2007年8月1日(水) スポーツの教育を強化
昨日開かれた閣僚レベルの委員会で、将来国際的なレベルで競争できるようなスポーツ選手を発掘し育成するために、スポーツを学校教育の主流科目に据えるという方針が決まった。教育省が推進するプランは、新しいスポーツの履修単位制を国内1万校に適用すること、スポーツのコーチが出来る教師を5,000人育成することの2点。教師がコーチとして働いた分は手当てを支給する予定。 (New Straits Times / Prime News)
2007年8月2日(木) ファイアーフライが片道50センの便を運航
ファイアーフライ(マレーシア航空の子会社で国内では2番目に出来た格安航空会社)が国の独立50周年記念にちなんで片道50セン(約17円)の便を発表した。いずれもペナン発で、行き先はランカウイ、クアンタン、トレンガヌ、コタバル、プーケット、コ・サムイ。予約の受付はオンラインのみで予約期間は8月1日〜8月31日。搭乗期間は今日(8月2日)〜2008年3月29日。 (The Star / Nation)
2007年8月3日(金) エア・アジア「遅延の場合は料金を返します」
格安航空会社のエア・アジアは、3時間以上の遅れが出た便については搭乗客に料金を返すサービスを2か月以内に開始すると発表した。実現されればアジアの航空会社では初めてとなる。また顧客がオンラインで食品類を買い、空港のターミナルで受け取って機内に持ち込めるようなサービスのシステムも開発中。この他、空港を管理するマレーシア空港ホールディングズに、クチンやペナンにもLCCT(格安航空会社専用ターミナル)を設置するよう働きかけている。 (New Straits Times / Biznews)
2007年8月4日(土) マラッカ州の「格安コンピューター計画」
マラッカ州政府は「2010年までに州の住民全員を情報技術通にしよう」という理念の下、「全世帯が最低1台コンピューターを持つ」ことを目標に、コンピューターの廉価販売作戦を開始する。手始めにモハマド・アリ・ラスタム知事は州政府関連機関に職場で(使用可能だが)使っていないコンピューターを集めて提出するよう要請。修理、アップグレードして、毎土曜日に一台200〜300リンギ(約6,800〜1万円)で販売する。現在州でコンピューターを所有している世帯数は84,000件。これを2010年に16万件にする考え。 (New Straits Times / Nation)
2007年8月10日(金) KL国際空港の近くに新しいLCCTを作る計画
公共輸送に関する閣僚レベルの会議で、クアラルンプール国際空港の近くに新しいLCCT(格安航空会社専用ターミナル)を(現在のLCCTとは別に)建設することが決定した。格安航空会社エア・アジアの急激な利用客増加(昨年が470万人、今年の年間予想が750万人)に伴い、現在のLCCTの設備ではキャパ不足が起こりつつあるため、第9次マレーシア計画(経済5か年計画)のPFI(民間投資振興法)の下で17億リンギ(約580億円)を投じて年間3千万人に対応できる新しい設備の建築が行われる。完成までの期間は3〜4年。現在のLCCTは、ナジブ副首相によると「なにか別の使用目的」の施設に変えられる予定。 (New Straits Times / Prime News)
2007年8月11日(土) 日本の海自練習艦がマレーシアを訪問
日本の海上自衛隊の練習艦が、マレーシアの独立50周年と日馬国交樹立50周年を記念してマレーシアを親善訪問する。「かしま」「しまゆき」「さわぎり」の3隻で、8月29日にウェストポートのスター・クルーズ・ターミナルに到着し、8月31日(独立記念日)に一般公開される。 (New Straits Times / Nation)
2007年9月4日(火) 女性公務員の産育休暇(無給)が最大5年に
女性公務員の産育休暇(無給)を最大で5年認めることが先週閣議で決定された。たとえば第一子で2年、第二子で2年とった場合、あと1年が第三子に使える。復帰後の給与は「5年の休みの間の3回分の昇給」分が適用される。これまでは、出産休暇が60日(有給)最大5回と育児休暇(無給、始まりは産後61日目からで、これを1日でも過ぎることはできない)が90日最大5回。女性公務員が育児に専念できる期間を確保することで、長期的に、能力の高い働き手をより多くプールするのが目的。 (New Straits Times / Prime News)
2007年9月7日(金) プロトンの正念場
国民車メーカー、プロトンは2002年には国内の車の市場の60%を占める最大手だったが、現在は23%に落ち込んでいる。モハマド・アズラン・ハシム会長は、今後の巻き返しは商品開発にかかっているとして、来年は「イスワラ」の代替種をはじめとする現行車の後継車を数種発売し、2009年に完全な新モデルを発表すると言った。先月発表した「ペルソナ」はこれまでに13,500台の予約がある。また今後はインドネシアやタイをはじめとするASEAN諸国への輸出を拡大して行きたい考え。中国とは「金華青年汽車有限公司」を通して「Europestar」というオリジナルブランドで「Gen.2」の完成車3万台を売る契約が交わされているほか、ロータス社(プロトンの資本下にあるイギリスの会社)の技術サービスを利用して中国で「Europestar」を製造することも計画している。 (New Straits Times / Biznews)
