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株短期売買研究会コミュのIPO銘柄上場日程

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ここでは今後新規上場銘柄の日程などについて書き込みます。

コメント(239)

<明日の上場銘柄>
6750 エレコム(ジャスダック)公開価格1050円・100株単位

パソコン周辺機器の開発、販売を手掛ける企業です。販売ルートは法人系が主力で、向けが7割、店頭売りは3割程度となります。取り扱いの商品数は5000超で、マウス、キーボード、USB、ゲームコントローラーなどの販売では国内トップとなっています。2004年12月にはロジテックを買収し、メモリーや外部記憶装置の分野にも参入しています。
今3月期は経常利益で前期比61%増の23億円を見込んでいます。配当は15円を予定しており、今後も年15円配を安定的に継続するとしています。上場に伴う調達資金約10億円は借入金の返済などに充てる、としています。
公開価格のPERは14倍台となります。大幅増益見通しの今期業績達成となれば、割安感のある水準です。ベンチャーキャピタルの保有がないこと、大株主にはロックアップがかかっており、目先の需給面での心配はありません。しかし、IPO、新興市場の地合いが非常に悪くなっており、初値の動向にも懸念が残ります。

初値予想:
1100円〜1280円





<直近の上場銘柄>

3061 KFE JAPAN(セントレックス)公開価格19万円・1株単位

上場2日目も売り気配スタート、公開価格を42%下回る11万1000円で初値を付けました。その後、下げ幅を拡大、ストップ安目前となる9万1100円まで下落、終値はやや戻して9万4800円となりました。予想以上の割安水準となりましたが、需給面での不安が大きく、積極的には買いづらい状況です。
電子、デジタル部品の購買代理専門商社となります。生産委託先である中国の協力工場から諸品を仕入れ、アジア地域を拠点とする日本の大手電機メーカー向けにプリント基板をを販売します。また、新規事業としてデジタル家電のOEM供給も手掛けています。アジア3都市に現地法人を持ち、売上の9割以上は海外で稼いでいます。
★ これから年内公開で、マークしたいと考えている株。

3063 ジェィプロジェクト
3064 MonotaRO
3812 ゲームオン
3067 東京一番フーズ
3832 T&Cホールディングス

<12:11>


新興市場株が一斉に戻る。


 本日前場、新興市場株が一斉に戻った。三菱UFJが、今年のIPOに関するレポートを発行。今年公開の154銘柄のうち、7割強に当たる111銘柄が公開株価を割り込み、初値と比べた株価は平均騰落率47.6%という、半値近い下落率との内容。その上で、12月のIPOは27銘柄が承認され、月間の調達総額は1200億円、06年の年間資金調達は1兆5000億円、2000年、2004年の金額を上回るという内容で、今年公開されたIPOの株価推移が実に細かく表にされたレポートを発行した。この内容は、見る限り、強気も弱気もなく、実態報告という感触だが、値ごろ感が出て、そろそろ反発期待が強まっていた新興市場だけに、復活機運高まり、枯れ草に火を放つと一斉に燃えるように、新興株は何でもかんでも前場上げた。市場低迷の鬱憤を晴らすように、前場は一斉に上げた。それでも、この真っ赤に燃える一斉高がいつまでも続くと考える人は1割もおらず、短期回転が殆んどだが、今後、新興株が終わることはなく、続くことであり、先日のメリルのレポートにもあったように、新興株は実際にはここが歴史的な買い場である株も多くあると判断される。
<明日の上場銘柄>
3060 マガシーク(マザーズ)公開価格65万円・1株単位

伊藤忠商事(8001)の社内事業としてスタート、20代〜30代の女性向けを中心に洋服や靴をインターネットで販売する企業です。サイトは、ファッション雑誌掲載の商品を買える「マガシーク」と、人気ブランドの売れ残り商品を販売する「アウトレットピーク」を運営、パソコンのほか携帯3社の公式サイトに登録されており、携帯電話からの購入が可能です。
「マガシーク」サイトでは、大手アパレルメーカーなどから掲載情報を入手、雑誌発売日に出来るだけ多くの商品を販売する体制を整えています。「アウトレットピーク」では2006年9月末現在で60ブランド以上の商品を揃え、売れ残り品を値引きして販売しています。会員数は同じく2006年9月末で45万人程度です。
今3月期は経常利益で前期比38%増の3.7億円予想です。当面は内部留保を優先するとして、配当はしない方針です、。上場に伴う調達資金約13億円は、サーバの増強、広告費に充てる、としています。
公開価格のPERは61倍台となります。特段の割安感はないものの、知名度の高いネット関連銘柄として注目が集まっています。大株主にはロックアップがかかっており、需給面での不安はあまりないことも支援材料となります。

初値予想:
75万円〜80万円
IPO情報

2006/11/28(火) 16:45


┏┏┏┏
┏┏┏┏  エイチアンドエフ (6163:JQ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■公募価格:1050円
■公開株数: 250万株
■売買単位: 100株単位
■市場注目度:★★★☆☆
■事業内容: 自動車業界向けを中心とした中大型プレス機械、FAシステム製品の製造・販売およびアフターサー ビス工事

■初値予想等:同社は日立造船の子会社で、PERは、類似企業と比較して低く設定されておりますが、マーケットメイク(MM)銘柄案件で、値が付きやすいことから、初値はそれほど高くならないとみられています。
初値は公開価格1050円に対し市場予想平均値の1100円付近と予想します。
本日の新規上場銘柄です。

6163 エイチアンドエフ(ジャスダック)公開価格1,050円・100株単位

月島機械が前身で、日立造船(7004)が再建した子会社で、自動車業界向けの大型プレス機の製造を主力とする企業です。自動車大手各社と取引があり、欧米、中国、東南アジアに営業拠点を持っています。業容拡大のため、航空機事業にも注力しており、三菱重工から製造工程用の大型設備受注の実績があります。航空業界向けの今期売上は5億円弱ですが、3年以内に倍増させる方針です。
今3月期の経常利益は前期比前期比78%増の16.5億円予定です。今期15円の配当を予定しており、これからは年間10円の安定配当を目指すとしています。上場に伴う調達資金約9億円は本社工場の増改築に充て、新工場は2007年末から稼動、プレス機の生産能力を3割高めるとしています。
公開価格のPERは10倍台となります。成長性の高さからみると、公開価格には一定の割安感があります。しかし、日立造船との親子上場ということもあり、積極的には買いづらい状況です。

初値予想:
1150円〜1250円
IPO情報
2006/11/30(木) 17:25
お里

┏┏┏┏
┏┏┏┏ リミックスポイント(3825: M)
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■公募価格: 30万
■公開株数: 1725 株
■売買単位: 1株単位
■市場注目度:★★★☆☆
■事業内容: コンピューターソフトウエアの企画・設計・開発および販売

■初値予想等:今案件は2004年度の設立の業績急成長中の若い企業となります。業種は個人投資家が好みやすいソフトウエア開発などを手がけており、官公庁からの取引も多いいということで若い企業ながら堅実さもり、マザーズ上場に手がけやすい金額、人気化しそうな予感がします。
市場初値予想平均値は、公募価格30万円に対し50万円付近となっております。

┏┏┏┏
┏┏┏┏ GABA (2133 :M)
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■公募価格: 26.5万円
■公開株数: 1万4200株
■売買単位: 1株単位
■市場注目度:★★★☆☆
■事業内容:マンツーマンレッスン専門の英会話スクールの運営等

■初値予想等:同社は公開価格が仮条件の上限で決まらなかった案件で、同日上場の人気がつきそうなリミックスポイントとはうって変わって、上場前に複雑なファイナンスを実施していることや、潜在株式数の多さなどもマイナス要因があり軟調な展開が予想されております。
初値は公開価格26万5000円に対し公募割れの23〜26万円付近が予想されております。
┏┏┏┏
┏┏┏┏ ◆ジェイプロジェクト( 3063:M )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■公募価格: 15万円
■公開株数: 3200株
■売買単位: 1株単位
■市場注目度:★★★☆☆
■事業内容: 飲食店(居酒屋およびレストラン)の開発・運営事業等

■初値予想等:今案件の公募価格に類似企業PERと比較して割安感は感じられませんが、マザーズ上場ということ、公開株数が少ない事・ベンチャーキャピタルなしという事で初値高騰が予想されます。

公募150,000円に対し 初値19円〜23万円付近などではと予想 します。
本日は1銘柄が新規上場です。
更に1日上場で初値の付いていないリミックスポイントの動きにも注目です。

3825 システムインテグレータ(マザーズ)公開価格26万円・1株単位

電子商取引サイト構築用ソフトなどのパッケージソフトの開発、Webソフトの開発などを手掛ける企業です。主力はオラクルを使う技術者向けの業務支援ソフト「Object Browser」で、ライセンス件数が8万件を超えています。電子商取引サイトの構築ソフトは利便性の向上を進めており、顧客別の設計が評価されています。これらのソフトの売上が順調に伸びており、来期も売上で4割増が見込まれています。有利子負債がゼロで無借金経営であることも財務面からの安心材料となります。
今2月期は経常利益で前期比56%増の2.1億円見通しです。今期配当は2000円を予定しています。上場に伴う調達資金約6億円は、進行中の新製品開発プロジェクトに投入する、としています。
公開価格のPERは27倍台となります。成長性の高さ、無借金経営ということを考えると割安感のある水準です。新興市場の地合いも好転しつつあり、公開価格を上回る初値が期待できます。

初値予想:
35万円〜40万円


3825 リミックスポイント(マザーズ)公開価格30万円・1株単位

気配値を60万円まで切上げたものの、初値は付きませんでした。成長性の高さが注目されているもようで、週明けにも気配値を切上げる展開が見込まれます。
セラーテムテクノロジー(4330)の事業再編に伴って現社長が独立起業した企業で、画像関連システムの受託開発、画像関連の高付加価値自社ソフトの代理店販売をしています。ソフトは、主にセキュリティー向けで、バイオ研究所や警備会社に導入の実績があり、顧客に合わせて仕様を変更するのが特徴です。今後は対応分野を広げて拡販を進める方針です。
本日の新規上場銘柄です。

3064 MonotaRO(マザーズ)公開価格35万円・1株単位

工場で使用する間接資材の通信販売を手掛ける企業です。販路は自社ホームページ「MonotaRO.com」をメインに紙のカタログでも展開しています。売上の主力は手袋、スプレー、工具などの消耗本を主力にネジ、ボルトなど80万種類を取り扱います。メーカーの直接仕入れにより最大で市価の6〜7割引で販売しています。顧客の大半が中小製造企業で、手間をかけることなく、低価格での物品購入ができることがセールスポイントとなっています。
会社設立時の出資者である米資材通販大手のグレンジャーと、住友商事が上位株主となりますが、この2社にはロックアップがかかっています。
今12月期は経常利益で前期の2.7倍、5.4億円を見込んでいます。今期は配当を見送りますが、出来るだけ早い時期に実施する意向を示しています。上場に伴う調達資金約1.8億円は尼崎の新物流センター開設費用に充てる、としています。
公開価格のPERは30倍台となります。独自色のある成長企業ながら、この水準には特段の割安感はありません。ただ、直近IPOの動向が好調なだけに、一定の上昇期待があります。

