ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

九条の会@mixiコミュのアメリカ発、核兵器のない世界

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009040501000734.html

オバマ米大統領演説要旨 チェコ・プラハで

オバマ米大統領のプラハでの演説要旨は次の通り。

 一、米国は核兵器のない世界に向けた具体的な措置を取る。ゴールにはすぐにはたどり着けない。おそらくわたしが生きている間ではない。しかし「イエス・ウィー・キャン(わたしたちはできる)」と主張しないといけない。

 一、冷戦思考に終止符を打つため、われわれは国家安全保障戦略における核兵器への依存度を下げ、他国にも同調を促す。

 一、何千もの核兵器は最も危険な冷戦の遺物だ。

 一、米国は核兵器を使用した唯一の核保有国として行動する道義的責任がある。

 一、米国、ロシアの戦略核をさらに削減する新条約を今年末までにまとめる。

 一、積極的に包括的核実験禁止条約(CTBT)批准に向けまい進する。核兵器原料の生産を禁止する「兵器用核分裂物質生産禁止(カットオフ)条約」の交渉開始を目指す。

 一、核拡散防止条約(NPT)体制強化のため、(国際原子力機関=IAEA=に)より多くの資源と権限が必要だ。

 一、ルールを破る国は即時に現実的な報いを受ける必要がある。「核燃料バンク」を支持する。

 一、北朝鮮が長距離弾道ミサイルに利用可能なロケットを発射し、再びルールを破った。違反は罰せられないといけない。国際連携による強い対応が必要だ。

 一、米国はイランに関与していく。厳格な査察があれば、イランの核の平和利用を支持する。

 一、チェコやポーランドはミサイル防衛(MD)に協力している。イランによる核やミサイルの脅威が存在する限り、計画を進める。

 一、テロリストが絶対に核兵器を入手しないようにしなければならない。これが最大の脅威だ。4年以内に核物質の安全性を確保する新たな国際的取り組みを提案する。

 一、米国は1年以内に「世界核安全サミット」を主催する。






>一、米国は核兵器を使用した唯一の核保有国として行動する道義的責任がある。

核攻撃を受けた唯一の国家として、日本も今こそ核兵器のない世界に向けて動くべきではないのか?

コメント(59)

>麻生太郎の親書をオバマ大統領に持っていくのが、あの安倍晋三ですから!

背中を悪寒が走ります〜

http://www.asahi.com/politics/update/0416/TKY200904160055.html

「軍縮と核の傘、矛盾せず」バイデン副大統領、安倍氏に

 ワシントンを訪問中の安倍元首相は15日、バイデン米副大統領とホワイトハウスで会談した。バイデン氏は「核のない世界」を目指すとしたオバマ米大統領のプラハでの演説について、日本を含む同盟国への「核の傘」の提供とは「矛盾しない」との見方を示した。

 安倍氏は会談の中で、麻生首相から大統領にあてた親書を手渡した。親書は、核軍縮に対する決意を述べた大統領の演説を歓迎し、軍縮や核不拡散に向けて日米で協力したい、との内容となっている。

 これに関連して、安倍氏は「米国が包括的核実験禁止条約(CTBT)を批准すれば、世界に対して極めて大きな影響を持つ。今後、日米で協力して、CTBTを発効させるために、他国に働きかけるべきだ」と述べた。

 これに対し、バイデン氏は「オバマ政権としては、究極的な核廃絶に向けて核軍縮を行い、その重要な要素としてCTBTを批准、発効させる。それは同盟国に対する信頼できる核の傘の提供と何ら矛盾しない」と指摘した。

 また、安倍氏は、今年後半に予定されるオバマ大統領の訪日に関連して「日本は唯一の被爆国であり、大統領訪日の際は、そういうことも念頭に訪日をして頂きたい」と要請した。





世界の非核化の話をしているのに、日本の上の核の傘を心配する安倍と日本政府。そのあまりのレベルの低さに、日本国民として恥ずかしい。

世界規模のKY発言だ。
オバマさんヒロシマ・ナガサキに来てね。
ドイツのシュタインマイヤー外相は、
「米国がドイツ国内に置いている核弾頭を全部持ち返ってもらうよう、米国に働きかけたい」
「核兵器は、軍事的に時代遅れの兵器である」
てなことを言っているそうです。
http://tanakanews.com/090421nuclear.htm
http://www.upi.com/Emerging_Threats/2009/04/14/Germany-wants-US-nukes-out/UPI-56701239717608/
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090424-OYT1T00475.htm

「核軍縮は日本がリーダー」オバマ大統領が期待示す

 麻生首相は24日午前、米国のオバマ大統領と電話で約15分間会談し、北朝鮮問題や核軍縮・不拡散などで日米協力を強化する方針を確認した。

 電話会談は米側の申し出で行われた。大統領は北朝鮮による弾道ミサイル発射に関し、「発射前から発射後に至るまで、国連安全保障理事会の場を含め、日米間で緊密に連携できたことを評価する」と述べた。首相は「安保理が迅速に、一致して強い内容の議長声明を発出できたことは良かった」と応じた。

