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源氏物語で盛り上がろうコミュの【交流】 源氏物語に関するお勧め関連図書紹介交流

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お勧めの関連図書を紹介していきましょう!

まずは「王朝の香り」現代の源氏物語絵とエッセイ 青幻舎
編集に香の老舗松栄堂が関わっている雅で豪華な文庫本です

日本画家54名の織りなす源氏54帖其々をテーマにした一枚絵が作者のコメントと共にカラーで掲載されていて源氏物語世界を新たな切り口で楽しめます

エッセイは様々な階層の作家や学者、芸能人等の著名人や識者が各々源氏物語にまつわる個性豊かなエッセイを3ページずつ寄稿していて凄く楽しめ源氏物語への造詣が深まります
意外な人が寄稿していたりして面白いです

本の装丁は「浮舟」巻の柴舟にゆられ寄り添う匂宮と浮舟

コメント(238)

源氏物語 1 円地文子訳 平成20年9月1日発行 新潮文庫

再読。
現代語訳では雅で格調高くありながら氏の「読み」を表現した創作小説と言う付け加えが多い一番面白い訳。
幼少期から親しんだ源氏物語を学者や専門家達と原文を訳し感想を述べ合う研究会を得ながら命を削って創作した名訳。
文庫版は全6巻でこの巻は重要な桐壺から前半クライマックスの葵まで!

夕顔の人物造型は夕顔遊女説や頭中将勘違い説等様々な説がある中前者の造型で構築。
六条御息所についても原文の曖昧さを超え生霊として造型している。

原文を研究していると現代語訳の訳者個々の人物造型や物語構成の違いが判り面白い。
源氏物語 2 円地文子訳 平成20年9月1日発行 新潮文庫

再読。
省略と付け加えが絶妙な円地訳。
基本的に訳者の個性が出ていて敬語や尊敬語の有る訳を手に取る趣味趣向があるのでその中では一番好きな訳者。
この巻は帚木から槿(朝顔)まで。
須磨落ちから出逢いの明石を挟んで六条御息所との別れと再会、様々な女達との再会と光の上昇気流を描く。

和歌の前後の文章がその歌に至った過程も描いていて解り易いし場面変換で段落を開けてくれているので状況を理解しやすい構成になっている。

付け加えの文が雅で品が有り物語世界を巧く膨らませていて読みやすい。

個々の名称が良く変わるので留意!
日本絵巻大成8 年中行事絵巻 編集:小松茂美 東京国立博物館 
昭和52年12月20日初版発行 中央公論

洛中洛外図屏風を見るまでもなくその時代の有識故実及び習俗・風俗を知る上で古文書等の文献を多角的に分析するのは当然ながら絵巻物に見る視覚的史料は実際のそれを知り具体的な知見を深める上で重要な位置を占めます。

後白河院時代に製作されたこの絵巻は平安時代末期のそれを的確にしかも庶民のそれをも生き生きと捉え現在の我々に感動を与えてくれます!

原本は禁裏の火災により失われているものの模写が多く残り、朝儀典礼や祇園祭・葵祭の原点等貴重な視覚的資料となっています!
火災によって失われた内裏新造に付随して院が様々な行事や儀式を復活させ、その様子をアルバムとして残そうとした意図が伺える様で、正に内裏の構造や有識故実のしきたり等この時代の貴族社会の儀式を垣間見る事が出来ます!

又、庶民の様子が住居の佇まいから伺え、祭りの見学、農耕的神事等々老若男女生き生きとエネルギッシュにしかも礫石合戦や牛車の暴走等も含めユーモアを交えて描いておりその時代の庶民のエネルギッシュな様子を知る事が出来ます!

長年東京国立博物館で研究を重ねた古筆学の創始者で美術史研究者の小松茂美と科学技術史が専門の吉田光邦教授の解説論文は合わせて44ページに及び、絵図の場面の入れ違いや関白基房と絵師光長、そして伴大納言絵巻との連関、絵図に描かれた行事と実際の史実との関連等、科学的にしかも史実や保元の乱等の歴史的事件との連関を提示して下さっていて絵図から読み取れることの奥深さを思い知ります。

又、源氏物語「絵合」との連関等面白い分析も論じて下さっています。

企画:後白河院・監修:藤原基房・詞書:藤原教長(のりなが)・絵師:土佐光長の一大プロジェクトの成果を堪能出来る大型で重い貴重な書籍で、歴史好き民俗学好きの研究者や愛好家にとっては座右の書となる事でしょう!

