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気まぐれ小説コミュの巡り合わせ 第4話

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杉本今日子(28)とは大学のテニスサークルで知り合い、5年位付き合った。
妻にはとても言えないが、僕は妻と今日子を二股掛けてた。しかも2年近くも。

今日子と付き合い始め、3年が過ぎた頃、僕は友人の誘いで合コンに参加した。
妻とはその合コンで知り合い、その後何度か飲みに行き、付き合う事になった。

今日子は金持ちの娘だった。付き合ってる間、僕はカナリ良い思いをした。それもあり、今日子とは別れず二股する形となった。

2年近く経った頃、今日子に紀子の存在がバレ、とてつもなく激怒をされた。
そうなると、ただただ面倒くさい存在にしか感じなくなり、僕は一方的に別れを告げた。

それから今日子はストーカー的な行動をしはじめ、それは日に日にエスカレートしてきた。
携帯の着信履歴は今日子で埋まり、メールもとんでもない数を送ってきた。
嫌気がさした僕は今日子の携帯番号、メールアドレスを着信拒否設定したが、非通知や公衆電話からも奴は掛けてきた。その頃から僕の自宅前や最寄駅での待ち伏せをされはじめ、僕が何を言っても別れを認めない。
僕のストレスがいよいよ限界に達した。

僕は適当な理由を付け、一人暮らしだった紀子の家にしばらく転がりこんだ。
それから2週間位経ち、僕は自宅に荷物を取りに行きがてら、様子を見に行った。
着いて愕然とした。ポストには溢れ出す程の今日子からの手紙が入っていた。僕は1通開けて読んでみた。

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?・・・・・・
と、紙いっぱいに書き殴られていた。
念のため他の2、3通も開けてみたが、内容は同じだった。
正直怖くなったし、今日子の存在が紀子にバレるのも時間の問題だと感じた。

僕は中学時代の悪い後輩を使い、どんな手を使っても良いから、僕から今日子を遠ざけるよう指示をした。多少の金銭を渡し。

それから後輩がどんな手を使ったか分からないが、今日子の行動がピタリと止まった。後輩に確認しようと何度か連絡をしたが、結局連絡は取れなかった。

そして、今日がそれ以来の今日子との対面である。

僕は目を合わさないようにしていたが、ちらっと見てしまった時、今日子の口元は一瞬『ニヤ〜』と笑った気がした。

続く・・・

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