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源氏物語で盛り上がろうコミュの【交流】 源氏物語を描いた映像作品紹介&感想

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源氏物語を描いた映画やアニメはたくさんあるのですがピタッと来る作品になかなか出会えません

みなさんの観たものでよい作品や感銘を受けた作品があればご紹介ください 


古いものでは若き日の長谷川一夫が光源氏を演じている「源氏物語」1951年モノクロの谷崎潤一郎監修の作品があります
カンヌ国際映画祭で撮影賞をとった美しいアングルや映像の映画ですが衣装は出てくる女御や女房が下着である単衣を着ないで袿を重ねているという不自然さがあります
柏木のエピソード的な部分をなぜか明石の君が演じている不自然さもあります
音楽監督はゴジラで有名な伊福部昭でゴジラの映画で出てくる音楽がまんま挿入されている場面があり面白いです
惟光は大好きな若き加東大介が貫禄のある従者を演じています
京マチ子や乙羽信子が重要な役どころを美しくあるいは可憐に演じていますが長谷川一夫のポッチャリ源氏は美しいお顔だけに残念です
時代設計等は船楽を催す龍頭鷁首の船等は現代の渡し船のようなものに装飾を施した感じで設定自体ちぐはぐで興ざめです


1957年の「源氏物語 浮舟」はカラー作品で長谷川一夫がこれもぽっちゃり薫を演じています
浮舟は山本富士子が演じているのですが何か現代的でよくしゃべりますし行動的に描かれています
面白いのが市川雷蔵演じる匂宮で極悪非道のスケコマシに描かれていて面白かったです
男女ともお歯黒をしておりその時代の習俗を取りいれていますが感情移入はしにくいです
カラーなので雅感はありますので少し違うストーリーを愉しむには良いかもしれません

他観たものの感想でもよいのでご投稿下さい

コメント(14)

源氏物語 千年の謎 2011年度作品 136分 鶴橋康夫監督
 
光源氏=生田斗真 桐壺更衣・藤壺=真木よう子 六条御息所=田中麗奈 葵上=多部未華子 夕顔=芦名星
紫式部=中谷美紀 藤原道長=東山紀之 

のっけからゆかりのある石山寺の月見堂を使い紫式部と藤原道長のエピソードを入れてくるあたりが渋い!

紫式部が藤原道長をモデルに光の君を描いた設定で中谷美紀演じる凛とした紫式部が修羅の心情を物語に託したという愛憎の表出として描いています

光の物語部分は桐壺から賢木の十帖を描いていますが空蝉・若菜・末摘花の重要登場人物は描かれず雨夜の品定めのエピソードや源典侍の登場も無く残念です
そのユーモラスなエピソードを割愛している分、なぜか品のない室井滋演じる弘徽殿女御がヒステリックに演じている場面が笑いを誘ってくれ物語に柔らかさを与えてくれています

全体として藤壺・夕顔・葵上・六条御息所のエピソードを情緒豊かに悲哀を込めて美しく描いています
光と葵上が最後に打ち解ける場面は涙を誘いますし、夕顔の優しさや人柄がうまく表現されていますし、大好きな俳優である榎本孝明演じる桐壺帝の悲哀を醸し出しながら品格のある演技は最高でした!

さすが恋愛を描かせると旨い「愛の流刑地」の監督だけあって愛し合う場面は愛と悲しみの情念が溢れていて絶品です!
特に藤壺との相瀬は必見です!

この作品で小生の中での一番の見どころは六条御息所のエピソードであり命題である紫式部がなぜ源氏物語を描いたかもここに凝縮しているように思います
美しく教養もありプライドも高い御息所が若く美しい源氏を愛するあまり自覚しながらも生霊になり源氏の愛する人たちを亡き者にする場面は鬼気迫る部分と悲哀に満ちた悲しい愛憎の部分が良く現れていて大変良かったです
田中麗奈は品格を保とうとする高貴な部分と愛に溺れる盛りを過ぎた女の部分そして自分の中の醜い部分にもだえ苦しむ部分が迫真の演技で美しく妖しく演じていました

この間観た映画の中では夕顔・葵上・六条御息所のエピソードは比較的良く描かれていたと思います
上にも挙げた様に車争い等重要エピソードが割愛されたのは残念ですがこれほど中身の濃い源氏物語と言う大作を描くには2時間そこそこでは無理があるでしょう!

