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パーソン論コミュのパーソン論に関する質問と回答

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理解せずにコミュニティーに参加された方に面倒ごとを起こされるのは不本意なのでこちらで詳しい質問などを受け付けます。

率直に言ってパーソン論というのは徹底した功利主義、合理的理性主義の上に成り立っている最大公約数の人数に最大の幸福を追求する思想です。
最大公約数の基準となるのは合理的で理性的な近代的生産者であります。
パーソン論というのはこれを人間の基準とし倫理学上の人間と学術上のホモサピエンスを区別する知性有意主義です。
つまり『社会の構成員として認知され人間としての尊厳と人権を持つホモサピエンス』と『それ以外の最大公約数から漏れた人間の扱いを受けないホモサピエンス』を区別するという思想なのです。

パーソン論では中絶やクローン技術に対する人間の罪悪感を現在の倫理よりも緩和させます。
知性の発生以前では人間として扱われないからです。
胎児の先天的要因による選別も容易になりますし脳死患者からは問答無用で臓器の摘出が行われます。
感情の問題を差し引けば非常に合理的でしょう?
社会の構成員に臓器が無駄なく渡るし、両親は望まぬ子を産み育てる必要が無いのです。
ヒトクローン胚には知性が存在しないから研究対象として扱えるし
脳の無いホモサピエンスを作れたらそれを生体実験の対象として研究することも容易です。
そういう背景で世界中の科学者から指示されている理論です。

知性有意主義ですから人間の選別にIQ(Intelligence Quotient)も用いられます。
間違った知識から誤解している人も居ますがIQとは精神年齢/生活年齢×100だけではありません。
15歳以下の場合にはこう言った計算を用いられますが
現在一般的には母集団の平均知能に対してどの程度の知能であるかの指数をIQとします。
偏差値で言えば50がIQの100にあたります。
そして一般にIQは50未満がホトンド測定不能です。
なぜならばその付近のIQを持つホモサピエンスの子供は人格の存在が疑わしく動物的行動をとらなければコミュニケーションをとることすら難しいのからです。
そこからパーソン論の中には人格の発祥はIQ50前後とされる理論があります。
なのでこれ未満のIQのホモサピエンスは人格が無いので倫理学上、人としてあつかわれません。

この考えをナチ的と批判する宗教家なども居ますが
パーソン論の考案者であるPeterSinger博士はユダヤ人でありホロコーストの被害者のひとりでもあります。
従って彼はナチスにはありえません。

ご理解いただけましたか?
引き続き質問を受け付けます。
一部細かい間違いがあるかもしれませんがそれは管理人の不勉強によるものです。
修正しますのでご指摘ください

コメント(10)

このパーソン論は、ピーター・シンガーのパーソン論を下地にしているのですか?
もしそうでしたら、の話ですけど若干わたしの理解と異なる論がありますので、質問させていただきます。

まず、一行目の徹底した功利主義とありますが、
シンガーは人格(パーソン)の価値を4つの立場から擁護しています。それは、選好功利主義、古典的功利主義、継続的自己意識要件とが生存権に必須であるというレーガンのお話、自律尊重です。
これらは、「実践の倫理」においてもそれまで展開されてきたシンガーの功利主義とはまったく別の脈絡で出てくるもので、シンガーもそれは認めているとは思いますが、徹底した功利主義ですと、継続的自己意識要件や自律尊重からの人格の価値を認める立場などが除外されることになります。

そこで、質問です。
この説明での場合の、人格の価値はどのように説明されるのでしょうか?
これまた、攻撃的ですね。しかし、攻撃的なのはむしろ好きです。宜しくお願いします。


シンガーは殺すことそれ自体が不正になるから、生存権を持つとして、人格の価値を説明しているんです。
且つ、利益関心は社会性(的)動物に認めているのではなく、感覚能力ある生命にも認められるものです。
ですので、理性的な近代生産者であることがどのような論理をもって、特別な価値につながるのか?が問題なんですよ。

また、
「功利というのは、あくまで社会性動物であるという前提を崩さない範囲における理性をさすのであり」というのは、自説ですか?利益関心(功利)を理性をさすとするのは大胆ですね。
もしかして、大尉さんはシンガーを読まれたことはないのですね?
まあ、それは周りの方が判断なされますよ。
一つの評価と受け止め、精進させていただきます。
パーソン論を理解されるには、シンガーを読まれることをお勧めします。パーソン論での生存権は法学における生存権と混同為されているようですが、違うものだということがわかるかと思いますし、パーソン論コミュニティですので。
質問

前から疑問であることなのですが、満足のいく答えが得られたことはありませんでした。
この場を借りて質問させてもらいたいと思います。

功利主義は、最大多数の最大幸福を理念とするものだと思います。
ところが、シンガーの主張の主眼は、
何が人間で何が人間ではないかということを決めることであり、
功利主義とは全く別の次元の議論のようにしか思えないのです。
選考功利主義であれ、古典的功利主義であり、
そのポイントは、「人間とされた存在」に関する議論だと言えるからです。

シンガーが「新しい倫理」を擁護するために、
功利主義を用いているロジックを説明してくださる方がいたら、
よろしくお願いします。

あと、ついでに質問ですが、
シンガーの議論と、古典的なパーソン論は同一視して良いのか。
これについての議論を知っている方がいたら、
教えていただけると幸いです。

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