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スズケンの食いしん坊バンザイコミュのスズケンむかしばなし:さんまいのおふだ

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むかしむかし、ある山奥に寺がありました。
寺には和尚さんと、小僧さんが2人で暮らしておりましとさ……

コメント(7)

あるひ、小僧さんが言いました。

「和尚さま、おら。セクキャバ行きてぇ。今の仕事終わらせてバグース行ってくる」

「やめときなさい、君がどこか楽しいところにいこうとすると、恐ろしい貧乏神があらわれて、なぜかセクキャバで楽しんでいたり、おいしいお肉を食べられていたりするんだぞ」

和尚さんはとめましたが、小僧さんは血反吐を吐きながらもゆずりません。とうとう根負けした和尚さんは3枚のお札を小僧さんに渡して言いました。

「スズケンがはしゃぎだしたらこれを使ってくれ!頼んだ!」

小僧さんは安心してセクキャバに行こうとしたのですが、仕事が炎上してなかなかいけません。

「うわあ、こまった。これじゃあいけないよう」
突然後ろから声がしました。

「ライターの鈴木でございます。ヌプッと入っちゃったんだ!ウッシャシャシャッシャ!」

見ると目の下にあざのある、まじめそうな大男です。

「大丈夫ですよー、やりますよー! 僕ホモ映画に出てたんですよー!あとは僕に任せてくださいよ!!」

誰も聞いていない事を言い出すと、ノートにメモをとり出します。根負けしてアポ取りだけでもと任せてみると、スズケンは携帯電話を片手に、すいぶんとせわしなく電話をかけています。

そして買ったばかりというふとんを敷きだすと、

「今日は僕ノーマネーなんでゆっくり寝てください」

と、意味が分からないことを言い出すのです。
そろそろ寝ようというときに抜群のタイミングで携帯に着信、目を覚ますと…
障子の隙間から、すすけた色のジャージに寝癖全開という無礼千万ないでたちで電話に向かって平謝りするスズケンが見えました。

「ああ、やっぱりスズケンは貧乏神だったんだ」

このままでは確実に大炎上だとおもった小僧さんはスズケンに声をかけました。

「スズケン、俺ドクターペッパー買ってきていい?」

「だいじょぶですよー!わからないことがあったら電話します」

スズケンはしきりに電話することを強調しています。
小僧は、携帯電話におふだを1枚はりつけて着信拒否にすると、

「オラの代わりに返事をしてくれ」と拝んで

自分はすたこらさっさと逃げ出しました。
小僧さんが遅いので、スズケンが電話をかけると

「電波の届かないところにおられるか、電源が入っていないため…」

と返事が返ってきます、何回かけてもつながらないため、何かを察したスズケンはニャーニャー奇声を発しながら追いかけてきました
小僧さんは追いかけてきたスズケンを見て、

「大きなラーメン出てきてくれぇ!」

といっておふだを“ろ蔵”に投げました。

「うまい!うまい!すいません、替え玉!!」

まんまと食ってくれるのですが、すぐに平らげてしまいます。
小僧さんは、また

「おちゃけ、たらふく出てくれえ」

と言って、おふだを“炙り屋”に投げました。
すると、枡酒がでてきてスズケンをほろ酔いにさせましたが、
すぐに絶好調になって追いかけてきます
「おしょうさん、スズケンがやらかした!たすけてくれぇ」
「ほら、言ったこっちゃない。だから貧乏神だと言ったろう」

小僧は思わず納得してしまいました。

                (おしまい)
この物語は、事実をもとにしたフィクションです

http://www.digital-lib.nttdocomo.co.jp/kikakuten/mukashi/mukashi5/3mai.html

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