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お金のない社会コミュの少年が世界平和とお金のない世界を目指す(9)

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小説の下書きです(54)


〜〜〜〜〜

そして
人々が平和に共生することと同時に
地球との共生を大切にしなければいけません。


そこで
公害を出さない、資源を無駄にしない
完全循環型システムを構築するために
すべての国と地域に
大規模リサイクルセンターの建設を提案します。


大規模リサイクルセンターは
すべての要らない物を回収する所です。


そこでは


・すぐ使える物はきれいにして再利用
・修理できる物は修理して再利用
・修理できない物は部品として再利用
・その他は溶解して原料として再利用
・外食産業や家庭生ゴミ、下水処理の
 ヘドロについては肥料として再利用
・再利用できない物は無害化して自然に戻す


このシステムの特徴は
・資源を無駄なく使います。
・永続的な循環型社会が実現します。


限られた資源を無駄にしないこと
環境に良いもの
健康に良いもの
必要量以上に生産しないこと
それぞれの国や地域に応じて生産する。


温暖化対策や生活必需品、食糧生産など
地球環境に悪影響を与えないシステムです。


先進国が培ってきた新技術で
地球と人類がいつまでも健康でいられる
そういう世界を実現させたいのです。


〜〜〜


世界平和が実現するために
提案をさせていただいておりますが
基本的な提案をしたいと思います。


それは
「すべての提供者はお金を要求しない」
と言うことです。


物を提供する人や団体も
技術を提供する人や団体も
サービスを提供する人や団体も
すべてボランティアです。


そうすれば
すべての人や物が自由に流通します。
利益のために人や物が動くのではなく
平和のために人や物が動くのです。


国際支援団の活動が円滑になるだけではなく
世界中の人々の交流が増えると言うことです。


温暖化や異常気象が続くと食糧不足や
生産能力が陥ってしまうことがあります。
「有る所から無い所へ」
「余る所から不足する所へ」
物や人材が自由に行き来することが出来ます。


世界平和は人々の交流が基本です。
互いの文化を尊重し
互いの不足を補う関係を作ること。
損得なしで行動できるシステムにしたいのです。


〜〜〜〜〜


ここで会議場がざわついた。
稔はしばらく戸惑っていたが「あとで詳しく説明しますので続けます」と言って静かになってから続きを読み始めた。


小説の下書きです(55)


〜〜〜

生活のために人々の交流は大切ですが
文化交流も大きな力を持っています。

文化交流は
互いが「自分を知ってもらう」ことです。
世界中に友人ができれば
子どもたちの笑顔を見たら・・・
戦争なんて考えられません。

音楽や芸術をはじめ生活文化など
互いに紹介しあったり
専門職の技術は多くの人に知って欲しいです。

私は子どもたちの声が大好きです。
人種を超えて歌う歌声は心が豊かになります。
その一つが
「What a Wonderful World」です。
(なんと素晴らしい世界だろう)

子どもたちが仲良くなれば大人も同じ。
「いつまでも平和でいたい」と思います。
軍隊も核もない世界は努力しなくても実現します。

世界は楽しいと思える環境を作ることです。
テレビ番組もユーチューブも大きな力です。

新しいもう一つの世界を創りましょう。
世界中でそう思うだけで実現します。
お金のない平和な世界です。

よろしくお願いします。

〜〜〜

最後にみなさんにもう一度イメージしていただき
たいことがあります。
一つの時代に二つの世界を作ることです。
今のお金の要る世界とお金を使わないもう一つの
世界です。   
戦争も貧困も飢餓も核もあるこの世界に、戦争も
貧困も飢餓も核もない世界を作ります。
同じ時代に二つの世界を作ろうと言う訳です。

もう一つの世界は世界中が手をつなぎます。
世界中の情報をまとめるには国連が必要です。
ここにおられるみなさんの力が必要です。

僕は12年前日本で生まれて日本で育ちました。
日本の食事「和食」がユネスコ無形文化遺産にな
りました。
僕は日本の心「和をもって貴しとなす」が大好き
です。意味は「何ごとをやるにも、みんなが仲良
くやり、いさかいを起こさないのが良い」と言う
ことです。

今までは軍事力で世界平和を訴えていますが、
これからは「和をもって尊しとなす」を実践して
この言葉がユネスコ無形文化遺産になるように頑
張りたいです。

二つの世界は二階建ての家のようにお金の要る
社会とお金のない社会が同居します。
お手本の社会を創ると言うことです。

お金のない社会が軌道に乗ればお金の要る社会は
崩壊します。
それで
本当の世界平和が実現するんです。

よろしくお願いします。
大切な時間をいただいてありがとうございました。


〜〜〜〜〜


稔は提案書を読み終わって幸夫を紹介した。
「僕の提案のためにこの原稿を作ってくれた幸夫さんを紹介します」と。
幸夫は壇上に立ってゆっくりお辞儀をして話し始めた。
「内容に驚いたところがあると思います。稔君も僕たち仲間もお金の存在を真剣に考えてきました。世界平和をイメージしたときお金のない世界がみんなの頭の中に浮かんだのです。国際支援団の活動には生活を支えるためにお金が要りますが、それは世界中の軍事費の一部を投入していただきたいと思っています」


