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コヴァセヴィッチコミュの弱音の魅力について!

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トピック立てちゃいますですよ。^^

スティーヴン・コヴァセヴィッチといえばよく、弱音の美しさが高く評価されたりします。

(さてそれでは強音は?というところで、いろんな意見が出てきそうですが、強音の中には「美しくあってはいけない音」も多いのだろうとも思うのです、そういった議論はまた別のところでやってもいいかも。ここでもいいかも。)

ともかく、誰もが認めるというコヴァセヴィッチ氏の弱音の美しさについて、どの曲のどの部分がいいとか、あの弱音の出し方の秘密はこうではないか、など、いろいろお話しできればなと思います。


私の方からは、そうですね、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番イ長調、これはデイヴィスとの録音だったと思いますが、その第2楽章。
ピアノのドソロで始まるのですが、その9,10小節目が印象的なミラノ6の和音で2小節間継続します。その2小節目の6つの音からなる上昇分散和音。
わたしゃここを初めてきいたとき腰が抜けました。だってその前までで十分静かで集中力の高い音色をきかせていたのに、この上昇音形でさらにディミニエンドしていけるなんて思ってもみなかったので。


こんな感じですが、よろしく。

コメント(4)

実は、コヴァセヴィッチ氏の実演を聴きにいった時、実演では実際の、なんていいましょうか、物理的なダイナミックレンジは、CDで聴くほどではない気がしました。しかし、聴き手がつい聴き入ってしまうような、なんらかの仕掛けをいつのまにかしているようで、バガテルのような小品を演奏しても、ほんとうに小さくて美しい音に聴衆が集中して聴き入っている、という状態に、いつの間にかなってしまうようでした。

バガテル、と今いいましたが、それ以外にCDで驚いたのは、ベートーヴェンのピアノソナタ28番の第1楽章の、主題提示部(繰り返しませんね)から展開部へ橋渡しするシンコペーション、これがどんどんディミニュエンドしていくのですが、ここの弱音が凄いです。旧盤(Philips)より新盤の方が。
この人の弱音の魅力は、ささやかな日常においても気持ちの良い人なのだろうなと想像させられる人柄というか。そういった豊かさが深く響いてる感じがします。

そういう人としての美しさが、(彼の)ベートーヴェンを聞いていてもどこか癒されてしまう側面なんでしょう。決して我にこだわり追求する(または鍵盤の世界に狭く留まる)タイプの演奏家とは異なる、自然なあり方に美しく満ちている。

いわゆる(絵に描いた様な孤高の演奏家・芸術家タイプの)唯我独尊的なものと真逆な、(決してひとりでは有り得ないという)美しい共生への意識のようなものが、彼の音の重なりには響いている。それは生来的なものに加え、豊かな感性と理知によって さらに 生き深めている確固とした魅力と美しさであると、僕は感じます。


トピ立て、ありがとうございます♪
僕は演奏全く駄目なのでw、純粋に音から感じたものを書いてみました。
わーん、てるぞさん、ありがとうございます、そして遅くなってすみません。

何をおっしゃいますか、演奏や音楽論などで音楽を語れたことになるとは全然思ってないんです、おいらも。むしろ、そこから何を感じ取れるかを表現することが難しいし、何をもって表現するかの土台となる、文学や美術や歴史や人間論や、といったほかの領域の素養がないので、いきおい、音、音楽そのものでしか語れないのです。

でも、そうやって言葉で語りつくしてみても、実際の音楽、演奏をきいた感じ、これを表現しつくすことって、不可能なんですよね。だからこそおもしろいともいえるし。

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