□ご挨拶□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
いつもBarピース・オブ・ドリームをご利用いただき誠にありがとうございます。 明けましておめでとうございます！ ２０２４年が幕を開けましたが、震災に、航空機の事故など、新しい年の始まりを素直に祝えない悲しい出来事が続きました。 私も年末にコロナに感染してお正月は自宅療養で“人生で最悪のお正月”などと思ってしまいましたが、災害によって自分の家ですら年を越せない人々がたくさんいることを考えると、自分のいる環境はまだまだ幸せだと感じます。 この一年がどうか少しでもより良い環境に進む一年になりますように。 そして、自分に出来ること…考えていきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願い致します！
□今月のお休み□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
★ 1月２１日（日）
□今月のクローズアップボトル□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
今年から始めました！ 私的にバーにはなければならない！バーでしか飲めない！ そんなお酒をクローズアップしてご紹介する企画です。 まず最初のお酒は…
★ガリアーノ
ガリアーノが誕生したのは1896年。リキュールの輸入業を営む家に生まれ、自ら蒸留会社を経営していたアルトゥーロ・ヴァッカリが42歳の時に世に送り出されました。 ガリアーノという名前は、イタリア・エチオピア戦争などで活躍したマッジョーレ・ガリアーノ将軍に因んでいます。 30種類のハーブ＆スパイスを使用し、健康にすこぶる良いとされたガリアーノは、時のイタリア国王やローマ法王レオ13世などにも献上され、イタリア国内で次第に評判を高めていきました。 時を同じくして、ゴールドラッシュに沸くアメリカ中西部には、多くのイタリア移民が流れ込み、そのイタリア移民の健康を支え、強壮酒としてもてはやされたのがガリアーノでした。
ガリアーノを使った代表的なカクテル： ゴールデンキャデラック、ハーベーオールバンガーなど
□今月のイレギュラーメニュー□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■オリジナルカクテル■
★暁叶 〜ぎょうきょう〜
日本酒をベースに、シェリー、ポートワン、ウォッカなどを使って創作したショットカクテルです。 「暁」は“夜あけ”、“あけがた”などを意味し、「叶」は“かなう”、“やわらぐ”などの意味を持っています。 ２０２４年は大きな地震や事故の発生で、新年を心から祝えない悲しい幕開けとなってしまいました。 一日でも早くこの辛い状況が終わることと、一つでも多くの願いが叶う一年になるように…。 そんな思いを込めたカクテルです。
■今月のミクソロジーカクテル■
★ミカンと人参のウォッカマティーニ
ミカンの主成分はビタミンＣ。 およそ二個分で1日の80％を満たす程豊富で、袋の部分には食物繊維が多く、白い筋には高血圧や脳出血を予防するフラボノイドの他、ビタミンＢも含まれています。また、酸味の素であるクエン酸が疲労回復に効果あり。 ニンジンの赤色のもとであるカロテンは、心臓病や動脈硬化に効果大。 さらに皮膚や粘膜を強化し、眼精疲労にも効くとされています。 他にも、体内ナトリウムを排出し、高血圧を予防するカリウムや骨や葉を強化するカルシウム、食物繊維も豊富に含んでいます。
■今月のクローズアップボトル
★ガリアーノ
ガリアーノが誕生したのは1896年。リキュールの輸入業を営む家に生まれ、自ら蒸留会社を経営していたアルトゥーロ・ヴァッカリが42歳の時に世に送り出されました。 ガリアーノという名前は、イタリア・エチオピア戦争などで活躍したマッジョーレ・ガリアーノ将軍に因んでいます。 30種類のハーブ＆スパイスを使用し、健康にすこぶる良いとされたガリアーノは、時のイタリア国王やローマ法王レオ13世などにも献上され、イタリア国内で次第に評判を高めていきました。 時を同じくして、ゴールドラッシュに沸くアメリカ中西部には、多くのイタリア移民が流れ込み、そのイタリア移民の健康を支え、強壮酒としてもてはやされたのがガリアーノでした。
ガリアーノを使った代表的なカクテル： ゴールデンキャデラック、ハーベーオールバンガーなど
■新入荷■
★DEANSTON 12 years old 〜ディーンストン １２年〜