それを聞いた代表者たちは全員立ち上がって拍手をした。軍隊はすぐには無くせないが軍事費の一部を出し合うだけで世界平和が実現するのなら惜しみなく支援する決意を持ったのである。


二人はスタンディングオベーションと歓声の中そろって挨拶をして会場から出て行ったが、会場をあとにしてもしばらく聞こえていた。
演説は大成功で終了したのだ。


小説の下書きです(56)


演説を終えた稔と幸夫は国連事務総長室へ招待された。事務総長から感謝の言葉をもらって今後の活動方法について協力以来があった。国連では国際支援団の活動を前もって準備していたようです。


国際支援団の設立理念を世界中に浸透することと同時に世界中の企業や研究機関の協力を得るために力を注いで欲しいということだった。稔も幸夫も出来る限り協力することを約束した。


二人はその日はゆっくり体を休め翌朝ニューヨークを飛び立ち東京羽田に向けて帰国の途に就いた。
羽田に到着してロビーに出るとたくさんのカメラが二人を待っていた。二人が国連で演説したというニュースが世界中に流れていたのだ。


二人は報道陣の中に連れて行かれ記者会見コーナーがすでに設置されていた。およそ30分のあいだ多くの質問に答えて二人は解放された。


「幸夫さん、ビックリしましたね」「そうだよな、まさかこんな大騒ぎになるなんて。疲れたよ」「僕も疲れました」


稔は両親が迎えに来ていた。「あ!お父さん、お母さんもありがとう」「お帰り、ご苦労さん」「幸夫さんご苦労様でした。ありがとうございました」「稔君もご苦労様、じゃあね」全員それぞれの家に帰って行った。


一週間後国連が国際支援団の設立を正式に発表した。
世界中の企業と大学や一般研究機関などに技術や資源の提供を呼びかけた。
日本ではテレビや新聞で参加希望の企業や研究機関が紹介され、日に日に参加希望者も増えていった。


経営不振の中小企業が息を吹き返したように活気付いていた。大学や専門学校を卒業して就職先が見つからなかった若者もインターネットを活用して参加仲間を募っていた。
そして稔と幸夫は各地で講演を依頼されて土日は休日返上で講演会に行った。


インターネットの掲示板ではいつもの仲間に加えて多くの賛同者が意見交換していた。
異論反論はなく国際支援団が順調に活動できるために何をすれば良いかという話題が多かった。
仲間たちは「提案書どおりに行きそうだね」と確信をもって話していた。


掲示板の中に興味のある質問があった。
「わたしは稔君のフアンです♪皆さんの意見交換を見ていつも思っていたことがあります。歳の差があるのになぜ同じ志を持って国連まで行けたのですか?」
その質問に興味のある答えが書かれた。
「私も同じような経験があります、それは生まれる前にやるべきことを決めた仲間が居るってことです。生まれる順番は違うけど約束をした仲間が自然と集まったんでしょうね」
これらのコメントには多くの「いいね」が贈られた。


小説の下書きです(57)


国際支援団は国連中心で結成され世界中に参加希望を募集した。参加希望者は100万人を超え、企業は1万社を超え大学や研究所なども5千団体超える参加希望があった。


稔と幸夫は日本の心「和をもって貴しとなす」の精神を理解してもらうために世界中で勉強会をすることになった。栄治と美佐枝、素子は掲示板を活用して参加希望者の疑問や質問の対応に力を注いでいた。


彼らの努力もあって半年後には世界中で活動が始まった。当初200万人の支援団が月日を経るごとに希望者が増え子供たちのあこがれの仕事になっていた。


稔は中学生になって留学を兼ねて世界中で新しい世界の勉強会に奔走していた。
夢にまで見たもう一つの世界が順調に作られていることを実感し、最初の悩みであった国の借金のことは稔の頭の中にはなかった。


その後国際支援団は規模を拡大して「和をもって貴しとなす」が世界中に浸透し、軍事基地など軍備はもちろん核も解体されることになっていた。
そして
お金の要る世界からお金のない世界に移行するのも身近な話題になり世界中が一つの家族のようになっていた。

おわり


あとがき

今の日本と世界を見たとき世界平和の必要性を感じます。
それはすべての人類が望むことだと思います。
そして
お金がないと生きていけない。
お金がないと何も出来ない。
そういう社会システムは終わりにしないといつまでも世界平和は実現しないしお金で苦しむ人々は無くなりません。

この小説が世界平和のきっかけになれば嬉しいです。


楽天ブログ「お金のない世界 知恵の輪」を元に作りました。
http://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/

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