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♡ ATT♡コミュのATTバトルロワイアル 第五十四話【力の解放】

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ゆーしゃん「おーい、JOEー!大丈夫かぁ〜?」






きっこさんとアンパン子がにらみ合いを続ける中、少し遅れてゆーしゃんとくによしさんが現場に合流した。






JOE「ああ、ゆういち、俺は大丈夫だ、絶対に死なない。」






くによし「・・・こいつ、死にかけた状況でも間違ったことは言わないか。」







きっこさんを含め、4人の20年度入学生が集結している。

親友同士の再開を喜び合っている後ろでアンパン子はただ無言でその様子を見つめていた。







アンパン子「・・・・・・・。」








無言のアンパン子に対峙していたきっこさんは再開を喜び合っている男連中に振り返ることもせず、ゆっくりと口を開いた。








きっこ「・・・心配しないでもいいわよ、貴方の相手は私一人だから」








アンパン子はそう口にしたきっこさんの方へ再び視線を向け直す。








アンパン子「・・・・私は4対1でも一向に構わないのだけれど?」








振り返り様に余裕を含んだ口調でそう答えた彼女。

その瞬間、きっこさんは目の前の相手の発言がハッタリでない事を感覚的に感じた。

流石に一筋縄で何とかなる人物ではない。








アンパン子「・・・それに心配すべきはきっこ先輩の方じゃない?」








続けてアンパン子はきっこさんに向かってそう答えると、その視線を相手の両足に落とした。







アンパン子「・・・そのレッグガントレット、・・・そんな重たい物着けたまま私と戦うのは自殺行為でしかないわ、私の前ではそんな物武器ではなく足枷にしかならないよ」







その言葉を聞いたきっこさん、一瞬驚きの表情を見せる。

アンパン子、この女は相手の実力を理解している。

口車に乗せ、相手の武器を外させて攻撃力を落とさせることが目的では断じてない。

自分がこのガントレットを装着した本当の理由を見抜かれている。


多少相手を過小評価していたきっこさんはフッと表情を緩めると、再び口を開いた。








きっこ「・・・タダのパン粉人間でもないようね、でもいいのかしら?私も貴方が足技を禁じ手にしたと同じ理由でこのガントレットを着けているの。・・・こんな物でも着けてないと自分のパワーがね・・・・押さえられないの、・・・・外したら、貴方それこそ・・・・・・死ぬわよ?」








そう言ってアンパン子を睨みつける。

アンパン子は鼻でため息を一つ吐くと、どーぞどーぞといったジャスチャーを見せた。








アンパン子「まぁ、それ取ったところで私より強くなるとは思わないけどねぇ」








その一言がトドメだった。

きっこさんは自らの足にゆっくりと手を掛けるとその武器を外した。

カチリと音を立てたと同時に半分に割れるようにその両足から離れるレッグガントレット。

そのガントレットが地面に落ちた瞬間、開放された彼女の両足から渦を巻くようにオーラが溢れ出してきた。

そして臨戦態勢の構えを取る。








きっこ「・・・・・・もう後悔しても遅いわよ」








彼女は構えたのを見てアンパン子も同じく構えを作った。

両者の緊張感が一気に高まる。








きっこ「・・・・さてと、それじゃあ始めようか、貴方が使う餡麺麭龍格闘術と私の格闘術どちらが強いか決着をつけないとね。・・・・私が結婚生活から編み出したこの体術・・・・旦那一人、息子一人の料理を作るってことは簡単なようで結構過酷、・・・そして家庭の柱になるってことは料理だけに時間を割いてるわけにもいかないわけ、・・・この過酷な過程の中から生み出された究極の格闘術。・・・そう、私は料理の時間を極力短縮する実力を付ける必要があったの。・・・・・・それこそ料理で使う羊を短時間で解体出来るくらいのね。」









ザザッ!!!!