初値予想:
46万円〜52万円
明日は一気に3銘柄が新規上場です。その1です。

2134 燦キャピタルマネージメント(ヘラクレス)公開価格45万円・1株単位

投資ファンドの組成、管理、証券化を手掛けており、成功報酬及び管理手数料が収益源となります。現在のファンド規模は約30億円で、投資先の約9割が不動産関連で、主に近畿以西の中小型賃貸マンションに投資します。大阪以西を投資先とするのは、首都圏と比較して、大手ファンドの参入が少なく、好条件の物件を手掛けやすい、という理由によるものです。ただ、上場後は東京都心を除いた東日本の賃貸物件に投資するファンドの組成も予定しています。
2004年からは取得した物権を改装、価値を高めて売却する事業も開始、今年3月にはゴルフ場を投資目的で取得しており、物件の対象を広げています。
今3月期の経常利益は前期比74%増の3.6億円見通しです。当面は内部留保を優先して配当を見送る方針です。上場に伴う調達資金約4億円は投資、運転資金に充てる、としています。
公開価格のPERは15倍台となります。この水準には割安感があり、足元では不動産ファンド関連銘柄が上昇していることも支援材料となります。同時に3銘柄が新規上場、話題のニフティと同日上場というところが多少の懸念材料となります。

初値予想:
60万円〜70万円
明日の新規上場銘柄その2です。

3827 ジャパンインベスト・グループ・ピー・エル・シー(マザーズ)公開価格15万円・1株単位

日本企業に投資する欧米の機関投資家向けに英文の調査リポートや投資助言を提供する独立系のリサーチ会社です。主な収益源は投資信託やヘッジファンドが証券会社経由で支払う調査手数料となります。顧客数は2005年末で76社です。創業は2002年英国ロンドンで、現在は日本、英国、米国に子会社を持っています。英国で上場してもアジア企業の調査会社に対する注目度は低いとして、日本での上場に踏み切りました。売上高人件費率が約60%と高いことが懸念材料で、早期に50%程度にまで引き下げる方針です。
今12月期は経常利益で前期比68%増の3.5億円を見込んでいます。今期配当は見送りの方針です。上場に伴う調達資金は開設予定の韓国、中国の事務所費用、IT投資に充てる、としています。
公開価格のPERは53倍台となります。特段の割安感はない水準であるほか、行使時期は未定ながら、ストックオプションの未行使残高が多いことが懸念材料です。外国企業ということで、実態を見極めにくいこともあり、日本市場での大幅な上昇は期待しにくい状況です。

初値予想:
15万円〜15万5000円
明日の新規上場銘柄その3です。

3828 ニフティ(東証二部)公開価格21万円・1株単位

パソコン通信時代からサービスを提供するインターネット接続サービスの老舗企業です。富士通と日商岩井が共同出資で設立、現在は富士通の完全子会社となっています。ADSL事業ではソフトバンクなどとの競争激化で苦戦したものの、現在は光ファイバーを使った家庭向けFTTHで会員数を増やしています。会員は9月末で70万人、今期末には90万人を目指しています。今回の上場により、親会社の富士通の持ち株比率は65%にまで低下、富士通からの独立性確保を狙います。
今3月期は経常利益で前期比33%増、21.62億円を見込んでいます。今期は1400円の配当を予定しています。上場に伴う調達資金約60億円は新たなコンテンツの開発などに充てる、としています。
公開価格のPERは40倍台となります。公開株以外はロックアップのかかった親会社の富士通が保有しており、需給面の不安材料はありません。しかし、公開価格に割安感はないこと、公開価格がブックビルディング価格の上限では成立していないこともあり、軟調なスタートが予想されます。

初値予想:
21万円〜22万円
明日の新規上場銘柄です。


3812 ゲームオン(マザーズ)公開価格50万円・1株単位

パソコン向けのオンラインゲームを運営する企業です。韓国のゲーム会社が開発したゲームの権利を取得、日本市場向けに改良してから提供します。収入源は月額利用料やゲームを有利に進めるためのアイテムへの課金が主となります。
韓国のサムスン電子の日本法人が資金を拠出して設立した企業で、今年7月にマザーズの上場承認を受けたものの、直前に会員の電子メールアドレスが外部流出した問題を受け、上場手続きを一時中断、仕切り直しでの新規上場となりました。
今12月期の経常利益は前期の2.4倍、20.4億円見通しです。現在のところ配当の見通しは出していませんが、早ければ今期末にも配当の実施を検討しています。上場に伴う調達資金は新規ゲームの獲得費用と自社ゲームの開発費に充てる、としています。
公開価格のPERは30倍台となります。成長性の高いネット関連企業ということで、この水準には割高感はありません。しかし、ベンチャーキャピタルの保有が非常に多いことが、需給面からのネックとなります。

初値予想:
70万円〜80万円

(TANAKA)
本日上場銘柄の結果、一気に3銘柄です。

2134 燦キャピタルマネージメント(ヘラクレス)公開価格45万円・1株単位

気配値を99万円まで切上げるものの、初日は初値が付きませんでした。99万円でも圧倒的に買い注文が多く、引続き値を切上げる展開が予想されます。
投資ファンドの組成、管理、証券化を手掛けており、成功報酬及び管理手数料が収益源となります。現在のファンド規模は約30億円で、投資先の約9割が不動産関連で、主に近畿以西の中小型賃貸マンションに投資します。大阪以西を投資先とするのは、首都圏と比較して、大手ファンドの参入が少なく、好条件の物件を手掛けやすい、という理由によるものです。ただ、上場後は東京都心を除いた東日本の賃貸物件に投資するファンドの組成も予定しています。



3827 ジャパンインベスト・グループ・ピー・エル・シー(マザーズ)公開価格15万円・1株単位

初値は公開価格を1%下回る14万8000円、その後ストップ高となる16万8000円まで上昇するものの、大引けは13万5000円となりました。やはり、外国企業ということもあり、関心が薄くなったもようです。
日本企業に投資する欧米の機関投資家向けに英文の調査リポートや投資助言を提供する独立系のリサーチ会社です。主な収益源は投資信託やヘッジファンドが証券会社経由で支払う調査手数料となります。顧客数は2005年末で76社です。創業は2002年英国ロンドンで、現在は日本、英国、米国に子会社を持っています。英国で上場してもアジア企業の調査会社に対する注目度は低いとして、日本での上場に踏み切りました。売上高人件費率が約60%と高いことが懸念材料で、早期に50%程度にまで引き下げる方針です。



3828 ニフティ(東証二部)公開価格21万円・1株単位

ニフティは公開価格を2%下回る20万6000円の初値を付けました。その後22万3000円と公開価格を上回って上昇する場面もあったものの、引けは20万3000円と失速しました。知名度は非常に高いものの、割安感がないこと、東証二部上場ということもあり、人気化しにくい状態です。
パソコン通信時代からサービスを提供するインターネット接続サービスの老舗企業です。富士通と日商岩井が共同出資で設立、現在は富士通の完全子会社となっています。ADSL事業ではソフトバンクなどとの競争激化で苦戦したものの、現在は光ファイバーを使った家庭向けFTTHで会員数を増やしています。会員は9月末で70万人、今期末には90万人を目指しています。今回の上場により、親会社の富士通の持ち株比率は65%にまで低下、富士通からの独立性確保を狙います。
<明日の上場銘柄>
4665 ダスキン(東証一部)公開価格1750円・100株単位

清掃用具の販売・レンタル事業、外食事業、ハウスクリーニングや家事代行事業を手掛けています。清掃用具レンタルの「愛の店」、外食の「ミスタードーナツ」などをフランチャイズチェーンで展開、加盟料と原材料販売量などが収益源となります。「愛の店」はレンタルした清掃用具を洗浄して再レンタルするというリサイクルシステムにより高収益を実現しています。ただ、「愛の店」「ミスタードーナツ」とも、主婦の在宅率低下、競合他社の進出などで環境が悪化傾向にあります。
今3月期は経常利益で前期比22%増の141.1億円見通しです。今期配当は30円を予定しており、配当性向は23〜35%を維持する方針としています、上場に際しては公募増資を行わず金庫株を活用し、調達資金の8割を有利子負債圧縮に、残りを商品開発などに充てる、としています。
公開価格のPERは13倍台となります。妥当な水準と言え、需給面での不安材料がないことも評価できます。しかし、成長期待が低いこと、東証一部上場と時価総額が大きい銘柄であることから、初値上昇率は期待しにくい状態です。

初値予想:
1800円〜1900円




3829 セルシス(セントレックス)公開価格16万円・1株単位

携帯電話でアニメ作品を閲覧するソフトを開発する企業です。携帯電話会社、コンテンツ配信会社にソフトを供給、利用者からの課金収入を事業会社と折半しています。このソフトでは、9割程度のシェアを持っており、10月末時点で220サイトで利用されています。他にはアニメ製作支援ソフトを開発、「レタス」シリーズは業界でも高い評価を得ています。
今10月期は経常利益で前期推定の2.4倍、2億円を見込んでいます。当面は内部留保を優先し配当は見送りの方針です。上場に伴う調達資金約3億円はソフトの開発資金に充てる、としています。
公開価格のPERは28倍台となります。成長性の高さからみるとそれほど割高感はありません。既存株主にロックアップがかかっておらず、需給面に不安材料が残ります。ただ、ブックビルディングの仮条件が15万円〜19万円で公開価格が16万円と、人気薄であることが懸念されます。

初値予想:
17万円〜19万円




3235 トラストパーク(Qボード)公開価格21万円・1株単位

福岡、東京を中心とした全国300ヶ所弱で駐車場を運営管理する企業です。駐車場は数台分のコイン式から500台終了の立体型まで、様々なタイプを手掛けています。また、管理形態も、直営、加盟店方式、管理受託方式と様々です。
現在は直営が全体の6割を占めていますが、今後は個人オーナーの駐車場に駐車場専用POSシステムを提供する加盟店方式を増やす方針です。駐車場運営では独自の会員カードシステムを持っており、カード利用による割り引きで顧客の囲い込みを目指しています。
今6月期は経常利益で前期比7%増の1.2億円を見込んでいます。今期の配当は見送りながら、来期以降は前向きに検討するとしています。上場に伴う調達資金約2億円は、駐車場専用のPOSシステムの導入に充てる、としています。
公開価格のPERは15倍台となります。成長期待の駐車場業界の中では割安な水準といえます。大口のベンチャーキャピタルの保有分に対してロックアップがかかっていることも安心材料となります。

初値予想:
35万円〜40万円
<明日の上場銘柄>
3236 プロパスト(ジャスダック)公開価格62万円・1株単位

首都圏でデザインマンションの企画・開発・販売のほか、土地再開発、不動産再生事業などを手掛ける企業です。プロジェクトごとに個別のコンセプト、名称で企画、低層物件からタワー型まで幅広い範囲を扱っています。今5月期には380戸の販売を予定していますが、2010年5月期には3500戸まで引き上げる計画としています。
創業時の主力業務が不動産鑑定だったことから、再開発や不動産再生にも強みを持っています。
今5月期は経常利益で前期比90%増の61.1億円を見込みます。今期配当は8600円を予定しており、今後配当性向15%を目安にするとしています。上場に伴う調達資金約70億円は開発資金などに充てる、としています。
公開価格のPERは11倍台となります。今期業績からみる限りこの水準には割安感があります。また、ベンチャーキャピタルの保有がなく、需給面での不安材料が殆どありません。ただ、来期以降、成長を継続できるかについては疑問符が残ります。

