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ラグタイムコミュのIRENE GIBLIN

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女流ラグタイム作曲家

(1888年8月12日〜1974年5月12日)



ミズーリ育ちの IRENE M. GIBLIN は 

セント・ルイスで殆どのときを過ごしました。

青年時代は優秀なピアノ生徒として称えられ、

その才能を大いに発揮しました。

14歳にして、既にピアノ弾きとして 

CHARLES DANIELS (A.K.A. NEIL MORET)に雇用されていた彼女は

JEROME REMICK のカタログに掲載されている

最新ヒットの全てを演奏するという重要な役割を果たしていました。

また、彼女の妹(姉?)GERTIE は 

REMICK 商品の売り子をしておりました。

高校を17歳で終えた彼女は

セント・ルイスの STIX, BAER & FULLER DEPARTMENT STOREへ移り、週休1日制を5年間もこなしました。

常に新譜を聴きたがっていた人々にとって、

毎日数時間ピアノを弾いていた彼女が

幾らかの作曲を手掛けたことは当然のことでした。

この6年間に彼女は9曲のラグタイム曲を出版しました。

しかし、結婚して子供が二人生まれると同時に、

彼女は職業として作曲することを諦め、家族に自分の生涯を捧げます。

それでも、彼女はピアノを弾くことを決して諦めませんでした。

第2次世界大戦では楽器に不自由しましたが、

結婚50周年を迎えようとしていた頃、

夫の MR. O'BRIEN が 彼女のために 

BALDWIN BABY GRAND を手に入れてくれました。

彼は1958年にこの世を去りましたが、

そのピアノは生涯彼女の宝となりました。

女性としてラグタイムを弾き、独自の曲を出版するということは

ラグタイムで知られる街、カンザス・シティ、及び、

当時の男性社会の中でどんなに困難であったかが

自ずと感じられます。

彼女は最も多作な女性ラグタイム作曲家として数えられ、

殆どの女性がカンザス、シカゴ、ニューヨークで活躍する中、

セント・ルイスでも大変な人気を得ていました。

特に彼女の CHICKEN  CHOWDER は

ラグタイム・オーケストラの間でものすごい人気を誇っていました。





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● CHICKEN CHOWDER (1905)

●SLEEPY LOU (1906)

●SOAP SUDS: MARCH (1906)

●BLACK FEATHER TWO-STEP (1908)

●PICKANINNY RAG (1908)

●THE AVIATOR RAG (1910)

●COLUMBIA RAG (1910)

●KETCHUP RAG (1910)

●THE DIXIE RAG (1911)




【逸話】『CHICKEN CHOWDER』は今でも大人気ですね。彼女が毎日毎日ピアノを弾き続けた成果なのでしょう。お店屋さんといえど、当時の女性が毎日ピアノが弾ける仕事に付けたことは本当に幸せなことでした。

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