アンパン子「・・・!!」








そう言ったきっこさんが自分の言葉を言い終わるのを合図にし、一瞬にして大きく一歩踏み込んだ。

そして次の瞬間、彼女の蹴りがアンパン子の急所を的確に狙いひねり出された。








きっこ「首肉(コリエ)ッ!!!」









フォォォォォォ!!!!!!








空気を切り裂く音が聴こえる。

その蹴りの速さは彼女がをこの首を飛ばした時の比では無かった。

そして更にその蹴りの音が終わらない間に次々の連続して新たな蹴りが跳んでくる。









きっこ「肩肉(エポール)!!背肉(コートレット)!!鞍下肉(セル)!!胸肉(ポワトリーヌ)!!・・・」







次々に襲い掛かる連続蹴りをアンパン子はギリギリでかわしていた。

最後の蹴りをかわした時、若干体重が後方に流されてしまう。

この隙をきっこさんが狙わないわけがない。

一つ大きな振りかぶりを見せると今までとはレベルの違う渾身の蹴りを繰り出した。











きっこ「もらった!!!羊(ムートン)ショット!!!!!」









ブォォォォォォッ!!!!









必殺技とも言える蹴りがアンパン子の体に突き刺さろうとしたまさにその時だった。













アンパン子「・・・餡ッ!!」









バシッ!!!!!!









彼女のかざした右手がきっこさんの必殺の蹴りを止めた。

なんと片手一本でである。

そしてそのまま右手で捕まえた足をしっかりと握ると彼女は相手を蔑むようにニヤリと微笑んだ。








アンパン子「・・・・・後悔しても遅い?・・・・ジョーダンじゃないわよう、後悔するのは先輩の方じゃなくって?料理や家庭から格闘術?・・・そんな甘ったれた蹴りじゃアタシには効かないわ、・・・・来る日も来る日も上司の接待、信金勤めの飲み会で磨いたこの拳法、アナタには破れないわよう♪・・・・・・この【うらぶれパン工場舞踏会・白鳥アラベスク】はね!!」








そこまで言うと今度はアンパン子から反撃の連続蹴りが繰り出された。









アンパン子「餡!!ドゥ!!オラァ!!!!」









ボゴォォォォォォォッ!!!!!!










きっこ「ぐッ!!!」










掛声と共に攻撃を受け後方に思いっきりぶっ飛ぶきっこさん。

そのまま地面に叩き付けられた。

舞い上がる土煙が彼女の姿を覆い隠すように視界を遮る。








くによし「・・・きっこッ!!!!」








旦那が嫁に向かって叫ぶ。

その声を尻目にアンパン子は土煙の方向にゆっくりと歩いていった。








アンパン子「ま〜だ、これからでしょう?・・・・アンキックの真髄はまだまだこれからよ。」








何よりも誰よりも強いと思っていた自分の嫁。

その存在を脅かす者が出てきた。

しかもその人物が親友の元カノと言う自分も良く知っている人物であるということ。

今まで感じた事の無い不安に前身から冷や汗が噴き出してくる。

そしてその汗は流れ彼のチンコから地面に垂れ落ちていた。










そう、彼はまだ全裸のままだった。










【残り 41名】



続く


コメント(9)

初めて最近の漫画じゃない?

てかくによしさん…服着て。緊張感が伝わんねぇ笑
さぶ
これで最近の漫画になるのか。
まぁまだ連載やってるしな。
波王
ジョーダンじゃないわよーう!!
ついにワンピースまで出たかむふっ
さあ行こう新世界へうれしい顔
妖怪ぬ
何故にそこで?
まだあの二人が結婚した事実がいまいちしっくりこないですか?
俺もです。
二人とも未だにコン研の部屋で鍋やってるイメージです。

留年が俺のテキサスブロンコ
取り入れられるものは全て取り入れる!
・・・パクリじゃないよ?
あっ まだ生きてるほっとした顔ヮラ

やっぱ くにサンは全裸か…

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