 北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議再開に向け、連携することでも一致した。

 首相は、大統領が「核兵器のない世界」を提唱したことを「強く支持する」と評価。大統領は「核軍縮・不拡散については非常に重視している。日本はこの分野でのリーダーであり、今後、共に取り組んでいきたい」と期待を示した。





日本にその資格があっても、今の自民党にはその資格があるとは思えない。
 資格の問題ではなく、被爆者を思えば、義務だとは思えませんか?
親書を、よりにもよってあの安倍元首相に持たせた時点で自民党は義務を放棄したと思いますね。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009050600097

「オバマジョリティ」で核廃絶を=国際社会が米大統領支持−広島市長

 秋葉忠利広島市長と田上富久長崎市長は5日、当地で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会で演説した。秋葉市長は核廃絶というオバマ米大統領の目標を共有する国際社会の多数派(マジョリティ)を「オバマジョリティと呼ぶよう提案する」と述べ、大統領と一緒に核兵器廃止に取り組むよう訴えた。

 秋葉市長は「核廃絶を実行できるという新たな希望を大統領はわれわれ全員に与えた」と指摘。12歳で亡くなった広島の被爆者、佐々木禎子さんが回復への願いを込めて折った折り鶴を掲げ、「子供がこうした鶴を折ることのないよう力を合わせよう」と呼び掛けた。

 田上市長も「大統領の言葉に被爆地は感動に包まれた」と述べ、米政府の提案する世界核安全保障サミットを「長崎で開催するようお願いする」とアピール。被爆体験を語った日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の木戸季市事務局次長は「原爆は悪魔の凶器」と強調した。





ちょっと語呂が悪いような感じがしますが、アメリカの大統領として核廃絶を訴えたオバマ大統領の名前は残していいと思う。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090515k0000e010041000c.html

民主代表選:岡田氏は核廃絶、鳩山氏は北方領土返還を主張

 民主党代表選(16日投開票)への出馬を表明した岡田克也副代表は15日午前、毎日新聞のインタビューに応じ、オバマ米大統領の核廃絶戦略に関して「核の傘を一歩出る議論が必要だ」と述べ、米国の核抑止力に依存する「核の傘」からの脱却を主張。政権交代後に米国を含めた核保有国の核先制使用禁止宣言や、核を持たない国への核使用を違法とする国際規範の確立を目指す考えを示した。北朝鮮のミサイル攻撃抑止のため、核の先制使用禁止に根強い慎重論もある政府・与党との違いを強調したものだ。

 岡田氏は党核軍縮促進議員連盟の会長として、朝鮮半島と日本における核の不保持と不使用などを柱とする「北東アジア非核化地帯構想」を発表している。岡田氏は政府の核政策について、「ブッシュ政権には『先制不使用などと言わないでくれ』と求めてきたのに、大統領が交代すると『演説に感動した』と場当たり的だ」と批判。「信念に基づいて核を減らし、拡散を防ぐリーダーシップをとる具体的な政策を掲げること(が重要)だ」と述べた。

 一方、鳩山由紀夫幹事長は14日夜、毎日新聞のインタビューで、北方領土問題について「3〜4年で最終的に解決したい。私のライフワークだ」と述べ、政権交代後に最重要課題の一つとして取り組む考えを示した。鳩山氏は祖父の鳩山一郎元首相が日ソ共同宣言署名の当事者で、日本・ロシア協会会長を務めている。鳩山氏は「鳩山という名前がロシアでそれなりに知られている。信頼しあえるトップ同士が解決しない限り、国民を説得できない」と強調した。





どうも忘れられがちな「核廃絶」が、どういう形であれ取り上げられる事はいい事だと思います。
http://cnn.co.jp/usa/CNN200907060022.html

米ロ、核軍縮新条約の枠組みで合意 首脳会談で署名へ

12月に失効する米国、ロシア間の第1次戦略兵器制限条約(START1)に代わる新たな条約の交渉を続けてきた両国の代表団は6日までに、新条約の枠組みで合意に達した。米国側に近い情報筋がCNNに語った。当地で同日会談するオバマ米大統領とメドベージェフ・ロシア大統領が、合意文書に署名する。

両首脳は4月、ロンドンでの会談で、年内にSTART1の後継条約を締結するとの合意に達していた。

条約では、両国が保有する核弾頭と運搬手段に新たな上限が設けられる。同情報筋は具体的な数字に言及していないが、核弾頭数は02年の戦略攻撃兵器削減条約(モスクワ条約)で設定された1700―2200、運搬手段もSTART1の1600をそれぞれ下回る見通しだ。






1945年には世界中で二発だった核兵器。‘0’になるには一体、何年かかるんだろうか。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090827/stt0908270121001-n1.htm

鳩山氏、「首相」就任後 国連で核廃絶演説へ オバマ大統領に「共鳴」

 民主党の鳩山由紀夫代表は26日、首相に就任した場合、9月下旬に米国のニューヨークで開かれる国連総会における演説で、全世界に向け「核廃絶」を呼びかける方針を固めた。演説では「核兵器のない世界」の実現を訴えたオバマ米大統領に「共鳴している」と強調し、唯一の被爆国である日本と、唯一の核兵器使用国である米国の首脳が、二人三脚で核廃絶に取り組む考えをアピールする。