ディーンストン蒸留所はスコットランド中部（ハイランド）のドゥーンという町にあります。オーナーは、ブナハーブン蒸留所やトバモリー蒸留所と同じディステル社です。 ディーンストン蒸留所は、もともと1785年に設立された紡績工場を源としており、1966年に紡績工場からウイスキー工場へと転換した面白い成り立ちを持っています。 紡績所は、木綿の品質管理の都合から良い温湿気対策がされており、ウイスキー貯蔵には最適だったことも要因だったようです。 また近くのテイ川から水を取り組む際に水力発電を行っており、スコットランドでは唯一、自前の水力発電で全ての電力を賄っている蒸留所です。近年設立されたアードナムルッカン蒸留所も同じようなコンセプトを持っており、テロワールや有機栽培（有名どころだとブルイックラディ蒸留所やウォーターフォード蒸留所）と通じるところがあります。 ハイランドモルトらしい癖のない爽やかな風味が特徴です。 ピートを全く使用しておらず、花の香りが上品に漂う仕上がりとなっています。 また本製品はその特徴を最大限表現するために、アルコール度数がやや高めとなっており、香りの華やかさに加えて、飲みごたえも十分ある一本となっています。
★MONKY SHOULDER 〜モンキーショルダー〜
ウイリアム・グランツ社が所有する3つの蒸留所のシングルモルトをブレンドして作ったウイスキー、つまり「トリプルモルト」。 グレンフィディックとバルヴェニー、そしてキニンヴィがブレンドされています。 キニンヴィは、同社が1990年に創業しているものの、いまだに一切オフィシャルとしてリリースしていない、同社秘蔵の第3のシングルモルトなのです。樽で売買されることも無く、ボトラーからも一切リリースされていません。 合計で27樽をブレンドして作られています。 この「モンキーショルダー」とは、その昔フロアモルティングが盛んに行われていた頃、「シール」いう木製のショベルを使って手作業で大麦を乾燥させていました。 当時作業している人の肩が痛くなり、その肩のことを「モンキーショルダー」と呼んでいたそうです。
★BULLDOG GIN LONDON DRY GIN 〜ブルドッグ・ロンドン・ドライ・ジン〜
ブルドッグは、世界的に有名な投資銀行JPモルガン出身の起業家アンシュマン・ポーラによって、ニューヨークの地で設立されました。 会社の拠点こそニューヨークですが、製造にあたっては、その本場であるイングランドの老舗蒸溜所にて、伝統的なロンドンドライジンの製法で製造。 イングランド産の小麦を原料とする高品質のスピリッツをベースに、伝統的なジンのボタニカルの他、ハスの葉やポピー、ドラゴンアイ(ライチの一種)など特徴的な素材も使用。 １2種類のボタニカルを浸漬後、スティーピング製法にて伝統的な銅のポットスチルで４回の蒸留と３回のろ過。よりスムース感を出すために前留、後留はカットし本留のみを使用します。
■旬なおつまみ■
★タラのアクアパッツァ
□酒の雑学（バックバーに並ぶお酒たち編）□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
★ロンドンドライジンの先駆け“タンカレー”
創業者のチャールズ・タンカレーは、1810年にイギリスで生まれました。 祖父や父は牧師という聖職者の家系でしたが、チャールズ・タンカレーは聖職に就くことを拒み、ジンを造ることを決意。 1830年、チャールズは弱冠20歳のときに弟のエドワードと共に起業し、ロンドンのブルームズバリーに蒸留所を設立します。 チャールズ・タンカレーが目指したのは、これまでにない高品質のジンです。 雑味のないクリアなジンの生産を目指して試行錯誤を重ね、よりピュアなジンを精製する4段階の蒸留手法を編み出しました。 ボタニカルの調合比率も熱心に研究し、特徴ある味わいを生み出すため300 以上ものレシピを試作しました。 190年経った現在においても、創業当時の「タンカレー」のオリジナルレシピや製法は忠実に守られています。 詳細なレシピや製法は門外不出で、詳細を知る職人は世界にたった6人といわれています。 第二次世界大戦が始まると、1941年にドイツ空軍により蒸留所が爆撃されて大きな被害を受け、一つのポットスチルを除いた全ての設備が破壊されます。 終戦後、1951年に同じ場所に蒸留所を再建して1957 年に再開し、戦火を免れたたった一つのポットスチルも修復されました。この生き残ったスチルは「オールドトム」と名付けられ、今でも使用されています。 1948年、現在の緑色のシェーカーをイメージしたボトルデザインになりました。
