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お金のない社会コミュの少年が世界平和とお金のない世界を目指す(1)

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この世界はどうなっていくのか?
世界平和はどのように実現していくのか?
自分の人生は世界とどう関わっていくのか?

「小説を書いてみたら?」
ふと思いつきました(笑)

結末は決まっています。
もちろん世界平和です。

登場人物は?
・12歳の男子小学生〜希望稔(きぼうみのる)
・23歳の男性会社員〜栄治(えいじ)
・26歳の女性会社員〜美佐枝(みさえ)
・40歳の男性自営業〜幸夫(ゆきお)
・60歳の専業主婦〜素子(もとこ)
多過ぎますか?(笑)

少しスピリチュアルを入れると
こうなります。

登場人物には共通点があります。
生まれる前にみんなが約束をしたということ。
それは
時期を変えて生まれるということ。
それぞれの立場で社会勉強をすること。
そして
世界平和の実現に尽力を傾けるということ。

それでも
育っていくと全員忘れてしまっているんです。
ところが
インターネットが彼らを引き寄せます。

なぜ彼らは引き寄せられるのか?
それは
現実社会で彼らは疑問を持つことになります。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


小説の下書きです(1)


「僕も借金してるの?」
「僕も借金を返さなきゃいけないの?」

この物語は
「国の借金は国民が返す」
「次の世代に借金を残さないように」
テレビの報道番組を見ていた
小学6年生の男の子の疑問から始まりました。

男の子は希望稔というごく普通の男の子。
父親は証券マンで転勤が多く単身赴任です。
お母さんは中学の教諭で妹は小学3年生。
庭付きの一戸建てで郊外に住んでいます。

稔は幼いころから父親の持論を聞いてきた。
「お金は社会を良くするためにあるんだ」と。

ところが
「まだ働いてもいない子供にも借金のために
苦しむなんて」
「大人が言ってることは変じゃないか?」
心の中でモヤモヤしたものが湧いていました。

社会の時間では担任の先生に
「お金は社会が良くなるためにあるって
お父さんから聞いたのにどうしてお金で
苦しむ人が多いんですか?」
と聞いてみた。

「それはね、国も国民もお金の使い方が
良くないんだと思うよ」と先生は言ったけど
稔の疑問は解けなかった。
むしろ、これ以上聞いたところで自分を
納得させてくれる答えは期待できそうに
なかった。

とにかく借金をしたことのない借金を
返さなければいけないことに
憤慨をしていたのだ。



小説の下書きです(2)


稔の頭の中には借金の二文字が住み着いてしまった。
借金をどうすれば良いのか?
自分の将来がどうなるのか考えるようになります。

「そうだ、お父さんに相談してみよう」と心の中でつぶやいてみたものの「どうせいつものようにお金の大切さを力説するんだろうな〜」と諦めてしまった。

とりあえずお母さんに聞いてみようと思った稔は台所へ向かった。
「ねえ、お母さん気になっていることがあるんだけどね」「なあに」「僕んちも国の借金を返してるの?」「え〜!そんなこと考えたことないわよ」「どうして?」「家のローンなら我が家の借金だけどね」「そうなの?」「確かに税金を増やして国の借金を埋めるみたいね」「あ!そっか〜」

稔は何かに気が付いたようです。
「消費税を上げるって言ってたけど国に収めるお金を増やして借金を返すことなんだ」「そうね、国の借金も家の借金も国民の生活が苦しくなるのは確かね」

お金があれば行きたい所にも行けるし欲しいものが自由に手に入るからお金は便利なものなのに、どうしてこんなに苦しまなきゃいけないのか疑問は広がっていった。

「こんな難しいことはインターネットで多くの人の意見を聞いてみたらどう?」お母さんもどう説明すればいいのかわからず稔に提案してみた。
稔の部屋には中古のパソコンがインターネットに繋がれていたのだ。

学校の授業でパソコンを使うことがあり、稔は中古でいいからと買ってもらっていた。
「インターネットで質問したら多くの人の意見も聞けるよね」
さっそく自分の部屋に戻った。

机の前に座ってパソコンの電源を入れながら「さあ、どんな所で何を質問したらいいんだろう?」
稔は不安だらけであった。



小説の下書きです(3)