2007年10月6日(土) マレーシアは「海外投資先として望ましい国」第14位
UNCTAD(国連貿易開発会議)が4日に発表した世界の投資の状況調査によると、マレーシアは今後3年間の海外投資先として望ましい国の第14位にランクされた。1位〜10位は次の通り。(1)インドと中国、(3)米国、(4)ロシア、(5)ブラジル、(6)ベトナム、(7)英国、(8)オーストラリア、(9)メキシコ、(10)ポーランド。11位から20位の中にアジアの国が5か国入っている(*)。調査報告によると、インド、中国と東南アジアは、拡大する市場とその規模、労働力のコスト(比較的安価)と質(高い)といった点で海外からの投資家を惹きつけ、その地位を固めつつあるということだ。 (New Straits Times / BIZ NEWS)
2007年10月12日(金) ウォルマートとメトロAGがマレーシアに進出か
シャフィー・アプダル国内取引・消費者相は、ハイパーマーケットのウォルマート(米)とメトロAG(独)がマレーシアでの営業許可を申請したことを発表した。現在国内で営業しているハイパーマーケットはカルフール(仏)、テスコ(英)、ジャイアント(馬)、マイディン(馬)の4社。ウォルマートは米国で4,000店舗、世界15か国で2,900店舗を持ち、メトロAGはヨーロッパ第二の規模で、19か国にスーパー「メトロ」と「マクロ」337店舗を持つ。シャフィー大臣によるとこの2社が国内市場に本格参入すれば雇用の創出、市況の活性化が期待されるということだ。 (New Straits Time / Prime News)
●2007年10月16日(火) 宇宙でもハリ・ラヤ
ロシアのミッションに加わって国際宇宙ステーションで実験を行っているマレーシアのシェイク・ムスザファー・シュコル飛行士は、14日、宇宙食として持参したマレーシアのレンダン、ブリヤニ、クエなどをクルーにふるまった。この他ドライマンゴーやバナナケーキも持参している。地上ステーションのジャマルディン科学技術革新相とのビデオ会談でシェイク飛行士は「マレーシアの食文化をここ(宇宙)でクルーと分かち合えて嬉しい」と言った。 (New Straits Times / Prime News)
2007年10月17日(水) アジア太平洋で、億万長者の人数は日本が1番
メリル・リンチが昨日発表した「アジア太平洋財産報告」によると、アジア太平洋の国と地域で、昨年、個人の金融資産(家を除く)が100万米ドル(約1億2,000万円)を超した人の数は、1位日本(148万人、前年比5.1%増)、2位中国(34.5万人、同7.8%増)、3位オーストラリア(16.1万人、同10.3%増)。しかし、これら億万長者達の「平均資産」では、1位香港(540万米ドル≒6.3億円)、2位中国(500万米ドル≒5.8億円)、3位シンガポール(490万米ドル≒5.7億円)。これの世界平均が390万米ドル≒4.6億円で日本は250万米ドル≒2.9億円にとどまる。該当者の人数の前年からの伸び率が高いのはシンガポールの21.2%で、6.7万人。インド人の億万長者のうち15万人以上が香港、シンガポール、インドネシア、タイ、日本など国外に住んでいる。 (New Straits Times / Prime News)
2007年10月19日(金) コムタに再び輝きを(ペナン島)
ペナン島ジョージタウンの65階建て商業ビル「コムタ」が、1,050万リンギ(約3.6億円)で修復されている。かつてジョージタウンの商業の中心であったが、2000年に家賃統制法が廃止されて(家賃が値上がりし)テナントが減り始め、現在のテナント数はキャパの50%を下回っている。来年半ばまでに修復を終えて新しいアンカーテナントを入れる予定。2010年までに周辺の市街地に住宅を1万戸建設する計画もあり、コムタはペナン島の名所に返り咲きすることを狙っている。 (New Straits Times / Nation)
2007年11月1日(木) マレーシアは北朝鮮の核施設無能力化に期待
昨日アブドラ首相は、3日間の日程でマレーシアを公式訪問していた北朝鮮の金英逸(キム・ヨンイル)首相と会談した。金首相は六か国協議の合意に基づいて北朝鮮が年末までに核施設の無能力化を進めることを伝え、アブドラ首相がこれを歓迎した。北朝鮮はマレーシアとの貿易や経済活動の拡大を希望している。金首相は今日カンボジアへと向かう。 (New Straits Times / Prime News)
2007年12月3日(月) 青少年の喫煙は間接的広告が影響か?
