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♡ ATT♡コミュのATTバトルロワイアル 第七十九話【起死回生!幽波紋(スタンド)能力】

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きっしょい「・・・お前は、スタちゃんッ!?」


スタ「やぁ、お久しぶりですマスター」




驚き声を上げたきっしょいにスタープラチナは笑顔で振り返った。

そんな二人の間には時間が止まり空中で浮いている核ミサイル、レクサスの姿がある。

そう、ここはスタープラチナの時を止めた世界なのである。

視線の合わさった二人が同時にレクサスの方へ目をやる。





きっしょい「ああ、久しぶり・・・って、そんなことよりスタちゃんッ!!これどーすんのッ!?」




必死にぶんぶんと指を向けながらきっしょいが必死に叫ぶ。

それに対してスタープラチナは困ったような表情を見せた。




スタ「・・・いやぁ、コレばかりは自分の能力でも無理ですねぇ・・・、自分時は止めていられますけど・・・・まぁそれもあと数秒で切れてしまいますが。」





時間を止めてギリギリ助けてくれたスタープラチナであったが、その後の事は余り考えていなかったようだ。





きっしょい「・・・・ええぇぇぇッ!?ちょっと!何とかせんか!スタちゃん!頼むよ!」





時間を止めている間に限りなく遠くへ逃げるという手もあったが、相手は核ミサイルである。

数キロ逃げようが確実に被爆し、逃げ切れないことは明白だ。

必死の形相でスタープラチナの両肩を揺するきっしょい。

スタープラチナは頭をグリングリン前後に振られながら面倒くさそうに答えた。





スタ「え〜・・・だってそんな事言われても出来んことは出来んしぃ〜、俺幽霊みたいなもんだから死なんしぃ〜」





首が取れるんじゃないかと思われるぐらい揺すられたスタープラチナ、そして何とか生き残ろうとするきっしょい。

そんな二人の漫才の様な会話の中に割って入るように、突如彼らの背後から声を掛けた者がいた。






*「・・・俺がなんとかしてやろうか?」






きっしょいの両腕が止まる、スタープラチナは若干ぐったりしていた。

二人が同時にその声の方向に振り返る。

するとそこにいたのは。






きっしょい「・・・クレちゃんッ!?」




クレ「・・・やぁマスター」





そこには片腕を上げてきっしょいの声に答えたクレイジーダイヤモンドの姿があった。

彼もまたスタープラチナと同じくマスターの世話を焼く為に鳳来の地に戻っていたのだった。






きっしょい「マジで何とか出来るんか!?」






彼は両腕に掴んでいたスタープラチナを放っぽり出すと今度はクレイジーダイヤモンドの両肩に掴みかかる。

尻餅を突いたスタープラチナが不服そうな顔をした。

そんな中、クレイジーダイヤモンドはきっしょいから掴まれた両肩の腕を自分の腕でそっと退かすと笑顔で答えて見せた。





クレ「出来ますよ。自分の【壊れた物体、負傷した生物を元通りに直す・治す能力】ならね。この能力は「直す」と言う方向であれば完成形はある程度思い通りに出来るんですよ。料理を料理ではなく原材料と言う形に修復したり、岩などの周囲の物体とごちゃまぜにすることなんかもね・・・」





きっしょいはその説明を聞いてゴクリと唾液を飲み込んだ。

そして恐る恐る口を開いた。





きっしょい「・・・で、この状況の解決方法は・・・?」




ワラにも縋る思いのきっしょい。

そんなきっしょいを横目に、小さな溜息を吐くと、クレイジーダイヤモンドは解決方法を実践しながら話し出した。

中に浮いた核ミサイルに手をふれる。






クレ「・・・・まず自分の能力で核ミサイルを復元する。・・・この復元とは元々存在した自然物質にこのミサイルを還元するという事、まずこの中にある、ウランとプルトニウムを出来るだけ天然ウランへ還元させ、続いて重水素とトリチウムをヘリウムへと還元。・・・後は、天然ウランに戻りきらないプルトニウムはどう頑張っても人体必須ミネラルにはならないので・・・そうだな、・・・他の人が触らないようにこの岩にでも融合させておきますか」






口を動かしながらテキパキと作業をするクレイジーダイヤモンド。

それをきっしょいはただただ唖然として見ていた。






きっしょい「・・・・難しい事はよく分からんがクレちゃん・・・・それで助かるのか?」





きっしょいの言葉にクレイジーダイヤモンドはミサイルを埋め込んだ大岩の表面をポンポンと叩いて見せた。






クレ「オーケー!処置完了。これで何も問題ないですよ。もう核爆発を起こすことはありません・・・・にしても一人の人間に二つのスタンドを持つと、スタープラチナの時間操作の中でも、俺の能力が同時に使えるんですねぇ・・・実に便利だ。」





そう言うとクレイジーダイヤモンドはスタープラチナの方に向き直った。

アイコンタクトでスタープラチナも相手の指示を理解する。






尻餅を突いたままだったスタープラチナはゆっくりと立ち上がると目を閉じ、自分の使用していた力を開放した。






スタ「・・・・そして時は動き出す」









パキンと硝子が割れるような音が周囲に響き渡った。

そして時間が止まりグレーだった視界に一気に彩りが広がる。

風がそこに立っているきっしょいと彼のスタンド二人の髪をなびかせていた。







1秒





2秒





3秒






爆発は起こらない。






二人の咄嗟の判断と、スタンド能力によって彼らのマスターきっしょいは最大の危機を脱した。

3名がゆっくりと顔を上げ、上空の空中要塞を睨みつける。

その視線の先にはミカチューが両腕を組み、見下しているのが見えた。






きっしょいは今までで一番のしてやったり顔で両腕にガッツポーズを作ると天に向かって叫んだ。








きっしょい「わっはっは!!!!やはり俺は死なない!!!ATT最強はこの俺だぁ!!!!!」








彼が振り上げた拳の間に慌てふためくプリウスの姿が浮かんでいた。








【残り・31名】


続く

コメント(13)

流石サウザー様。
生き残った。てか強すぎ!笑

最強スタンド2体は鬼!!
さぶ
何でこんな暇つぶしのトピックの為に原子爆弾と水素爆弾の構造の違いや、ウランからの核融合の理屈を勉強しなければならないんだ!!!
それはすげーと思った!
へぇーって思ったけど、全く理解は出来なかったよ。笑
さぶ
原子爆弾は核分裂反応でエネルギーを放出するが
水素爆弾にとっては原子爆弾は起爆装置でしかない。
起爆時の核分裂反応で発生する放射線と超高温、超高圧を利用して、水素の同位体の重水素や三重水素(トリチウム)の核融合反応を誘発し莫大なエネルギーを放出させるらしい。

ふむ、わからん。
寝起きにこんだけわけわからん説明読むとなんか酔うわふらふら
波王
お前が言ってるのは多分中性子爆弾って言う水爆の一種だと思う。

出村
何故この時間に起きる?
最近テレビでやってたなぁ。
ウラン型のが構造は簡単なんだよね。

プルトニウムって自然界に存在しないなんて知らなかったよ。


てかなに、ATTに似合わぬこのコメント達(笑)
ミキティ
いや、プルトニウムはウラン鉱石に僅かなら存在する。
ただ、人体に対してどう頑張っても必要な成分にならない物質なのよ。

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