初値予想:
75万円〜84万円




8769 アドバンテッジリスクマネジメント(ヘラクレス)公開価格2万円・10株単位

保険商品の開発、代理販売業を手掛けています。所得補償保険の開発、事務業務の請負のほか、来店型保険ショップ「おまかせ保険屋さん」の店舗展開も行っています。現在の主力時g超は保険代理販売ながら、成長の余地が少ないとして、今後は所得補償保険などの採算性向上が必須となります。
今3月期の経常利益は前期の2.3倍、1.7億円を見込みます。投資を優先するとして、今期配当は見送りの方針です。上場に伴う調達資金約3億円はシステム投資などに充てる、としています。
公開価格のPERは27倍台となります。割安感のある水準ながら、10株単位の銘柄という特殊性がネックとなって初値上昇率を抑える可能性があります。

初値予想:
2万9000円〜3万5000円





<直近の上場銘柄>

4665 ダスキン(東証一部)公開価格1750円・100株単位

初値は公開価格と同値の1750円、その後1655円まで下げるものの、終値は1726円と、引けにかけては公開価格近辺まで戻しました。
清掃用具の販売・レンタル事業、外食事業、ハウスクリーニングや家事代行事業を手掛けています。清掃用具レンタルの「愛の店」、外食の「ミスタードーナツ」などをフランチャイズチェーンで展開、加盟料と原材料販売量などが収益源となります。「愛の店」はレンタルした清掃用具を洗浄して再レンタルするというリサイクルシステムにより高収益を実現しています。ただ、「愛の店」「ミスタードーナツ」とも、主婦の在宅率低下、競合他社の進出などで環境が悪化傾向にあります。



3829 セルシス(セントレックス)公開価格16万円・1株単位

初値は公開価格を38%上回る22万円をつけましたが、その後ストップ安となる18万円で引けています。
携帯電話でアニメ作品を閲覧するソフトを開発する企業です。携帯電話会社、コンテンツ配信会社にソフトを供給、利用者からの課金収入を事業会社と折半しています。このソフトでは、9割程度のシェアを持っており、10月末時点で220サイトで利用されています。他にはアニメ製作支援ソフトを開発、「レタス」シリーズは業界でも高い評価を得ています。



3235 トラストパーク(Qボード)公開価格21万円・1株単位

初値は公開価格を50%上回る31万5000円、終値はストップ安となる26万5000円でした。需給面でそれほど不安材料がないこと、同事業としては割安水準であるものの、流動性の低さがネックとなります。
福岡、東京を中心とした全国300ヶ所弱で駐車場を運営管理する企業です。駐車場は数台分のコイン式から500台終了の立体型まで、様々なタイプを手掛けています。また、管理形態も、直営、加盟店方式、管理受託方式と様々です。
現在は直営が全体の6割を占めていますが、今後は個人オーナーの駐車場に駐車場専用POSシステムを提供する加盟店方式を増やす方針です。駐車場運営では独自の会員カードシステムを持っており、カード利用による割り引きで顧客の囲い込みを目指しています。
★イントランスは来そうですね。


明日の新規上場銘柄その2です。

3830 ギガプライズ(セントレックス)公開価格18万円・1株単位

集合住宅向けのインターネット接続サービスなど、集合住宅居住者向けの幅広いサービスと、アプリケーションソフトなどの受託開発を手掛ける企業です。それぞれの事業の売上がほぼ半分ずつとなっており、システム開発のノウハウを集合住宅向け事業に生かせることが強みとなっています。
今3月期は経常利益で前期比77%増の1.8億円が見込まれます。当面は内部留保を優先するとして、配当は見送りの方針です。上場に伴う調達資金約2億円は借入金の返済と運転資金に充てる、としています。
公開価格のPERは25倍台となります。成長性の高さから見ると割安水準と言えますが、懸念材料は第1四半期時点での業績の進捗率が遅く、通期業績に対する不信感が残るところです。しかし、公開株数も少なく、一定の上昇が見込まれます。

初値予想:
21万円〜27万円
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明日の新規上場銘柄その1です。

3237 イントランス(マザーズ)公開価格11万円・1株単位

不動産再生事業を手掛ける企業です。中古不動産を購入、改装して価値を高めてから売却するもので、購入不動産は東京都心部を中心に20億円以下の中小物件としています。内外装のリニューアル、住居をオフィスに転換、テナント入れ替えなど様々なタイプを事例によって使い分けています。今後3年以内には、情報収集などを目的に不動産の売買仲介や管理などを行う「リテール店舗」を都心を中心に6店出店する計画です。
今4月期の経常利益は前期比77%増の10億円の見通しです。今期は配当を見送りますが、出来るだけ早期の配当を検討しています。上場に伴う調達資金約7億円は不動産取得費に充てる、としています。
公開価格のPERは12倍台となります。人気の不動産再生関連としては割安水準と言えます。ベンチャーキャピタルの保有にロックアップがかかっていないことが需給面での不安材料ながら、高い初値上昇率が期待できます。

初値予想:
28万円〜34万円


本日上場の2銘柄及び、昨日初値がつかなかった1銘柄の結果です。

3065 ライフフーズ(ジャスダック)公開価格270円・1000株単位

初値は公開価格を89%上回る510円、直後に535円まで上昇するものの、終値は374円と初値から3割近く下げました。
スーパー大手のライフストア(現ライフコーポレーション)の外食事業等して創業、1990年からは資本関係が切れています。主力業態はセルフサービス式の食堂「ザめしや」で郊外の幹線道路沿いに出店、他にはセルフ式の「めしや食堂」、定食屋の「街かど屋」を展開します。客単価は「ザめしや」で820円、「めしや食堂」はメニューなどを絞り込み、客単価は600円台前半となります。今後は新業態を中心に店舗開発を進める方針です。



6258 平田機工(ジャスダック)公開価格2200円・100株単位

初値は公開価格を19%上回る2620円、その後引けにかけて上昇、終値は2840円となりました。
自動車関連、FPD関連の生産設備を製造・販売する企業です。製造工場にある設備の開発・設計・製造・保守点検までを手掛けています。売上の約4割は自動車関連の製造設備となっています。FPD関連などは市況に左右されやすいため、安定的なタイヤや物流設備事業も新規に展開しています。今後は中国や台湾にも拠点を拡大する方針です。



8769 アドバンテッジリスクマネジメント(ヘラクレス)公開価格2万円・10株単位

13日に新規上場、初日に初値が付かなかった銘柄ですが、上場2日目の本日は公開価格の3.5倍7万円の初値でスタートしました。その後にはストップ高となる8万円まで上昇、直後に売り気配に転じると6万円まで下落、ストップ安水準で売り気配のまま取引を終えました。初値が大きく上昇したものの、一旦売りに転じると一気に利益確定売りが進む動きが目立っています。引続き下落基調で妥当値を探る動きが予想されます。

保険商品の開発、代理販売業を手掛けています。所得補償保険の開発、事務業務の請負のほか、来店型保険ショップ「おまかせ保険屋さん」の店舗展開も行っています。現在の主力事業は保険代理販売ながら、成長の余地が少ないとして、今後は所得補償保険などの採算性向上が必須となります。
<明日の上場銘柄>
5440 共英製鋼(東証一部)公開価格2400円・100株単位

鉄スクラップから鋼材をつくる電炉の大手で、住友金属の持分法適用会社となります。年観測生産量は220万トンで、東京製鐵に次ぐ業界2位企業となります。計230種の鉄鋼製品を製造・販売するほか、環境事業も手掛けています。1600度のの電炉に医療機関から回収した衣料廃棄物を投入、無害化する「メスキュード事業」というもので、全国3満の病院と取引があります。
今3月期は経常利益前期比22%減の230億円見通しです。鉄スクラップ高の上昇が利益を圧迫しました。今期配当は30円を予定しています。上場に伴う調達資金170億円は有利子負債の圧縮に充てる、としています。
公開価格のPERは6倍台となります。同業他社と比較しても割安感があるほか、ベンチャーキャピタルの保有が殆どないなど、需給面からも大きな問題はありません。旧来産業の大型株ということで、初値上昇率は期待できないものの、中長期的な視点では妙味があります。

初値予想:
2600円〜2800円





<直近の上場銘柄>



3237 イントランス(マザーズ)公開価格11万円・1株単位

初値は公開価格の2.3倍となる25万円、その後はストップ高目前の28万9000円まで上昇して引けました。
不動産再生事業を手掛ける企業です。中古不動産を購入、改装して価値を高めてから売却するもので、購入不動産は東京都心部を中心に20億円以下の中小物件としています。内外装のリニューアル、住居をオフィスに転換、テナント入れ替えなど様々なタイプを事例によって使い分けています。今後3年以内には、情報収集などを目的に不動産の売買仲介や管理などを行う「リテール店舗」を都心を中心に6店出店する計画です。



3830 ギガプライズ(セントレックス)公開価格18万円・1株単位

初日は36万円まで気配値を切上げたものの、本日は売り気配スタート、初値は公開価格を94%上回る35万円となりました。しかし、初値をつけたあとは一転ストップ高の40万円まで上昇、大引けまでストップ高のまま推移しました。
集合住宅向けのインターネット接続サービスなど、集合住宅居住者向けの幅広いサービスと、アプリケーションソフトなどの受託開発を手掛ける企業です。それぞれの事業の売上がほぼ半分ずつとなっており、システム開発のノウハウを集合住宅向け事業に生かせることが強みとなっています。
4344 ソースネクスト(マザーズ)公開価格22万円・1株単位

パソコン用ソフトの企画・販売を手あがける企業です。主力はセキュリティソフトで、今3月期の売上の4割を占める見通しです。その他にはキーボード練習ソフトなども手掛けています。しかし、セキュリティーソフトについては、更新料を無料としており、継続的に新規購入者を増やす必要があります。主力製品以外については開発の殆どを外部に委託しており、自社では企画や販売に注力しています。
今3月期の経常利益は前期比53%増の5.3億円を見込んでいます。配当は当面無配の方針です。2004年3月期まで3期連続の最終赤字で、15億円強の繰越欠損金があり、配当は累損解消後に検討するとしています。上場に伴う調達資金約11億円は製品開発、借入金の返済に充てる、としています。
公開価格のPERは25倍台となります。特段割安感がないほか、今期同様の成長率を引続き維持できるかどうかが焦点となります。

初値予想:
26万円〜28万円
2136 ヒップ(ジャスダック)公開価格20万円・1株単位

製造業の研究、設計、ソフト開発などの技術者を派遣する企業です。派遣先は自動車メーカーや情報通信関連など約180社となります。優秀な技術者の確保に注力、競争が激しい人材派遣業で売上高で年率20%増という高成長を維持しています。また、技術者の稼働率は94%超と業界最高水準となっています。
今3月期は経常利益で前期比33%増の3.8億円を見込みます。今期配当は6700円を予定しており、今後も安定した株主還元を続けていく方針を示しています。上場に伴う調達資金約3億円は社員寮の建設及び内部留保に充てる、としています。
公開価格のPERは12倍台となります。同業他社と比較した割安感があるほか、成長性の高さが評価できます。

初値予想:
30万円〜32万円

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本日は3銘柄が新規上場、その1です。

2135 VSN(ジャスダック)公開価格3350円・100株単位

製造業に強みを持つ人材派遣を主力としています。技術者を正社員として採用、研修を行ってから顧客企業に派遣するシステムをとっています。主要顧客は約350社で、IT、製造業、バイオの分野への派遣を行っています。同業のメイテックの社長の関口氏が同社を解任されたあと立ち上げたのがVSNとなります。
今3月期は経常利益で前期比25%増の17.8億円を見込んでいます。今期は38円の配当を予定しており、今後は配当性向20%を目指したい、としています。上場に伴う調達資金約10億円は研修体制の強化、社債償還に充てる、としています。
公開価格のPERは17倍台となります。特段割安感がないことと、ベンチャーキャピタルの補注が多いことがネックとなります。同業のヒップと同日上場ということもあり、初値上昇率はそれほど期待できない見通しです。