東南アジアタバコ規制アライアンスが昨日発表したASEAN諸国の喫煙実態のデータによると、13〜15歳の喫煙者率はASEANでマレーシアが最も高く、男子で約40%、女子で少なくとも11%いる。アドバイザーのコランダイさんは、十代の喫煙はメーカーの間接的広告(コンサート、F1、ワールドカップなどのスポンサー)の影響が大きいと言う。マレーシアでは直接、間接を問わずタバコの広告は禁止されているが、インターネットや携帯ショートメッセージなどでは規制が及ばない。マレーシア保健省のザリハさんは、政府の青少年喫煙防止キャンペーン「Tak Nak(いらない)」を継続すべきだと主張した。成人に関しては、マレーシアの男性喫煙者は46.4%、女性は1.6%。 (New Straits Times / Prime News)
2007年12月6日(木) マレーシア人は公正な選挙を評価
TNS(世界的な市場調査グループ)とギャラップ・インターナショナル(スイス拠点の調査会社)が行った「アジアの民主主義」を含む調査の結果が出た。調査期間は今年6〜8月、対象は57か国(中国は入らず)6万人以上。マレーシアでは半島部の都市周辺の1,250人が対象で、(1)この国の選挙は自由で公正である→74%、(2)政治は国民の意思で行われている→69%で、この2項目ではアジアでトップ。(3)民主主義は問題はあれど政治形態としてはよい→85%、(4)民主主義に満足→88%。それぞれの項目の世界平均は(1)47%、(2)31%、(3)79%、(4)69%。 (New Straits Times / Prime News)
2007年12月11日(火) 1月からファーストフードに成分表示を義務付け
保健省は来年1月から、ファーストフードの包み紙などに成分表示をすることを徹底する。内容はカロリー、炭水化物、脂肪、タンパク質、塩、砂糖。実施の6か月前に業界20社に通達しているが、現在用意が出来ているのはKFC、A and W、マクドナルドの3社のみ。チュア保健相は期日にこれを実施しない業者を新聞で公表し、行政措置を取る構えであると言った。チュア保健相はまたファーストフードのTVコマーシャルのガイドラインも発表。内容は、4〜9歳児対象の番組では放送しない、栄養について不適切な表現をしない、など。 (New Straits Times / Prime News)
2007年12月12日(水) 宇宙飛行士は「イドラ・イルム(知的アイドル)」
ジャマルディン科学技術革新相の国会での発表から。・マレーシア初の宇宙飛行士シェイク・ムスザファー・シュコル氏は青少年対象の講演会で全国を回っている。目的は科学・数学の大切さを学ぶことの動機付け。彼の人気はシティ・ヌルハリザやマウイ(ともにマレー系人気歌手)を超え、いまや「イドラ・イルム(知的アイドル)」となった。・省はマレーシアの中華系学校で講演会を開くために中国が宇宙飛行士を派遣してくるという申し入れを承諾した。・マレーシアの第二宇宙飛行士候補のファイズ・カリード氏は2010年か2011年にロシアのミッションに参加するチャンスがある。 (New Straits Times / Prime News)
2007年12月17日(月) クアラ・トレンガヌがまもなく「市」に昇格
12月31日、「トレンガヌ観光年2008」の開幕とともに、トレンガヌ州都のクアラ・トレンガヌが「市」に昇格する。タマン・シャー・バンダルで開かれる記念式典の目玉は、7分間の花火、市の新しいロゴと市歌の披露、文化ショー。州の地方自治体・住宅委員会のアハマドさんは「クアラ・トレンガヌ市の最優先事項は公共輸送システムの改善と住民や観光客に安全を提供すること。観光客誘致では、イスラム文化公園やディズニーランドのようなテーマパークの建設を計画している。5月31日〜6月6日までマレーシアン・ゲームズ(全国スポーツ大会)がトレンガヌで開かれるが、全国から集まるアスリートたちによい印象を持ってもらえるよう努力したい」と述べた。 (New Straits Times / Nation)
新50リンギ札が来月末までに流通開始