祇園御霊会や稲荷祭等、巨大な大幣を担ぐ人やこの時代に傾奇者な風流笠の装飾等なかなか文字では解り難い意匠や衣装、習俗を知れます!
源氏物語 平安王朝絵巻を旅する  洋泉社ムック  2017年4月21日発行 洋泉社


源氏物語は創作だがモデルになった土地や人物はその物語の長さ大きさに比例して多く、時代時代の享受史の中でマニアやファンによる後付けも在りその所縁や古跡・旧跡も多々あります。

この本は物語全体を9部に分け、あらすじと物語の舞台とモデルの史実に基づき実際に痕跡の地を歩いた様を美しい写真・地図と解り易いルポで物語世界に誘ってくれます!

書籍の内容の例をあげれば、宇治の八の宮のモデル菟道稚郎子(うじのわきいらつこ生年不詳 - 壬申年)の物語(史実と伝承)の紹介と史跡の写真を含めた紹介等々、様々な物語内の人物やエピソードを含めた物語の造型論を深める上でも大変参考になります!

現代訳を著した国文学者で作家の林望氏のインタビューや源氏物語の系図と略歴も付いた散策版源氏物語解説本となっています!

ルポの様に自分の足で痕跡を散策するのも良いかもしれませんね!
絵入源氏 桐壺巻 清水婦久子:編  平成5年2月10日発行 桜楓社

中世和歌に造詣の深い清水婦久子教授が長年研究して来られた江戸時代初期の蒔絵師で歌人である山本春正編集の版本「絵入源氏物語」紹介解説の桐壺巻!

底本を基本に忠実に翻刻し、その時代の享受と一部の権力者や富裕層のものであった源氏物語の裾野の広がりを知る事が出来ます。
35ページに及ぶ解説は、湖月抄等活字注釈書のテキストとして、更に契沖や宣長等の源氏物語研究にも実は寄与した事は間違い無く、その後の再版や改訂版も元の版を利用していることからも人気の程と広がりを感じる事が出来ます!

小生既読の、この底本挿絵も豊富な大変解り易いテキストでもある日本古典文学会編「絵本源氏物語」内の、玉鬘巻の図の扱いの間違いも指摘して下さっており、絵入源氏物語の享受史についても造型を深める事が出来る良書です!
又挿絵の床に畳が敷き詰められている等江戸時代らしい間違いも指摘しておられ色々と愉しめます!

 本文は原文、脚注は付録として刊行された「源氏目案」の注を使用! 巻末には「源氏目案」の序の翻刻も掲載の「絵入源氏物語」決定版!
知泉源氏4 完訳漫画源氏物語 杉村喜光 2023年10月27日初版第1刷発行 新評論

原典準拠漫画版青春篇(桐壺~関屋)全6巻の第4巻!
いよいよ様々な女性との紬が交差する紅葉賀後編から賢木伊勢下向まで!

宮中の生き字引で琵琶の名手源典侍の精神的若さの秘訣が垣間見れ、朧月夜との馴初めからこの漫画オリジナルの光との経過を描いたり、葵巻のモブシーンや御息所の心理状態と苦悩、そしてそれを知り光との関係性を考える朝顔の君等々きめ細かく克明に原典を描いています!

嵯峨野の野々宮訪問等この時代の自然情景の描き方や建築物・調度の描き方も簡易ながら的確に描いていて物語のイメージ化に持って来いのシリーズ!

原作ではイメージを持ち難い場面を映像化しているので作品理解にうってつけです!
例えば葵が亡くなり左大臣家との別れのシーン・・・弔問や鳥辺野送り、大宮や頭中将の様子、葵付女房達との葵の想い出共有場面、左大臣の心情等々この時代の風俗や習慣、故実等を目で確認出来るので原作理解を深める上で思いの外参考になる場面が多々あります!

源氏物語理解にお勧め!
源氏物語 引用の研究 田中隆昭 平成11年2月25日初版発行 勉誠出版

比較文学の田中教授の前著「源氏物語 歴史と虚構」に続く労作で難解な論文!
基本、原作者達の生きた時代である延喜・天歴時代や醍醐・円融・一条朝の斎宮伊勢下向・道長等の四十賀等の史実や作者の近親者や身近な人々の事象や事件、そして平安時代後期の研究者藤原伊行の「源氏釈」、鎌倉時代の研究者藤原定家の「奥入」について知見がある方が読み解き易いです!
引用の箇所の原文を多く紹介しているので比較検討には良いですが読解は一苦労します。
又、和歌につては古歌から奥入まで様々な歌集や注釈書から比較検討し写本での違いも指摘しており専門的研究者向きの記述で小生は知見の低さに頭を悩ませながら読了しました。

しかし同時代の和泉式部との其々の作品への影響や、その時代の近年で起った事実やリアルタイムの情報、この時代の重要な情報源である万葉集古今集等の古歌を含む和歌や「拾遺集」等の歌集や日記類が、どの様に作品世界形成に寄与し周辺世界表現の共感と独自の内面世界表現に膨らみを持たせたかが解ります!

夕顔巻と浮舟巻・空蝉巻と総角巻の類似等作品自体の引用も解かれており源氏物語の造型論な作品理解に大いに役立ちます!