稔は日本の未来についてネットサーフィンをやってみた。
多くの人は悲観的に未来を見つめているようでした。

ある掲示板を見ていると「ここまで膨らんだ借金は返せるはずないよ」「収入以上に支出が多い政策はいつまでも変わらないです」「政府のお金の使い方が悪いんだよ」国の政策批判の書き込みが目立つことにうんざり。

稔の頭の中ではいろんな言葉が頭の中で駆け巡っていた。
「大人が未来を悲観的に思うんだったら子供が不安になるのは当たり前だよ」
「やはり借金が原因なんだろうか?」
「今の大人がこの社会を良くすることが出来ないのに未来の大人が良くすることなんか出来ないよ」

「じゃあ、日本の未来を良くするために何をすれば良いんだろう?」と思い検索してみました。
日本企業が世界との競争で勝つこと、経済的に豊かになること、経済成長を続けること。
なんだか恐ろしい気持ちが湧いてきた。

「競争を続けないといけない」「奪い合いに負けてはいけない」知ってはいたけど生きるために必要なことだと思うと身震いがしてきた。

「だから子供のころから競争を教えてきたんだ」「自分が勝つためには相手が負けること、相手が失敗することが良いことと教わってきた」「お父さんもそういう世界で働いているんだ」

お父さんのことが可哀想に思えてきた。
お父さんが僕たち家族を養うために競争に負けないように戦っている。
稔は涙が込み上げてきた。

お金は人をしあわせにしてくれると思っていた。
人はお金を求めて競争をしている。
競争で勝てばしあわせになれるけど、競争で負ければ・・・・。
稔はこの社会が怖くなってきた。

家のローンの借金は返すために努力しているけど、国の借金は誰も考えようとはしない。
稔は借金より大人の社会に不安になっていた。



小説の下書きです(4)


稔は「大人も子供も夢や希望の持てる世界は出来ないの?」と思った。
そう言えばお父さんからこんなことを言われたことがあった。
それは「お金がないと何も出来ないからお金は大切にしなきゃいけないよ」と。

「やっぱりお金は希望や夢を叶えるために必要なんだ、だから経済を活性化させてみんなにお金が行き届くようにしているんだ」それでも「お金がないと何も出来ないって変じゃない?」という疑問も湧いてくる。

その疑問をインターネットで検索してみた「お金がないと何も出来ないって変じゃない?」と。
そうすると「はっきり言って世の中は金です」「お金があれば大抵の事が出来ると言えますよ」「物々交換や善意のみでは生活できないよ」「お金が安心や信頼をもたらしてくれます」「お金(仕事)がないと結婚もできません」

なんとお金の大切さを力説するコメントが多い。すごかったのは「人間は動物と違ってお金というものを使って文明社会を作ったんですよ」とお金を使う人間の素晴らしさを強調していた。

人間が動物より優れているって学校で聞いたことはあるけど、「本当にそうなの?」と言いたくなった。それは「地球をこんなに壊して住みにくい環境を作ったじゃないか」「お金がないと何も出来ないなんてやっぱり変だよ」と。

稔は「大人の人でも僕と同じように疑問を持ってる人はいるんじゃないかな〜?」と期待しながらいろんな掲示板を捜し求めていると「物々交換が無くなったらお金は無くなるよ」というコメントが目に入りました。

この世の中はお金のおかげで物々交換から開放されて便利な社会になったと教わってきたのに。「物々交換が無くなったら」と言うことは「今の社会は物々交換の社会なの?」と新たな疑問が湧いてきた。



小説の下書きです(5)


「物々交換が無くなったら」というフレーズが頭の中を占領してしまった稔は「当たり前のこと」が揺らいでしまった。世間では【常識】と言うが。

稔は頭の中を整理しないと前に進めないと思った。
「え〜っと、最初は何だっけ?」
国の借金は僕たちが大人になっても返さなきゃいけない。
借りた覚えのない借金をなぜ払わなきゃいけないの?
借金を返すために重税を課せられて生活が苦しむなんて許せない。
お金は人を幸せにしてくれると思っていたのにお金のために苦しむのは変。

お金の大切さはお金がないと何も出来ない社会だからと言うことはお父さんの教えでわかった。
親から教わったことが当たり前だと思っていた。

学校で習ったことは「お金が出来たおかげで物々交換をしなくなり、お金はいつまでも保存が出来る便利な道具です」と。だから物々交換はしなくてもお金さえあれば何でも交換できると思っていた。

それなのに「物々交換が無くなったら」と言っている。そのコメントを書いた人に聞いてみようと思い「今の社会は物々交換じゃないでしょ?」と書き込んでみた。

しばらくして返事が返ってきた。「お金は物々交換を便利にするために作られたものですよ。物と物を交換するには不便だから信用のあるお金と言うものが交換するモノに変わったんです」

たしかに人間社会では自分が欲しいものは自分が持っているものを手放して他人のものと交換しなければ何も手に入れることが出来ない。お父さんに教わった「お金がないと何も出来ない」ってことは「お金がないと何も得ることができないってことなんだ」稔は納得した。

そして稔は改めて聞いてみた「物々交換が無くなったらなぜお金は無くなるんですか?」と。
「物々交換を便利にするためにお金があるでしょ?物々交換が無くなればお金は必要ないんですよ」「じゃあ、お金のない社会が出来るんですか?」「ええ、そうですよ」

稔は衝撃を受けた。
「そんな、この世からお金が無くなるなんて」そして「お父さんの仕事はどうなるの?」



小説の下書きです(6)


稔は12年の短い人生でも世の中の常識はわかっているつもり。お父さんが家族を養っていること。お金があるから生きていける安心感。

今までになかったお金のない社会。いや、「お金が存在しない原始的時代に戻ってしまうのか?」稔の頭の中はまた混乱してしまった。

「すみません、僕の頭の中が混乱してよくわからないんです。よくわかるように教えてください。お金のない社会ってどんな社会ですか?」「そうねえ、君は家庭の中でお金のやり取りをしないでしょ?」「はい、しません」「なぜお金のやり取りをしないの?」「それは家族だからです」「家族は何人いるの?」「家族は両親と妹と4人です」「地球が一つの家族だったら?」「あ!」稔は何かに気がついた。

稔は宇宙に興味を持った時期があった。地球は太陽の周りを回る青色の惑星であることも知っていたし、地球は「宇宙船地球号」という名前も好きだった。

稔は続けて質問をした。
「地球の上に住んでいる地球人を一つの家族として考えるんですか?」「そうね、そのように考えたほうがわかりやすいわね」「70億人以上の家族って一度も思ったことがないです」「宇宙空間から見ると地球って小さな惑星よ」「そうですよね」

稔はなんだかワクワクしてきた。それは夏休みの一人旅行を夢見ていたのだ。「一人でも旅行できるじゃないか」と。

「ねえ、旅行だって自由に出来るんでしょ?」「そうよ、運賃も食事も泊まる所もみんなタダだからね、ただし両親のお許しは要るわね(笑)」「わーい!いろんな冒険だってできるんだ」

稔は国の借金のことなんかすっかり忘れていた。

そのとき
「すみません、突然割り込んでしまいました、お二人の会話をしばらく傍観していたんですが、僕も興味があるので参加させてください」「いいですよ、僕は稔と言います、小学6年生で12歳です、よろしくお願いします」「僕はお金を稼ぐことに疲れた23歳のサラリーマン栄治(えいじ)です、よろしくお願いします」「申し遅れましたね、私は60歳の主婦素子(もとこ)です、よろしくね」

稔はなんだか仲間が増えてきたことに不安から解消された。



小説の下書きです(7)


稔は新しく参加した栄治のコメントに興味があって聞いてみた。「栄治さんはお金を稼ぐことに疲れたって言われましたけど、どう言うことですか?」「僕は大学を卒業して大手の会社に就職したんだけどね、売り上げを上げるために働かされているって感じで、なんだか自分らしくない仕事をしている違和感を感じたんだよ」

そこで主婦の素子が「そうよね、会社に入れば会社が儲かるための労働が義務付けられるからね、この社会の当たり前のことなんですね」「そうなんですよ、僕の先輩なんか売り上げが少ないからって、あたかも仕事をしていないかのようにイヤミを言われて転職を考えているんです」「こんなに景気が悪いと転職するにも希望の仕事は見つかりにくいわね」

稔は素子に聞いてみた。「お金のない社会だったらお金を稼がなくても良いんでしょ?」「そうよ」「だったら、働かなくても良いってことですか?」「働きたくない人は働かなくてもいいけど、働きたくなる社会になるのよ」「どういうことですか?」

