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ボストン美術館 MFAコミュの日本をテーマにした幾つもの展示を開催中

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2007年から2008年の秋・冬にかけて日本のアートをテーマにした幾つもの展示が行われています。見てきましたので感想も含めご紹介を。

drama and desire
「江戸の誘惑/浮世絵肉筆原画展」として日本で開催されて好評だったものを、日本より遅れて展示。これはすごいコレクションと思う、私も浮世絵=木版画で printing だと思い原画が存在し保存されているとは思わなかった。
なかでもすごいと思うのは晩年の北斎の作品、「画狂老人卍」の号をサインしているが、不死鳥を描いたもの、獅子を描いたもの、李白の詩からヒントを得た最晩年の滝を描いたもの、どれを見ても表現力とエネルギーには圧倒される。

Art of Japan
The John C. Weber Collection
これはウエバー氏の個人コレクションの公開だが、その解説が面白くこんな意味のことを書いている。
「彼がコレクションを始めたのはそんなに昔からではなくほんの十年ちょっとです。その時期に日本ではバブルがはじけて経済が後退し、幾つもの美術館や個人がコレクションを維持出来なくなり手放したのでした」
道理で桃山時代のものなど普通では手に入らないコレクションがあるはずだ。しかしこれは日本の社会と美術界に対する皮肉でもあると思う。バブルの時は金の力だけで買いあさり、バブルがはじけたら途端に売ってしまう、本当の愛好家・コレクターが少ないのではないかと。
ともあれ、展示の中の織部はすばらしい!400年前とは思えないシャープな形と大胆で抽象的な絵付け。織部の中でも逸品だと思う。

SUMO
Japa'ns BIG SPORT
浮世絵の中から大相撲に関連するものを主としたコレクション。相撲カード、相撲協会作成のビデオも展示あり。
ビデオが面白い、朝青龍と琴欧州の取り組み、どちらも外国人力士だということを見ているアメリカ人は知らない。
浮世絵は、ボストン美術館所蔵の中から選んだもので、ということは普段は展示していなくてもさぞかし大量の浮世絵の所蔵品があるのだろうと思う。

CONTENPORARY OUTLOOK; JAPAN
森山大道の1970年前後の新宿の夜の写真、草間弥生の水玉模様、村上隆のルイ・ヴィトンのデザインなど私にはおなじみの現在アーティストの作品が紹介されていた。
森山大道の白黒写真に写っている人物たちと私は新宿ですれ違っているかも知れないな、彼らは35年後に自分の写真がボストンの美術館に展示されているとは夢にも思っていないだろうな、などと考えながらひとりでニヤリとしていました。

皆さんも見て来た感想をどうぞ

コメント(1)

禅画の展示を見ました。最近、寄付を受けたとか。良かったです。

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