デザインエキシビジョン‘’ICONOCLASM.JP ? Japanese Young Designers present the core landscape of JAPAN -’は、日本と英国、両国でデザインに関する学習および経験を積み活躍している日本人の若手デザイナー団体‘ICONOCLASM’によって企画された彼らの志向を具体化する一つ目のプロジェクトです。我々は、文化交流における一つの重要な要素として、異文化・多文化が混在する空間とデザインが行うことができる役割の関連性に深い興味を持ち、また日本人デザイナーが今後深く関わるべきデザインフィールドであると考えています。事実、日本文化と日本デザインが持つアイデンティティーは、大半は消費される一つのスタイルとして不運にも日本人自らの手によって紹介され、本来伝えるべき日本固有の価値が、そのプロセスの中で消失しているという危機に直面している。この、デザイン展覧会はその危機に対しての一つのソリューションとして、コミュニケーションに深い責任を持つデザイナー自身によって企画されたモノである。
この様なコンテクストを踏まえ、ロンドンで西洋の文化的コンテクスト及びグローバライゼーションにより形成される異文化複合社会によるデザインの影響をメディアによる情報ではなく実体験としての情報を保有する日本人デザイナーが、埋没している真の日本文化の伝承者(カルチュラル・エンジニア)として、デザイン展覧会’ICONOCLASM.JP ? Japanese Young Designers present the core landscape of JAPAN -’をロンドンデザインフェスティバル期間中(2006年9月中旬)に開催をする。展覧会に参加するメンバーは、英国の美術大学(College of the University of the Arts London, Goldsmiths College and the Royal College of Art等)の大学院・大学にてデザイン領域(グラフィック・プロダクト・テキスタイル・ジュエリー・映像・建築・写真等)を経験した、新進気鋭のデザイナーによって構成されている。