 鳩山氏は9月23日から始まる国連総会の一般討論演説を外交デビューの舞台と位置づけ、演説の草案づくりに着手した。「オバマ大統領と一緒に核廃絶の先頭に立つ」との文言や「地球環境との共生」、「人類社会の未来」との表現も使って核廃絶の重要性を強調することにしている。

 ただ、北朝鮮が核武装を進める中、米国の核抑止力が日本防衛の根幹であることは変わらず、核廃絶演説と日本の防衛政策についてどう整合性をとった内容とするのか注目される。

 国連総会で鳩山氏が核廃絶を訴えるのは、オバマ大統領と歩調を合わせることで、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)に明記した「緊密で対等な日米関係」を強調するためだ。鳩山氏は「日本は核廃絶演説をしたオバマ大統領の先を行かなければならない」と語るなど、大統領に繰り返し賛意を表明してきた。

 社民党との連立政権樹立に向け、核廃絶演説で連立の呼び水にしたいとの思惑もありそうだ。

 一方、鳩山氏はニューヨーク滞在中の23日、オバマ大統領と初の首脳会談を行う方向で調整中だ。

 鳩山氏は今月23日のテレビ番組で、非核三原則について、日米首脳会談で日本国内に核を持ち込ませないよう大統領に確約を求めたいとの考えを示した。

 しかし、「日米同盟強化を確認する一方、初の首脳会談でいきなり確約を求めるのは難しい」(外務省幹部)との見方もあり、核の傘をめぐる本格協議は大統領の来日が想定される11月以降に先送りされる可能性がある。鳩山氏はまた、中国の胡錦濤国家主席、韓国の李明博大統領との首脳会談も検討中だ。


核武装論者の安倍に親書を持たせた麻生に比べれば、相当にまともな反応だと思う。

風見鶏のようにクルクルしている鳩ポッポこと鳩山代表ですが、言ったからにはやってくださいよ。

             ノ´⌒ヽ 
         γ⌒´     \
        .// "´ ⌒\  )  
        i./ ⌒   ⌒  .i )  
        i (●)` ´(●) i,/    
        | ::::: (_人_) ::::: |      
        (^ヽ__ `ー' _/^)、   
          |__ノ  ̄ ̄,  |、)|
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009091200238

鳩山氏、核廃絶「先導」表明へ=米と連携狙い、抑止力との両立課題

 民主党の鳩山由紀夫代表は、新首相として出席する今月下旬のニューヨークでの国連総会で、核兵器廃絶に向け、世界的取り組みの「先頭に立つ」決意を表明する方針を固めた。被爆国として核廃絶への積極姿勢を前面に掲げ「鳩山外交」をアピール。「核のない世界」を目指すオバマ米大統領と歩調を合わせる狙いもある。ただ、「核の傘」を含む米国の抑止力に依存している現状の中、理想とのギャップをどう埋めていくかが今後の課題となる。

 鳩山氏は、23日から各国首脳が行う国連総会の一般討論演説や、オバマ大統領が主催する24日の安全保障理事会首脳会合に出席する。国際社会へのデビューとなるもので、米国やロシアなど核保有国の軍縮努力の後押しを表明するとともに、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効、核拡散防止条約(NPT)体制の強化を訴える考えだ。 

 唯一の被爆国である日本はかねて核廃絶を訴えてきた。圧倒的数量の核兵器を保有する米国のオバマ大統領が4月のプラハ演説で「核のない世界」を目標に掲げたことを受け、外務省では「核軍縮を進展させる千載一遇のチャンス」(幹部)ととらえ、鳩山氏の演説に期待を寄せている。

 しかし、北朝鮮が核・ミサイル問題で強硬姿勢を崩さず、中国も核軍縮交渉に参加せず軍備を増強。日本にとり、米国の核の傘の重要性は何ら変わっていない。実際、民主党内からは、ミサイル発射基地の攻撃能力保有を求める意見が出ている。

 また、鳩山氏は核兵器持ち込みをめぐる過去の日米密約の調査を実施するとともに、非核三原則順守の観点から、米側に「持ち込まない」と確約させる意向を表明。こうした発言に対し、専門家の間には「わが国の安全保障を弱体化する」との批判も上がっている。「途上国は核廃絶を唱えながら米国の核に頼る日本を『偽善的』と不信の目で見ている」(国連外交筋)。こうした指摘すらある中、鳩山氏にはパフォーマンス外交とは一線を画した冷静な取り組みが求められそうだ。




日本国以外に核廃絶を訴えられる説得力を持った国家が他にあるのだろうか?是非とも鳩山新首相にはそこの所を考えて欲しい。
http://www.asahi.com/international/update/0920/TKY200909200084.html