50リンギ札(約1,700円)のデザインが12年ぶりに変わる。おもての初代国王アブドゥル・ラーマンの肖像はそのままだが、赤いハイビスカスの花が加わり、両端にソンケット織りのパターンがあしらわれる。最初の5千万枚のうらには初代首相アブドゥル・ラーマンの独立宣言の横姿と独立50周年のロゴが描かれるが、その後の発行分からロゴは消える。偽造防止策としては、コピーするとデザインが変わる仕組み、銀のホログラフ帯、偽造防止糸の埋め込み、マイクロ文字、目に見えない蛍光要素などが取り入れられている。現行の50リンギ札も流通するが、中央銀行では3〜5年で全て新札に入れ替わるだろうと予想している。12月26日から中央銀行本支店で特別パッケージに入った新札2万枚が1枚60リンギで販売される。一般流通開始は来月末。 (New Straits Times / Prime News)
2007年12月23日(日) 世界ハラルエキスポでマレーシアのパーム油を促進
アブダビ(アラブ首長国連邦)で開かれている世界ハラル(*1)エキスポのフォーラムで、マレーシア・パーム油協会西アジア地域局長のアハマド・ザフリ氏は、トランス脂肪酸の摂取を避ける傾向が世界的に広まっている中で、パーム油は最善の選択であると言った。現在アメリカの食品業界ではパーム油の消費が劇的に増加している。一方イスラム諸国での消費者の関心は、食品に含まれる脂肪がハラルと認定されているかどうかであり、この点でもパーム油は適している。油ヤシから取れるパーム油以外の産物の「サファル」も、動物性油脂に替わるものとして注目されており、現在世界からの需要は月6万キロ、これに中東やOIC(イスラム諸国会議)加盟国からの需要が加わる可能性がある。 (New Straits Times / Prime News)
2007年12月24日(月) クランタン州が戦争の歴史を観光の目玉に
クランタン観光活動協会では、第二次世界大戦の跡を示す記念碑や遺跡を観光の要所に据え、外国から、特に日本から観光客を誘致する計画がある。日本軍が1941年12月8日にクアラ・パク・アマット(コタバルから12キロの村)に上陸したことを記録した記念碑(SMK ハズマにある)や、コタバル戦争博物館、英国兵士の薬箱、英国の爆撃を受けたが破壊されずに残ったつり橋や駅舎など。このうちクアラ・パク・アマットへの日本軍の上陸に関しては、真珠湾攻撃より90分ほど早かったとして、これを太平洋戦争の始まりと見る歴史学者もいる。 (New Straits Times / Prime News)
●2008年1月4日(金) 食に満足、体重管理に無関心なマレーシア人
マーケティングリサーチのシノベイト社が「世界体重管理調査」の結果を発表した。マレーシアでの調査対象者は15〜64歳、ひと月の家計収入が1,000〜5,000リンギ(約3.3万〜16.6万円)の1,010人、調査期間は昨年11月。これによると、体重管理の意識が低いのは、マレーシア、香港、シンガポールで、体重を全く計らない人の割合がそれぞれ25%、22%、37%。逆にフランスとアメリカは意識が高く、約半数の人が週に1回かそれ以上体重を計っている。食事や運動への関心度合では、サウジアラビア人の20%が薬草やサプリメントを使用、ブラジル人の26%が規則的なエクササイズやジム通いをしているのに対し、マレーシア人の60%以上が「好きな時になんでも食べられるものを食べる」という姿勢を見せている。ファーストフードを「おいしくてやめられない」と答えた人の率が世界一多いのはイギリスで45%、「そんなことはない」と答えた人の率が多かったのはフランス(81%)、シンガポール(75%)、香港(73%)、マレーシア(70%)。 (New Straits Times / Nation)
●2008年1月8日(火) 2リンギで受けられる健康診断バスに乗ろう