初値予想:
3500円〜3700円
<明日の上場銘柄>

3068 WDI(ジャスダック)公開価格1050円・100株単位

国内外で15業態のレストランを展開する企業です。主力はイタリア料理店の「カプリチョーザ」で、その他海外レストランと独占営業権を結び、「トニーローマ」「ハードロックカフェ」などを、自社のオリジナルブランドとしては創作寿司の「レインボー・ロール・スシ」などを展開しています。10月末時点で店舗数は、直営、フランチャイズ等を併せて国内170店舗、海外28店舗となります。
今3月期は経常利益で前期比19%減の5.4億円を見込んでいます。出店費用の増加が利益を圧迫するものんほ、最終益は海外レストランの売却益で前期比52%増の見通しです。今期配当は12円を予定しており、これを今後の最低ラインとする見通しを示しています。また、詳細は未定ながら、株主優待の実施も予定しています。上場に伴う調達資金は出店費用に充てる、としています。
公開価格のPERは約9倍となります。知名度の高い企業として割安感はあるほか、ベンチャーキャピタルの保有がなく需給面からの不安材料もそれほどありません。しかし、成長性が低く、株価の大幅な上昇は見込みにくい状況です。

初値予想:
1200円〜1400円


3238 セントラル総合開発(東証二部)公開価格1350円・1000株単位

「クレア」ブランドで全国展開する中堅のマンション開発会社です。東京、大阪、広島、福岡、札幌、仙台に拠点を置き、年間1200戸前後を供給しています。地元の不動産情報に詳しい人材を活用、家族向けの物件を3000万円台前半の価格帯を中心に提供しています。来期販売分の用地は取得済み、再来期についても9割方の仕入れを済ませています。
今3月期は上場費用が嵩むこともあり、経常利益で前期比8%減の27億円を見込みます。配当は今期20円を予定しています。上場に伴う調達資金約10億円はマンション用地の取得資金に充てるほか、人材確保などに充てる、としています。
公開価格のPERは7倍台となります。非常に割安感のある水準で一定の上昇は見込めるものの、成長性が高くないこと、東証二部上場ということが不人気に繋がりそうです。

初値予想:
1900円〜2000円


3066 JBイレブン(セントレックス)公開価格1260円・100株単位

中部地区で中華料理の専門店を6業態、47店展開する企業です。主力はラーメン専門店の「一刻魁堂」、その他「中華食堂」などを展開しています。立地は郊外中心、独自の運営システムで、繁忙時にも素早い調理と料理の提供が出来ることが強みです。また、初期投資の回収期間が約2年と、通常5年程度の業界平均より大幅に短いことも特長になります。
今6月期は経常利益で前期比6%増の1.7億円を見込んでいます。配当は今期10円を予定、安定配当の維持を目指す方針です。上場に伴う調達資金は設備投資に充てる、としています。
公開価格のPERは9倍台となります。需給面での不安材料はないものの、今期業績見通しについては繰損が残っていることから、法人税負担がありません。成長性の面で期待材料がなく、公開価格近辺が妥当値と見られます。


初値予想:
1260円〜1360円


<直近の上場銘柄>


3067 東京一番フーズ(マザーズ)公開価格29万円・1株単位

気配値を59万円まで切上げましたが、初値は付きませんでした。
東京都内を中心にふぐ料理の専門店「とらふぐ亭」を展開しています。前9月期松で、店舗数は34、今期は50店に増やす方針です。長崎県の企業から卸売市場を通さず直接ふぐを仕入れ、巨大水槽を設置した都内の物流センターに直接輸送して、仲介手数料等を削減しています。売上は10〜3月で7割超を占めており、閑散期の顧客獲得等が課題となります。


3831 パイプドビッツ(マザーズ)公開価格21万円・1株単位

気配値を43万円まで切上げましたが、初値は付きませんでした。依然、買い注文が売り注文を大幅に上回っています。
顧客情報を管理・運用するアプリケーションソフトを期間貸し(ASP)方式で企業に提供しています。顧客は省庁や金融機関、地方の自営企業まで多岐に亘ります。利用者がホームページにアンケートなどの登録フォームを自動生成、顧客が登録した情報をデータベースとして管理するものです。売上は利用権発行の初期売上が10万円、情報量に課金する月次売上が2万50000円からとなっています。一旦顧客を獲得すると安定的な収入増が見込まれ点に特長があります。
本日上場銘柄の結果、その2です。



3068 WDI(ジャスダック)公開価格1050円・100株単位

初値は公開価格を4%上回る1090円、徐々に上昇幅を縮小し、終値は1062円で引けました。
国内外で15業態のレストランを展開する企業です。主力はイタリア料理店の「カプリチョーザ」で、その他海外レストランと独占営業権を結び、「トニーローマ」「ハードロックカフェ」などを、自社のオリジナルブランドとしては創作寿司の「レインボー・ロール・スシ」などを展開しています。10月末時点で店舗数は、直営、フランチャイズ等を併せて国内170店舗、海外28店舗となります。



3238 セントラル総合開発(東証二部)公開価格1350円・1000株単位

初値は公開価格と同値の1350円、直後に1410円まで上昇したあとは、公開価格を割り込む1332円で引けました。東証二部上場の1000株単位ということで、予想通り初値の上昇率は低くなりましたが、中長期的には割安感のある銘柄として注目です。
「クレア」ブランドで全国展開する中堅のマンション開発会社です。東京、大阪、広島、福岡、札幌、仙台に拠点を置き、年間1200戸前後を供給しています。地元の不動産情報に詳しい人材を活用、家族向けの物件を3000万円台前半の価格帯を中心に提供しています。来期販売分の用地は取得済み、再来期についても9割方の仕入れを済ませています。



3066 JBイレブン(セントレックス)公開価格1260円・100株単位

初値は公開価格を5%下回る1200円、その後は更に下げ幅を拡大して1040円で引けています。人気化しにくい100株単位の銘柄であったことや、新規上場が多数重なったことで資金が分散した面もあるようです。
中部地区で中華料理の専門店を6業態、47店展開する企業です。主力はラーメン専門店の「一刻魁堂」、その他「中華食堂」などを展開しています。立地は郊外中心、独自の運営システムで、繁忙時にも素早い調理と料理の提供が出来ることが強みです。また、初期投資の回収期間が約2年と、通常5年程度の業界平均より大幅に短いことも特長になります。
<明日の上場銘柄>
3832 T&Cホールディングス(公開価格30万円・1株単位)

独立系の金融情報サービス企業です。主力は金融機関向けの有料サービスで、大手情報ベンダー経由で市況情報を配信しています。その他には個人投資家向けの日本株の無料情報サイト「トレーダーズ・ウェブ」を運営、月間閲覧数は700万件に達します。ネット広告からの収益には依存せず、今後は有料の会員サービスも拡充していく方針です。
今11月期の経常利益は前期推定比40%増の2.8億円予想です。今期は2750円の配当を予定しており、今期からの安定配当を実施の方針です。上場に伴う調達資金は設備投資や借入金返済に充てる、としています。
公開価格のPERは23倍台となります。割高感がない水準であるほか、同業種のフィスコやドリームバイザーが人気化したことも支援材料となります。ベンチャーキャピタルの保有にロックアップがかかっていないことが需給面からの懸念材料となるものの、成長期待も高く、一定の上昇が見込まれます。

初値予想:
55万円〜63万円



<直近の上場銘柄>


3068 WDI(ジャスダック)公開価格1050円・100株単位

初値は公開価格を4%上回る1090円、徐々に上昇幅を縮小し、終値は1062円で引けました。
国内外で15業態のレストランを展開する企業です。主力はイタリア料理店の「カプリチョーザ」で、その他海外レストランと独占営業権を結び、「トニーローマ」「ハードロックカフェ」などを、自社のオリジナルブランドとしては創作寿司の「レインボー・ロール・スシ」などを展開しています。10月末時点で店舗数は、直営、フランチャイズ等を併せて国内170店舗、海外28店舗となります。





3238 セントラル総合開発(東証二部)公開価格1350円・1000株単位

初値は公開価格と同値の1350円、直後に1410円まで上昇したあとは、公開価格を割り込む1332円で引けました。東証二部上場の1000株単位ということで、予想通り初値の上昇率は低くなりましたが、中長期的には割安感のある銘柄として注目です。
「クレア」ブランドで全国展開する中堅のマンション開発会社です。東京、大阪、広島、福岡、札幌、仙台に拠点を置き、年間1200戸前後を供給しています。地元の不動産情報に詳しい人材を活用、家族向けの物件を3000万円台前半の価格帯を中心に提供しています。来期販売分の用地は取得済み、再来期についても9割方の仕入れを済ませています。



3066 JBイレブン(セントレックス)公開価格1260円・100株単位

初値は公開価格を5%下回る1200円、その後は更に下げ幅を拡大して1040円で引けています。人気化しにくい100株単位の銘柄であったことや、新規上場が多数重なったことで資金が分散した面もあるようです。
中部地区で中華料理の専門店を6業態、47店展開する企業です。主力はラーメン専門店の「一刻魁堂」、その他「中華食堂」などを展開しています。立地は郊外中心、独自の運営システムで、繁忙時にも素早い調理と料理の提供が出来ることが強みです。また、初期投資の回収期間が約2年と、通常5年程度の業界平均より大幅に短いことも特長になります。





3067 東京一番フーズ(マザーズ)公開価格29万円・1株単位

昨日新規上場銘柄です。昨日は59万円まで切上げた毛はインですが、本日は公開価格の2倍近辺の57万円で初値をつけました。初値近辺で揉み合ったあと、後場に入って下落、終値は52万1000円となりました。
東京都内を中心にふぐ料理の専門店「とらふぐ亭」を展開しています。前9月期松で、店舗数は34、今期は50店に増やす方針です。長崎県の企業から卸売市場を通さず直接ふぐを仕入れ、巨大水槽を設置した都内の物流センターに直接輸送して、仲介手数料等を削減しています。売上は10〜3月で7割超を占めており、閑散期の顧客獲得等が課題となります。





3831 パイプドビッツ(マザーズ)公開価格21万円・1株単位

上場2日目の本日、公開価格の3.8倍、80万円の初値をつけました。その後も上昇、終値は90万円の高値引けとなりました。既に公開株数を上回る出来高が出来ており、回転が効いている状態です。
顧客情報を管理・運用するアプリケーションソフトを期間貸し(ASP)方式で企業に提供しています。顧客は省庁や金融機関、地方の自営企業まで多岐に亘ります。利用者がホームページにアンケートなどの登録フォームを自動生成、顧客が登録した情報をデータベースとして管理するものです。売上は利用権発行の初期売上が10万円、情報量に課金する月次売上が2万50000円からとなっています。一旦顧客を獲得すると安定的な収入増が見込まれる点に特長があります。
2007年IPOについては、これから順次発表があると思いますが、1月はIPO空白時期となることから、直近上場銘柄の物色が注目です。
5日の日経新聞によると、2006年のIPO188社のうち、初値が公開価格を割り込んだ銘柄が20社、公開価格と同値スタートが9社と、一昨年までと比較すると非常に増えています。初値上昇散るでも上昇が目立ったのは4月、11月は低調な銘柄が多くなっています。初値上昇率が低いということは、それだけ、上昇余地のある銘柄が多い、ということにもつながりますから、要チェックとなります。