「核なき世界」決議で最終合意 安保理首脳会合で採択へ

 国連安全保障理事会の全15理事国は19日までに、米国が提示していた「核兵器のない世界」の実現を目指す決議案で最終合意した。国連外交筋が明らかにした。24日にオバマ米大統領が主宰し、鳩山首相も出席する「核不拡散と核軍縮」をテーマにした安保理首脳会合で全会一致で採択される見通しだ。

 米国は11日に決議の草案を提示。その後、中国や日本の意見も踏まえ、17日に修正案を示していた。最終段階で、国際原子力機関(IAEA)と協力して核の平和利用に関する国際会議を開催するとの項目が盛り込まれたが、主要部分に変更はなかった。

 最終決議案は「核兵器のない世界」への条件づくりを提唱し、すべての国に爆発を伴う核実験の自制を求めるとともに、包括的核実験禁止条約(CTBT)への署名・批准による早期発効を要請。核不拡散条約(NPT)未加盟国の加盟を促し、北朝鮮とイランに対する過去の制裁決議も再確認している。




日本の意見とはどういったものだったんだろう?時期的に、自民党の意思がまだ残っていたのだろうか。
「核は包丁と変わらない」ということが大切ではないでしょうか?

包丁でも人を殺せます。包丁が凶器に変わるのです。

日本が原発を持つのは平和利用だという。だが原発は簡単に核兵器に変わるという関係があります。

原発や基地再編に反対する人たちがやがて認めるようになる。仕事や自治体への交付金が餌となって賛成に変わっています。

生活苦が米軍基地の再編(戦争準備)を許すのです。生活苦が包丁を凶器に変えるのです。貧困が人類危機の根本原因だと言うことを指摘すべきです。
先日の「たけしのテレビタックル」の中でジャーナリストの山際澄夫氏が「アメリカとの対等な関係を築く」との方針を打ち出した民主党に対して述べた発言が非常に興味深かった。

同氏は「日本はアメリカに守ってもらっているのだから、対等と言うなら日本もアメリカが攻撃された時には守らねば対等といえない」との主旨の発言を堂々と述べたのです。

だが戦後の日本はアメリカの植民地のように支配され利用されてきているのです。日米地位協定しかり、米軍への思いやり予算しかり、貿易協定しかり、日本人の努力と苦労はアメリカ(支配層)にむしり取られてきた感じがします。

ところが事実が逆に見える山際氏は「アメリカが有事の際には日本人はアメリカを守るべきだ」と主張しだしたのです。アメリカのために日本人は生活(お金)を犠牲にするだけでなく、命までも犠牲にして守るべきだと言い始めているのです。

ベトナム戦争も最近のテロとの戦争も正義の戦争とは言えません。こうした不正義の戦争を続けるアメリカが攻撃を受けたときに守るというのは不正義に加担することにもなります。

日本はアメリカ追随をやめて、民主党が言うように本当に対等な関係に徐々に変わるべきと考えます。私には山際氏の発言は日本国民を犠牲にする売国的な発言に思えるのです。
http://www.asahi.com/politics/update/0925/TKY200909240358.html

鳩山首相の安保理首脳会合演説(全文)

 議長、ご列席の皆様。本件会合開催という、オバマ大統領の時宜を得たイニシアチブに感謝いたします。

 【唯一の被爆国としての道義的責任】本年の8月6日と9日、私は広島と長崎を訪れ、被爆者や被爆2世、3世の方々と直接話しました。わずか2発の原子爆弾によって20万人以上の市民の生命が奪われたことはもちろん、原爆投下から60年以上たった今日もなお、放射能の被害で苦しむ人々の姿を見て、私は心が詰まるのを禁じ得ませんでした。世界の指導者のみなさんにも、ぜひ広島・長崎を訪れて核兵器の悲惨さを心に刻んでいただければと思います。

 歴史の事実として言えば、我々は戦後の復興を遂げた後も、自らが核兵器を持つという道を選びませんでした。1970年にはNPT(核不拡散条約)に署名し、6年後に批准しました。1996年にはCTBT(包括的核実験禁止条約)に署名し、1年後に批准しております。

 なぜ日本は、核兵器開発の潜在能力があるにもかかわらず、非核の道を歩んできたのでしょうか。日本は核兵器による攻撃を受けた唯一の国家であります。しかし、我々は核軍拡の連鎖を断ち切る道を選びました。それこそが、唯一の被爆国として我が国が果たすべき道義的な責任だと信じたからであります。近隣の国家が核開発を進めるたびに「日本の核保有」を疑う声が出ると言います。だがそれは、被爆国としての責任を果たすため、核を持たないのだという我々の強い意志を知らないが故の話です。私は今日、日本が非核三原則を堅持することを改めて誓います。

【「核兵器なき世界」への共鳴】しかし、日本が核兵器を持たないだけでは不十分であります。

 核廃絶に対する日本の願いにもかかわらず、核保有国はいまだに膨大な数の核兵器を持ち、世界は核拡散の脅威にさらされています。北朝鮮、イランの核問題、テロ組織による核物質・技術入手の可能性など、核不拡散の取り組みが重大な局面を迎えているのが厳しい現実であります。だからこそ日本は、核廃絶に向けて先頭に立たなければなりません。