またまた稔は疑問が増えてきました。
働いても働かなくても良いなんて。

「稔君はお家の中で働いたことがあるでしょ?」「え?子供は働かないでしょう?」「誤解しないでね、稔君はお家の中でお父さんやお母さんのお手伝いをするでしょ?」「はい、それなら毎日やってますよ」「自分の周りの人の役に立つことを働くって言うんですよ」

稔は働くことはお金を稼ぐことだと思っていた。お金を稼ぐためには仕事を探して働くことだと思っていたのだ。

「あの〜、僕のことで言われたらよく分かったんですけど、栄治さんのように大人の人はどうなるんですか?」「以前にも言ったけど、世界が一つの家族として考えれば分かりやすいかも知れないわね」「あ、そうでした」

稔の頭の中では理解が半分不安が半分あるようです。「あの〜、さっき働かなくてもいいって言われましたよね、働かない人が多かったら困るんじゃないかって思うんですけど」「ぜんぜん困らないわよ」「どうしてですか?」「生活に必要なものを生産して生活に必要なサービスがあればいいんでしょ?」

稔はわかったようなわからないような気分です。
「あの〜もうチョットわかりやすいようにお願いします」「では、電気・ガス・水道・着る服や野菜や魚などの食料、車や電気製品、学校や病院、遊園地公園などいつでも使うことができれば良いわよね」「はい、それならわかります」「いま、稔君は生活するのに困ってることはあるの?」「いえ、無いです」

この話題は何を意味するのか?
生産って何だろう?
売り上げって何だろう?
稔はもうチョット聞いてみたくなった。



小説の下書きです(8)


「生産って必要とする人がいるから作るんでしょ?」と素子に質問を書いてみた。「そうよ」「日本では物があふれていっぱい余ってるって聞いたことがあるよ」「でもね工場は作り続けないとお金が入ってこないのよ」「余ってるのに作り続けるの?」「それはね外国に輸出して売ってるの」「そうなんだ」稔は納得したけど世界が一つの家族と考えれば疑問が起きた。

「あの〜もう一つ質問して良いですか?」「どうぞ」「社会勉強で輸出する車の船積みを見に行ったことがあるんです、すごいなーって思ったけどこれだけたくさん運ぶのなら現地で作れば良いのにって思ったんです」「自動車会社が世界に一つしかないのならすべて現地生産するでしょうね」そこへ栄治がコメントをはさんだ「会社がいっぱいあって競争するから仕方がないんだと思うよ」

稔は栄治に聞いたみた「栄治さんは売り上げを上げるために働いているんでしょ?」「そうだよ」「売り上げを上げないとどうなるんですか?」「給料泥棒と言われたくないから辞めるだろうね」「給料泥棒ですか?」「会社で働くためには会社が儲かるために働かなきゃいけないんだよ、会社が儲かっていないのに給料だけもらうのはつらいよね」

稔はお金の要る社会での大人の大変さが分かったような気がした。
稔はお金の要る資本主義社会という言葉を検索してみた。
<資本主義社会は、まず第一に商品生産者の社会である。各人は生産手段を私的に所有し、私的労働の産物である商品を相互に等価で交換する。>

「僕調べてみたんです、お金の要る日本では資本主義社会って言うんですよね、やっぱり交換って書いてありました」「そう?よく調べたわね」「物々交換がなくなればお金もなくなるって言ったよね?」「そうよ」「じゃあ、働くという意味が変わるの?」「そうね、変わるわねお金を稼がなくても良いんだからね」

「僕、学校でボランティアというのに参加したことがあるんです、ゴミ拾いとか老人ホームでの演奏会とか、それを思い出しました」「そう、えらいわね、ご褒美はお金ではなく誰かが喜んでくれることでしょうね」「はい、それを思い出したんです」

稔はお金のない世界はボランティアの世界だと思った。
でも、「ボランティアだけの社会なんて出来るのか?」なぞは深まる。

コメント(1)

お金のない世界はどうすれば実現するのか?
真剣に考えてみた時
世界平和になればお金のない世界が実現する。
そう思いました。

世界平和が実現するにはどうすればいいか?
インターネットをどのように活用すれば世界平和が実現するのか・

小説にシナリオを書いてみようと考えました。
現在進行中の「下書きを書いてみよう」を載せていきます。
字数に制限があるので分載します。

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