今後のIPO予定 公開日 コード 上場市場 銘 柄 名 申込期間 公開価格 BB期間 仮条件
2/7 3070 ヘラクレス アマガサ 1/20〜2/2 - 1/19〜1/25 1/17

2/8 3836 ヘラクレス ディーバ 2/1〜2/5 - 1/23〜1/29 1/21
いよいよIPO再開ですね。

http://www.tokyoipo.com/top/ja/index.php?id=pre&seqid=1731

株)光ハイツ・ヴェラス


コード 業種 市場 承認日 公開予定日
2137 サービス業 札証 2007/01/09 2007/02/06

【事業内容】
有料老人ホームの設置、運営、管理事業等
公開株数合計 1,500 売買単位 1
公募株数 1,500 売出株数 0
発行済み株数 公開日前⇒ 6,240.00
公開日現在⇒ 7,740.00
資本金 公開日前⇒ 300,000,000円
公開日現在⇒ 486,300,000円
仮条件提示日 2007/01/17
ブックビルディング(始) 2007/01/19 ブックビルディング(終) 2007/01/24
公募価格決定日 2007/01/25
申込期間(始) 2007/01/29 申込期間(終) 2007/02/01
仮条件 250,000円〜270,000円 仮条件のPER(前期ベース) 20.25〜21.87
公募価格 270,000円
公募価格のPER(前期ベース) 21.87 公募価格のPBR(前期ベース) 4.55
調達資金使途 運営受託或いは自社開発により、医療機関を併設した高齢者専用賃貸住宅施設の新規事業に備えた運転資金に充当予定



アンビシャス■北海道において有料老人ホームの設置、運営、管理を行う。札幌市内に5箇所の施設を所有、運営。設置、運営している「介護付有料老人ホーム」は入居者が要介護になった場合でも、入居している施設が提供する介護を受けながら生活が続けられる<一般型>。

入居者の権利形態は「利用権方式」で、入居時に「入居一時金」を支払うことで、専用居室や共有施設の利用権を契約解除(死亡や解約)まで保証。一般棟は満60歳以上で入居時に自分で身の回りのことができる健康状態の方を、介護専用棟は満58歳以上で要介護?以上の方を対象。また、看護、介護職員等による健康管理・相談、服薬管理、機能訓練、入退院のお手伝い、安否確認、居室巡回、排泄・入浴などの身辺介助、家事援助、療養上のお世話、身辺介助、散歩介助などのサービスを提供。特定施設入居者生活介護における要介護認定者のための介護支援専門員によるケアプランの作成と、そのプランに沿った介護保険サービスの提供を行う。多数の協力医療機関と提携している他、施設内にクリニックを併設(テナント入居)しているところもある。

■2006年9月末現在の売上構成比は、有料老人ホーム事業100%(うち介護保険報酬20%)


☆アンビシャスなので盛り上がらないかな?ただ久々なのでご祝儀あり?
今後の上場予定

新規承認 03/12  イー・キャッシュ 3840 マザ
新規承認 03/08  ODKソリューシ 3839 ヘラ
新規承認 03/08  イー・ギャランテ 8771 JQ
新規承認 03/07  ゴルフパートナー 3074 マザ
新規承認 03/07  銚子丸 3075 JQ
新規承認 03/06  ダイヤモンドダイ 3073 ヘラ
新規承認 03/05  アクロス 3072 名セ
新規承認 03/02  免疫生物研究所 4570 ヘラ
新規承認 02/28  テラネッツ 2140 札証
新規承認 02/28  AQインタラクティ 3838 JQ
新規承認 02/28  FCM 5758 ヘラ
新規承認 02/28  永大産業 7822 東2
仮条件 02/23  テイ・エス テッ 7313 東証
仮条件 02/21   ファーマライズ 2796 JQ
仮条件 02/20  ストリーム 3071 マザ
仮条件 02/19  中広 2139 名セ
仮条件 02/19  アドソル日進 3837 JQ
条件決定 02/14  ウェブドゥジャパ 2138 ヘラ
条件決定 02/14  ウィル不動産販売 3241 JQ
条件決定 02/14  インネクスト 6660 札証
条件決定 02/14  エルモ社 7773 JQ
条件決定 02/14  アートネイチャー 7823 JQ
条件決定 02/14  アサックス 8772 東2
条件決定 02/09  総和地所 3239 JQ
条件決定 02/09  藤商事 6257 JQ
条件決定 02/08  ディーバ 3836 ヘラ
条件決定 02/07  アマガサ 3070 ヘラ
条件決定 02/06  光ハイツ・ヴェラ 2137 札証
<アンビシャス>Hヴェラス、初値比で一時ストップ安まで下落

(13時35分、コード2137)きょう2007年最初の新規株式公開(IPO)案件として上場。買い気配で始まった後、公募価格(27万円)を約4%上回る28万2000円で初値を付けた。前場は公募価格を上回る水準で推移していたが、後場に入り公募価格を下回ると売りが一段と加速。値幅制限の下限(ストップ安)となる、初値に比べ4万円安の24万2000円まで下落する場面があった。

 現時点の累積売買高は2800株程度に達し、公募株数(1500株)を大きく上回っている。公募株を取得した投資家による利益確定の売りは一巡しつつある可能性が高い。ただ、2007年のIPO第一号とあって、初値近辺では過熱を見越した短期資金による買いが膨らんでいたとみられ、それが逆に、後場の値動きの悪さを嫌気した売りにつながっているようだ。市場では「今回は流動性がやや低いアンビシャス銘柄とあって、IPOの滑り出しが不振とはまだ断言できない。あす以降、他市場で相次ぐ案件の値動きも見極める必要がある」(国内証券の小型株情報担当者)との指摘も出ていた
IPO情報
2007/02/06(火) 17:14


┏┏┏┏
┏┏┏┏  アマガサ (3070 :HC )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■公募価格: 19万円
■公開株数: 2400株
■売買単位: 1株単位
■市場注目度:★★★☆☆
■事業内容: ノンレザー婦人靴の卸売業および小売業

市場初値予想は、公開価格19万円の2.2倍に当たる41万8000円付近が予想されています。

同社は事前の注目度が高く、市場からの吸収金額は4.5億円と少ないため、需給の良さも初値買い人気を押し上げるとみられているようです。特に本日上場した光ハイツ・ヴェラス(公募27万→初値 28.2万 →終値 24.2万S安)が出来高共に軟調な展開。新興主要3市場のヘラクレスへの上場のため流動性リスクも低いことから「実質的に初モノ」(大手証券)との声も聞かれている
6257 藤商事

http://hephaistos.fc2web.com/2007_1q/6257fujishoji.html

公募価格バリュエーションと初値予想等
セクター:機械

節税はほどほどにしてもらったほうが、投資家としては有り難いかも
 今期の会社発表業績予想に基づくEPS約2万円での想定公募価格のPERは約10倍となる。これは同業他社の水準と同等であり、妥当な価格設定と考えられる。

遊技機の製造・開発業態の場合には、商品のサイクルが短いこと、その短いサイクルの中でヒット商品が出るがとうかがポイントとなることから、短期的な業績変動リスクを構造的に持っていることも踏まえると、想定されている公募価格には特別な割安感はない。

 むしろ藤商事の場合、過去に法人税法違反となった事例を持つ。その後のコンプライアンスは改善されているとは思うが、近年でも航空機レバレッジリースを行っている。

 リース自体は問題はないものの、こうしたリース案件は節税目的にしばしば利用されるもので、藤商事のケースでの利用目的は不明だが、全般に節税意識が高いといえる。節税はよいのだが、節税と脱税とは当局の見解によっては紙一重の可能性もあり、長期的には投資リスクとして考慮する必要もあると考える。


●事業概要
パチンコ遊技機、パチスロ遊技機の開発、製造、販売
 藤商事グループは、藤商事と子会社1社、関連会社1社から構成されており、パチンコ遊技機、パチスロ遊技機の開発、製造、販売を主たる業務としている。

●収支の状況
07.3期は増収だが、広告宣伝費の増加などで若干の減益見通し
 06.3期は、パチンコ遊技機では6機種を新規投入し、販売台数は前期比+約10%の185千台となった。一方パチスロ遊技機では、新規則に基づく型式試験の適合は受けたものの、新機種の市場投入は次年度以降に繰り延べた。このため、当年度での販売はなく、中古移動に伴う手数料収入だけとなったことで、前期比-約97%の大幅な減収となった。

 06.9中間期時点での販売台数は、パチンコ遊技機で79千台、パチスロ遊技機で2千台。

表1 事業部門別の販売実績(百万円、前期比%)
              06.3期   06.9中
パチンコ遊技機 40,417 +23.3% 17,470
パチスロ遊技機    30  -97.7%  795
合計        40,447 +18.6% 18,265

07.3期の業績見通しでは、パチンコ遊技機事業で遊べるタイプの遊技機3機種を含む8機種、パチスロ遊技機事業で新規則対応機3機種を投入する予定で、年間の販売台数は、パチンコ遊技機187千台、パチスロ遊技機10千台の計197千台を見込んでいる。これによって、売上高では対前期比+約6%の増収の見通し。

 費用面では、業容拡大に伴う陣経費の増加や、開発機種数の増加による研究開発費の増加、機種展示会やCM関連での広告宣伝費の増加を織り込み、販売・一般管理費は対前期比で大幅な増加が見込まれている。このため、売上高での増収分をコスト増加で取り崩す格好となり、利益ベースでは、ほぼ前期並みになる見通し。

 05.3期に当期損失を計上しているのは、製品自主回収損失約3,086百万円を特別損失に計上したことによるもの。

●株式の状況
SO・VCなし、ロックアップのウエイトは高い
 公募による資金調達額が約80億円と想定されている、比較的大型の上場案件となる。ストックオプションやベンチャーキャピタルの保有はない一方で、上場時点の想定発行済み株式数約259千株のうち売り出し考慮後で約190千株がロックアップ対象となっている。公募・売り出しだけで約6万単元が流通するのだが、これ以上に追加流通する可能性は低く、株式需給に関しては比較的タイトな状況になる見通し。

A. 発行済み株式数 216,836株(06.11に1:2株式分割後)
B. 公募 35,000株、増資によるオーバーアロットメント8,000株
C. 売出し 22,000株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション残高総数 なし
 E. うち潜在株式に算入する数 なし
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 259,836株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 なし
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者4名に180日間のロックアップ。対象株数210,066株

 目論見書での想定発行価格は20万円で、この価格に基づく藤商事の公募による手取り概算額は約6,540百万円とされている。オーバーアロットメントを目的とした第三者割当増資の手取り概算額約1,499百万円とあわせた資金使途は、5,369百万円を設備投資資金に、残額を研究開発の資金に充当する予定。
3239 総和地所

http://hephaistos.fc2web.com/2007_1q/3239souwa_rp.html


●公募価格バリュエーションと初値予想等
セクター:不動産業

業績は上期からなぜか好調、株式需給面でも問題なし
 例年業績が下期に偏重しているにもかかわらず、今期に関しては上期から好調な出足になっている。業績見通しの上方修正期待もあるが、上期が好調な要因も不明な部分が多く、過度には期待しにくい。