 今年4月、オバマ大統領が「核兵器のない世界」の構想を示したことは、世界中の人々を勇気づけました。今こそ我々は、行動しなければなりません。

 第一に、核保有国に対して核軍縮を求めます。透明性の確保と情報の開示が進めば、信頼醸成が可能となり、更なる核軍縮への好循環を生みます。非核兵器地帯の創設は、P5(常任理事国)と地域の非核兵器国との連携の下で進めることができれば、決議案にあるように、核軍縮と拡散防止、ひいては世界と地域の平和と安定という目的に資するものとなり得ます。

 第二に、CTBTの早期発効、カットオフ条約(兵器用核分裂物質生産禁止条約)の早期交渉開始を強く訴えたいと思います。1954年3月4日、南太平洋ビキニ環礁における水爆実験で日本の第五福竜丸が被曝(ひばく)したことを私は思い起こします。カットオフ条約によって「持てる国」の核兵器生産能力を凍結することは、核軍縮・不拡散の双方に貢献することになり、また、NPT体制をより平等なものにするためにも不可欠な措置であります。我々に浪費すべき時はありません。

 第三に、日本自身が核軍縮・不拡散を主導する積極的な外交を展開します。たとえば、国連総会における核軍縮決議の提案、日豪による川口・エバンス国際委員会(核不拡散・核軍縮に関する国際委員会)の活動支援、IAEA(国際原子力機関)の技術・専門性および資源を強化するための取り組みを進めます。エルバラダイ事務局長の果たしてきた役割に敬意を表し、天野次期事務局長の果たす役割にも期待し、サポートしていきたいと考えます。

 第四に、新たな核拡散の動きに対し、積極的に対応します。

 北朝鮮による核開発は我が国を含めた国際の平和と安全に対する脅威であり、断固として認めるわけにはいきません。国連安保理決議第1874号の実効性を高めるため、さらに必要な措置をとっていきます。

 イランの核問題に対しても懸念しております。核不拡散に果たす国連安全保障理事会の役割は今後ますます高まっており、その強化を求めます。来年開催される核セキュリティー・サミットにも貢献したいと考えています。

 第五に、今日採択される安保理決議にもあるように、原子力の平和利用にあたっては、拡散のリスクを低減し、保障措置・核セキュリティー・原子力安全の各項目について最高レベルの水準を順守することが必要であります。

 【結語】これから来年5月のNPT運用検討会議までの間は、我々にとって「核兵器のない世界」に向けて現実的な第一歩を踏み出せるかどうかの、決定的に重要な時期であります。核保有国であろうと、非核保有国であろうと、核軍縮・不拡散に向けて行動することは地球上のすべての国家の責任であります。ご清聴ありがとうございました。





思っていた以上に、いい演説だったと思う。プラハ演説直後にこう言い出せなかった麻生は、全く不甲斐ない。
>39:をどりんさん

プラハ演説の後に麻生のやった事と言えば、その親書を核武装論者の安倍に持たせてオバマに送った事。全くもって情けないの一言です。
アメリカと日本の二国以外に核廃絶を訴えるに最も相応しい国家はないと言うのに。

出遅れはしたものの、鳩山首相には核廃絶に向けて出来る限りの事を日本国民の代表としてやっていただきたいものです。
高校で世界史を教えている新田と申します。
鳩山首相、頑張ってますね。
正直、あまり期待していなかっただけに、とてもうれしいです。
唯一の核兵器使用国アメリカとその被害者たる唯一の被爆国日本が手を組み、世界の平和に向けてリーダーシップをとる。
そんな夢のようなことが起こりつつある。
もちろん、まだまだ道は険しいですが、オバマ、鳩山に頑張ってもらいたいと思います。
それと同時に、日本の国民がこの流れを強く支持することが大切だと思います。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=35896

北朝鮮が核放棄を宣言か、中国首相に表明―香港紙

2009年10月3日、消息筋によると、北朝鮮の金正日総書記が、6日訪朝する中国の温家宝首相に、核兵器を放棄する考えを伝え、具体的な方法も明らかにするという。3日付香港紙・明報が伝えた。

北京の専門家によると、金総書記は今年9月、胡錦涛総書記の特使として訪朝した戴秉国国務委員に「核問題を解決するため、多国間または二国間協議に参加したい」と述べた。温首相にはさらに踏み込んだ方針を示す可能性が高い。

北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議が行き詰まる一方、北東アジア経済が回復を見せていることが背景にあるとみられる。

温首相は6日の訪朝後、10日に北京で開かれる日中韓3カ国首脳会議に出席し、北朝鮮の核問題を話し合う。温首相はその際、金総書記の核放棄の考えを披露するという。




あの国にとって全ては取引の材料にすぎないが、ともかく非核化に向かうように日本も外交的に仕向けないといけない。
http://cnn.co.jp/usa/CNN200910090021.html

ノーベル平和賞、バラク・オバマ米大統領に

ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、今年のノーベル平和賞を、バラク・オバマ米大統領氏に授与すると発表した。

