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在宅ホスピスとはコミュのホスピスケア認定看護師養成の問題

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「ホスピス」コミュに参加されている方はもうご存知と思いますので恐縮ですが、特に在宅ホスピスにとって切実な問題なので、こちらにも出します。

不肖ながら私、ホスピスケア認定看護師養成コースを受験します。
そこで、何とも憤懣を禁じえない事実に遭遇しました。

所属施設からの推薦書を要求されるのです。また、その背景が問題です。
推薦は必須ではないとされていますが、しかし、看護協会の資料を見ても、施設からのバックアップ・推薦を得て受験・受講する人が結果的に優先されているか、あるいはそれが受けられない人が断念していることが懸念されます。

実際私も、これまで、業務との兼ね合いで断念してきました。今回はたまたま臨時収入があり退職予定も重なり、挑戦できるチャンスが来たのですが。。。
6ヶ月連続あるいは週2日で一年、業務から外れることはよほど恵まれた施設でなければ困難です。また退職し収入を失ってまで学ぶことも、非常に困難です。
私の周囲にもそういう方が居ます。

これは、施設ホスピス偏重あるいは大規模施設優遇とも受け取れます。

http://www.nurse.or.jp/nursing/qualification/nintei/index.html


特に、在宅ホスピスを支えるべき訪問看護ステーションは、小規模施設がほとんどで、とてもこのような長期研修に人を出せる余裕は、ありません。
退職あるいは不安定なパートに身をやつしてまでも挑戦し切磋琢磨しようとする訪問ナースは、推薦書という実質的なハンディを負わされ、その上経済的体力的にも辛い状況に耐えなければ、認定に挑戦できないのです。
私の手元の応募要綱には「在宅ホスピスについての学習にも重点を」と歌っていますが、現状の制度では特に訪問ナースの参加はきわめて困難です。

これは、「どんな場所でも、ホスピスケアを」というホスピス・マインドに逆行します。少なくとも、在宅ホスピスとその担い手を、本気で育成しようという姿勢には、思い難いものです。


さらに、
応募書類には、担当事例1例のサマリーも要求されますが、これは「がん終末期看護事例要約」です。

がんだけが、ホスピスケアの対象なのでしょうか?
NOです。
教育する側の見識、意識が問われます。


まとめると、

ホスピスケアのエキスパートとして、在宅ホスピス活動のリーダーとして期待される、ホスピスケア認定看護師ですが、

・経済的業務上の理由で、大施設のナースに偏る
・在宅ホスピスが必要と言われるが、在宅側からは経済的業務的に退職しないと参加は困難なことが多い
・退職すると、あるいは施設の内部枠に入れないと、どんなに意欲資質があっても養成コースに行くのは相当に困難になる
・それらを助長する不適切な制度が、推薦の存在

というところです。

このままだと、在宅ホスピスと叫ばれていても、在宅でまともなホスピスケア、下手すると疼痛コントロールさえ、できるナースを確保できない状況が続きます。

一部の恵まれた大施設にだけ、ホスピスケア認定看護師が沢山いるけれど、他には居ない。格差がホスピス、緩和ケアにまで及びかねません。

それでいいのだろうか!? ということなのですが。。。


以下、看護協会の知人を通じて送った意見というより抗議文を掲載します。

ご意見下さいませ。

* * * * * * *

推薦書の是非について

 施設からの推薦の場合は推薦書を提出のこと、ただし必須ではないとのことでしたが、
 ホスピスケアに限らず認定看護師コースに挑戦する・した方々のお話を聞くと、施設が半年(あるいは週2日でも)の休業を必要とするような研修には常勤のままでは対応できない、また施設内の人数枠で応募すらできない、等の理由で、退職する等して挑戦する、または断念を余儀なくされる人が多く居ります。
 特に在宅では、実質職場に席をおいてのこのような長期研修への参加は、余力の無い小規模事業所が大半のため、非常に困難です。
 必須ではないとはいえ、推薦書の存在はバックアップの無い応募者にとり重圧であり、不公平でもあります。

 また在宅ホスピスについても重視するように書かれていますが、それであれば、実質的に訪問看護ステーションからの現職の参加が困難な以上、上記事情を勘案すれば、在宅ホスピスの担い手を育成する姿勢としては、少なくとも配慮として甚だ不適切なものと思います。

 大規模施設からの推薦を受け、経済的その他バックアップつきで臨める人と、施設を離れまたはパートの不安定な立場に甘んじ推薦もなく、それでもホスピスケアの精進を求める人と、これではあまりに不公平と思います。

 さらには、ホスピスケアは施設によるものを意味するものではなくプログラムとマインドを示すことは先刻承知と思いますが、このような施設からの推薦を設けることは、施設ホスピス関係者あるいは施設ホスピス開設のための人員養成を優先するかのようにも受け止められ、ホスピスマインドからみて疑問符を付けざるを得ないものです。

 もし、人物評価のため推薦書を補助的にせよ利用したいのであれば、所属施設に限らず、任意の医療関係者あるいは地域ケア関係者、学識経験者による推薦も受け付け、どんな立場からの応募者にも公平かつ公正に評価できるようにするのが、本来的な推薦の形ではないかと考えます。

 大規模施設、施設ホスピスの人材育成にのみ有利と受け止められかねない、このような推薦書は、適切とは思えません。

 貴協会、担当教育部門におかれましては、是非とも、専門継続教育の本来の意味、意義を改めて熟慮頂き、真に熱意あり例え特定の施設に拠らずとも、末永くどこに居てもホスピスケアあるいは専門看護を担う意欲ある人材こそに力するような体制を構築されますことを、切に希望致します。

* * * * * * *

コメント(1)

私は大学病院勤務ですが、
平たく言えば、緩和ケア病棟がない・ほかの認定看護師を育成したい(DMや感染など)という理由でホスピス認定看護師は必要ないと言われました。

がんだけが、ホスピスケアの対象なのでしょうか?
そして緩和ケア病棟だけがホスピスケアの場所でしょうか?
同じ内容を職場の上司に問いました。
看護部に掛け合ってくださいましたが結果は上記です。

やはり職を失わないと認定は取れない模様。

認定看護師を育成する教育機関の考え方がこれでは・・・
本当にホスピスケア認定看護師を育てたいのかわからなくなります。

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