以上
いつもBarピース・オブ・ドリームをご利用いただき誠にありがとうございます。 明けましておめでとうございます！ ２０２４年が幕を開けましたが、震災に、航空機の事故など、新しい年の始まりを素直に祝えない悲しい出来事が続きました。 私も年末にコロナに感染してお正月は自宅療養で“人生で最悪のお正月”などと思ってしまいましたが、災害によって自分の家ですら年を越せない人々がたくさんいることを考えると、自分のいる環境はまだまだ幸せだと感じます。 この一年がどうか少しでもより良い環境に進む一年になりますように。 そして、自分に出来ること…考えていきたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願い致します！
□今月のお休み□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
★ 1月２１日（日）
□今月のクローズアップボトル□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
今年から始めました！ 私的にバーにはなければならない！バーでしか飲めない！ そんなお酒をクローズアップしてご紹介する企画です。 まず最初のお酒は…
★ガリアーノ
ガリアーノが誕生したのは1896年。リキュールの輸入業を営む家に生まれ、自ら蒸留会社を経営していたアルトゥーロ・ヴァッカリが42歳の時に世に送り出されました。 ガリアーノという名前は、イタリア・エチオピア戦争などで活躍したマッジョーレ・ガリアーノ将軍に因んでいます。 30種類のハーブ＆スパイスを使用し、健康にすこぶる良いとされたガリアーノは、時のイタリア国王やローマ法王レオ13世などにも献上され、イタリア国内で次第に評判を高めていきました。 時を同じくして、ゴールドラッシュに沸くアメリカ中西部には、多くのイタリア移民が流れ込み、そのイタリア移民の健康を支え、強壮酒としてもてはやされたのがガリアーノでした。
ガリアーノを使った代表的なカクテル： ゴールデンキャデラック、ハーベーオールバンガーなど
□今月のイレギュラーメニュー□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■オリジナルカクテル■
★暁叶 〜ぎょうきょう〜
日本酒をベースに、シェリー、ポートワン、ウォッカなどを使って創作したショットカクテルです。 「暁」は“夜あけ”、“あけがた”などを意味し、「叶」は“かなう”、“やわらぐ”などの意味を持っています。 ２０２４年は大きな地震や事故の発生で、新年を心から祝えない悲しい幕開けとなってしまいました。 一日でも早くこの辛い状況が終わることと、一つでも多くの願いが叶う一年になるように…。 そんな思いを込めたカクテルです。
■今月のミクソロジーカクテル■
★ミカンと人参のウォッカマティーニ
ミカンの主成分はビタミンＣ。 およそ二個分で1日の80％を満たす程豊富で、袋の部分には食物繊維が多く、白い筋には高血圧や脳出血を予防するフラボノイドの他、ビタミンＢも含まれています。また、酸味の素であるクエン酸が疲労回復に効果あり。 ニンジンの赤色のもとであるカロテンは、心臓病や動脈硬化に効果大。 さらに皮膚や粘膜を強化し、眼精疲労にも効くとされています。 他にも、体内ナトリウムを排出し、高血圧を予防するカリウムや骨や葉を強化するカルシウム、食物繊維も豊富に含んでいます。
■今月のクローズアップボトル
★ガリアーノ
ガリアーノが誕生したのは1896年。リキュールの輸入業を営む家に生まれ、自ら蒸留会社を経営していたアルトゥーロ・ヴァッカリが42歳の時に世に送り出されました。 ガリアーノという名前は、イタリア・エチオピア戦争などで活躍したマッジョーレ・ガリアーノ将軍に因んでいます。 30種類のハーブ＆スパイスを使用し、健康にすこぶる良いとされたガリアーノは、時のイタリア国王やローマ法王レオ13世などにも献上され、イタリア国内で次第に評判を高めていきました。 時を同じくして、ゴールドラッシュに沸くアメリカ中西部には、多くのイタリア移民が流れ込み、そのイタリア移民の健康を支え、強壮酒としてもてはやされたのがガリアーノでした。
ガリアーノを使った代表的なカクテル： ゴールデンキャデラック、ハーベーオールバンガーなど
■新入荷■
★DEANSTON 12 years old 〜ディーンストン １２年〜