授賞理由については、今年1月の就任後、イスラム社会に対話を申し出、非核への決意表明、中東和平交渉の促進に力を注ぐなど国際政治の推進に新たな環境を生みだしたことに言及。また、国際社会や各国国民間の協力関係の深化などを強調し、国連重視に転じたことも指摘した。

バラク・オバマ大統領氏には賞金1000万スウェーデン・クローナ(約1億2700万円)が贈られる。授賞式は12月10日、ストックホルムで行われる。





まだちょっと早すぎるのではないかとも思いますが、その価値は充分あると思います。
>>46-47

ノーベル平和賞には「期待料込み」の部分もありますから、今後の動きに注目しましょう。
確かに核廃絶を言ったことは良い事だと思いますが、
まだそれに対して何もしていないのでは?
現実にアメリカは核を沢山持っているわけですし、

いまだにアフガニスタンの戦争は続いているのに平和賞ですか?

佐藤栄作の平和賞といいノーベル財団は変exclamation & question

これが抑止力になってアフガンからも撤退、

沖縄の米軍基地もなくしてくれればいいですけれど・・・・・・
刑事ドラマの容疑者だって取り調べで『カツ丼』喰わせて貰ったら刑事の期待に応えてシナリオ通りの自供をはじめます

オバマ大統領も
『カツ丼』
喰ったならばね

役者なら次の行動は、決まってます

言わぬが“華”
知らぬが“華”

な〜んてね

役者だって『華』もらったらそうするように

観客が期待する『唄』を謳うことでしょう

芸人としての『オバマ大統領』が、“お約束”通りの芸を見せてもらえる事を期待するのが宜しいかと思います
>47:チダ@Nutopiaさん

私も現時点では早すぎるとは思いますが、その価値はあると思います。

アメリカと言う単純なマッチョ思考が支持される国で、あえて核軍縮をぶち上げたオバマ大統領の肝の太さは評価される価値があるのではないでしょうか。
勿論、核軍縮と言うのはアメリカの増え続ける軍事予算を抑えたいと言う経済的観念から捻り出した裏技であると思いますが、それを鑑みても価値は損なわれないと思います。

言うだけなら誰でも出来ると聞こえてきますが、アメリカの大統領が核軍縮と言うだけでも充分その価値はあるでしょう。
また核軍縮にノーベル平和賞という看板を掲げるのも、それ自体にも意味があると私は考えます。
http://www.asahi.com/international/update/1009/TKY200910090393.html

オバマ大統領 ノーベル平和賞授賞理由の全文

 ノルウェー・ノーベル賞委員会は、09年の平和賞をバラク・オバマ米大統領に授与することを決定した。彼は多国間外交と諸国の人々の協力を強化することに並はずれた努力をした。委員会はとりわけ、オバマ氏の核なき世界についてのビジョンや働きを重視する。

 オバマ氏は、大統領として国際政治の中で新たな機運を作り出した。国連やその他の国際機関が果たすことのできる役割を強調したことで、多国間外交は、中心的な位置を取り戻した。最も困難な国際紛争を解決する手段として、対話と交渉が優先されるようになった。核なき世界のビジョンは、核軍縮や軍備管理交渉に活力をもたらした。オバマ氏の主導のおかげで、世界が直面する気候変動の挑戦に立ち向かう上で、米国はこれまでより建設的な役割を果たしている。民主主義と人権も強化されるだろう。

 オバマ氏ほど、よりよい未来への希望を人々に与え、世界の注目を引きつけた個人はまれだ。オバマ氏の外交は、世界を指導すべき者たちは、世界中の人々の大半が共有する価値や態度を基盤にして導かなければならないという考えに基づいている。

 108年にわたって、委員会はまさにそのような国際的政策や、オバマ氏が世界を代表するスポークスマンになっているような態度を促進することを目指してきた。委員会は、オバマ氏が「今こそ、私たち全員が、グローバルな課題に対してグローバルな対応をとる責任を分かち合うべき時だ」と強調していることを支持する。





誰かが言わないと、物事は始まりません。
要するに

『ノーベル委員会は、オバマ大統領の連帯保証人になります。ヨロピク』

これが、オバマ大統領授賞の意味です。

これまでは、債務(結果)が履行された後に授賞して後付け的に債務保証していたのが『ノーベル委員会』です。

今回のオバマ大統領の授賞は、『ノーベル委員会』が債務履行前に授賞を決めたことで債務保証の意味合いが強くなりましたね
(^-^)v

『ノーベル委員会』と『オバマ大統領』が国際的に一蓮托生になったと言う意味で歴史的な授賞ですね

※連帯保証人の判子を押すのはマヂでヤバいです
オバマ大統領の連帯保証人になった『ノーベル委員会』さんは、ヤバい印鑑を捺印したかもしれませんね
オバマ大統領が核廃絶をアメリカの大統領として公言して、その期待からノーベル平和賞を取ったというのに、被爆国である日本国の首相は佐藤栄作以来、一体これまでなにをしていたんだろう?

