ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

詩せる死人の会コミュの掌から零れ落ちる砂は追いかけても消えてしまって

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
掌から零れ落ちる砂は
追いかけても消えてしまって

足元に山を作る砂は一体どれが
私の掌から零れ落ちたのでしょうか

握り締めるその瞬間も
砂は零れ落ちていく

確かな感触があったはずなのに
今はもう心細い一握り

焦燥感

握り締めていた意味さえ思い出せないのに
なぜ砂を握り締めていたのか分からないのに

どうして私はこんなにも必死なのだろう

他に何も出来ないから
他に何もする気はないから

ただ無心に砂を握り締める


いつか無くなって
いつか全て零れ落ちて
いつか握り締めていたことなんて

きっと忘れてしまう



けれどそれでも

最後の一粒

それが零れ落ちるまで私は握り続けるでしょう

それはただの義務感で
そこに何も意味はきっとないのに

掌にある砂
それが零れ落ちるまで


きっと最初から落ちる速度を知っていた





私にとって貴方はそんな砂のような人でした

抱きしめる貴方はさらさらと零れ落ちて消えていく
汗ばむ私を拒むようなさらりと冷たい四肢
貴方にどんな感情があるのか分からなかった
人形のような無機質な眼差しと冷たく抱きしめる腕
抱きしめられる感触は遠い蜃気楼の中の出来事のよう

貴方は息苦しいまでもきつく抱きしめるのに
私はその息苦しさを感じているのに
私はそれを現実とは感じられなかった

貴方は私じゃない私に縋りついていた
貴方は私に誰を重ねていたの
それとも何に縋りたかったの

縋りつく腕は拒めなくて
縋りつく腕は愛おしいのに

貴方は求めると同時に拒んでいて
私はそれをどうしたらいいのか分からなかった

重ねられる言葉は静かに零れ落ち
だから私は何も語れなくて

貴方も知っていたのでしょう
貴方は何も語らせなかった

貴方は何も望まなかった
貴方に何を望めばよかったの

私は何を望んでいるの


握っていたことも忘れていた最後の一粒

けれど汗ばむ掌からなかなか落ちることは無くて
貴方は縋りつくべき本当の相手を見つけて居るのでしょうか

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

詩せる死人の会 更新情報

詩せる死人の会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング