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てんみくろんの会コミュの四国(甦りの大地)BEP埋設の旅(8)

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8月7日

空がいつになくどんよりと曇っている。
天気予報では、岡山などの地域では集中豪雨、雷の警報が出されていた。
この天候では明日はとても剣山に登るのは危険だから、行かないよね?とX氏から何度かアピールが出るが・・・・
わたしの心は「今、その答えはできません。明日になって決めます」・・・・・
でも、それを口にすることが憚られ、無言となる。


そして祈る。
行かせてくださいと・・・・・




しばらく車が進んでいくうちに右手上方の空がクリアになってくる。
空が笑っている。


「たあこさんの痛めた足で登ることは危険だから、止めなさいと天が言ってるんだよ。」とX氏。
X氏の心は痛いほどに感じるけれど・・・・・・
やはり返事ができない。


登れるか登れないかは、当日の感覚でわかるから、今は何も言わないでほしいと心の内、独り言。
どこかで、明日は必ず晴れるという意識(予感)がある。
エゴからではなく、すべては天の采配にお任せしたいとの心・・・




ともかく今日は、矢倉比賈神社と阿波の土柱へ行っていただくようお願いする。




事実か否かはわからないが、わたしはわたしを慰撫したいのかもしれなかった。
神社は、ヒミコ(カタカナのヒミコであって漢字の卑弥呼ではない)の墓があるとされる場であり、土柱はヒミコが自殺した場という情報が昨年入ってきており、どうにもヒミコを慰撫し、その大きすぎる悲しみの波動を喜びに変えたかった。



霊能者でもなんでもないただの人であるわたしに何の縁もないはずのヒミコが、唐突に感じられ始めたのは、3年前くらいだっただろうか。
廣島の厳島神社に一人で出かけ、弥山の頂上で、巨石に座って瞑想し、陽に映える美しい瀬戸内海を見つめていた時、その静かな美しさが昇華していくようで、「悲しいほどの美しさ」を受け取り、涙した。
美しいのに胸を締め付ける大きな悲しみに包まれ、いったい誰の悲しみなの?と質問し、返ってきた答えは「ヒミコ」だった。
なぜヒミコの悲しみが、わたしに届いてくるの?




10数年前、四国五色台を旅した時、ある霊能者から言われた言葉・・・
「ママのお腹の中に大きな大きな悲しみの湖がある。
そこにオオクニヌシが座っている。
ママはオオクニヌシが最も愛した女。
ママが今回肉体を返上する時には、今度こそ一緒に金星で暮らそうと言ってるよ。
ママが肉体を返上する時まで、ママの中にある悲しみの湖で待ってるみたい・・・・」



そして昨年入ってきた情報は、ヒミコの悲しみの理由。
このストーリーは長くなるし、規制の歴史を覆すことになるので、控えさせていただく。




わたしが誰であるかなどとは無縁に、縁あって弥山で経験した悲しみを開放したかった。
そしてわたしの内に広がっている悲しみの湖も・・・・




今日中に剣山リフトの乗り場に近いホテルまで着きたかったので、道順としては矢倉比賈神社に先に向かう。
道順は友人のR・Kさんからメールしてもらっていた。



細長い不確かな階段を登っていくと、静まり返った広場の奥にR・Kさんが送ってくれたメール通り、五角形の石積があり、その上に祠があった。
その前の座り、心に湧き出るままに話しかける。
「源へお還りください」とBEPを埋設する。


X氏の姿が視線に入る。
どうやらわたしの居場所を確認された様子。




帰りかけて、ふと気になり、ヒミコの墓と呼ばれる場に戻りカメラを取り出す。
シャッターを切ったが・・・・・
光しか映らない。

デジカメでこんなことは初めてのことで、再度手のブレを注意しながらシャッターを押す。
今度は映像は映ることは写っているが、何か変?
画像が儚い。
BEPの調和・浄化エネルギーと融合してくれていることを祈り、X氏の待つ車に急ぐ。




次は、阿波の土柱。
幸せの絶頂期に愛する家族と離れ離れにさせられ、自らは奴隷に落とされ、息子は殺され、娘は権力を握った男の息子と強引に子供を生まされ・・・・夫は遠くへ流され・・・・
持ちきれない悲しみにここで自らいのちを断ったという場・・・・・
そこの石たちにはすべて顔がある。

でも、ネガティブなエネルギーは特に感じなかったので、愛だけを伝えた。




その後、一路剣山を目指す。
目的のホテルに到着すると、嘘のように寒い。
暑さとの忍耐比べのようだった今日までの天候は、そこにはなかった。
さわやかな山の景色は別世界。
夕方1時間くらい瞑想する。


ホテルの夕食は鍋!
もうじき暖炉の薪を燃やすんですよとご主人。
寒さに応じた夕食で暖を取る。



「明日は晴れると思ってるの?」とX氏。
「そうよ」とつい答えてしまう。
「じゃあ僕は雨を降らせるよ!」と・・・・




夜、早めに布団に入るが眠れない。
目の奥が異常に痛みを発し始め、全身の骨も不気味に振動し、痛みを発してくる。
眉間、頭頂、手のひら、足の裏・・・・じりじりと焼かれていく。



そのうち、左足全体が異常を示し始め、足の付け根から切り落としたくなるほどの苦痛に耐える。
膝が鈍く重い振動を発し続けている。
午前1時になり、2時になり、眠れないままに山の神々に祈る。
明日、剣山頂上へ登れますように〜と・・・・




仮眠中に見た夢
『寺などではなく、森が現場。
20番に行き、松の写真を取りなさいとかと次々と札所と関連する樹木を指示され、写真を撮り続ける・・・・』




午前3時過ぎ、X氏より連絡「日本の上空映像を見ていたんだけど、雲がなぜかすべて四国の上空に集まってるよ。四国だけをすっぽりと包んで、ほかには雲がない!」と・・・・



午前4時ころから雷がとどろき始め、風雨が強くなってくる。




つづく・・・・



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