オバマに対して核武装論者の安倍元首相に親書を持たせた麻生太郎といい、全く情けない限り。

これまで期待されてこなかった日本国首相も、もうちょっと期待されるぐらいの存在になって欲しいものです。
http://mainichi.jp/select/today/news/20091010k0000m030147000c.html

ノーベル平和賞:オバマ氏「深く謙虚に受け止め」と声明

オバマ米大統領は9日午前11時(日本時間10日午前0時)すぎ、ホワイトハウスで声明を発表し、ノーベル平和賞受賞が決まったことについて「驚きであり、深く謙虚に受け止めている」と語った。大統領はそのうえで「受賞は私の業績への評価とは受け止めていない」と述べ、「世界の人々の希望」が米国のリーダーシップに寄せる期待を確認したものだと語った。

 オバマ大統領は21世紀の諸課題に取り組むため、国際社会が責任を共有する「新たな関与の時代」の必要性を強調した。特に核兵器が拡散し、人々を核の大量殺りくの危険にさらすような世界を「もはや耐えられない」と指摘。

 そのために「核兵器のない世界」を目指し、「確かなステップ」へと歩み始めたと述べた。そして「すべての国は平和的な原子力を追求する権利はあるが、平和目的であることを明確に示す責任がある」と語り、イランの核開発問題を含めて核不拡散体制の強化を訴えた。

 さらに気候変動対策、中東和平の実現への決意を示したうえで、「核兵器廃絶などの課題は私の生涯でも実現できないかもしれない。しかし、一人や一国だけで解決できないことを認識するかぎり、解決はできる」と呼びかけた。

 ◇オバマ米大統領の声明要旨

 【北米総局】オバマ米大統領の声明要旨は次の通り。

 ノーベル賞委員会の決定に驚き、深く謙虚な気持ちで受けとめている。これは私自身が成し遂げたこととは思っていない。すべての国の人々の願望を代表して米国の指導力が肯定されたものとして受けるのだ。ノーベル賞の歴史を見ると、受賞が特別な業績にだけでなく、大義に弾みをつける手段として用いられたこともある。だから、この受賞を行動を呼び掛けるものとして受け入れる。すべての国に21世紀の共通する挑戦に直面することを求めるものだ。

 我々は核の恐怖の中で生きることはできない。だから私たちは核兵器なき世界を目指す具体的な措置を開始した。すべての国は核利用の意図が平和目的であることを明示しなければならない。

 気候変動がもたらす脅威も容認できない。我々はエネルギーの使い方を変えなければならない。人種や宗教が異なる人々との新たな関係を築かねばならない。イスラエルとパレスチナの人々が平和に生きる権利を認識しなければならない。

 すべての人が教育を受け、疫病や暴力などの恐怖のない、まっとうな生活ができるようにすべきだ。

 すべての問題が私の任期中に解決できるわけではない。だが、一人の人間や一つの国だけで解決できないと分かっていれば、これらの問題は解決できる。この賞はすべての人々が分かち合うべきだ。




世界の非核化という途方もない理想を現実化するのに必要なのはオバマ大統領だけではなく、世界の全ての人がその理想を現実にしようと長期的に努力する事だ。

子供じみた批判などしている場合ではない。
ノーベル委員会さんは
『大相場師』
ですね

下手したら『ノーベル賞の権威』と言う大切な『金看板』にキズをつけるかもしれないのに思い切った『大相場』を果敢に張る勇気を率直に評価したい

『ノーベル委員会』さんもひょっとしたら来年でも、まだ任期中だし大丈夫だとの想いが過ったかもしれませんが、

『too Late』
(遅すぎ!)

これを気にして『大博打』を打ったのでしょうね
(ちょっとスケールは小さいですが、破綻した拓銀の北海道内店舗網を一括譲渡を受けた北洋銀行さんの決断に匹敵する大決心だと思います)

世界はこのノーベル委員会の『大博打』をうけて、少なくとも『オバマ大統領の失敗』という事態だけは避ける必要が増大しました

何故ならば、世界平和に向けて最高のブランド力を有する

☆オバマ大統領
☆ノーベル平和賞

このブランド価値を失う事は、国際政治的に取り返しがつかないからです。

ノーベル委員会の“大博打”が“官打ち”にならない事を世界は願うばかりです
※官打ちとは、急な昇進で失脚又は暗殺されることです
(右大臣源実朝が特に有名)
http://cnn.co.jp/business/CNN200910100008.html

ノーベル平和賞受賞のオバマ氏、賞金は慈善事業に全額寄付と

オバマ米大統領の今年のノーベル平和賞受賞の決定で、ギブズ大統領報道官は9日、オバマ氏が賞金1000万スウェーデンクローナ(約1億3000万円)を慈善事業に全額寄付すると述べた。

寄付を受ける慈善団体の名称などは不明。

同報道官はまた、オバマ氏が今年12月10日にオスロで催される平和賞授賞式に出席するとも発表した。



賞金はおまけに過ぎないけど、行動もこの様にいち早くあって欲しいものです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091113-OYT1T01129.htm