ディーンストン蒸留所はスコットランド中部（ハイランド）のドゥーンという町にあります。オーナーは、ブナハーブン蒸留所やトバモリー蒸留所と同じディステル社です。 ディーンストン蒸留所は、もともと1785年に設立された紡績工場を源としており、1966年に紡績工場からウイスキー工場へと転換した面白い成り立ちを持っています。 紡績所は、木綿の品質管理の都合から良い温湿気対策がされており、ウイスキー貯蔵には最適だったことも要因だったようです。 また近くのテイ川から水を取り組む際に水力発電を行っており、スコットランドでは唯一、自前の水力発電で全ての電力を賄っている蒸留所です。近年設立されたアードナムルッカン蒸留所も同じようなコンセプトを持っており、テロワールや有機栽培（有名どころだとブルイックラディ蒸留所やウォーターフォード蒸留所）と通じるところがあります。 ハイランドモルトらしい癖のない爽やかな風味が特徴です。 ピートを全く使用しておらず、花の香りが上品に漂う仕上がりとなっています。 また本製品はその特徴を最大限表現するために、アルコール度数がやや高めとなっており、香りの華やかさに加えて、飲みごたえも十分ある一本となっています。
★MONKY SHOULDER 〜モンキーショルダー〜
ウイリアム・グランツ社が所有する3つの蒸留所のシングルモルトをブレンドして作ったウイスキー、つまり「トリプルモルト」。 グレンフィディックとバルヴェニー、そしてキニンヴィがブレンドされています。 キニンヴィは、同社が1990年に創業しているものの、いまだに一切オフィシャルとしてリリースしていない、同社秘蔵の第3のシングルモルトなのです。樽で売買されることも無く、ボトラーからも一切リリースされていません。 合計で27樽をブレンドして作られています。 この「モンキーショルダー」とは、その昔フロアモルティングが盛んに行われていた頃、「シール」いう木製のショベルを使って手作業で大麦を乾燥させていました。 当時作業している人の肩が痛くなり、その肩のことを「モンキーショルダー」と呼んでいたそうです。
★BULLDOG GIN LONDON DRY GIN 〜ブルドッグ・ロンドン・ドライ・ジン〜
ブルドッグは、世界的に有名な投資銀行JPモルガン出身の起業家アンシュマン・ポーラによって、ニューヨークの地で設立されました。 会社の拠点こそニューヨークですが、製造にあたっては、その本場であるイングランドの老舗蒸溜所にて、伝統的なロンドンドライジンの製法で製造。 イングランド産の小麦を原料とする高品質のスピリッツをベースに、伝統的なジンのボタニカルの他、ハスの葉やポピー、ドラゴンアイ(ライチの一種)など特徴的な素材も使用。 １2種類のボタニカルを浸漬後、スティーピング製法にて伝統的な銅のポットスチルで４回の蒸留と３回のろ過。よりスムース感を出すために前留、後留はカットし本留のみを使用します。
■旬なおつまみ■
★タラのアクアパッツァ
□酒の雑学（バックバーに並ぶお酒たち編）□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
★ロンドンドライジンの先駆け“タンカレー”
創業者のチャールズ・タンカレーは、1810年にイギリスで生まれました。 祖父や父は牧師という聖職者の家系でしたが、チャールズ・タンカレーは聖職に就くことを拒み、ジンを造ることを決意。 1830年、チャールズは弱冠20歳のときに弟のエドワードと共に起業し、ロンドンのブルームズバリーに蒸留所を設立します。 チャールズ・タンカレーが目指したのは、これまでにない高品質のジンです。 雑味のないクリアなジンの生産を目指して試行錯誤を重ね、よりピュアなジンを精製する4段階の蒸留手法を編み出しました。 ボタニカルの調合比率も熱心に研究し、特徴ある味わいを生み出すため300 以上ものレシピを試作しました。 190年経った現在においても、創業当時の「タンカレー」のオリジナルレシピや製法は忠実に守られています。 詳細なレシピや製法は門外不出で、詳細を知る職人は世界にたった6人といわれています。 第二次世界大戦が始まると、1941年にドイツ空軍により蒸留所が爆撃されて大きな被害を受け、一つのポットスチルを除いた全ての設備が破壊されます。 終戦後、1951年に同じ場所に蒸留所を再建して1957 年に再開し、戦火を免れたたった一つのポットスチルも修復されました。この生き残ったスチルは「オールドトム」と名付けられ、今でも使用されています。 1948年、現在の緑色のシェーカーをイメージしたボトルデザインになりました。
以上
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