 とりあえず、現時点での業績見通しが達成される前提とすると、見通しベースでのEPSに基づく想定公募価格のPERは丁度10倍となる。株式の需給面でも特に問題は見当たらず、PER12〜15倍程度の45〜50万円辺りが当面の目標と考える。

●事業概要
分譲マンション、戸建て住宅の企画・開発・販売事業
 総和地所グループは、当社総和地所と連結子会社である総和コミュニティから構成されており、不動産販売事業と不動産管理事業を行っている。

 不動産販売事業では、自社ブランドの分譲マンションと戸建て住宅の企画・開発・販売を行っており、主に東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の首都圏において、ファミリー層の一次取得者を対象に営業している。また、物件の規模によっては、共同事業方式をとって用地仕入れ等にかかる資金負担を軽減している。

 不動産管理事業では、連結子会社が総和地所で販売したマンションの総合管理サービスを行っている。


●収支の状況
今期の上期業績は、過年度と比較して急激に改善

表1 セグメント別販売実績(戸、百万円、前期比%)
                06.2期       06.8中
不動産販売 395戸 11,885 +30.5%  243戸 7,130
不動産管理1,099戸   88 +59.6% 1,305戸   69
合計    1,494戸 11,974 +30.7% 1,548戸 7,199

 07.2期の会社発表業績予想では、不動産販売事業では、マンション購入者に対する拡販を計画し、マンション分譲事業で514戸、戸建て事業で52戸の引渡しを見込んでいる。これによって、不動産販売事業では対前期比+約28%の増収が見込まれている。

 不動産管理事業では、マンション分譲事業が予定通り消化されるとして、期末管理棟数が22棟から30棟、管理戸数が1,099戸から1,695戸となる見通し。これによって、不動産管理事業では、対前期比+約68%の増収を見込んでいる。

 利益項目でも、対前期比で約2割程度の増益が見込まれている。06.8中間期実績の進捗状況をみても、年間見通しの達成には特に問題は無い印象。

 むしろ、従来の傾向では、マンションの引渡し時期が年末から春先のシーズンに集中する傾向にある。このため、売上高・利益ともに、下期に偏重して計上されている。

 過去2年間では売上高の上期:下期の比率が1:9〜3:7で、営業利益では、上期赤字で下期黒字の状況になっている。こうした過去のトレンドを考慮すると、上期でもきっちり利益を出している今07.2期は異常であり、通年では業績予想を上回る可能性もありえる。

●株式の状況
SOの残高なし、株主名簿に記載のベンチャーキャピタルもない

A. 発行済み株式数 10,140株(06.7に1:10株式分割後)
B. 公募 2,000株
C. 売出し 500株(売出し元は会社関係者)
D. ストックオプション残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 12,140株

【参考】
売り出し考慮前のベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報: ないが、過去の第三者割当増資184株には上場後半年の保有確約

 目論見書での想定発行価格は375千円で、この価格に基づく公募による総和地所の手取り概算額は約682百万円とされている。資金使途は、全額を用地取得のための事業資金に充当する予定。
3838 ディーバ

http://www.tokyoipo.com/top/ja/index.php?id=post&seqid=1728

◇◇財務データ◇◇ 「目論見書より」
単位:1千円
決算期 売上高 経常利益 当期利益 純資産
2004/06 連結 - - - -
単体 1,655,725 24,011 16,262 471,530
2005/06 連結 - - - -
単体 1,687,679 41,852 27,013 498,544
2006/06 連結 - - - -
単体 2,046,923 159,162 89,849 586,057
直近四半期
2006/09 連結 - - - -
単体 597,019 58,472 34,391 611,940
1株あたり 単位:1円
決算期 配当金 当期利益 純資産
2004/06 連結 0.00 - -
単体 9,085.78 242,183.16
2005/06 連結 1,200.00 - -
単体 13,874.63 256,057.79
2006/06 連結 4,370.00 - -
単体 46,147.53 301,005.31
決算期 配当金 当期利益 純資産
直近四半期
2006/09 連結 0.00 - -
単体 3,532.76 62,859.82
株式分割後 分割年月 分割比率 額面変更
2006/09 1:5

◇◇コメント◇◇
ヘラクレスグロース■事業詳細:(1)ライセンス販売:連結会計システム、計画・予算策定システム、経営情報活用システムを連結運営の中核ソフトウェア製品として事業を展開。連結会計システムは自社開発のDivaSystemを提供。(2)コンサルティング・サービス:業務ノウハウが標準化されたパッケージ・ソフトウェアをより効率的に活用するための導入支援サービスを初め、お客様固有の問題解決のため、IT技術を利用した業務課題の改善と効率化を図るソリューション・サービスを提供。(3)サポート・サービス:システムの使い方にとどまらず、お客様が直面するさまざまな業務上の課題に対してのサポート、連結決算業務など実務を速習できる教育講座、また連結決算業務の請負サービスを提供。■当事業年度における売上構成比は、ライセンス販売19.6%、コンサルティング・サービス47.9%、サポート・サービス32.5%■上場日の8日、買い気配値付かず。
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┏┏┏┏  アートネイチャー (7823:JQ)
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■公募価格: 7000円
■公開株数: 151万8000株
■売買単位: 100株単位
■事業内容: かつらの製造・販売を中心とする総合毛髪関連事業

市場初値予想は、7200円〜7500円付近が予想されている模様です、

同社はCMなどでもおなじみの知名度の高い企業。
ただ吸収金額が100億円超とジャスダック上場銘柄として大型の部類に入るほか、「ブック段階ではそれほど人気ではなかった」(アナリスト)との声も聞かれている。

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┏┏┏┏ ウェブドゥジャパン(2138:HC)
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■公募価格: 15.6万
■公開株数: 7100株
■売買単位: 1株単位
■事業内容: IT関連の業務受託・請負業、携帯に特化した広告業等

市場初値予想は、30万円〜33万円付近
市場からの吸収金額は11億円。公開価格のPERに割高感が指摘されているほか、上場前に幹事団から大和証券が抜けるなど、不透明要素の多い案件。
ただ、「社名にウェブと付いているだけで人気化は確実」(アナリスト)と、初値形成はファンダメンタルズをほぼ無視した展開で決まりそうだ。セカンダリー(流通市場)でのリスクは大きく、安易な初値買いには注意が必要。

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┏┏┏┏ ウィル不動産販売( 3241:JQ )
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■公募価格: 20万円
■公開株数: 2400株
■売買単位: 1株単位
■事業内容: 不動産の流通、リフォーム、リノベーション、開発分譲および受託販売事業等

市場初値予想は、公募価格の約2倍の40万円付近が予想されています。
市場からの吸収金額が5億円程度と少なく、公開株式以外の売りが出にくい株主構成であることから需給妙味が指摘されている。
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┏┏┏┏  インネクスト( 6660:アン )
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■公募価格: 3.5万円5000
■公開株数: 5000株
■売買単位: 1株単位
■事業内容: 液晶パネル検査装置の開発・製造・販売および医療機器、計測機器、産業機器の輸入・販売

市場初値予想は初値と同値の3万50000円付近が予想されている模様。
初値パフォーマンスの芳しくない地方市場上場銘柄である事とベンチャーキャピタル保有株も多い事から軟調な展開になりそうです。
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┏┏┏┏  エルモ社 (7773:JQ )
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■公募価格: 370円 116万3000
■公開株数: 116万3000株
■売買単位: 1000株単位
■事業内容: 監視カメラや書画カメラ(資料提示装置)などの光学関連機器等の開発、製造、販売

市場初値予想は公開価格370円を48.6%上回る550円(今2月期予想PER15.3倍)とみる。
同社は配当利回りが公開価格ベースで2.7%と高く、2月決算のため目先配当権利取りの思惑も台頭するとみられることから、ある程度初値買い人気が高まることが予想されているようです。
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┏┏┏┏ アサックス (8772:東2 )
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■公募価格: 36万円- - 1万380
■公開株数: 1万380株
■売買単位: 1株単位
■事業内容: 不動産担保ローン事業

市場初値予想は38万円〜40万円付近。
注目度の高くない東証2部上場ということで、穏やかなスタートとみる見方が多いようです、
IPO情報
2007/02/19(月) 17:45
お里

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┏┏┏┏  ストリーム( 3071:M)
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■公募価格: 18万円
■公開株数: 4500株
■売買単位: 1株単位
■事業内容: パソコンおよびその周辺機器、家電等のインターネット通信販売事業等

■初値予想等:初値は、36万円〜40万円付近を予想
同社は 人気のインターネット関連であり 今年初めてのマザーズ上場とあって注目されそうです。ただ類似企業に業績が悪化している銘柄が目立つこともはマイナス材料。しかし吸収資金も小さく、需給逼迫から初値高騰が予想されます。
<明日の上場銘柄>



7313 テイ・エス テック(東証一部)公開価格2600円・100株単位

ホンダ向けを主力に四輪・二輪車用シート、内装品を手掛ける企業です。ホンダが2010年度をメドに四輪車を450万台体制に拡大するのに伴い、今後は海外での増産も検討しています。現在の筆頭株主はホンダで、22%強の株式を保有していますが、今後も出資比率は維持する見通しです。上場にあたり、新規の公募増資は行わず、株式の売出しのみを実施します。上場は資金調達のためではなく、知名度向上で、優秀な人材を確保するため、としています。
今3月期は経常利益で前期比22%増の140億円を見込んでいます。今期配当は18円を予定、今後は業績に連動した配当を実施していく方針です。
公開価格のPERは12倍台となります。同業他社と比較すると割安感があるほか、ベンチャーキャピタルの保有分が殆ど売り出される、ストックオプションもないなど、需給面での不安材料が殆どありません。人気化しにくい東証一部銘柄ながら、一定の上昇が期待できます。

初値予想:
3200円〜3800円






<直近の上場銘柄>


3838 AQインタラクティブ(2/28ジャスダック上場)仮条件126,000円〜156,000円
日本テレビ(9404)、FM東京、東北新社(2329)、三菱商事(8058)、徳間書店、アミューズキャピタルの6社による均等出資によって2000年3月に設立された企業です。ゲームソフトの国内販売、海外へのライセンス販売、海外メーカー制作のゲームソフトの販売権の国内での販売を手掛けます。今3月期は経常利益で前期の約2倍が見込まれています。需給面での不安材料も殆どなく、仮条件も妥当な水準とみられます。



7822 永大産業(2/28東証二部上場)仮条件480円〜520円
以前は東証、大証一部に上場していましたが、昭和50年代に会社更生手続きを申請、上場廃止となっていた企業の再上場となります。住宅用の木質建材、設備機器の製造・販売を手掛ける企業です。今3月期は経常利益で前期比12%減見通しです。上場廃止企業の再上場、旧来産業企業ということもあり、人気化は見込みにくい状況です。



2140 テラネッツ(2/28アンビシャス上場)仮条件10万円〜12万円
アバターなどデジタルコンテンツの制作、オンラインゲームの運営を主力とする企業です。また、イラストレーター、ライターなどのクリエイターを取りまとめて消費者向け又は企業間取引向けに提供する企業も手掛けています。今12月期は経常利益で前期推定の2.1倍を見込んでいます。成長力のあるネット関連企業としての注目が期待できます。ロックアップのかかっていないベンチャーキャピタルの保有が多いことが懸念材料となります。


