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キングス&クイーンコミュの「キングス&クイーン」オススメコメント(ネタばれ厳禁!)

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コミュの参加者さんからご指摘を貰ったので、ネタばれOKの感想トピックと、ネタばれNGのオススメトピックを作ってみました。こちらはネタばれ厳禁です。皆様、是非ご活用下さいね!

まずは、著名人から寄せられたコメント群を転載しますね(ぽたろーさんのところから転転載)。

 ※

供の頃、人は誰もが王様だった。ならば女は自らの物語を果敢に生きて王の座を奪還する。光の中で屹然と美しく在る。そのためにヒロインが歩む死の影の谷。そこでかいくぐる闇。無論、そんなヒロインの傍らで男は凶暴な茶番を生き抜く。念のためいいそえればこれは21世紀の物語。今もなお、人生=ロマン=映画であることを恐れず貫く監督デプレシャン。彼が差し出す女と男、父と娘、そうして家族。それぞれの闘いが胸に痛い。
―――川口敦子(映画評論家)

ほとんどすべての素晴らしい映画がそうであるように、これもまた長い旅のような映画である。我々は、愛の砂漠を、悲しみの海原を、失意の草原を、希望の高地を、孤独の都市を、否応無しに進むことになる。そして、150分後、いくぶん、けれども確実に、逞しく、そして豊かになった自分を発見するのだ。もちろん、世界は依然複雑なままだ。
―――桜井鈴茂(小説家)

結婚したいタイプは堅実で稼ぎのいい男。でも燃えるのは優柔不断で繊細なアーティストタイプ。後者との恋愛は長続きしないことはもうよく分かってるけど・・・・・・。もしあなたがそんな女性なら、ぜひこの映画を観てください。主人公ノラは生き延びるために嘘をつく。嘘をつく度にオトナになる。オトナが、オトナを支えるのがどういうことか分かってくる。恋愛と結婚と老いてゆく両親との関係、女の選択がここにある
―――七尾藍佳(通訳・作家。雑誌やラジオ等でも活動)

バート・バカラックのように甘くほろ苦く、
山口百恵のように逞しく、
バスター・キートンのように健気で、
キャロル・キングのように繊細な、最高の女性賛歌!!!!!
これはマジで、大マジで
「すべての今を生きる女性のための」映画ではないでしょうか。
・・・・・・いやもぉ、最後には絶対、号泣させられるはず!
―――青山真治(映画監督)

恋する時も、死ぬ時も、人はこうまでとんでもない裏事情をかかえているのか・・・・・・ショックだった、あまりにも赤裸々で
―――黒沢清(映画監督)

この素晴らしい俳優たちを見てほしい。これは俳優の映画だ。デプレシャンは、俳優とともにどこまでも遠くまでいこうとする。彼ら自身知らない世界へと足を踏み出してゆくその果敢さ、互いの信頼、激しさ、優雅さに震える。
―――諏訪敦彦(映画監督)

上手くいかない人生、上手くいくはずのない人生、人と人との交わり、それぞれの思わく、それぞれの打算、それぞれの傷あと、穏やかな気持ち、やがておとずれる安らぎ、(あるいは偽りのやすらぎ)。
気がついたらわんわん泣いてた。
―――貞奴(詩人)

離ればなれになってしまった姉妹の最初の電話のシーンが本当に好きだ。うっかりすると見逃してしまうのだが、カフェで電話する妹の窓越しの向こう側をパトカーが走り去るその一瞬。ああ、「一瞬」というのはこういう事を言うのだと、見るたびに思う。すべてが、あらゆるものが、その「一瞬」の中にある。そんな「一瞬」を見るためなら、私は何度でも劇場に通うだろう。
―――樋口泰人(映画評論家)

コメント(6)

冒頭でム−ン・リヴァ−が流れたとたん、熱くこみあげるものがありました。この映画をやっと映画館のスクリ−ンで見ることが出来たこと、そして前回、日仏で見たときに感じた、生きていくことのむつかしさ、素晴しさ、ひとと関わりあうことの大切さ、そしてわかりあえることの不可能さ・・・などがいろいろとよみがえってきた一瞬でした。それからは、間欠的に、そして波状攻撃のようにこみあげてくるものがあり、最後、イスマエルとエリアスの対話では、もう呆けたようにスクリ−ンを見つめてました。イスマエルの言葉も、もう言葉としてではなく、あのさんさんと降り注ぐ陽光とふたりの足音と一体化していました。この映画、とにかく俳優が、主役以外もみな素晴しいのですよ。映画のなかで、呼吸して思う存分生きている。思いっきり恥をさらして、でも前向きに、そして泡のように軽やかに。デプレシャンも、そんな彼らにそれぞれ重要な役目を与えています。なので、見るたびに新しい発見がたくさん!そして、感動もさらに深く!!見るたび、そして見るひとのどこにリンクするかによって、感想はたぶん、変わる。そして、きっと人生も変わると思う。

*この映画のなかの主要なテ−マになっているものに「養子」があり、普通養子(adoption)と特別養子(adoption pleniere)が出てくるのですが、自分でも記憶が曖昧だったので、ごく簡単に違いを。

特別養子・・・実親との親子関係が切れる。実親との相続関係も以後生じない。
普通養子・・・両方の親との関係が続くので、相続も両方から受けられる。
当日の日記ではストレートに感じたことを表現。
まあノラ視点で。
で、回想しつつ、そして自我を置き換えつつ考えてみる。
この映画は実に深い。
演者の誰に視点とゆうか立場を置くかで、何を問うか、何を求めるかがまったく変わってしまう。
振れ幅180度。
つまるところ、数回、少なくともノラとノラの愛した男達の数は観ないと理解しえないだろう。
できればあと一回、最後?の男も数に入れてあげて欲しい(笑
>第2週目は1週目より動員が増えている

やー、これぞまさに作品力ですね!嬉しい限り。人を惹きつけないではおかない力がある作品なのです。今年は、これを見逃したら後悔するよー!と、断言しちゃいます。

皆さんが書かれているように、一粒で何度も美味しい映画でもあります。多分その日の気分によっても、見え方が全然違うのではないかなぁ。そんなわけで、私も近々3回目に赴くつもりです!

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