全国腎臓財団(NKF)が、昨日「NKFライフチェック移動健康診断ユニット」を開始した。これは40席のバスを健康診断用に改造したもので、運転手と医師を含む8人のチームで運営し、尿、血圧、血糖値、コレステロールなどの検査を2リンギ(約67円)で請け負う。当面は都市部と郊外で週5日運行し、将来は地方を回ることも計画している。保健省のドクター・イスマイルは移動ユニットの目的について「国民にもっと自分の健康に責任を持ってもらうことだ。早期発見によって防ぐことができたかもしれない病気で苦しむのは痛ましい」と言う。彼によると現在人工透析を受けている腎臓病患者数は14,647人で10年前の2,922人の約5倍。 (New Straits Times / Prime News)
チャン運輸相は、シンガポールで開かれたアジア横断鉄道(シンガポール−昆明)の会議で、マレーシアがこのプロジェクトのリーダーに指名され、閣議がこれを受け入れたと発表した。構想10年のこのプロジェクトは、最近中国が昆明からベトナムのネットワークへのリンク作りに積極的に取り掛かり、ようやく始動した。タイとカンボジアの国境も、マレーシアがカンボジアに寄付したレールを用いて今年第一四半期につながれ、これによりカンボジア−タイ−ミャンマーがつながることになる。マレーシア国内ではラワン−イポー間の複線化により、今年半ばまでに通勤サービスがタンジュン・マリムまで拡張、1年半〜2年以内にクアラルンプール−イポー間で6両編成の急行列車が走るようになる。イポー以北の鉄道の近辺には329キロの間に3,000人の不法居住者が居り、この部分の複線化を進めるネックとなっている。 (The Star / Nation)
2008年1月19日(土) 新石器時代の人骨が近く故郷に帰る
クランタン州グアチャの石灰岩洞窟で1954年に発見されてイギリスに持ち出されていた新石器時代の人骨が、このたびマレーシアに返還されることになった。ライス文化・芸術・遺産相率いる代表団がケンブリッジ大学マクドナルド考古学研究所に保管されているこの人骨を引き取りに向かう。国家遺産局の考古学者らが人骨を12のパックに分けて運び、国立博物館で公開する予定。グアチャの石灰岩洞窟は1万年前に出来、6000年前に新石器時代の人々が住んだと考えられており、洞窟上部からは焦げた米も発見されている。 (New Straits Times / Nation)
2008年1月26日(土) パハン州に世界最大の幹細胞製造施設を
米国を本拠地とするバイオ細胞研究機関(BCRO)が、現在スロベニアにある幹細胞製造施設をマレーシアのパハン州に3年かけて移動することになった。技術的なノウハウの移行にかかる費用は2.8億リンギ(約93億円)。同機関は現在北米、南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの医師や病院に幹細胞の移植を提供しており、ここ2年半で東南アジア、香港、オーストラリアの患者200人(うちマレーシアで100件)の治療に貢献している。医療研究者らは幹細胞の移植について、がん、糖尿病、脊髄や筋肉の損傷の治療に役立つとしている。マレーシアにBCROの設備が出来れば、幹細胞移植による治療の費用がより手ごろになると期待されている。 (New Straits Times / BIZ NEWS)
2008年1月28日(月) 野良犬、野良猫のいないマレーシアに
動物虐待防止協会(SPCA)は「野良犬、野良猫のいないマレーシア2010」キャンペーンを2003年に開始し、2007年末までに犬猫合わせて7,241匹の去勢手術を行った。これは猫1,260万匹、犬610万匹が増えるのを阻止した計算になる。協会はまた各地方自治体に低収入の飼い主のための格安去勢クリニックを設置するよう働きかけたり、野良犬、野良猫を増やさないために、ペット用マイクロチップ、ごみの処理、飼い主の責任教育などを推進している。協会が引きとった捨て犬、捨て猫の数は、2003年には月平均1,000匹だったが2007年には月平均500匹に減った。野良犬、野良猫の全体数について正確な数字は把握していないが、確実に減っていると協会では見ている。 (New Straits Times / Nation)
2008年2月4日(月) イポーの洞窟寺院はアンコールワットに「匹敵」するかも?
