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♡ ATT♡コミュのATTバトルロワイアル 第三十四話【最強召喚と最終兵器】

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ATTバトルロワイアル 第三十四話【最強召喚と最終兵器】







これぷ「あなた達の快進撃は・・・・ワタシがここで終わらせる。」






背中からおびただしい兵器を生やしながら空中で静止しているこれぷがあーみーとシャギーを見下ろしている。

見下ろされていた二人も自然と戦闘体勢に入っていた。





シャギー「・・・おい、・・・最初から全力でいけよッ!」



あーみー「合点承知之介ッ!!」





示し合わせたかのように気合を入れ直すとすぐにあーみーは召喚獣を呼び出すため呪文を唱え始めた。

あーみーの体の周りに紋様の様なものが浮かび上がると同時に目の前の地面が大きく穴を開けている。

そして異次元と繋がったその穴から見たことも無い様な異形の怪物が這い出てくる。






あーみー「・・・・本気でいくわよ。・・・・召喚獣アニマ。」






そう呟き上空のこれぷを睨みつけたあーみーの呼びかけに応えるかのようにアニマと呼ばれた異形の召喚獣が大きな咆哮を上げる。

体を鎖で繋がれたその召喚獣は全身から血を流しながら寒気のするようなプレッシャーを周りに放っていた。






あーみー「・・・いくわよ、・・・これぷ」






これぷ「・・・ごめんなさい、わたし成績あんまりだからよく分からないの・・・」







この二人の会話が戦いの火蓋を切って落とす形となった。

一瞬で顔つきが本気の顔に変わったあーみーは次の瞬間召喚獣アニマに魔力を送り攻撃の指示をする。







ガァァァァァァァァァァァ








アニマはその魔力を受け取ると自らの左目から何発も一斉に衝撃波を放った。

ペインと名づけられたその衝撃波がこれぷに襲い掛かる。

これぷの体が衝撃波に接触しようとしたその瞬間。




彼女の背中に生えている兵器が眩しく輝き出し一際大きく広がった。

と同時に光の筋が何本も放射されこれぷの周りで爆発が起こる。




衝撃波は彼女に届く事無く寸でのところで相殺されていた。

その背中から放った光の筋によって。








あーみー「・・・!?・・・レーザーッ!?」








最強の召喚獣アニマの衝撃波を現在の戦略的兵器最先端であるレーザーを搭載していたことで防がれた事に驚くあーみー。

現在の科学でレーザー兵器は存在してはいるが実用化はされていない。
アメリカとイスラエルの共同開発により対空砲としてレーザーによりパトリオットミサイル5発を打ち落とした実験結果は出ているものの完全な完成は2020年と言われている。

そんな驚異的な武器を自分が戦っている敵は背中に何本背負っているのだろう。

一瞬心の中に不安という感情が過ぎっていく。

しかし自分の力もまだ底を見せてはいない。

あーみーはこのプレッシャーを楽しむかの如くこれぷを睨みつけながら少し微笑むと再びアニマに対して魔力を送る。







あーみー「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」








あーみーが送るパワーは叫び声と共にアニマを動かす。








ゴォォォォォォォ・・・・・









地鳴りの様な轟音と共にアニマの体が突如出現したどす黒い闇によって下から這うように飲まれていく。

しばらくしてアニマの体全体が闇に包まれた時、あーみーは再びこれぷの方へ向き直った。









あーみー「・・・・もう形振り構ってらんない、私の全力・・・・見せてあげる!」









視線の先に映ったこれぷに向け自分の右腕をゆっくりと振り下ろすあーみー。

するとアニマの全身を包んでいた闇がアニマの顔の周辺に凝縮されるように集まった。

周りの空気もその中心に吸い寄せられるかのように集まってくる。

景色が震え、近くの木や草までも飲み込まれていた。

そしてその凝縮が臨界点に達した瞬間、あーみーがこれぷに向けて叫んだ。








あーみー「喰らいなさいッ!!これが、全力ッ!!カオティック・Dッ!!!!!!!!」







ブワァァァァァァァァ!!!!!







次の瞬間その闇がこれぷに向かって一気に放出された。

禍々しい闇の塊がこれぷの体を包み込む。

天と地が反転したかのように上下の感覚が無くなり全身を余す事無く激痛が襲った。

と同時に前方から激しい衝撃を受ける。

この衝撃で激しく吹っ飛ぶこれぷ。

彼女は自らの後方にあった大岩に叩き付けられた。

その体が大岩に深々とめり込む。











あーみー「・・・・はぁ・・・はぁ・・・・。」








息を切らし自分の攻撃の威力を眺めていたあーみー。

これぷを相当な距離後方へ吹っ飛ばした。

彼女へのダメージは相当なものであろう。

圧倒的な召喚獣の力の前に決着がついたかと思われた。








が、次の瞬間。









ピッ!!









突然一筋の光線がこれぷの人差し指から照射されるとアニマの脳天を貫いた。



脳天を貫かれたアニマは身体中から幻光虫を放ち、前のめりに倒れる。

そして大きな光に包まれると跡形も無く消え去ってしまった。







あーみー「・・・・え?・・な・・何で・・・き・・効かないの」







自分の全力が効かなかったことに激しく困惑するあーみー。

その様子を見てこれぷは勝ち誇ったかのような、それでいて自嘲的な笑顔を見せ口を開いた。







これぷ「ごめんね・・・あたし・・・こんな体になっちゃったから・・・」







最終兵器となった彼女の体に闇の魔力である召喚獣アニマは効かなかった。







あーみー「・・・あ・・・う」






完全に打つ手が無くなり後ずさるあーみー。





これぷは大岩から立ち上がり後ずさる彼女を目で追うと、今度はそのあーみーに向かってゆっくりと人差し指を向けた。







これぷ「・・・さよなら・・・あーみーさん」







そう呟き最後の凶弾をあーみーへ向けて照射するこれぷ。

機械となってしまった彼女にはもう躊躇という感覚はなくなっていた。






ピッ!!!!






無慈悲にもこれぷの指先から一筋の光線が発射された。

















ジュッ・・・・・・・・。














レーザーによって物体がこげる音がする。

その音の発生源はあーみーの肉体から。












では無かった。

何故か彼女の直ぐ近くの地面が焦げている。


この時これぷの指は延長線上のあーみーから僅かにずれていた。


いつの間にか、これぷの指には濡れタオルが巻きついている。









そう、我々はこの濡れタオルを知っている! いや! このまなざしとこの目のシパシパを知っているッ!!







これぷ「・・・・・・気付かなかった。」



自分の指をまじまじと見つめるこれぷ。

その指に絡みついた濡れタオルを辿る先には一人の男が誇らしげに立っていた。








シャギー「おれぁ、おせっかい焼きのスピードワゴン!」









そう叫び、人差し指で鼻を擦ったシャギーがそこにいた。








【残り 55名】



続く

コメント(7)

しゃぎさんカッコイイハートハート
なッなにをするだぁぁぁッーexclamation ×2


今はるきさんお出迎えして帰って来ました指でOK
肉肉ウマウマ目がハート
でした。ありがたやありがたやハート
シャギーやるやんexclamation
もう俺のキャラとは掛け離れた次元で戦いが繰り広げられとるわぁ冷や汗
とりあえず俺らの敵がこれぷとか黒部とかじゃなくて良かったわーい(嬉しい顔)
さぶ
俺も肉食いたいよ。
また歯医者で歯削ってイタタタタ。

波王
何があった!?

あーみー
まだ戦いは終わってない!

シュニア
現在残り55人。
まだまだとんでもない奴らが潜んでるかもよ!?

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