あなたは、New York City をNew York shitty(汚いニューヨーク)と発音してませんか? 日本人には同じ「シ」でも、この二つの音は、英語的には全く異なります。 Sheet(シーツ) と Seat (席)の発音の違いも同様ですね。 日本人がどんなにSeatと発音しようとして「シート」と発音しても、Sheetに聞こえてしまいます。 この間違いも、日本人はほとんど気づきません。 私は、アメリカに住んで10年目にして、はじめてアメリカ人が私がNew York Shittyと発音していると笑っているのに気づいたものです。そのアメリカ人の友人は、「Oh yes. You are right. This is really shity (ここは本当に汚い所だ)」なんて笑って返したものでした。 同じ例でいうと、「おすわり下さい」が sit down here の代わりに Shit down here(ここで糞しろ)と発音してしまうと、アメリカ人は仰天して驚きます。それはそうですよね・・・。 Shの発音は、唇を丸め緊張させます。そして「シ」と言ってください。これは、日本語の「シ」と似ていますね。 でも、日本語の「シ」とも違います。日本語の「シ」は、唇を丸めることはしませんね。どちらかというと、リラックスして発音します。 ではCityはどうでしょう? これは、Shの音よりも遥かに難しいです。 上の歯と下の歯を軽く閉じて、唇の両端を少し緊張させ、鋭く「ス」と発音してください。 そしてCityと発音してください。そしたら、「スィティー」と、英語っぽく発音できますよね。 この二つの「シ」も、日本語には無い発音ですので、日本人にはとても区別が難しいのです。 幾つか単語例を挙げますので、練習してみてください。