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解剖学に関わった芸術家コミュの04/10/17 日経新聞より

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気になる記事があったので、トピ立ち上げました。
見出しには
『完ぺきな肉体持つ未知の彫刻 解剖は神の形探る行為だった』
とあり、以下の写真が大きく掲載されていました。

この像は最近、ミケランジェロの真作と認められたらしいものです。
記事には、
「鑑定グループによれば、この像が制作された年代は一四九五年ごろ。〜ミケランジェロとするにはまだ慎重な意見もあるが、別の作者名を挙げて対抗するほどの強力な反論は出ていない。」
とあり、さらに
「ミケランジェロは死体の皮をはいでいた−。
そんなショッキングな事実も、磔刑像から浮かび上がってきた。解剖学者二人によって、像がその程度、正確に人体を表現しているのか検証が行われたのだ。
結果は「完ぺきだった」と解剖学者、伝々」
とのことでした。

しかし、私の感想としては、像の写真を見る限りあまり解剖学的知識が表現に見られていないように思います。

1495年頃は、確かにミケランジェロがサント・スピリト修道院にて解剖の研究をしていた年代ではあるのですが、ほぼ、同じ時期に制作されたと考えられている以下の像でも同じ事が言えます。

基本的に、ミケランジェロは大理石彫刻の技術を勉強していて、木彫の技術はあまり長けていないのも事実でありますが、これらの2体の木彫像はいちおうミケランジェロの真作とされているくらいで、研究者の中では異論を唱えている方もいるようです。
残念ながら、ミケランジェロの生涯において、青年期の記述が少なく、おまけに、自らのデッサンを死ぬ直前にほとんど燃やしてしまったので、はじめて立ち会った解剖の時期や、木彫を制作した時期が正確に特定できないことも事実であります。

上記の新聞記事に、解剖学者が検証したとありますが、どのような研究をして完ぺきだったかも、まだ解らないので正確なことはいえないのですが・・・

いずれにせよ、私の感想としては、これら2体の木彫像と解剖学研究を結び付けるのは危険なのではないかと考えています。

上記2体の像は二十世紀以降に発見され、研究もまだまだこれからの状態ですので、今後の研究の結果が興味深く待たれるところです。

コメント(3)

校正です。
すみません。
上の文章と写真が一致してませんね。
最初に紹介した写真が左上で、新しく発見された像です。
次に紹介した写真が右上で、旧来からの像です。

トピックは編集できないんですね。
次から気をつけます。
>のぼるさん
おもしろいサイトを紹介していただき、ありがとうございます。
磔刑が窒息死とはかなり興味深い考察でした。
確かに、実験でも証明出来そうですから、事実に近い検証だと思います。

手首に杭を打つ事は、事実だと考えられます。
実際に手のひらでは、体重を支えるのは不可能です。
橈骨と尺骨の回転部、手首周辺はかなり厚い関節膜で覆われているので、死後、腐敗が激しくならなければ千切れたりすることはありえないと考えられます。

かなり激しい痛みと、断続的に続く出血と、窒息による体力喪失でかなり早い段階で意識不明→死に至る、残酷な刑ですね。
事実に即して描いてしまうと、宗教絵画の美意識ではちょっと激しい表現になってしまいますね。

ちなみに、トピックの2体の像について考えられるのは、骨格、筋肉双方ともに表現が作りきれていない部分があるのですが、新聞記事によると死後二十四時間で内臓腐敗で腹部下部に垂れ下がり、それも表現されているとあるのですが、さすがにミケランジェロでもそこまではちょっと?
と、ついつい意地悪な見方をしてしまいます。

人体表現て、難しいですね。

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