大脳だけでなく、小脳も考えた場合、脳の約半分は
身体と運動制御に関わっている。それとともに脳に
つながる延髄、脊椎、そして末端神経系、そして筋肉、
血管、すべてが身体を感じ、からだを動かす制御に
関わる。制御は体性感覚や視覚などのフィードバックを
受ける。更に、新しい運動形式を学習し、獲得する
可塑性がその本質でもある。
身体は脳だったのだ。
この複雑で高次元の制御のモデルを造り、人間そのもの
を理解すること、その機能が不全な場合の回復手段、さらにそれらを応用した情報通信形式(ロボット、インターネット)などについても論じて見たい。
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