イポーのキンタ・バレーの石灰岩の地層の中にある30を超える洞窟寺院を5年以上研究しているベニタ・プレンチャンドさんによると、ここは宣伝次第で外国からの観光客をもっと誘致出来る価値があるという。150年ほど前から前世紀まで錫の採掘が盛んだったこの地区で、採掘作業中に見つかった偶像やお祈りの道具などを調べると、洞窟寺院の中には1400年前から存在していると考えられるものもある。「これら洞窟寺院と天然の石灰岩の丘を観光パッケージにして推進すればペラ州の人気スポットになりますよ」とベニタさん。 (New Straits Times / Nation)
2008年2月10日(日) 観光業の世界競争力でマレーシアは上首尾
世界経済フォーラム(ジュネーブが拠点)が、124か国について調査した「旅行観光競争力報告2007」を発表した。マレーシアは旅行観光業におけるコスト競争力で2位、旅行者の安全性で19位、警察の信頼性で19位、観光客誘致のためのキャンペーン努力で6位、総合競争力で31位。世界経済フォーラムのシュワブ理事長はこの報告の中で、開発途上国における観光業は、世界の国内総生産(GDP)の10.3%と、2.34億件の求人、つまり世界の雇用の8.2%を創出している点で役割が大きいと評価。世界経済フォーラムは、6月15日と16日に、東アジアフォーラムをクアラルンプールで開催、20か国以上から300人の代表が参加する予定。 (New Sunday Times / Prime News)
2008年2月18日(月) マレーシア人のチキン消費量は2006年に964トン
農業・農業関連産業省の統計によると、マレーシア人のチキン消費量は2006年に964トンで、2005年の940トンを超えた。ビーフは2006年に135.4トン、2005年に132.8トン。QSRブランズ(マレーシア、シンガポール、ブルネイ、カンボジアでKFCの460店舗を経営するKFCホールディングスの株を43%所有する会社)のムハンマド・アリ会長によると、同社が製品作りのために昨年処理したニワトリは3,300万羽で、増える需要に対応するため、ブキッ・ムルタジャム(ペナン州)とクラン(スランゴール州)の2つの工場のキャパを30〜40%増やし、2,500万リンギ(約8.4億円)でジョホールに新工場を作る計画だと言った。 (New Straits Times / BIZ NEWS)
2008年2月19日(火) イスラム文明テーマパーク、開園2週間で来客50万人
2月3日にアブドラ首相が開園セレモニーを行ったクアラ・トレンガヌのイスラム文明テーマパークは、これまでに国内から50万人が訪れた。この公園は広さ23ヘクタール、建設費用2.5億リンギ(約84億円)で、マレー半島東海岸の経済開発計画「東海岸経済地域(ECER)」の一環として作られ、「トレンガヌ観光年2008」の牽引役として期待されている。メインのクリスタル・モスクの他、国内およびオーストラリア、ヨーロッパの技術者を呼んで作った世界の20のイスラム建造物のレプリカが呼び物。 (The Star - Star Metro / Feature)
2008年2月25日(月) 総選挙、各党候補者指名終了
3月8日に行われる総選挙に向けて、24日、各党の候補者指名が終了した。この時点でバリサン・ナショナル(与党連合「国民戦線」)が対立候補のいない地域において、国会222議席中7席、州議会505議席中2席を獲得した。野党側が獲得したのは州議会1席のみ(クダー州でPAS党)。残る国会215席と州議会502席について選挙で問われることになる。与党(3党の連合)、野党8党、無所属合わせて候補者数は1,588人。 (New Straits Times / Front Page)
2008年9月1日(月) 振替休日 タバコ、今日から値上げ
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社(BAT)は9月1日からタバコの価格を最低60セン(約19円)値上げすると発表した。政府が2009年予算案でタバコに20%の物品税を課すと決めたことと、世界的なタバコや紙、燃料費の2桁規模の値上がりがその理由だとしている。 (New Straits Times / Prime News)
●2008年9月3日(水) エコツーリズム・プロジェクトは見直しが必要
