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スペイン語ひとくち講座コミュの’08 中米周遊記 12

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いよいよ最終回です。


□■■グアテマラ空港■■□


1月2日朝4時ホテルを発って空港へ。
まだひとはまばらでした。
昨年利用したときとずいぶん変わっていました。
これが本当に同じ空港かとおもえるほどに。
まだ工事中で外の寒い空気が入ってきました。

メヒカーナ航空の窓口でチェックインするのに少し手間取りました。
行きの便の遅れでずいぶんと予定変更してたから。
ここでなにか物言いがついたら本気でブチキレてやろうと思ってたらちゃんと発券してくれました。

構内の店も数が増えました。
朝食を摂ろうとしたけど、またもやハンバーガー店しかない。
他のものを食べたかったけど仕方ないか・・・
まだ開いたばかりで、店には長い行列ができてました。

P:Una hambruguesa y un cafe' con leche.
<訳>ハンバーガーとミルク入りのコーヒーください

女性店員は私に聞いてきました。

C:Quire cebolla? tomate? salsa? y esto?
<訳>たまねぎは大丈夫?トマトは?辛いソースは?そしてこれは?

P:huacamole? Si , me gusta.
<訳>ワカモレですか?はいお願いします

アボガドに塩と酢(だと思います)を混ぜすりつぶしたものです。
私がそう言うと、彼女はにっこりしました。
いかにも中米らしくっていいですね。

さらに、レジ”caja”の横に”enpanada”がありました。
美味しそうだったので、それもくださいって。

C:Carne o queso?
<訳>肉とチーズどっちがいいですか?

P:Ambos , por favor.
<訳>両方ください

勘定を払うときおや?と思い、

P:Incluyendo cafe'
<訳>コーヒーも入ってる?

C:No.

P:Pero yo pedi' un cafe' con leche.
<訳>でもミルク入りコーヒーを頼んだよ

もうつくってあったのにレジ横に出ているのに彼女は気付いてなかった。
私は海外に限らず早朝の旅行、出張でたくさん食べます。
胃の中に食べ物を送り込んで眠気を払う意味でも。

食後、空港内を歩きました。
ここではコーヒーをまとめ買いしました。
市中で買うよりもいいものが手に入るし、真空パックされているからいい。

そして時間通りに出発。
この旅で初めてまともに飛行機が飛びました。
となりにラテン人が座ってくれたら会話練習でもしようかと思ったけど、すわったのはスペイン語ができないアメリカ人でした。

2時間後、無事にメキシコへ到着しました。
搭乗員が必要な書類を配ってくれなかったのであらためて書かされました。
スペイン語ができない日本人が2人入国カードの書き方がわからずに戸惑っていました。私が彼らに書き方を教えてあげました。
でも実に簡単に入国できました。

しかし、いやな流れはまだ終わりではなかった。
荷物を受け取ろうと待っていたら、職員が話しかけてきました。

O:?Que esta haciendo?
<訳>何してる?

P:Voy a recibir mi equipaje.
<訳>自分の荷物を受け取るんだ

O:?Puede ver?
<訳>それ見せて

私の荷物受け取りの控えを見せてって。
そしたら、

O:No aqui.Recibe al aeropuerto Narita.
<訳>ここじゃないよ。成田で受け取って

なんだって?
着替えをどうしてくれるんだ!
職員はここでは受け取れないの一点張り。
怒れてきたがこういわれては仕方ない。

この旅、ただじゃ終わらせてくれなかった。



□■■メキシコにて■■□



1月2日正午
気を取り直してシティに向かいました。
私はシティでは空港タクシーを利用します。
たしかに地下鉄を使えば安いですが。
安全だし、時間が惜しかったから。
もう泊まる場所を決めてました。予約はしてませんでしたが。
アラメダ公園の近くの”hotel Deligencia”です。
2年前に泊まって感じがよかったから。

地下鉄の”Bella Artes”駅から歩いて5分、付近には中央郵便局、大きい本屋さん、24時間営業のコンビニエンスストアーがあります。食事する場所にも事欠かない。

また、ラグニージャ市場、ガルバルディ広場(マリアッチが集まってます)、Arena coliseo(ルチャリブレの会場)も近いです。歩いていけます。
これらは見所の多い場所です。特に夜が面白いんです。
私は、夜地下鉄に乗ってこれらの場所を訪問するのは危険だからお薦めしません。近くにホテルをとるべきでしょうね。

