもらおうと?ある意味とてもフィリピン風ですけどね。


しかし、めんどくさいことに増改築やら配線やらは、メプサの許可が下りないとできないらしい。

「そんな許可なんて先に取っとけばよかったじゃねえか!ったく、なーにをいまさら言ってんだか・・・。っとにお前らはどうしようもねえな!」

だ〜か〜ら〜、図面が必要書類の一部なんですってばさ。そしてその図面を完成できないのは誰の所為でしたっけ?


「もういいからとりあえず許可待ってる間に配線だけスタートしろよ!日本だって配線は後で申告すればいいんだから!」

いや、日本はそうかもしれませんが、ここではそうじゃないかもしれないと一瞬でも思ったことないですかね?ああ、ないですか、そうですか。


しかしなんやかんやで一番簡単な増築の許可をネゴの結果特別に下ろしてもらって、とりあえず着工。

「ほらみろ、フィリピンは建て前ではいろいろ言うけどネゴでなんとかなるんだよ!」と得意げにフィリピンのなんたるかについて講釈をたれてくる親父。今回の措置がどれだけ特別なのか全く理解してないな、この人。


しかし、せっかく特別に許可をおろしてもらったものの、この急な展開に建築業者はついてこれず。材料やワーカーの手配にもたつくわけだ。

結局シンプルなパーティションを作るのに着工から5日間かかったのかな。

「考えらんねえなこいつら。こんなの日本なら半日仕事だぞ!」とあきれたようにぐだぐだと言い続ける親父。

いや、セブにおいては、普通はスタートするまでに半日はかかるもんですが?


でもね、そんな親父がさ、他の日本人にはね、

「もーほんっとフィリピン人はやることなすこと遅くてねえ。でもまあ僕なんかもう鷹揚に構えることにしててね。もうね、『で、いつできるの?あっそー?まあ頑張ってねー』みたいなもんですよ」

とか言ってんのよね。

・・・どうも自分なりには鷹揚に構えてるつもり・・・みたいね?


でもこれさ、よく考えたら親父がフィリピンにやられてるより、俺が親父にやられてる話になってないか!?

もういっそのこと親父のエピソードをメインにして『だって親父ですから』っていうコミュを立ち上げたほうがいいような気がしてきました。

コメント(2)

いやいや。

やられてしまっているお父様を冷静に心の中で突っ込みを入れ、かつだてピンねたを構想しているB級さんな図ですね。w

さすがに悟りの境地に立っている方は違います。w


大体、建築家は何をやっているんだ、というのがそもそもの発端だったと思うのですが、

何度も同じ説明を2時間もして、来る度に採寸して、ちょっと動かしたらまた採寸して、

やっとゲットした許可にもかかわらず、その展開にワーカーたちはついて来られず、

一向に何の進展もない工場を見ているお父様の図は、哀愁さえ漂ってきます。


着工してからの巻き、が楽しみでです。w
このネタ、今読みました♪

最近、忘れている『日本人的感覚』っていうのを思い出させていただいたお父様にちびりと感謝です。

『だって親父ですから』今後も楽しみです。

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