5758 FCM(2/28ヘラクレス上場)仮条件2250円〜2450円
古河電気の子会社で金属メッキ加工、特殊線材の伸線加工を手掛けています。今3月期は経常利益で前期比28%増見通しなど、業績は堅調です。不安材料は殆どないものの、地味な業種であることや、古河電気のグループ内企業であることがマイナス材料となります。


4570 免疫生物研究所(3/2へラクレス上場)仮条件9000円〜1万1000円
後退を中心に研究用試薬の販売や医薬ライセンス事業を展開するバイオベンチャー企業です。今3月期経常利益は前期の約7分の1となる700万円予定です。現時点で安定的な利益が出る構造にはなっていません。しかし、バイオ関連株への投資家の期待感は大きく、人気化は期待できます。


3075 アクロス(3/5セントレックス上場)仮条件10万円〜12万円
複合カフェ「COMIC  BUSTER」を全国でフランチャイズ展開している企業です。漫画喫茶、インターネットカフェなどを融合したもので、カラオケルーム、ゲルマニウム温浴、食事などのサービスも提供しています。今5月期は経常利益で前期比2%増見通しです。成長期待の大きい銘柄でありながら、利益微減見通しにあることが懸念材料です。一方で、仮条件の水準には割安感があります。


3073 ダイヤモンドダイニング(3/6へラクレス上場)仮条件76万円〜80万円
客単価4000円前後の中価格帯ダイニング業態で飲食業を出店する企業です。一般的なチェーン展開ではなく、多数の業態を開発、東京23区内を中心に29店舗を直営で運営しています。ドラキュラ伯爵の館をコンセプトとした「VAMPIRE CAFE」など、非日常性を売りにしています。今2月期は経常利益で前期比4.2倍が見込まれます。新規出店により、業績は拡大中です。仮条件の水準は大きな割安感もなく、ほぼ妥当水準と見られます。


3075 銚子丸(3/7ジャスダック上場)仮条件36,000〜38,000円
回転寿司「すし銚子丸」を東京東部、千葉県北西部で直営で展開する企業です。今5月期は経常利益で前期比8%増見通しです。業績は安定的な成長を続けています。ベンチャーキャピタルの保有がないなど、需給面からの心配も殆どありません。


3074 ゴルフパートナー(3/7マザーズ上場)仮条件5万円〜5.5万円
直営店とフランチャイズチェーン店で、中古ゴルフクラブと新品のゴルフ用品を販売する企業です。また、共有在庫、価格差亭システムを利用した買取サービス、オリジナル商品の開発、販売なども手掛けています。今5月期は経常利益で前期比11%増を見込んでいます。仮条件水準に割高感はないものの、競争激化による成長鈍化懸念が残ります。


3839 ODKソリューションズ(3/8へラクレス上場)仮条件5万8000円〜6万円
大阪証券金融グループの情報サービス企業です。グループ内向けのほか、学校法人、証券会社、一般企業などに各種情報処理のアウトソーシングサービスの提供を行っています。今3月期は経常利益で前期比2%減が見込まれています。グループ内からの受注を主としており、業績は安定的ながら、大幅な成長は見込みにくいといえます。


8771 イーギャランティ(3/8ジャスダック上場)仮条件22万円〜25.5万円
伊藤忠商事の子会社で、銀行の保険代理店子会社と提携、信用保証を手掛ける企業です。今3月期は経常利益で前期比20%増を見込みます。販路の拡大や認知度向上に伴い売上増となりましたが、人件費などの費用も増加、利益の伸び率がやや抑えられた面があります。


3040 ソリトンシステムズ(3/9ジャスダック上場)仮条件1700円〜1850円
情報セキュリティ製品の開発・販売、ブロードバンドコンテンツの配信システムの構築・運用を手掛ける企業です。日本版SOX法関連でもあり、市場拡大が見込まれる分野の事業を手掛けていますが、今3月期は経常利益で前期比23%減見通しです。前期特需の剥落の影響となりますが、業種的に人気化が期待できます。


3840 イー・キャッシュ(3/12マザーズ上場)仮条件13万円〜15万円
RFID(無線自動識別)事業、決済代行事業を手掛ける企業です。RFID事業では、物流分野でのICタグ、ICチップのミドルウエアの開発受託を中心とした事業を展開しています。今3月期は経常利益で前期比31%増見通しです。市場でも注目を集めやすい業種ながら、1株利益が約2634円で、仮条件の下限でもPERが50倍程度と、割安感はない状態です。
IPO情報
2007/02/22(木) 17:31


明日23(金)の新規上場銘柄は東証1部より
テイ・エス テックが新規上場となります。

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┏┏┏┏テイ・エス テック( 7313 :東1)
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■公募価格: 2600円
■公開株数: 606万800株
■売買単位: 100株単位
■事業内容: 四輪車用および二輪車用のシート、四輪車用内装品等の製造販売

■初値予想等:初値予想は2800円〜3000円付近と予想します。

同社は業績好調なホンダ系自動車部品メーカーで大型案件ですが公募価格には割安感があり円安傾向はプラス材料となり堅調なスタートをきりそうです。
5758 FCM


公募価格バリュエーションと初値予想等
セクター:非鉄金属

初値が高騰しないほうが面白い銘柄かも
 古河電気工業のグループ内会社である点が割引材料。しかし、業績自体は、電子部品関連事業の好調さを反映して、大きく伸びている。更に、原料となる銅などの価格が高騰した場合でも、コストパススルーする事業構造になっているとのことで、業績の安定感もある。株式需給面では大多数の既存株主はロックアップ対象になっている点も、評価材料となる。

 07.3期業績予想に基づくEPS約175円での想定公募価格のPERは約13倍となる。比較的地味な業態である点と、親子上場等のネガティブ要素もあるので、初値は高騰しないかもしれないが、業績には安定感があるため、長期保有すればPER20-25倍の4,000円程度まで評価される時が来るのではないかと想定する。


事業概要
金属メッキ事業とフィルム・特殊機能材事業、伸線事業
 FCMは古河電気工業グループに属し、その中で、電装・エレクトロニクス部門に属する。FCMは、電気機器や電子部品に使用されている材料・部品の金属メッキ加工、化学処理加工、製造・販売を主たる業務とする電子機能材事業と、電線用心線や特殊線材の伸線加工・販売を主たる業務とする電気機能線材事業を行っている。

 電子機能材事業には、金属メッキ加工部門とフィルム・特殊機能材部門がある。金属メッキ加工部門では、携帯電話・デジタルカメラ・パソコン・薄型テレビなどに使われるコネクタ・コンデンサ・スイッチ・センサ等の電子部品について、販売先から支給されものへの金属メッキ加工・販売を行っている。

 フィルム・特殊機能材部門では、セラミックなど非金属へのメッキ加工からの研究開発によって、フィルム素材にメッキ加工や各種の化学処理加工を行うことに応用しており、無線ICタグ用のアンテナ回路や、自動車ワイヤーハーネスシールドフィルムを製造・販売している。また、高容量コンデンサ用のアルミ箔や自動車電子部品用の銅箔を製造・販売している。

 電気機能線材事業では、電線の製造工程の1つである伸線加工を主たる事業としている。FCMが仕入れた、または、販売先から支給を受けた直径8〜15mmの銅線を、各種用途に応じた細さにまで引き伸ばす加工をし、販売している。

 主な最終製品としては、ビルや住宅などの屋内配線用ケーブル、通信用ケーブル、電柱に設置されている配電用トランスやモーター用巻線に使用されている。

収支の状況
原料価格の高騰はパススルーされる構造で、07.3期も増収増益見通し
06.3期は、金属メッキ加工部門では、携帯電話用途などの電子部品市場での在庫調整の影響があったことや、生産拠点が海外移転の傾向にあること、環境対策として取り組んでいる鉛フリー化対策としてFCMが推奨している3元メッキが認知されきっていないことなどの影響があったことで、売上高はほぼ前年度並みとなった。

 フィルム・特殊機能材部門では、自動車ワイヤーハーネス用のシールドフィルムは順調に拡大しているものの、顧客の生産調整によって、高容量コンデンサ用のアルミ箔の出荷数量が減少したことで、売上高は対前期比マイナス6%の減益となった。

 電気機能線材事業では、銅の国際市況が高水準で推移したことや、住宅着工数・設備投資案件の増加、電力会社の設備更新の再開によって配電用トランスが増加したことなどによって、対前期+約33%の増収となった。

 売上高全体では、対前期比+28%の増収となり、これを受けて各利益項目でも対前期比+40〜70%の増益となった。

 06.9中間期では、金属メッキ加工部門では、主要顧客である電子部品業界が好調であること、鉛フリー対策品が普及してきたこと、自動車部品関連の製品売上が拡大しているとのこと。フィルム・特殊機能材部門では、高容量コンデンサ用のアルミ化成箔や自動車電子部品用の粗化銅箔が好調。

 電気機能線材事業では、伸線加工の主な原材料である銅の価格が高騰したことで、販売は好調に推移している。ただし、屋内配線に使用されるケーブルを主力商品とするメーカーなどの主要電線メーカーが在庫調整に入っていることから、数量面では期初の予想並みの水準になっている。

表1 事業部門別の販売実績(百万円、%)
                06.3期   06.9中
金属メッキ加工     2,761 +1.2%  1,722
フィルム・特殊機能材  136  -5.8%   127
電気機能線材     18,556 +33.7% 11,875
合計           21,454 +28.1% 13,725

 07.3期の通期業績予想は、増収増益の見通しになっている。中間期の進捗率からは十分達成可能と思われる。

 FCMは主として顧客から原材料を受け入れ、それを加工して販売する受託加工の形態をとっている。このため、原材料である銅価格の変動は顧客の負担となっている。このため、FCM自体は銅価格が上昇した場合には、売上高と材料費が共に上昇し、利益面では影響を受けない形になっている。

株式の状況
ロックアップのウエイトが相当高い
 ストックオプションとベンチャーキャピタルの保有がなく、既存株主のほとんどにはロックアップがかけられている。市場に流通する株式は、当面はほぼ公募・オーバーアロットメント分に限定されることになる。

A. 発行済み株式数 1,336,267株(単元100株)
B. 公募 320,000株、増資によるオーバーアロットメント 48,000株
C. 売出し 0株(売出し元)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 1,704,267株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報: 古河電気と会社関係者16名に180日間。対象株数は既発行の約1,336千株のうち、従業員持ち株会のシェア約87千株を除いたほぼ全て。

 目論見書での想定発行価格は2,350円で、この価格に基づく公募によるFCMの手取り概算額は約681百万円とされている。第三者割当増資の手取り金約102百万円と合わせた資金使途は、全額を設備資金に充当する予定。
 配当政策としては、配当性向30%を目標。
3838  AQインタラクティブ

公募価格バリュエーションと初値予想等
セクター:情報・通信業

想定公募価格で、既に十分評価されている
 07.3期は増収増益の見通しだが、当期利益には連結子会社の完全子会社化による少数株主利益の控除の減少が織り込まれたものになっている。EPSの評価上はこのままで見て差し支えないと思われる。

 07.3期見通しベースのEPS約6,300円に基づく想定公募価格のPERは約20倍となり、この水準で既に同業他社と遜色ないレベルになっている。今後の成長性を考慮して、多少のプレミアムを織り込んでもPER25倍程度の約16万円近辺までの評価が妥当と考える。

事業概要
ゲームソフトの企画・開発・販売
 AQインタラクティブは、00年3月に日本テレビ放送網、エフエム東京、東北新社、三菱商事、徳間書店、アミューズキャピタルの6社による均等出資によって設立された。

