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食中毒コミュの同じ症状なのに違う病気だった http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=53699436&comm_id=82381

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(ゲンダイネット - 06月06日 10:01)

 梅雨時に気になるのは食中毒。腹が痛み、吐き気や嘔吐(おうと)に襲われると、まず食中毒だと思うだろう。

 しかし実は、「腹痛+吐き気(嘔吐)」でも、食中毒ではないケースがいくつもあるというのだ。

 日本消化器病学会の評議員で「鳥居内科クリニック」(東京・成城)の鳥居明院長に聞いた。

 精密機械の専門商社に勤めるAさん(47)は、ビールと焼き肉が大好き。自分が企画する飲み会はもちろん、家族との外食でも、3回に1回は焼き肉屋へ行くという。

 そんなAさんが、部下から紹介された“小汚いが穴場の焼き肉屋”でビールと焼き肉を楽しんでいたところ、突然激しい腹痛に見舞われ、嘔吐した。最初は“食中毒”を疑ったが、Aさん以外に体調を崩した人はいない。病院での診断は「急性膵炎(すいえん)」だった。

「膵臓は脂肪を分解する酵素を分泌、膵管を通して十二指腸へ運びます。お酒や脂っこい食べ物を食べ過ぎると、膵液が多量に分泌され膵臓を溶かして炎症を起こします。これが急性膵炎です。俗に“焼き肉膵炎”と呼ばれるほど、お酒好きで焼き肉などの脂っこい食べ物を好む人に多い病気です」

 虫垂炎(盲腸)も食中毒に間違われやすい病気だ。

「虫垂炎というと、37〜38度の熱が出て右下腹部に強い痛みがあるイメージが強いのですが、これは中期以降の場合。初期は右下腹部の痛みより胃のムカムカ感や吐き気が強く出ます。虫垂に炎症が起きると、炎症をそこだけでとどめようとして、腹膜とともに胃が引っ張られるためです」

 実際、高齢者の虫垂炎は痛みより胃のむかつきなどの症状が強いため、胃の病気だと間違われやすいという。

「時々、外科医が“なぜこんなになるまで放っていたのだ”と怒ることがありますが、虫垂炎の初期症状はきわめて難しいのです」


●急性膵炎、尿管結石、大腸がん…

 尿管結石は吐き気を伴う下腹部痛がある。これも食中毒に間違われやすい。

「尿管に結石があると脇腹や腰、背中などに痛みが出て、吐き気や嘔吐、腹部膨満などの症状が見られます」

 吐き気・嘔吐の症状が出る病気で怖いのは大腸がんだ。

「がんが大きくなると大腸の通りが悪くなり、腸閉塞から吐くことがあります。特に大腸の右側は液体成分が流れていることもあり症状が出にくく、相当大きくなってから発見されることも多いようです」

 意外に思われる人もいるかもしれないが、薬が原因で吐き気、嘔吐の症状が見られることもある。

「胃のレントゲン撮影や痛み止めに使われるブスコパンなどの抗コリン薬や抗うつ薬は、腸の動きを止めてしまうため、麻痺(まひ)性腸閉塞を起こし、嘔吐することがあります。ただし、これは長期・多量に服用したときに限られます」

 腹が痛くて吐くからといって、食べ物のせいばかりとはいえないのだ。

(日刊ゲンダイ2010年6月3日掲載)

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