その時代の人間関係や互いの影響、後の定家の源氏物語研究への影響力等を感じる事も出来る面白い論文集です!
図説日本の古典7 源氏物語  昭和53年2月3日初版第1刷発行 集英社

代表著者:秋山虔その他にも伊井春樹・鈴木日出男ら蒼々たる源氏物語研究の第一線教授の造詣深き論文が読める絵図や写真が豊富でいて凄く硬派な大型本!

最初の秋山教授の源氏物語の成り立ち論は唐文化の影響と日本固有のかな文化ややまと歌等の日本的美意識の熟成とその時代の現代史のドラマであった事を示唆しています。
又、同教授の物語内の和歌の位置や意義、意味についての論文もいつもの品格のある文学的論調で実際の物語内の場面を挙げながら物語世界へ誘い造型を深めさせて下さいます。

秋山光和教授の源氏絵の系譜と源氏物語絵巻の解説も源氏物語の意匠を活用し又その時代時代で享受し読み解くことで古典的主題をどう視覚化したかや「若紫」断簡の分析等面白い論文が読めます。
当然国宝絵巻は関屋も含め全図カラーで紹介若紫についてもページを割いて解説しています。

この図説シリーズの特徴でもある作品鑑賞のページは篠原昭二教授が担当し、全54帖を大きな物語として解説しつつ文学的なあらすじ紹介に45ページと多くのページを費やして物語世界へ誘ってくれます。

紫式部の生涯については伊藤博教授が解説し式部の和歌や著作等作品も例に挙げながら大河に向けて更に深めた視点を提示してくれています。
秋山光和教授の「紫式部日記絵巻」の解説もあり

享受史に長けた伊井春樹教授の源氏物語享受の鑑賞と研究の歴史の論は更級日記から源氏釈そして定家〜宣長、江戸時代の版本による大衆化、そして現代語訳と多岐に渡りつつその享受史を俯瞰でとらえる事が出来ます。

摂関政治の時代背景は土田直鎮教授が躍進と衰退について論を展開して下さっていてその時代の宗教観とどう結びつき政治や文化に影響を及ぼしたかが読み取れる面白い論文です。

浄土思想については中世宗教史に造詣のある速水侑教授により、難解な宗教思想をその時代の世相や政争・疫病や飢饉等の中での「往生要集」や浄土信仰の発達についてとても解り易く解説して下さっていて作品への影響も読み取れることが出来ます。

巻末には鈴木日出男教授の源氏物語の年立と系図、そして人物事典がありますが、この人物事典が凄い!
個々の人物の特徴や生き方を簡潔に表しつつ物語世界でどう言う位置づけの人物かも解る内容になっており物語を富み解く上での大きな参考になります!

なかなか手に入り難い書籍ですが図書館や古書で見つけたら是非読んで欲しい入門者もマニアも唸らせる名著です!
>>[209]

なんという偶然!
先月その本を近所のブックオフで買いました!!
ずらっと並んでいる全集の中から『源氏物語』だけを引っこ抜いて無体な購入。
まったく手つかずだったらしく、アンケートはがきもしっかりそのまま。巻ごとにはさまれるのであろう月報は円地史子さんの作でした。
お値段なんと110円の破格でした。
>>[210] ねも様
月報はさらにマニアックな情報が掲載していたりして良いですよね!
むちゃくちゃ良い買い物をしましたね(^_-)-☆
他の巻も是非(≧▽≦)
反省の文学源氏物語 折口信夫 2016年7月31日初版発行(PDF版) 青空文庫POD 

国語学・神道学・芸能史に造詣深い国文学者で、詩人・歌人・作家でもあり、柳田國男と並び称される日本の民俗学の基礎を築いた巨人折田信夫教授の源氏物語論を手軽に読めるインターネット図書館の印刷製本版。

民俗学・国語学視点も含め源氏物語を分析解釈している氏の源氏物語観が本文僅か14ページの濃縮された小論で読み取れる良書!

中世の宮廷事情から表現論・作品論・生成論・享受論と幅広い内容で、しかも文章が文学的で読んでいて知的好奇心をくすぐられる内容です!

源氏物語愛好者や折口学入門者にもうってつけのお勧め本!
源氏物語事典 別冊圀文圀NO.36 秋山虔:編 平成元年5月10日発行 学燈社

源氏物語の硬派で中身の濃い研究の為の事典!
入門書と銘打っているが源氏物語の構造・享受史・研究史、又その時代の美意識・生活・歳時・重要語句等を源氏物語研究最前線の研究者が其々論を展開していて大変参考になります!
特に、表現・発送事典と古注釈・注釈研究書事典は他の事典に無い源氏物語を深める上で欠かせない内容になっています!

