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高齢者情報コミュの梅干しで医者要らず

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 梅干しを毎日食べていれば医者要らず−。梅干しは伝統的な健康食品で、食欲増進や殺菌効果に加え、「夏バテに効く」「二日酔いにいい」「風邪をひかない」と万能薬のような効能が信じられてきた。

 単なる民間療法と侮ることなかれ。言い伝えの多くは科学的に効果が証明され、胃がん対策や新型インフルエンザ感染予防といった新たな健康効果も明らかになってきた。

(時事通信社記者 新井佳文)

 国内最大の梅産地である和歌山県はこのほど東京・有楽町で、梅干しの知られざる効果を紹介するイベントを開催した。講師は、「梅干し博士」の異名を取る、和歌山県立医科大学の宇都宮洋才(ひろとし)准教授だ。宇都宮氏は梅関連企業からの寄付を受けた講座を主宰し、梅の健康効果を医学的に検証してきた。


 研究の最新成果が、梅干しのインフルエンザ予防効果である。和歌山県が誇るブランド梅「南高梅(なんこううめ)」に含まれるポリフェノール「エポキシリオニレシノール」化合物に、ウイルス増殖を抑制する働きがあるという。

 「梅干しを入れたお茶でうがいすると風邪をひかない」との言い伝えは科学的に正しかったのだ。宇都宮氏は「新型インフルにも有効」と太鼓判を押した。

http://www.jiji.com/jc/v4?id=201007ume0001&rel=y&g=soc

    胃がんや動脈硬化予防にも
 梅干しは胃がん予防の効果もある。胃がんにもつながるヘリコバクターピロリ菌の運動能力を抑制する物質が梅干しに含まれている。

 糖尿病予防の機能もある。血糖値上昇や肥満をつながる酵素「α−グルコシダーゼ」の働きを阻害する成分が、梅干しには含まれているのだと言う。ほかにも、

1、食中毒予防…食中毒菌の増殖を抑制する「制菌作用」がある

1、動脈硬化の抑制…アンギオテンシン?という血管収縮性作用のあるホルモンの働きを調整し、血圧上昇を抑え、動脈硬化を防ぐ作用がある

1、血液がサラサラに…梅干しに含まれるクエン酸がドロドロ血液の原因となる酸性を中和させ、血液を浄化させる

1、疲労回復…疲れの原因となる乳酸を、梅干しにたっぷり含まれる酸味の元「クエン酸」が抑制する


1、食欲増進…梅の酸味が体の消化器官を刺激し、唾液など消化酵素の分泌を促す

1、虫歯予防…虫歯の原因となるミュータンス球菌の活動を、梅干しに含まれるクエン酸が抑制

などなど。こうなってくると、「梅干しは万病に効く」という言い伝えも、さもありなん、と思えてきた。

http://www.jiji.com/jc/v4?id=201007ume0002

梅干し消費伸び悩み、その訳は
 梅は中国から平安期ころに日本に渡来した。「梅=日本」の印象が強いのか、梅の英語名は「Japanese Apricot」だ。

 「望梅止渇(ぼうばいしかつ)」との言葉がある。中国魏の曹操が兵士たちに、「あの山を越えれば梅林があるぞ」と励ました、との故事に由来する。豊臣秀吉にも同様のエピソードが残る。

 梅酢は古来、塩とともに不可欠な基本調味料となり、味加減を意味する塩梅(あんばい)という言葉も生まれた。

 それほど日本の食生活に溶け込んだ梅や梅干しだが、梅干しの消費量は近年伸び悩んでいる。シェア25%と全国一の梅生産地である和歌山県みなべ町の林秀行うめ課長(全国で唯一の「うめ課」である)によると、1世帯当たりの年間梅干し購入量は2002年の1053グラムから、08年には778グラムに減少した。

 林課長は「梅干しの消費を伸ばすには若年層の取り込みが不可欠」と力を込めて語った。

http://www.jiji.com/jc/v4?id=201007ume0003

     梅干し拡販にはコメ消費拡大が不可欠
 梅干しの拡販には、コメ消費拡大も欠かせない。梅干しはコメと一緒に食べるのが一般的だからだ。

 ライフスタイルが変化し、日本人のコメ離れが進んでいる。1960年には日本人は1人当たり平均で年間130キロのコメを食べたが、2005年は60キロ弱と半分以下に減った。

 伝統食「日の丸弁当」を見ても、梅干しとコメは最強のコンビだ。そこで、宇都宮氏は梅干しに加え、コメ研究にも力を注いでいる。

 共同研究の成果の一つが、玄米に、高血圧対策効果があるとの発見だ。玄米に含まれる成分が、高血圧やアテローム性動脈硬化の予防に役立つという。

 宇都宮氏が常食しているのは、やはり和歌山県に本社があるトーヨーライスが販売する「金芽米(きんめまい)」だ。金芽米は特定のブランドでなく、独自の精米技術で、健康面でプラスの効果が大きい金芽や亜糊粉層を残したものである。

 甲南女子大学の奥田和子名誉教授が金芽米の継続摂取調査を学生を対象に実施したところ、「美肌効果」「便秘・お通じ効果」「体調良好」を実感する声が相次いだという。


 奥田氏は「玄米は栄養価が高いが、ボソボソで食べにくい。白米は栄養価が低い。金芽米はおいしさ、栄養、食べやすさでバランスが取れています」と高く評価する。

http://www.jiji.com/jc/v4?id=201007ume0004

塩分過剰摂取の恐れは
 梅干しと聞き一番気になるのは、塩分の過剰摂取だろう。筆者自身も最近、高血圧問題を取材し、特集「すぐに始めよう、高血圧対策〜忍び寄る殺し屋」を書いたばかりなので、塩分に過敏になっている。

 しかし、宇都宮氏によれば、「梅に含まれる塩分と血圧の関係について調べたところ、梅干は高血圧化を抑える働きがあることが分かった」と言う。あながち、梅干しは「高血圧の敵」ではないのか。

 とはいえ、世の中の減塩志向の高まりを意識し、梅業界も減塩梅干しの開発・販売に力を入れている。


 梅干しは本来は保存食なので、従来は20%程度の高い塩分で漬け込んだ。和歌山県のイベント会場で伝統の塩分20%梅干しを試食したところ、「すっぱーい」。顔をしかめてしまうほど塩辛かった。イメージ通りの梅干しだ。ご飯が進みそうだ。伝統の製法で作るから、ステビアやアミノ酸などの添加物をほどんと加えていないのもいい。

 一方、塩分5%梅干しを食べてみたら、まろやかで、はちみつで甘みも加えられており、ほとんどデザートのような味わいだった。トマト味の梅干しまであった。伝統食・梅干しも静かに進化を遂げているようだ。

時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/v4?id=201007ume0005

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