「変」な趣味自慢大会！コミュの赤ちゃん言葉を喋る中年

ころんの会社にまじめが服を着たような男性いる。

普段の彼は物静かで温和な管理職。
所謂「まさか、彼がそんなことをするなんて信じられません。」と周囲の誰もが証言するであろう、ノーマル中のノーマルなのだ。

しかし、実はそれは仮の姿で、彼もまたビリー・ミリガン（ころんの日記より）であった。

以前、会社近くの焼肉屋で呑んでる彼を見かけて、声を掛けたことがあった。付き合いで焼肉を食べて、帰ろうとしたその時、彼は一言「さみしいでちゅ。」と言った。
こんな冗談を言うなんて…。始めのうちは若い自分に気を使っているのかと思っていたが、どうもそうではないらしい。

「僕、一人じゃ帰れないの…（もじもじ）。」
「ママに叱られちゃう。」

目の前に座っている人間が、一瞬誰だか判らなくなったのはこのときが初めてだった。酔ってるのは自分じゃない。
「この人、やばいな～。」と思って、「トイレ」と言い残し、その場を去ったころんだったが、その日を境に彼とは目を見て話せない関係になったのである。

もちろん、その日の呑み代の請求は未だにない。