道長の時代と源氏物語の世界を行き来する窪塚洋介演じる安倍晴明も映画「陰陽師」の野村萬斎には及びませんがなかなか個性的で面白い陰陽術を使っていて面白かったです
政争に敗れた藤原伊周が怨霊として現れ道長と戦っている時に術を使って退散させたりと呪術が普通だったこの時代を表していて面白かったですね


後発の「源氏物語 千年の恋」よりこちらのほうが小生は好みです
ごめんなさい(>_<) 「千年の恋」は先発でした 2001年作品
源氏物語 千年の謎 2011年度作品 鶴橋康夫監督
改めて見てみるとお気に入りの場面が多くあります

この映画の雅楽・舞楽指導の東儀秀樹さんの一条天皇は品があって大変良いです
この時代の貴族は嗜みとして筝の琴や琵琶等楽器を演奏したり絵や書に造詣が深かったりしたのですが道長の政略もあり東宮となった彰子の子の祝宴で笛の名手であったと歴史上も言われる一条天皇が篳篥を吹く場面がこの映画のテーマ曲も作曲された秀樹さんで絢爛豪華な場面と相まって心にしみるものがありました

そして田中麗奈さんの六条御息所
自分としてはイメージぴったりで品格があり教養を醸し出している場面の美しさと恋に溺れ自己のアイデンティティと嫉妬の炎の狭間で揺れ動く女心を現した妖艶な姿がお気に入りです
特に呪術や呪法が生活の中に浸透し方違え等風水や陰陽に頼っていたこの時代の姿が所作や方法論的な部分も含め映像として表現されていて源氏物語のそういった場面の映像化では自分的には成功していると思います
ありえない対面の御息所と窪塚洋介演じる安部晴明の対決場面の御息所が心の中の愛ゆえの苦しみと悲しさを吐き出す場面と対峙する晴明お二方の表情の演技は愛憎の複雑さを表現していて涙を誘います

あと、調べてみると原典では全体に登場人物は若いですね(源典侍等例外はありますが)
今回の登場人物は妥当な年齢層かもしれませんね
しかしお気に入りの人物の一人である弘徽殿女御は自分の中では好きな女優でもある室井滋さんそのままでもっと品格があり誇り高い姿を描いて演じてほしかったですね
別作品の吉永小百合主演の「源氏物語 千年の恋」はこの時代から言うと全体的に年齢層が高すぎかも・・・

今のところ、源氏物語の映画作品ではこの「源氏物語 千年の謎」が自分の中では一番好きな作品で何度も観て愉しんでいます
紫式部 源氏物語
1987年公開 1 時間 47 分
DVD発売2014.5.30 
監 督 : 杉井ギサブロー 脚 本 : 筒井ともみ 
音 楽 : 細野晴臣
キャラクター原案: 林静一
作画監督・キャラクターデザイン: 名倉靖博
アニメーション監督: 前田庸生
美術監督・衣装色彩デザイン: 馬郡美保子
原画: 摩砂雪・前田真宏・貞本義行 他
キャスト
光源氏: 風間杜夫
藤 壷: 大原麗子
六条御息所: 梶三和子
葵の上: 田島令子
朧月夜: 風吹ジュン
夕 顔: 萩尾みどり
紫の上: 横山めぐみ
北山の僧都: 常田富士男

内容は源氏物語の須磨に出立する前までの様々な出会いと恋を描いているアニメーション映画です
白蛇伝をはじめとする歴々の東映動画に関わり虫プロでは「ある街角の物語」をはじめ鉄腕アトム、悟空の大冒険、どろろ等にも関わって「銀河鉄道の夜」や「ナイン」「タッチ」「あらしのよるに」を制作したアニメファンには馴染みの深い監督です
美人画で定評のある林静一がキャラクター原案をしており小生の様なファンには林静一のキャラが動いているだけでも値打ちモノです!
光源氏は現代的で、髪はザンバラ、イヤリングもしていて少し違和感があります
ストーリーはゆったりと静かに進んでいき、静止画が多く、物足りなく感じる事もありますが源氏物語の世界観は失っておらず、建物の構成や登場人物との対比、アングル等なかなかこった作りになっていて、桜がこの作品のキーワードになっており、その桜が舞うシーンは美しく壮美で雅な風情を醸し出しています
スタッフやキャストがなかなか豪華ですが現代のアニメと比するとやはり物足りなく感じます
男女共おちょぼ口ではキャラの感情の起伏や悲しみ等表現しずらいのではと思いました
このキャラ設定でリメイクしたら化けるかもしれない美しい作品です
新源氏物語 監督:森 一生 原作:川口松太郎 1961.10.14公開 大映作品
光源氏  :市川雷蔵
藤壺   :寿美花代
朧月夜  :中村玉緒
葵上   :若尾文子
末摘花  :水谷良重
六条御息所:中田康子
頭中将  :川崎敬三

先の長谷川一夫版より市川雷蔵の方が抜群に色気と気品があり光の君に近いイメージですね
この作品は藤壺の出家と明石への旅立ちまでを情緒たっぷりに描いています

元宝塚スターの藤壺は苦しみつつも源氏の君への愛を表に出しているところが新しいです
又光の君に拒みながらも最後しだれかかって愛を訴える仕草に品のある色気が出ていて大変良いです!