もうひとつ。
イダルゴ劇場周辺はちょっとガラが悪いのでやめとくべきでしょう。
実際に歩いてなんかヤな感じを受けました。交通の便はいいとこですが。
私のとったホテルは大通りを挟んだ向こうです。

******

この日に限って寒かった。
2年前に訪問した際には朝寒くてもだんだん気温が上がってきましたけど。
この日は日本でいう11月終わりくらいの感じでした。
曇り空で今にも雨が降ってきそうでした。

とにかく時間がもったいないと感じてすぐに行動開始しました。
まず、グアテマラで書いたはがきを送るため郵便局に行きました。
出し方ですが、まず窓口にはがきを差し出す。
そうすると計算してくれてかかる料金を教えてくれる。
最近は切手でなくて支払い済みのシールをくれるので各はがきにそれを貼る。
”internacional”と書かれた口に投函して終了です。


次に、郵便局の近くにある大きな本屋さんに向かった。
スペイン語のクラスの先生に子供向けの絵本を買っていきました。

私は”西西辞典”を買うと決めていました。
どれがいいのかわからないので適当に見やすいものを選びました。
いずれは高くてもいいので厚くて単語収録数の多いものを求めるつもりです。

そのあと、ラテンアメリカタワーを通り過ぎ、大通りを渡って業務用商品を取り扱っている店が集中している方面へ向かいました。
私は電気屋さんだけでなく電設材、水道機材などを売ってる店でも入ってゆきます。なにか面白いものがないかって。
でも、休みの店が多く、収穫がなさそうなのでやめた。

******

もうひとつの目的である、国立人類学博物館に向かうことにしました。
前回、訪問しようとおもったら休みで見れませんでした。
今度こそはって思ってました。増築して展示物も増えたって聞いてたし。

地下鉄に乗ると、ものすごい人でした。
無意識にスリを警戒してしまう。
私は、背負っていた”mochila”リュックサックを抱えるように持ち替えました。
まるで東京の山の手線などの通勤ラッシュを思い起こさせるものでした。

この”Metro 1”はあまり品がよくないように思えました。
列車のガラスには、硬貨などで引っかいたと思われる落書きがそこかしこに見られます。
夜遅くに利用するのは避けたほうがいいでしょう。

車内にはCD,DVDの海賊版の売り子がまわっています。
それぞれ再生し、見せ、聞かせながら売っている。
1枚あたり10ペソ前後です。みんな結構買っているんですよね。
政府も見てみぬふりしてるんでしょうね。


”Chapiltec”公園は相当広い敷地です。
日が出ないせいか気温は相変わらず低いまま。
肌寒さを感じながら歩く。
駅から博物館までは結構距離があります。

この博物館は写真撮り放題です。
なんともおおらかですね。
でも、これだけ展示物がところ狭しと並んでいると、写真を撮ろうという気がなくなってきました。
やっぱり、石の彫刻は遺跡にあってこそ価値があるって勝手なことを思いました。
それでも、いろんな角度から彫刻を眺めることができるのは素晴らしいです。
メキシコ中の遺跡から取り寄せたものが一同に見られるのはおそらくここだけでしょう。

見ていたら、ひとりの女性と交錯しそうになりました。
目が合ってお互いにっこりしてごめんねって。
小柄だけどきれいな娘ではっとしました。
でも、あまりにも熱心に説明書を読んでメモしてるので話しかけるをやめました。邪魔しちゃ悪いから。

ここで3時間くらい見てましたけど、全部見きれませんでした。
旅の終盤で幾分疲れがでてきたせいか、もういいやって気になりました。
食事をして、遺跡に関する文献を手に入れた後、博物館をあとにしました。

******

夜はラグニージャ市場に行こうと思っていたので、再び地下鉄に乗りました。
”Bella Artes”の駅に降り立つとすでに暗くなっていました。
明るいうちならばいいんですけど、暗くなると、方向がつかみにくくなります。
こういうときには、”Avenida”と”Calle”の名前をしっかり確認し、どっちに進むのか考えてから行動すべきです。
適当に歩いていると迷子になってしまう。
人気のないくらい場所を通るのは可能な限り避けるべきです。