会計検査官の報告によると、観光省が1996年末に発表した「全国エコツーリズム計画」の実行具合は不十分、不適切である。一例として、19万リンギ(約607万円)で作ったクアラ・スランゴールのタマン・アラム・リサーチセンターは現在多目的ホールとなっていたり、第8次、第9次マレーシア計画でエコツーリズム地域に指定された60か所のうち45か所は1996年の計画に示された「エコツーリズムの可能性のある地域」に合致していない。第8次マレーシア計画の下での計画遂行度は20のプロジェクトのうちの半分と不満足な結果。観光省の事務局長は、報告は受け止めるが、1996年の計画は見直しが必要だと述べた。 (The Star / Nation)
2008年9月5日(金) LRT新車両はまだまだ先
先月アブドラ首相がラッシュ時の電車に試乗して鉄道会社に早急に輸送キャパを増やすように指示し、2009年予算で公共交通に350億リンギ(約1.1兆円)を充当すると発表したが、LRT(軽量高速輸送システム)を運営するプラサラナ社では35の新車両の導入は早くて来年9月、全部揃うのは2011年だとしている。新車両が軌道に乗ればクラナジャヤ線の1日の乗車人数を現行の16万人から35万人に増やせるという。プラサラナ社は2005年1月にLRTの運営を前企業から引継ぎ、2006年に新車両をカナダのボンバルディア・グループに発注した。発注から新車両運営までの待ち時間についてシャイプディンCEOは「業界標準です」と言う。 (New Straits Times / Nation)
2008年9月7日(日) 理数科を英語で教える試みの検証
2003年に小中学校で理数科を英語で教え始めて6年目になる。その効果についてスルタン・イドリス教育大学のイシャク教授が、全国の小学5年生約3,000人と中学2年生約2,800人を対象に調査とテストを行って検証した。結果は英語で理科を教わるのは易しいと答えた生徒は全体の5分の1以下、英語で数学(算数)を教わるのは易しいと答えた生徒は全体の5分の2以下。テストの結果の一例は、小学校5年生のグループ1,700人の算数の平均点が7.89(20点満点)、理科の平均点が4.08(14点満点)、英語の平均点が11.87(31点満点)と、芳しくない。民族別では中華系・インド系に比べて、マレー系やオラン・アスリ(先住民)の平均点が低く、地域別では都市より地方の方が平均点が低い。イシャク教授はこの結果を、地方に社会経済背景の弱いマレー系人口が多いことと関連づけて見ており、理数科を英語で教えるプロジェクトを全国一律で行ったのは失敗であり、生徒の背景や状況によっては理数科をマレーシア語で教える選択も必要だと考えている。 (New Sunday Times / Prime News)
2008年9月8日(月) 休暇の旅行には国内が人気
5日から3日間、PWTC(プトラ世界貿易センター)でMatta(マレーシア旅行代理店協会)フェアが開催され、200を超える代理店が880のブースに出店した。前回(今年3月)に比べて国内や、海外でも近場の航空券の需要が多かった。Mattaのニアム会長は「『休暇には旅行を』がマレーシア人のライフスタイルとなり、インフレで家計は厳しくても旅行それ自体をやめることはせず、年4回の旅行を年3回に減らしたり、遠い海外に行くかわりに目的地を国内にする傾向がある」と言う。前回のフェアでは入場者が75,000人、売上げが9,500万リンギ(約30億円)だったが、今回は入場者が70,000人、売上げは8,000万リンギ(約25億円)だった。 (The Star / Nation)
2008年9月9日(火) メガセールを振り返って
マスターカードの報告によると、メガセール(7月28日〜9月1日)の第一週に、マレーシア人は1.73億リンギ(55億円)、外国人観光客は1,760万リンギ(5.6億円)を支出した。国別では多い順にシンガポール、インドネシア、オーストラリア、イギリス、米国。マレーシア人の支出は昨年の同時期に比べて24%増加。物価の上昇で消費全体は15%ほど落ち込んではいるが、アザリナ観光相は今後も小売業界だけでなく航空会社にも呼びかけてセールス・カーニバルを推進する考え。11月29日〜1月4日にもセールを展開する。 (New Straits Times / Prime News)