朧月夜は様々な作家さんが色々な描き方をしているキャラクターですがこの作品では玉緒さんらしく元気で明るい現代っ子風に描いていてとても面白いですね

葵上は光と打ち解けず他の女君との噂にやきもちを焼き嫌味を言いつつ後に懐妊してからは互いに打ち解け夫婦らしくなっていく姿が愛らしく、しかしその後の悲劇が余計悲しく美しく描かれていて泣かせます

この作品の一番ユニークな面が末摘花の描き方で、光の君を魚で自らを料理人と評するぐらいテクニックに長けた存在に描いていて見た目よりいわゆる「いい女」と描いていて面白いです

仕草や言葉に色気が溢れていて美しい六条御息所は安定感があり想いと裏腹に深層の心理が体現して体から離脱する物の怪をこの年代の映画としては大変巧く描いていると思います
その六条御息所の娘である後の秋好中宮(ここでは秋好の姫)も登場していて初々しく演じておられます

平安時代の従者と女房の関係や役割も随所で見られ、なかなか時代考証や設定もきちんとしています

いかんせん建屋や調度が少ししょぼいのと女性たちの装束が少し貧相で華やかさに欠けるのが玉に瑕ですが古い作品の中では原作にも近く良い作品だと思います
なんと梶田半古画伯の源氏物語絵の「夕霧」、「浮舟」、「夢浮橋」の絵葉書を入手する事が出来早速額に入れ飾っています 素晴らしい! 源氏物語愛好家としては大満足です!
所有している大型画集「名画で読む源氏物語―梶田半古・近代日本画の魅力」大修館書店と同じ絵が実物で鑑賞でき感激!
源氏物語 悠久の舞台を巡る  DVD 京都新聞出版センター

京都新聞出版センター制作の、聴きやすく雅なナレーション(元タカラジェンヌで琵琶奏者の上原まりさんの語り)と美しい映像で語る源氏物語です! 物語の巻に合わせて、様々な神社仏閣・祭り・源氏絵や絵巻が紹介され、京都の美しい四季の自然も同時に映し出されています! 源氏物語好きには馴染みの深い、源氏物語ミュージアムの六条院模型や八の宮邸・風俗博物館の源氏物語人形・石山寺の境内や所蔵源氏絵等も紹介されていて、初心者から愛好家まで愉しめる映像絵巻です! 書籍ではありませんが、90分54帖たっぷり愉しめます! お薦め!
源氏物語 千年の謎 独占公式本  2011年11月1日初版発行 角川マガジンズ

写真やインタビュー満載の映画公式ムック本です。

お気に入りは映画の衣装デザイナー宮本まさ江氏の写真付き衣装解説と監督インタビューで映画の裏話や工夫も聞けて更にこの映画を愉しめます!

撮影のオフショットも現場の様子が観れ楽しいですし、巻末の映画原作者で脚本担当の高山由紀子氏の美しい詩に合わせ生田さんが登場する5人の女性たちを具現化する「ひとり源氏」はこの本圧巻のコーナーです!
葵や六条御息所等映画で各々の女優が使用した衣装を着ていて又違った源氏物語を愉しめます!
林誠一画集 源氏物語  1987年12月30日第1刷発行 朝日新聞社

1987年公開杉井ギサブロー監督のアニメ映画版源氏物語のキャラクター原案を担当した林静一画伯の源氏物語画集。

他の氏の作品と違って雅で平安調な空気感を醸し出しながら現代的な意匠や良い意味での軽さを表現しています!
死のイメージとして蝙蝠を巧く使用していて初期の氏の画集を彷彿とさせます。
幼い少女は小梅ちゃん等の氏の少女の横顔を思い起こさせ可愛らしいです。

作品内の和歌が散りばめられ画で表現していて物語世界へ誘ってくれます。
和歌を含め御息所の画が多くしっとり落ち着いた大人向きな画集と言えるかもしれません。
超貴重情報!!

