今、ドイツで日本語を教えていますが、ドイツ人は本当に耳がいいというのか、音に敏感です。生活音についてのさまざまな細かい規定があったり、ゴミだしが時間制限されているのも多くは音の問題によるようです。日本語を学ぶ生徒も、わたしの「東京風」アクセントをすかさず聞き分けて、教材の録音と違うといったり、ある生徒は同じ声優が同じ作品の同じキャラクターのせりふで場所によって発音(発声)が違うと訴えたりします。わたしの耳には、全部「ん」に聞こえても、彼らには国際発音記号のごとくN、n, ng, m, などに聞き分けていたりします。森の民は耳がいい、海の民は目がいいなどという「エセ民俗学」的な説明もなんとなく一般向けにはいいですが、科学的(計量的、分析的)になにかいえるのではないかと思っています。