 AQインタラクティブは同社と連結子会社3社から構成されており、ゲームソフトの企画・開発・販売を主たる業務としている。

 AQインタラクティブでは連結子会社の制作したゲームソフトの国内販売、海外へのライセンス販売のほか、海外メーカーが制作したゲームソフトの販売権を取得して国内での販売を行っている。

 連結子会社では、マイクロソフト向け大型ロールプレイングゲームや任天堂向けアクションゲーム、大手ゲームソフトメーカー向けに著名なキャラクターを利用したゲームの制作などを行っている。

収支の状況
特殊要因も含むが、増益基調には間違いない
 06.3期は、受託開発でバンダイナムコ、スクウェア・エニックス、カプコン、コーエーからの受託タイトルが発売、マイクロソフトから受託した2タイトルの開発も進行した。自社販売でも3タイトルを発売したことで、売上高は対前期比+約57%の増収となった。

 利益項目でも前期と比較して増益にはなっているが、当期利益に関しては、経常利益の額と比較して、経年的に小さく計上されている。これは、少数株主利益の控除によるもので、05.3期では83百万円、06.3期で105百万円が税後利益から控除されている。

 06.9中間期では、バンダイナムコとコーエーからの受託タイトルが発売となったほか、自社販売では3タイトルを販売した。

 06.9中間期までに連結子会社について完全子会社化したことなどで、中間決算段階では少数株主持分の控除はされていない模様。この分が前期までの比較した、当期利益での大幅な増益要因になっている。

表1 販売実績(百万円、前期比%)
        06.3期  06.9中
受託開発 3,828 +49.6% 1,981
自社販売  207     -   457
合計    4,036 +57.7% 2,438

 07.3期の業績見通しでは、売上高については自社販売で、Xbox360やプレイステーション2等をプラットフォームとした4タイトルの販売を計画して1,016百万円を見込み、受託開発で約3,639百万円を見込んでいる。売上高全体では、対前期比+約15%の増収の見込み。

 中間期の進捗率をみると、07.3期の通期見通しの達成には特に問題は無いように思える。経常利益の対前期での増加分は実力、当期利益については、連結子会社の完全子会社化による少数株主利益の減少によるものが含まれている。当期利益の増加分については、これに対応して資本が増加しており、完全子会社化によって当期利益のステージが変わったということになる。EPSについては、修正すること無く参照してよいと考える。

株式の状況
SOとVCあるが、当面の影響は大きくなさそう
 ストックオプションの未行使残高とベンチャーキャピタルの保有株がある。このうち、ストックオプションについては、06年に付与されたものは行使価格が想定公募価格の約2倍になっている。また行使可能になるまで1年以上の猶予がある。

こうした条件を考慮すると、ストックオプションとベンチャーキャピタルの保有分については、特に留意する必要はないだろう。

A. 発行済み株式数 42,430株
B. 公募 6,500株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 1,500株(売出し元は会社関係者)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 1,290株
 E. うち潜在株式に算入する数 650株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 49,580株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 3,400株
既存株主へのロックアップ情報: 会社関係者3名と法人1社(会社関係者の資産管理会社)に180日間。対象株数は31,270株。また、05年9月 1,730株、06年1月3,400株の第三者割当増資が、6ヶ月間の保有確約。このうち、前者はほぼロックアップとの重複で、後者は全数ベンチャーキャピタルが割当先となっており、ロックアップの対象外。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議 対象株数 行使価格 行使期間
05年8月 650株  6万円 07年11月〜12年8月
06年4月 640株 24万円 08年5月〜13年4月

 目論見書での想定発行価格は126千円で、この価格に基づく公募によるAQインタラクティブの手取り概算額は約750百万円とされている。資金使途は、自社販売ソフト開発のための運転資金に充当する予定。
3073 ダイヤモンドダイニング


公募価格バリュエーションと初値予想等
セクター:小売業

公募価格の設定は若干強気だが、当面はそれを上回る株価も期待できる
 07.2期業績予想に基づくEPS約24,000円での想定公募価格のPERは約34倍となる。一定の成長性を織り込んだ公募価格設定になるとみられる。

 今期の業績の上振れ期待、来期以降の更なる業績の向上も期待されるところであり、上場直後の段階では株式需給も、そう悪くないと考えられる。比較的ポジティブな要素の多い案件と判断し、PER40倍程度の約100万円まで、当面の株価上昇余地はあるとみる。


事業概要
多業態(マルチコンセプト)飲食店の経営
 ダイヤモンドダイニングは、客単価4,000円前後の設定を行った、中価格帯ダイニング業態を中心に自社で業態を開発し、東京23区内を中心に、07年1月末時点で飲食店舗を29店舗、直営で展開している。

 一般的な居酒屋チェーンやレストランチェーンが少数のブランドを開発して展開していく傾向にあることとは異なって、ダイヤモンドダイニングの場合は、多様な市場のニーズにあわせて多数のブランドを開発し、出店候補地の実地調査やマーケット分析・細かい内装や価格帯の設定を行っている点が特徴。

収支の状況
07.2期の業績予想は達成ペース、上振れ期待も
 06.2期は期中に11店舗を新規出店、06.8中間期では6店舗を新規出店し、出店数の増加に伴って、売上高・利益ともに増加傾向にある。

表1 事業部門別の販売実績(百万円、前期比%)
         06.2期  06.8中
飲食事業 1,728 +16.6% 1,509
その他    25 -28.0%  --
合計    1,753 +10.4% 1,509

 ダイヤモンドダイニングが展開する飲食店では、歓送迎会需要と忘年会需要が属する第1、第4四半期に売上が集中する傾向にある。これまでの実績では、期中にも店舗数が増加していることから、四半期単位で見た場合には、常に直前四半期の売上高を次期は上回る傾向にもあるが、特に第4四半期の通期業績に占めるウエイトは高くなっている。

 過年度の傾向では、上半期は経常赤字、下半期で通年分の黒字を計上するほどに偏りが発生している。この点を考慮すると、07.2期については、上半期でも既に黒字決算となっており、下半期には、上期実績を超える利益計上されることも十分可能性がある。通期見通しに対する上半期の経常利益の進捗は過半を超えているが、上記の点を考えると、期末実績は、見通しを上回る可能性もあるとみる。

株式の状況
ストックオプションなど色々あるが、当面の影響は小さそう
 ストックオプションの未行使残高とベンチャーキャピタルの保有ウエイトはそこそこある。ただし、ストックオプションの過半は、当面行使できないし、ベンチャーキャピタルの保有株についても、部分的には05.6月以降に割り当てられたものがあり、これについては保有確約の対象になっている。以上の状況を踏まえると、上場直後の株式需給に特別な影響を与えることは無いと想定する。

A. 発行済み株式数 4,881株(05.2に1:20株式分割後、05.6、9、06.2月に第三者割当増資)
B. 公募 800株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 400株(売出し元は会社関係者とその関連法人)、既発株のオーバーアロットメント なし
D. ストックオプション等の残高総数 416株
 E. うち潜在株式に算入する数 115株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 5,796株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 570株
既存株主へのロックアップ情報: なし。05.6以降の第三者割当増資881株は、上場後半年間の保有確約の対象。

表2 ストックオプションの未行使残高の状況
総会決議  対象株数 行使価格 行使期間
05年7月 271株 5万円 08年7月〜10年7月
06年2月 115株 5万円 上場後の2年間
06年2月  30株 80万円 09年2月〜11年2月

 目論見書での想定発行価格は82万円で、この価格に基づくダイヤモンドダイニングの手取り概算額は約587百万円とされている。資金使途は、全額を新規出店のための設備資金に充当する予定。
3075 銚子丸


公募価格バリュエーションと初値予想等
セクター:小売業

出来れば、配当・株主優待の実施が欲しい
業績は現在のところ安定的に推移している。07.5期の業績予想ベースでのEPS約3千円に対して、想定されている公募価格のPERは約13倍となり、まずまず穏当な価格設定とみる。

 余り目立った特長はなく、地味な印象ではあるが、業績が比較的安定していることを背景に、あとは配当・株主優待が発表されれば、長期保有も可能と考える。

事業概要

回転寿司
 銚子丸は、「すし銚子丸」の店名で、直営店のみによる回転寿司の多店舗展開を行っている。低価格均一での同業他社との差別化を図るために、上質の商品とサービスを複数価格帯で提供している。

収支の状況
業績は安定的に増収増益の見通し
 06.5期は期中に7店舗を新規出店し、06.5期末時点での店舗数は、千葉県23店舗、東京都18店舗、埼玉県4店舗の計45店舗となった。店舗数の増加に伴って、売上高は対前期比で+約23%の増収。増収効果によって、経常利益以下では対前期比+25〜20%の増益となった。

 07.5期業績見通しでは、売上高は6店舗の新規出店を織り込んで、対前期比+約11%の見通し。費用面で、販売費用の増加と株式公開費用の計上を見込んでいることから、経常利益以下の利益項目での対前年比は、売上高ほどには伸びない見通しとなっている。

 中間期までの進捗率を考慮すると、通期の見通しの達成そのものは問題ないように見える。ただし、上記のように、売上高ほどには利益が伸びない点は課題となる。

株式の状況
株式需給等はすっきり
 ストックオプションはなく、ベンチャーキャピタルの出資もない。しかも、ロックアップのカバー率は高いので、公募・売り出し以外の既存株式の市中流通は、当面はあまり無いとみられる。

A. 発行済み株式数 135,180株(05.4に第三者割当増資後)
B. 公募 10,000株、増資によるオーバーアロットメント なし
C. 売出し 10,000株(売出し元は会社関係者とその関係法人)、既発株のオーバーアロットメント 3,000株
D. ストックオプション等の残高総数 0株
 E. うち潜在株式に算入する数 0株
F=A+B+E 上場時点の想定発行済み株式数 145,180株

【参考】(株数は売り出し考慮前)
ベンチャーキャピタルの推定保有株数 0株
既存株主へのロックアップ情報:会社関係者10名と法人1社に180日間。対象株数は、128,530株。

 目論見書での想定発行価格は38千円で、この価格に基づく銚子丸の公募による手取り概算額は、約346百万円とされている。資金使途は、新規店舗の開設に伴う新設設備と、差し入れ保証金等の設備投資資金に充当する予定。
IPO情報
2007/03/07(水) 17:12


明日3/8(木)は2社が新規上場となります。


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┏┏┏┏ ODKソリューションズ (3839: HC)
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■公募価格: 6万円
■公開株数: 3万1050株
■売買単位: 1株単位
■事業内容: 情報処理アウトソーシングサービス(システム運用・システム開発および保守・機械販売)の提供

■初値予想等: 8万円〜10万円を予想

>>市場で人気の高いIT企業でありバリュエーションではPERには一定の割安感がある、ただ業績面で今期業績予想は経常減益と芳しくない。これが手控え要因となりそうです。


┏┏┏┏
┏┏┏┏ イーギャランティ(8771:JQ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■公募価格: 25.5万
■公開株数: 2698円
■売買単位: 1株単位
■事業内容: 事業法人、金融法人向け信用保証事業

■初値予想等:45万円〜48万円付近を予想。

>>事業内容に新しみがあり、吸収資金も小さい。人気化する模様。需給面では吸収金額が7億円程度と小さい上、JCB以外の株主にはロックアップが掛かるため逼迫感は強い。以上の要因から初値高騰を予想します。

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