禁煙支援コミュの禁煙外来について

はじめまして。大学院1年目の院生です。
もし禁煙外来で統計を取られた方がいらっしゃれば、御意見を頂きたくトピックに挙げさせて頂きました。

この度、当病院でも3月より禁煙外来が始まる予定です。
当禁煙外来でも治療前後での禁煙成功（失敗）項目（因子）を測りたいのですが、先行研究では凡そFTQ、1日・1年間の喫煙本数、CO呼気濃度、血中ニコチン、コチニン濃度、喫煙歴（銘柄、本数、年数）、禁煙経験、禁煙を決意した動機等を測定しています。

これらにストレス反応などの精神的な尺度を加えて相関も見てみたく
一般健康調査12項目版GHQ-12　the 12-item General health Questionaireあるいは抑うつ度を評価するCES-D　the center for the Epidermiologic Scale for Depressionも加えてみたいと考えています。
禁煙とストレス反応についての研究はあまり見たことがないので、上のGHQ-12、CES-Dについても追加調査してみたいと思うのですが如何でしょうか？
もし禁煙外来の先生、精神科の先生やスタッフの方で他に何か測定したら良い（研究として興味深い）項目や御意見があれば御教授下さい。

コメント(8)

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[2] mixiユーザー 02月21日 00:51

>禁煙とストレス反応についての研究はあまり見たことがないので
結構多いとおもうのですけど・・・しっかりレビューしてから調査した方がよいと思いますが

[3] mixiユーザー 02月21日 01:00

GHQ-30スコアを追った研究はこんなのがあります。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=10803811
http://homepage3.nifty.com/tobaccobyo/figure/page_thumb24.htm

[4] mixiユーザー 02月21日 01:03

信頼性や妥当性はまだ検討中で、可能性も未知数ですが、こんな尺度もあります。
http://homepage3.nifty.com/tobaccobyo/KTSND.html

[5] mixiユーザー 02月21日 01:23

GHQ-12の日本語版では信頼性、妥当性の点では疑問が残ると上記のあらすかXさんも紹介されていた岡大の公衆衛生学グループの先生から伺ったことがあります。海外の尺度は今日本人のタバコのストレスを測定するには厳しい一面は理解した上でデータとる必要はあると思います。

[6] mixiユーザー 02月21日 09:30

当院の禁煙外来では、他にFTND、TDS、KTSND、初回喫煙年齢、１日１本以上毎日吸うようになった年齢、最長の禁煙期間、禁煙できる自信度（多分できる、半々、多分できない）、同居家族の喫煙、他科疾患の既往と現在の状況、服用中の薬、連絡していい電話番号、その際「禁煙外来」と名乗っていいかどうか、などを問診票に入れています。
初回喫煙年齢、１日１本以上毎日吸うようになった年齢、同居家族の喫煙、他科疾患は禁煙の正否に有意な差が出ます。
他科疾患では、心筋梗塞など喫煙関連疾患は成功率を上げ、精神疾患は成功率を下げます。

[7] mixiユーザー 02月22日 23:20

たくさんの貴重な御意見をありがとうございます。
今後の統計の参考にさせて頂きます。
また日本禁煙推進医師歯科医師連盟と日本禁煙学会に申し込み致しました。禁煙推進について深く勉強していきたいと存じます。（mixi初心者も含め）今後とも宜しくお願い申し上げます。

[8] mixiユーザー 02月24日 16:49

自分の大学院時代を振り返るととても偉そうなことは言えないんですが、研究として何かデータ収集をするというのであれば、まず何らかの仮説を立てることが先決かも知れません。
仮説のヒントは、先行研究であったり、現場での実感であったりするわけなんですが、研究は、その仮説を証明または検証するためにデザインしていくことが必要です。

また研究仮説は多くの場合、証明はされていなくても実感としては明らかだな、というものである場合の方が多いと思います。
もちろん、網羅的にデータ収集をしてその結果新しい知見が得られることもありますが、限られた時間と労力で医学の発展や社会に寄与する研究を行うためには、焦点を絞ることも必要です。
数量的な検討で有意な差を証明するのは、主観的には明らかだと感じられることであっても、相当のサンプル数が必要です。
裏を返せば、主観的に明らかだと感じられないような事象は、証明するのはかなり困難だということになります。

ストレス関連の尺度といってもいろいろありますが、その中で何を選ぶかは、研究仮説によって決まってくるだろうと思われます。

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