表現・発送事典は異界・引詩・鍵語・形代・語り手・擬声語・景物・語脈・色彩・視点・準拠・心内語・草子地・挿入句・聴覚・伏線・喩・話型・話法等々多岐の研究課題を深い造詣と研究に裏打ちされた教授陣の論を読めます!

源氏釈から奥入、紫明抄・河海抄・源氏小鏡・花鳥余情・湖月抄・玉の小櫛等々の古注釈や、近現代の注釈・研究書の、成立年と内容・論調・著者や発行元等の紹介は、源氏物語の享受史と其々の影響や引用等知れる源氏物語研究に欠かせない素晴らしい事典となっています!

池田利夫教授の古写本の論文と井上英明教授の海外の源氏物語の論文も内容が簡潔でいながら深く視点を広げる上で参考になります!

鈴木一雄教授の系図を並記した上下並列の年譜はややこしい人間関係相関図を年立てで理解する上で参考になります!

細分化している源氏物語研究を俯瞰で読み取りつつ個々深める事が出来る座右の参考書と言えるでしょう!
源氏物語読本 秋山虔・桑名靖治・鈴木日出男:編 1996年7月25日初版第1刷発行 筑摩書房

読む度に面白さが増す源氏物語の魅惑と読者の感性と深層を揺り動かす作品世界の原文54帖から特に作品世界を愉しむ為の面白い巻の箇所を抜粋し、脚注は作品を深める為のポイント解説まで有り漢字表記・振り仮名等配し、主語人物や動詞にあたる人物等傍注もして下さっていて原文入門者に親切な設計になっています!

お馴染みの三部構成で、物語世界を原文で手軽に楽しめ、絵や写真・系図も配し読解の手助けになります!

参考として作者紫式部の物語論が反映している蛍巻の光源氏の物語論も掲載!
巻末には年立、主要心情語解説・作者と作品の概要もあり別冊付録にはこの本の内容に対応した格調高い現代語訳冊子まで付いています!

漫画や現代語から入った人は原文挑戦の足掛かりに、マニアは原文のエッセンスの再確認になるコンパクトな源氏物語手引書です!
源氏愛憎 源氏物語論アンソロジー
 編・解説:田村隆 令和5年11月25日初版発行 角川ソフィア文庫

源氏物語の享受史を簡潔に、しかも知っておくべき重要文献の重要箇所を解り易い簡約な解説とその原文を読める優れた書!

紫式部日記から宝物集・河海抄・玉の小櫛の古典文献から、現代語訳を著した与謝野・谷崎・円地の先人三氏の随筆や所見、芥川・太宰等の文豪や、和辻・折口・湯川等の智の巨人の源氏評も読め源氏物語に関する知的好奇心を刺激してくれます!

時代や人にによって享受する想いや態度が違っている事も俯瞰で知れ、読んでいて源氏物語の面白さと深さを再認識します!

原文脚注等はありませんが先に解説があるので読解出来ます!
源氏学の巨匠たち 列伝体研究史 紫式部学会創立80周年記念出版
            紫式部学会編 2012年12月1日初版第1刷発行 武蔵野書院

近代の源氏物語研究に大きな足跡を残した先人12名の巨匠の、生い立ち・個性・研究成果・功績を、その巨匠達と深い繋がりが有ったり教えを受けたり大きな影響を受けた研究者による源氏物語研究史をも知れる評伝!

執筆者は各大学の名誉教授が大多数執筆しており、源氏物語研究者は一度は読んだであろう巨匠達の国文学の研究内容の凄さと今にどう影響しているかが読み取れる優れものです!

島津久基・池田亀鑑・風巻景次郎・山脇毅・岡一男・山岸徳平・玉上琢彌・松尾聴・阿部秋生・清水好子巨匠各氏に加え書下ろしで折口信夫・武田宗俊のお二方も掲載!
以前紹介した終戦後から2008年頃までの源氏物語に関する名論文を厳選しその論文について現代の名論者が評を論じ、昭和の研究史を作った10人の軌跡を論じた名論文集である「源氏物語と紫式部 研究の軌跡」社団法人紫式部顕彰会発行 研究編478P・資料編888Pに比べて簡潔且深く各巨匠の残した源氏学を学べます!(字も大きく327P)
例えば山脇毅教授については増田繁夫教授が評伝を書いておられますが、河内本有力本文の研究成果について書かれており、大阪の平瀬家での調査での山脇教授の真摯な態度と平瀬家での厚遇は教授の人柄と容易でない諸家の所蔵する貴重書を見せてもらう奇跡を知る事が出来ます!
又敗戦目前の昭和19年に主要19論文を収めた「源氏物語の文献学的研究」を3,000部発行した凄さも知れます!
どの巨匠の評伝を読んでも感動と源氏物語愛を読み取る事が出来、巨匠達の略歴と著書の目録抄もあり源氏学先人研究に役立ちます!

成立論・構想論・作者論・物語論・写本研究・二部作説三部作説や、武田教授の源氏物語を読んでいると出くわす紫系玉鬘系等本文分析での不合理や不調和の原因の究明や、松尾教授の本文・注・現代語訳の全釈に取り組んだ注釈魂とでも言うる研究態度、清水教授の本文から読み解く意思疎通の微妙な読み等学ぶところがてんこ盛りです!

源氏物語広くは古典とどう対峙し研究し愛でるかを知れる良書です!
絵入源氏 夕顔巻 清水婦久子:編  平成7年2月25日発行 桜楓社

中世和歌に造詣の深い清水婦久子教授が長年研究して来られた江戸時代初期の蒔絵師で歌人である山本春正編集の版本「絵入源氏物語」紹介解説の夕顔巻!

原文主体で現代語訳はありませんが誰の発言で誰の想いかの傍注や表出和歌の引歌紹介も有り研究には欠かせません!
底本を基本に忠実に翻刻、この巻は教授の得意分野の夕顔巻で解説では持ち論の夕顔造型論・構成論が展開されています!

解説でも「夕顔という女君について、見かけによらず積極的であるとか、果ては娼婦的であるなどという評価まで成されてきたが、登場人物の性格をいろいろ推しはかる前に、物語の文章や和歌を忠実に読む必要があるだろう。」と述べておられ夕顔の「山の端の・・・」の和歌や「いざよふ月に・・・」の和歌の深い意味を分析し月は女ではなく光を表している等造詣の深い論を展開されていて爽快です!

更に夕顔の和歌について深めたい方は紹介済みの同教授の著書「光源氏と夕顔 ―身分違いの恋― [新典社新書]」に詳しいですので参考にして下さい!
絵入源氏 若紫巻 清水婦久子:編  平成14年9月20日発行 桜楓社

中世和歌に造詣の深い清水婦久子教授が長年研究して来られた江戸時代初期の蒔絵師で歌人である山本春正編集の版本「絵入源氏物語」紹介解説の若紫巻!

平成11年に出た「絵入源氏」画像と翻刻(デジタルテキスト)が掲載された「源氏目案」と「源氏引歌」との本文検索の出来るリンクも付いた「国文学資料館データベース源氏物語(絵入)承応版本CD-ROM」 の出現によりこの「桐壺」「夕顔」と続いたシリーズ企画は役割を終えたと思われたが、完成されたCD-ROMがまだ十分に活用されておらず版本絵入源氏もなお正しく理解されていると言い難いとこの若紫を刊行されたそうです!

その分、湖月抄や上田秋成・本居宣長に影響を与え与謝野晶子も愛読した「絵入源氏」の概要と魅力を読み易い原文と源氏目案の注釈をそのまま楽しめます!
但し現代語訳等は無いので留意が必要です!

解説では源氏物語の和歌で大部分当てられている引歌についてや江戸時代の版本について研究と造詣を深めれ、研究の為の参考文献も多数紹介されており現代のテキストに影響を与えた「絵入源氏」について多くの知見を得る事が出来ます!
源氏物語版本研究に大変参考になる本!
角川まんが学習シリーズ まんが人物伝 紫式部  KADOKAWA

2024年1月19日初版発行の一番新しい紫式部伝記漫画!

監修は関連講座を聴講した人も多いであろう山本淳子教授!

謎の多い紫式部の生い立ちや家族構成とその生涯、父為時の上申した申し文や、特徴的な道長と彰子の治世による関係性の変化等の知る人ぞ知る内容をはじめ、有名な、宣孝との和歌の遣り取りや公任の戯れ、紫式部日記執筆の起点、道長との関係性等々様々な学説や小右記や御堂関白記等による文献による史実から、紫式部の人物像とその想いまでも読み解きやすい漫画で楽しみながら学べます!

巻末の紫式部検定55問は是非挑戦を!
角川まんが学習シリーズ まんがで名作 源氏物語  KADOKAWA

2024年1月19日初版発行の一番新しい源氏物語概要漫画!

表紙イラストは陰影の美しい艶のある絵のイラストレーターひと和氏で全6章の漫画は其々特徴のある漫画家3氏で分担し光源氏の一生を原文に沿って再現!

原文では長くなる心象風景を一コマで表現できるのは漫画の良さでもあり、紫の上等々登場人物其々の複雑な心の動きを巧く表現していて、空蝉・末摘花等割愛だが、源氏物語初心者にはうってつけで作品の魅力を端的に知りうるコンパクトな漫画!

巻末には宇治十帖を文章とイラストで紹介しているがこれも漫画化して欲しいですね!
出来事と文化が同時にわかる平安時代 伊藤賀一監修 2023年12月30日初版発行 朝日新聞出版

約400年続いた平安時代を、大化の改新(今は乙巳(いっし)の変と言うらしい)等の平安前史の成り立ちから鎌倉時代へ向けての院政や武士の台頭までを政治・外交・社会・宗教・文化等8つのテーマで写真・絵図・イラスト等ふんだんに使って総合的に学べる良書!

マニアは様々な文献や論文で学んだ事を総合的に確認出来、平安時代そのものを俯瞰で知識として再確認出来ます!
勿論あさきや大河から入った人も面白く様々な?を解決する事が出来る優れもの!

有名予備校社会科講師が監修をしていて参考書的なのも読み易いです!

特集は源氏物語!

カバーの裏面はなんと平安時代の役所や様々な人物の邸宅の場所を記した平安京マップで京都の古跡探索や散策に重宝!
本文内の章ごとの京都史跡ガイドも写真付きでGood!

平安時代全期の中で押さえて置きたい9人を紹介している平安人物伝のイラストは男女とも渋すぎ!
源氏物語千年紀展 ~恋、千年の時空をこえて~ 大型本 図録
              2008年4月26日発行 京都文化博物館 

『紫式部日記』中で、寛弘5年11月1日(1008年12月1日)「若紫」や「源氏」等の記述があるのを根拠とし、2008年(平成20年)がちょうど一千年を迎える事を記念して行なわれた国を挙げての様々な行事が実施された内の一つである大規模展覧会の280P大型図録!

当然、今では考えられない貴重な資料が一堂に集められた図録なので資料としても貴重!

紫式部日記絵・源氏物語絵巻等の絵巻や御堂関白記・栄花物語・古今和歌集・延喜式・久能寺経・明月記・源氏物語奥入等の国宝文献をはじめ、あの重文「車争い図屏風」・古今和歌集や源氏物語絵巻断簡若紫も展示、重文の様々な写本や花鳥余情等の注釈書・系図等も展示のありえない品揃え!

その後の時代の享受史や意匠の経緯も知れます!

江戸時代に花開いた版本と絵入本がいかにその後の研究や文学に影響を与えたかも展示内容によって知る事が出来ます!(カラー絵図も入った与謝野晶子の新訳源氏物語や潤一郎新訳愛蔵本挿絵原画、あさきゆめみしカラー原画も展示)

解説は片桐洋一・清水婦久子教授をはじめトップクラスの研究者が解り易くしかも造詣深く寄稿しておられます!
巻末にはこの時代の和歌に造詣深い清水教授が原文名場面抄を「若紫・かいま見」「紅葉賀・青海波」「須磨・秋の夕暮れ」「浮舟・橘の小島」通釈と絵図解説も付けて紹介!
同じく源氏物語内の名場面和歌抄も掲載されており源氏物語を総合的に理解し且楽しむ事が出来る貴重な文献です!

源氏物語を深く総合的に知りたい方はどこかで見付けたら是非手に取って楽しんで下さい!
神作家紫式部のありえない日々 4巻 D・キッサン 2024年3月5日初版発行  一迅社

オタク視点を取り入れた紫式部の日常の出来事をよく調べて描かれた画期的ギャグ漫画の4巻!

定子側伊周・隆家兄弟も出て来て政治の駆け引きも描かれ、学説的にも言われているこの時代の二次創作や短編等の物語創作状況もオタク的に描き面白い!
落窪や住吉等先行物語についても紹介し古典入門にうってつけです!

後に道長以上の政治力を獲得する彰子の成長の兆候と定子の子(敦康親王)を養育する状況や一条帝との関係等巧みに描いています!

道長の腹心俊賢と行成もその個性を表現しつつ登場し、更にあの公任がどう変わっていくのかも見もの!

カバー外しての書籍表紙に毎度描かれる本編の登場人物を現代人にして描く同人オタク短編漫画で式部が姉と慕って遠国同士で文通をした女性がレジェンド作家として登場!
本編とのリンクが面白い!
以前、書いたかもしれないが、僕が持ってるのは「面白いほどよくわかる源氏物語」、「源氏物語通と呼ばれたい」という本です。
源氏物語と和歌 研究と資料 紫式部学会編 昭和49年4月20日初版発行 武蔵野書院

「源氏物語歌合」の伝本・本文の論文と資料としての全文(原文)を読みたくて2021年5月に読了した1982年発行の2巻を先に読んだのだが、これも中身の濃い論文集で大変勉強になりました!

研究編は以下10篇で、「光源氏の生涯」は他の評伝と違い宮廷の権力闘争や家柄等による女性関係の対比、行った行事の意味等面白いアプローチがされていて興味深かったです。

「浮舟の出家」はいわゆる浮舟論・造型論で薫や匂宮がどう扱いどう対峙したか又彼女が様々な場面で何故その様に行動したかが読み取れる浮舟造型論です!
僧都の心情についても分析していて面白い論文でした!

「ふるごとと源氏物語の新美質−諸注拾遺ー」は物語造型論。
「源氏物語の書状」は物語内の書状を数字や%も表記し科学的にその内容を分析したもので書状の遣り取りから登場人物の意外な素顔が見えて来て面白かったです!
特に夕霧と六条御息所の書状分析は人柄も出ていて面白い論文でした!

「源氏物語における歌枕の種々相」は、みなせかわ・をの等の歌枕から古今集の諸例や文法的分析が成され興味深く読みました。

「桐壺巻冒頭についてーその解釈と位置づけー」は桐壺巻の内容の分析と巻のもつ意味、後宮での人々のものの考え方まで見えてきます。

「源氏物語の和歌−無名草子のふしぶしの論を中心に−」は最古の文芸評論書の視点から源氏物語内の和歌を読み解き更なる分析を論じていて無名草子自体の問題点も指摘して興味深かったです!

「夕霧の造型と和歌−落葉宮物語をめぐって−」は珍しい夕霧造型論で、しかも落葉の宮との関係性を中心に分析し論じており大変面白く読ませていただき深める事が出来ました!

「源氏釈の形態」は現存する最も古い源氏物語の注釈書の特徴と内容、性格を紹介して下さっています。
その改訂版や写本での違い等も論じられていて興味深かったです。

「伊勢の御と紫式部」は歌人伊勢の評伝とその生き方や残した作品がいかに紫式部に影響したかが読み取れ式部や源氏物語造型について視点を広げる事が出来面白かったです!

中々手に取る事の無い論文集ですが手に入れる事が出来源氏物語について造詣を深める事が出来良かったです!

巻末に資料編として「源氏或抄物」(源氏釈)の翻刻が伊井春樹教授によって掲載されており資料として貴重です!
知泉源氏5 完訳漫画源氏物語 杉村喜光 2024年3月10日初版第1刷発行 新評論

原典準拠漫画版青春篇(桐壺~関屋)全6巻の第5巻!
いよいよ源氏物語を続けて読み込んでいくか多くの人が挫折すると言う「須磨返り」の如く投げ出すかが別れる賢木後編から明石での入道との出逢いまで!

この綿密な原典準拠型漫画を読むと、成程、関係性がピンと来ない登場人物が多く出現し贈答和歌も多く自己中な光源氏の人物像も浮かび上がり嫌気がさす人もいるだろうと理解できます!
しかし、ある程度源氏物語の面白さに惹かれ読んでいる人達にとっては、朧月夜の心情や朱雀帝の優しさ(お人好しさ?)、右大臣家と光源氏そして藤壺との権力闘争的な駆け引きや複雑な心理戦が和歌や言動を通じて読み取れ、好きなキャラの一人花散里の人柄や大好物弘徽殿太后の動きの面白さも含め和歌の歌意も映像化されて多々楽しめる部分がてんこ盛りの巻でもあります!
明石入道の海底原人ラゴン似のオ〇Q顔もイイっ!

須磨に同行した5人や紫の上の為に財産管理を頼んだ右近や少納言の君等、この間の馴染みのある登場人物を映像で把握出来るので源氏物語の世界を読み込んで行くと難解な人間関係や立場等の人物像を大変読み取り易く理解する事が出来ます!

又、漢籍の文献の登場人物名を漫画の中で顔にその人物名を記して表現しているので凄く解り易い!(史記の劉邦と呂太后等々)

更に原作では解り難いストーリー展開も補足説明を入れつつ新たに盛って描いてくれ展開を理解しやすくしてくれています!

原作に出て来る白い虹等の自然現象や様々な関連ウンチクを流石知泉氏らしく解説してくれていて源氏物語や平安時代理解に役立ちます!
菅原道真紹介や大河の登場人物まで登場!

現在、原典を理解しやすいこれ以上の漫画は観た事が無く、源氏物語に興味が湧いた人は是非読んで欲しいと思います!
入門者もマニアも愉しめる源氏物語漫画の決定版です!

いよいよ次回は青春篇最終巻!
澪標や蓬生等映像化が楽しみな帖も有り、なんと本居宣長の「手枕」まで特別掲載!
春が待ち遠しいっ!
この間の流れで行けば夏か?それでも待つっ!
その後の壮年・熟年?宇治も楽しみです!
折口信夫全集 第八巻 國文學篇2 昭和51年2月10日初版 中公文庫

詩人・歌人で柳田國男と共に日本の民俗学の基礎を構築した言葉の持つ起源や意味を重視する国文学者で国語学者である知の巨人の全31巻別巻1巻の巨大な全集の源氏物語に関する論文5編を含む国文学に関する論文集!

日本史学を民俗学的アプローチで分析する「無縁・公界・楽」の網野善彦教授と共に日本を知る上で民俗学的アプローチの重要性と幅広い知見を知り学ぶ事の面白さを知らしめる折口学を知れる書!

日本民族の歌や会話に見る古典文学の芽の視点、大嘗祭の神語り、稲作等の儀式にみる古代人の感覚や物語歌、上代文学に見る貴種流離譚の類型や祝詞、古代文学の東南アジアの要素、古代氏族文学と後への影響、大和時代の歌が主体の語部文学、奈良時代の風土記の重要性(特に出雲風土記)、短歌に連なる記紀歌謡古代歌謡古代民謡恋歌抒情詩についての論点、そして大論文「新古今前後」は正に新古今集の短歌史における大きな位置づけと新古今に至る流れその後の文学界への影響等幅広い論点が目から鱗です!

源氏物語に関しては、入門者・初心者への源氏物語の面白さを折口学的論点で紹介する内容が面白いです!
以前紹介した「反省の文學源氏物語も収録!
物の怪や怨霊に関する論文も民俗学的視点で論じていて大変興味深く読みました!
源氏物語の男女両主人公に関する論も歌舞伎を例に挙げながらその文化的影響について論じていて面白かったです!

文字ぎっしりの全531ページの文庫ですが国文学に興味のある方は是非読んで欲しい論文集です!
小学館学習漫画ドラえもん人物日本の歴史シリーズ 紫式部 
   監修:清水好子・朧谷壽 1995年12月1日初版第1刷発行 小学館

漫画少年少女人物日本の歴史の改訂版で、何と監修が源氏物語研究に大きな軌跡を残した清水好子教授と朧谷壽教授と言うとんでもなく贅沢な漫画!

紫式部の生涯だけでなく、平安時代の旅の仕方や、越前での紙の製作工程や染色、宮廷の有識故実から年中行事絵巻等資料からとった庶民や宮廷行事の様子も、市や賀茂祭での巨大幣等も描きながら視覚として理解出来る優れもの!

藤原氏の歴史や人間関係も図示し、巻末のQ&Aには両教授が漫画で登場のレア本!

紫式部日記や権紀等から取り入れた記述も多く紫式部入門に打って付けの学習漫画の決定版!
宗像教授セレクション 源氏物語と平安文学 星野之宣 2024年5月5日初版第1刷発行 小学館

 諸星大二郎と並び称されるハードSFや古代伝記・民俗学的アプローチの面白い漫画が多い星野之宣画伯の描く源氏物語と浦島伝説・竹取物語の連関と現代の人間ドラマを融合させた名作セレクション本!

 民俗学で様々な仮説が出ている浦島伝説と竹取物語を、その時代の宇宙観を基礎に、連なる一つの物語と観る視点!

 いわゆる紫の上系に秘められた人間ドラマと浦島連関物語の哀しい人間ドラマの類似!

 面白い視点で有り、それを宗像教授の若き日の想い人と関連付ける物語構築が絶妙で面白い!

  民俗学好き平安文学好きの人は楽しめる一連の物語です!
清水好子論文集 第一巻 源氏物語の作風 2014年8月1日初版第1刷 武蔵野書院

源氏物語研究に大きな足跡を残しながら読める論文書籍が少ない清水教授の源氏物語関連論文を時代順に読める素晴らしい論文集全三巻(第三巻は源氏物語以外の論文)の第一巻でこの巻は19論文が読め、武蔵野書院創立95周年記念出版で若い研究者も読める様価格も抑えられています!
清水教授は旧帝国大学初の女性学生の一人で最初の論文(卒論)の学会へ与えた影響も知る事が出来、その研究の軌跡を読みながら楽しめる構成になっています。
論文の構成は先ず論点を明確にし論の展開や引用が的確で説得力があり流麗で読み易く引き込まれます!
論文は、源氏物語の文体・作風・俗物性・薫と匂宮造型論・河海抄・作中人物論・紫式部論・文学史からみた論点・自然観・若菜からみる主題と方法・準拠論等々多岐に渡りますが、どれも先進的な視点と、研究に裏打ちされた仮説や考察・論が、なるほどと頷ける出典や準拠をその場で提示する事で大きな説得力を持って知的刺激を与えてくれます。
現代語訳にとりいれられなかった特殊な役割を果たす名詞や、「聞きかよひ」「思ひ及ぶ」等の複合動詞の多用等原文の言葉の意味と魅力を紹介したり、自然・心情・立場・関係性等々聴覚・視覚も含めた物語内の様々な仕掛けについてユニークな分析を展開されています!
これら昭和20~40年代の氏の論点が源氏物語研究に大きな示唆を与えたことが内容からも読み取れます。
特に最初の論文「物語の文体」とこの巻の後半「源氏物語の主題と方法ー若菜上・下巻についてー」「源氏物語における準拠」は面白くお勧めです!
現代の研究者にも影響を与えた巨星清水教授のこの論文集を是非お楽しみください!

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