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源氏物語で盛り上がろうコミュの【考察】藤原定家と源氏物語

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源氏物語を考える上で藤原定家の紫式部研究と書写が果たした功績は大きく現代で源氏物語を愉しめるのも定家の御蔭だと言っても過言ではないと思います

先ごろ発見された青表紙本「若紫」もこれから調査研究分析され、さらに源氏物語世界が深まっていく事と思います

ここでは源氏物語研究の先駆者である藤原定家について、色々と思っている事や、読んだ文献の紹介、更には定家の活躍した平安末期から鎌倉初期の時代(後鳥羽院・水無瀬殿・承久の乱等々)の面白さも交流できればと思います

少し源氏物語から外れますが何故現代にも影響する源氏物語を定家が熱心に研究したかも見えてくるのではないかと思います

平安末期好きの方もどしどし参加くださいね

コメント(5)

NHKでも先般、後鳥羽院と藤原定家の関係を描いた歴史ドキュメンタリーがあったり承久の乱を描いた番組があったりしましたが藤原定家にとって後鳥羽院は芸術家としての才能を引き上げた大切なパトロン(援助者)でした
才能と文化人としての教養が有ったのは勿論、そういった援助があったからこそ定家も紫式部や源氏物語を研究出来たのだと思います

そんな日本初の芸術家の藤原定家の人なりや、いかにして古今和歌集そして小倉百人一首へと向かって行ったかを描いた本があります

日本史リブレット人30 藤原定家 芸術家の誕生
  著:五味文彦 山川出版社  2014.2.25 1版1刷 発行
定家の日記「明月記」を中心に藤原定家の家系や後鳥羽天皇との出会いと様々な文化活動の歴史と意義が数ある和歌と共に歴史を追って書かれています
承久の乱の話はさらりと書いてありますが、主眼である芸術家藤原定家を分析し生涯を描いた定家理解の為の本です
その後の似た関係として世阿弥と足利義満をあげておりさもあらんと思いました
カバー表写真
『拾遺愚草』(藤原定家筆)の和歌
「氷とく春の初かぜ立ちぬらし霞にかへる志賀の浦なみ」
建久五年夏左大将[藤原良経]家歌合 春
は、グーグル先生の助力で、私でもなんとか読めました。
四枚掲載されている影印に、全部、読みくだしをつけて欲しかったなぁ。

2014年6月17日読了。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1928157590&owner_id=17423779
https://bookmeter.com/reviews/38871242
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/793052277436080
表紙の写真については本の中でも解説しています
さすが目の付け所が違いますね(^_-)-☆
田辺聖子の小倉百人一首  岡田嘉夫:絵 昭和61年10月30日初版発行 角川書店
田辺聖子の小倉百人一首・続 岡田嘉夫:絵 昭和62年5月30日初版発行 角川書店

読売新聞に大好評で連載されていたものをまとめた、古典に造詣のある田辺聖子氏の解説による小倉百人一首の雅で面白い入門書です。

その歌人の実像や時代背景、何を詠った和歌なのか等々詳しく知る事が出来ます。
それもその和歌の深い意味や仮説なども田辺聖子女史流のユーモラス且つユニークな分析がされていて大変楽しめ他の古典との連関を含め、一首一首への造詣が深めれます。

岡田嘉夫画伯のいつもながら雅で斬新なイラストも大判で楽しめます

藤原定家がどう小倉百人一首を編纂したかや、万葉集から新古今和歌集までの様々な和歌の時代背景や源氏物語との連関のある歌についても触れられていて深められます。

続の巻末には小倉百人一首に関わる参考文献が沢山掲載されています。

個々の詠み人の人となりや歌の背景がが凄く深める事の出来る良書です。
絢爛たる暗号 百人一首の謎を解く 織田正吉 昭和53年3月5日初版発行 集英社

「田辺聖子の小倉百人一首」で紹介されており定家の編纂した百人一首に隠された暗号について興味が湧き手に入れました!(田辺聖子氏はこの本で序文を書いておられます)
大変面白い本で、小倉山荘で生まれた百人一首の隠された暗号を様々な文献と資料から推理しその謎解きを解明した百人一首に興味のある人は是非読むべき快い怪書です!

なぜ愚作や駄歌が百人一首に紛れ込んでいるのか?から始まり、「明月記」記載の宇津宮蓮生依頼説への疑問や古今集等本歌取り等に隠された歌語や季語特に「風」と「しのぶ」の選ばれている歌に隠された暗号、藤原定家と後鳥羽院、そして式子内親王との関係性と百人一首・百人秀歌との連関!
ルイス・キャロルとの言葉遊びの類似等々、まるで推理小説を読み進めている様な知的な愉しさがあります!
著者が長年かけて復元した「百人一首(小倉山荘色紙和歌)配列復元図」は目から鱗の百人一首の衝撃的な和歌配列を見る事になります!
後鳥羽院と藤原定家の関係については詳しく書かれていて歴史小説の様にも楽しめ、藤原定家の人物伝な中身もあり、この時代と百人一首を含む時代と人そして和歌をたっぷり堪能出来る良書です!

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