TBS特別企画 「源氏物語」 1980年作品

脚本:向田邦子
演出:久世光彦
主演:沢田研二
出演:八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュン、叶和貴子、朝加真由美、岸本加世子、藤真利子、倍賞美津子、竹脇無我、芦田伸介、渡辺美佐子、植木等、金田龍之介、仲谷昇、火野正平、ジョニー・大倉、成田三樹夫、たしろ之芙子、伊東四朗、山口いづみ、五十嵐夕紀、南美江、浦辺粂子、伴淳三郎、十朱幸代  他多数
ナレーター:石坂浩二

とんでも無い豪華俳優が目白押しのビデオも手に入れ難い幻の源氏物語がCSで観れます!
源氏物語ファンは観るべし!!

TBSチャンネル2にて  8/5(土) 午前11:00〜午後1:40 放映
TBS特別企画 「源氏物語」 1980年作品 
脚本:向田邦子 演出:久世光彦  主演:沢田研二
タイトル美術:横尾忠則  音楽:都倉俊一
観ましたぁーっ!CM無しTBSチャンネル2のアイキャッチのみの2時間半!(≧▽≦)
タイトル画は全体像を観たかったしBGM音楽は昭和色で何だかポップ!

ストーリーはなんと、のっけから藤壺(八千草薫)に迫る光から始まる!
明石の入道や明石の君との出逢いは割愛しているが、様々なエピソードを巧く入れ替え&脚色して柏木巻も描き本編で言えば横笛まで!

桐壺帝(芦田伸介)と頭中将(竹脇無我)の品格ある演技や、左馬頭(植木等)・伊予の介(伊東四朗)・惟光(火野正平)等ユーモアのある演技が巧い役者も揃っていて光っています!
夕顔(いしだあゆみ)は体当たりの演技で美しく濡れ場を演じています!
六条御息所(渡辺美佐子)の生霊演出は簡略化されていて逆にそれが怖いが、光との関係性や伊勢への場面・臨終場面等情感込めて巧く描いています!
葵の上(十朱幸代)との擦れ違いと最後心が通い合う悲しくも優しい場面も巧く描いていますし、末摘花(風吹ジュン)のコンプレックスを持ちながらも光の言葉に前向きになる姿や、朧月夜(倍賞美津子)の率直で前向きな姿等現代的な描き方がされています!
所々出て来る翁(伴 淳三郎)と媼(浦辺粂子)のベテラン演技がやはり素晴らしいですね!
柏木(ジョニー大倉)の女三宮に対する偏愛に近い苦悩を体当たりの演技で魅せてくれますし、小侍従(岸本加奈子)の悲恋を伴うフレッシュな演技も見逃せません!
又、女三宮(藤真利子)の自律しようとする姿もなかなか良いです。
ちらっと女二宮(山口いづみ)=落葉の君の美しい姿も観れます!
紫の上(叶和貴子)の成長に伴う喜びや悲しみを描いた演技も見逃せませんね!

全体として沢田研二の持つ目と声が醸し出す妖しい色気を愉しめますし、今では考えられない豪華すぎる俳優陣の演技や雅な言葉・所作・調度を愉しめます!
各々の俳優の出演場面は少ないですが源氏物語の世界観を壊す事なく、よくぞ柏木エピソードまでこの時間で描いたなと感心してしまいます!

DVDビデオが有りますがネットでも高価で手に入り難いので観れて良かったです!

岡田 鯱彦「源氏物語殺人事件」を原作にしたジュリーと鉄矢の「源氏物語'84」と言う1時間24分のMBS作品もある様ですがどなたか御存知ないですか?
>>[12]

2時間半でそこまでの中身を凝縮昇華できる向田邦子さんの脚本がすごい!
沢田健二さんの俳優のとしての凄みは『魔界転生』で知ったくちなので、それより前にそんな素晴らしい作品を残しておられたとは…
出来れば来年の大河にむけて再販売してもらいたいものです。

追伸.竹脇無我さんが頭中将なのは、ちょっと微妙。あの方は『大岡越前』での堅物蘭方医のイメージが強すぎる。
>>[13] ねも様
竹脇無我の頭中将なかなか様になっていましたよ(^_-)-☆
雨夜の品定めや光(沢田研二)との末摘花故常陸宮邸での遭遇等ユーモアたっぷりの笑いを誘う演技で面白かったです!
他の俳優達も、濡れ場を含め体当たりの演技で、この作品に対する「熱」みたいなものを感じて其々の名優達の若々しい演技をとても愉しめました!

他のTV版源氏物語も観てみたいですね!

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