そしてラグニージャ市場に行ったら、店じまいを始めてました。
ふつうの商店街とは反対に1月2日はひとが引けるのが早いんでしょうね。
明るさもふだんどおりではない。だんだん消えてきた。
こういうときには切り上げた方がいい。
人が引けた広い場所にいていいことなんてない。

ガリバルディ広場近くの食堂街で夕食をとることにしました。
私が入ったのはその中でも一番客が入っていた店です。
私が頼んだのは”Carne asada”焼肉とでもいうべきか。
味はまぁ悪くない。
そのあと近くのバーでビールを2杯飲みました。

そのあとCDショップへ。
メキシコではどんな種類の音楽があるのか興味がありました。
特に多かったのは”norten~o”,”banda ”,”trio”,”ranchero”など
あとスペイン語ロック、スペイン語POPS、英語圏のものと続き、意外にも”salsa”は少数でした。

そして市内散策をここまでにしました。



□■■最後の最後まで■■□



サンフランシスコ行きの便は午前7時発です。
そのため、またも朝4時起きです。
受け取れなかった荷物が少し心配でした。

そしてまたも30分飛行機が遅れました。
もういいや、乗り継ぎできなくても最悪6日までに日本に着けばいいかって。
飛行機はそれでも間に合った。
しかし、だ。
またもサンフランシスコで荷物を受け取れなかった!
職員に確認してもらったけどわからない。あちこち電話をかけてくれたけど・・・
いいから搭乗してくれってことになりました。
なんだかなぁ〜ちゃんと俺の荷物は着くのかなぁ〜

だいぶ遅れて飛行機に乗り込むことができました。
あぁスペイン語圏とはお別れなんだな。

添乗員の若い女性は私に英語でなにか言ってきました。
私が答えられないでいると、日本語で応対してきました。
その小莫迦にしたような態度にカチンときました。
数時間後、なにか飲みますかって英語で聞いてきたので、

P:Fugo de naranja con hielo , por favor.
<訳>オレンジジュースを氷入りでお願いします

って言ったらぽかんとしてました。
さらに言葉を続け、

P:Me entiendes? ☆ijo de ☆uta ,☆arajo , ☆ende☆o.

穏やかで優しい口調で話しました。
客席にもスペイン語がわかりそうな人がいないことを確認してjergaを浴びせました。せめてもの反撃だって。
困った表情をした彼女に向かって”あぁごめんさい。ここはメキシコじゃなかった・・・オレンジジュースください”って言いました。


******


日本時間1月4日15:30
成田空港に到着しました。
荷物が到着していなくてなんとメキシコにとどまったままだって!
ふざけやがって!
コートは荷物の中なんだぞ!
寒いのに11月の格好で帰宅することになりました。


それから2日後、到着荷物を確認すると、コートが盗まれていた!
やられた!
空港には泥棒飼ってるのか!
また、誤って財布を入れたままにしちゃったんですが、札が抜き取られていました。

いろんな人に聞くと、みんな結構やられているんですね。
やれカメラだの高級な衣類など・・・
私と同様に現金をやられたひともいます。
現金は保証の対象にはなりませんから、高いお賽銭を払ったとあきらめました。

教訓。
盗られて悪いものは自分でもっているべきですね。
預けてはならない。

○ナイテッド航空には悪い印象だけが残りました。
もっとも、保険でなんとか損害を取り戻すことはできましたけどね。


これにて旅は終わり。

総括してみて。
いろいろとケチがついてバタついたけど、最低限の目的は果たしました。
コパン遺跡を見ることができたし、スペイン語の練習は十分できた。
また、メキシコにおいても国立人類学博物館を見学できたし、文献も手に入れることができた。
スペイン語初心者であれば最悪な旅になったかもしれない。
でも力づくで乗り切りました。
私の場合、旅がどうであったかでその1年を占うことができます。
さてどうなることやら・・・

11回にわたる連作を読んでくれて、また温かいコメントをいただいてありがとうございました。
引き続き、こぼれ話、旅先で控えた看板の宣伝文句、買い求めたものに書かれている言葉などを紹介してゆきます。

また遊びに来てください
本日はここまで

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