日米首脳会談・核についての共同ステートメント

 「核兵器のない世界」に向けた日米共同ステートメント(要旨)

 日米両政府は「核兵器のない世界」を実現する決意を確認する。

 【核軍縮】

 全核保有国に、透明性、検証可能性、不可逆性の原則を尊重した核軍縮を要求

 【核不拡散・原子力の平和利用】

 核拡散防止条約(NPT)の重要性を再確認。日本は、米国の核実験全面禁止条約(CTBT)発効に向けた意志を歓迎

 ▽朝鮮半島の不可逆的かつ検証可能な非核化の目標を再確認
 ▽北朝鮮に対し直ちに無条件で6か国協議復帰を要請
 ▽核計画に関しイランの国際的信頼の回復責任を強調。対話と交渉を通じた包括的解決を目指す

 【核安全保障】

 2010年の核安全保障サミットの成功に向けて協力

 ▽国連安保理決議1540の完全履行で協力。民生用原子力物資・施設に最高レベルの防護を確保することを確認




あわただしい大統領訪日で特に何かあった訳ではないですが、日本もそろそろ経済活動以外でも世界に発言しないといけないと思う。
http://cnn.co.jp/world/AIC201004060015.html

オバマ大統領、新たな核戦略を発表へ 拡散防止を優先

オバマ米大統領は6日発表の「核戦略見直し(NPR)」で、核兵器の拡散防止を最優先に掲げ、新たな核開発は行わないと明言する方針を固めた。米国の核戦略は、数十年ぶりに大きな転換点を迎える。

米政権高官が匿名でCNNに語ったところによると、新戦略の第一の狙いは、1968年の核拡散防止条約(NPT)の枠組みを維持し、テロリストによる核の使用を阻止することだ。NPTの順守を奨励する一方で、違反国の孤立化を図る。

同高官によれば、米国は新たな核兵器開発を停止する一方で、現有兵器の管理に「相当額の投資」を行い、保有している核弾頭の寿命延長にも取り組む。これにより弾頭数の削減を可能にし、維持する戦力の戦略的有効性を高めることが期待されるという。

核問題を扱う米専門誌BASが2009年に発表した推計では、米国は5200発の核兵器を保有しており、そのうち2200発が長距離の戦略核とされている。

オバマ大統領は、世界の核の脅威を低減させることを政権の最優先課題と位置付けてきた。3月にロシアとの間で、第一次戦略兵器削減条約(START1)に代わる新たな核軍縮条約で合意に達し、8日に署名する予定。また来週には、核安全保障サミットを主催する。

http://www.asahi.com/international/update/0406/TKY201004060162.html

米、非核保有国に核攻撃せず イラン・北朝鮮は例外

 オバマ米大統領は5日、核兵器を持たない国に対し核攻撃をしない方針を、米紙ニューヨーク・タイムズとの会見で明らかにした。米国は通常兵器や生物・化学兵器による攻撃に対し、原則として核による報復攻撃をしないことになる。「核なき世界」に向けて、安全保障上の核兵器の役割を縮小する大きな方針転換と言える。

 6日に発表する米国の「核戦略見直し(NPR)」に、こうした方針を盛り込むとみられる。同紙によると、核不拡散条約(NPT)を順守する核兵器の非保有国に対しては、生物・化学兵器による攻撃やサイバー攻撃を受けた場合でも、核兵器による報復攻撃を原則としてしない。核兵器使用の条件を明らかにしない「あいまい政策」をとってきた米国が、使用条件を限定するのは初めて。一方で、オバマ大統領は、NPTに反する形で、核開発を続ける北朝鮮とイランは例外扱いとする考えも明らかにした。

 オバマ大統領は核の役割縮小を決断した理由について、「核兵器を重視しない方向に動き続けることを確かにしたかった」と述べた。また「極限の状況以外では、米国の通常兵器の攻撃能力は効果的な抑止力を発揮できる」とし、核兵器の削減や役割の低下を、通常兵器で補う考えを示した。

 また、ホワイトハウスの複数の高官は、今後の開発で化学兵器などの破壊力が大幅に増した場合などは、核による報復攻撃を再検討する余地を残すとの方針を、同紙に示した。米国が核を先制使用する方針も維持されるという。同紙はこうした方針が、核戦力の維持を求める保守勢力と、「核なき世界」に向けて大胆な方針転換を求めるリベラル勢力の双方で議論を呼ぶと指摘している。

 核兵器の非保有国に対して核兵器の使用を禁じる考え方は「消極的安全保証」と呼ばれ、日本とオーストラリアが主導する「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」(ICNND)の報告書にも盛られ、岡田克也外相も3月末の主要国(G8)外相会合で各国に支持を求めていた。岡田氏は日本時間6日朝にクリントン米国務長官と電話で協議し、NPRの内容について説明を受けた。




アメリカとしてはかなり踏み込んだ核削減、核戦略の方向転換。世界の非核化はまだまだ先だけど、少しづつ変わっていく事を期待します。

ログインすると、残り26件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

九条の会@mixi 更新情報

九条の会@mixiのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング