「あれ、やばいやばいよね〜」「やばいやばい!」今、10代の子供たちの間で「やばいやばい」という言葉が流行っている。何かの対象物を指して、彼女たちはこの言葉を発する。さて、どういう意味かわかるだろうか?この「やばい」には、二つの意味がある。一つ目の「やばい」は、「very」という副詞的な機能を果たし、二つ目の「やばい」は全ての形容詞を表す。例えば、「とても可愛い」という「very pretty」を表現する時は「やばいやばい」、そして「とても怖い」も「やばいやばい」になる。一緒にいて、しかも相手の気持ちを常に理解していないと、相手が何を指して言っているのか分からない。これは「フェイク」という映画で、NYのマフィア役のアルパチーノが、仲間のマフィアと事ある度に「forget about it」と言っているのと同じ現象だ。彼らは、「気にするな」も「むかつく」も「寒い」も「殺してしまえ」も、全てこの表現で言い表す。「俺たちは仲間だから、詳細な説明をしなくても分かるだろ?」こんなNYマフィアと同じ気持ちを、10代の子供たちも抱いているのは面白い。ケータイを幼い頃から持つことによって、人間関係が広がり過ぎた彼女たちは、昔のようなべっとりした仲良し5人組で過ごすことが少なくなっている。でもだからこそ、どこかで寂しさを感じていて、共有する場を大切にすることによって、「兄弟の契り」を結びたがっているのかもしれない。