オアシス活動日記(２月２８日（火)
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【参加者】
●配所希望者数 １６０人
●ボランティア参加人数 １０人 内初参加者 ０人
【配給内容】
●食品＝サンドロール一個 バナナ約一本以上
食料支援品＝ダンボール一杯の菓子パン(山谷農場の藤田さんより)
アラレ(船橋さん)
氷砂糖と和菓子詰め合わせ(松野さん)
●飲み物＝メンバー持ち寄りのお茶、カフェオレ、コーンスープ(合計２８リットル)
(飲み物を持参してくれたメンバーは、大口先生、千秋さん、Ｙさん、好美)
●期間限定支援品＝カイロ
【購入内容】
「パン」１５０個 10,200円 「バナナ」5箱 500円
【寄付の報告とお礼】
(食料品の寄附は上記支援品の欄をご覧下さい)
再び、藤本さんより、新品ハイネックやトレーナー、ズボンやマフラー、タオル等を寄附して頂きました。
再び、トンクーさんより、ご支援を頂きました。
再び、なるわんさんより、手編みのネックウォーマーや手編みのニット帽、新品のひざ掛けやシャンプー、リンス、カイロ等を沢山寄附して頂きました。
本当にありがとう御座いました。
心から感謝します。
＊
今回のボランティアは、2月最後の活動となりました。
今回は何故かメンバーの数も少なく、配給の際にはヘルパーさんお二人にお願いして手伝って頂きました。
メンバーの手が足りなくなるのはここ最近では久し振りの事。
季節の配給物であるカイロの配給がある為、それで人手が二人取られるせいもあるので仕方ないと云えば仕方ないんですけどね。
そうそう！今回はちょっと残念な事にパンの数が10個も足りませんでした…。
少ないとは云え、月末ともなるとやはり人数が増えるんですねぇ…それも時々だからなぁ…。
とは云え、今回も山谷農場さんのから頂いた菓子パンのお陰で事なきを得たんですけどね(感謝)
それにしても、飲み物や山谷農場さんの菓子パンを除けば、今回は本当にオアシススタンダードと云って差し支えない様な回でした。
オアシス市もなかったし、ｋｉｎちゃんや渡邊さんの様にガツーンと大量に何かの食材が集まると云う風でもなく、パンとバナナと時々飲み物と云うシンプルさ。
って云うか、ここ数回が余りにも充実し過ぎて居たと云っても過言じゃないですよね(笑)
久しぶりのスタンダード具合に、懐かしささえ感じられると云う事は、それだけ恵まれた状況の中に居たのだと思います。
感謝、感謝☆
そうそう！前回参加して下さった船橋さん親娘が、今回再び、エコバック30袋とアラレをお土産に持って参加して下さいました。
いやはや、嬉しいですね〜♪
そして、今回ドリンクバーリーダーのヒロくんから、なんと！！
ノートパソコンを寄附して貰ったのです。
っと云うのも、僕がオアシス日記を書いてるのは、所謂昔の事務机(アルミ製？？)の上にあるデスクトップで、冬場等はもう過酷としか云い様がない程に足元が寒い。
それはもう泣ける位。
オアシス日記を書く日は冷え過ぎて２回位風呂に浸かりに行くと云う有様で、辛い〜辛い〜とぼやいておりまして、誰かノートパソコンくれ〜〜と無理難題を吹っ掛けてみた所、心優しい青年であるヒロ君が、ナチオの餌食に…
見るに見かねて寄附してくれたのでした。
お陰で何処でもオアシス日記を書けます♪
ありがたや、ありがたや☆
さて、今回の後半は題名通り、最近実施しましたオアシスの緊急支援について報告しま〜す！
急ぎ、追記を見よ！！！
さて、前に緊急支援をやったのはいつの事だったか・・・。
あの時は確かブラジル人男性に食事を運ぶという活動だった様に思います。
今回の緊急支援の依頼も結構突然に舞い込んで来たのでした。
２月２５日、土曜日のこと。
この日、仕事がメチャ忙しくて、既に残業必至の状態。
通常ならお疲れさんと帰る時刻の５時過ぎにも仕事が終わらず、風邪を引いてるので身体も思う様に動かず悶々としてた時、突然オアシスの携帯が鳴りました。
誰かな？と思うと全く知らない電話番号、参加希望の方からもお電話を頂く事もあるので、手短に済まそうと思って、仕事中でも電話に出た。
「もしもし、あのインターネットで見てお電話したんですが、ホームレスの人の支援とかされてる所ですか？あの明日直ぐに入れる日雇いの仕事って無いですか？」
いきなり仕事無いかと聞かれても困っちゃうので、「すいません、ウチの団体は炊き出しや衣類配布とかはやってるんですけど、仕事の斡旋とかはしてないんですよ。」
「実は、今日から住む所がなくて、お金も６０円しか持ってないんですよ…。」
はてさて、困ったもんだと思ったのですが、如何せん仕事中で、今日中に終わらせなきゃならない商品が目の前に…(汗)
突然の事に頭も回らない…これはヤバイ！！！
が！はたと思い出したのが、Ｈさんお手製の冊子「路上からの脱出」あれがあったじゃないかっ！
「実は野宿支援をしてらっしゃる方が作られた冊子があって、野宿になってしまった方の役に立つ情報が沢山書いてあるので、後でそれを持ってあなたの所に訪ねて行きます。実は今仕事中でまだまだ終われそうに無いもんで、暫く待って貰わなきゃいけないんで、何処か暖かい所に移動して休んでて頂けますか？」と云って、電話を切るも、一時間ほどして再び電話が入った。
「もう携帯の電池が切れそうなので、何処かパチンコ屋にでも入って充電させて貰います。」との事だった。
「仕事が終わって動き出せるのが多分7時以降になるので、準備してそちらに伺えるのは多分8時頃になると思います。」とこちらの都合を伝えて、必死こいて仕事をして、切りが付いた時点で大急ぎで帰宅。
帰宅後、即刻笹島診療所の橋本さんに電話をして仔細を伝え、橋本さん経由でひまわり共働会のHさんに緊急宿泊小屋の手配を頼んだのでした。
橋本さんからも、宿泊小屋の方にその後で食料を届けて置きますと、協力を買って出て下さいました。
今回のこの横の繋がりを通じて、それぞれの得意分野を活かした連携が出来た事は、非常に大きな事だと思っています。
それぞれの団体が同時に動く事でこうした緊急支援を円滑に進める事が出来、確実な支援を実現する事が可能になる良い事例となった様に思います。
まぁ、そればっかりでもないんですが、この部分は次回のオアシス日記にでもお話します。
で、話は戻りまして、準備を整えた僕は再び件の主であるM・Bさん（仮名）にお電話して、待ち合わせ場所を指定、Hさんの小冊子「路上からの脱出」を手に持って大急ぎで家を出ました。
しかし、正直な話、緊急支援と云うのはメチャ怖いんです。
何故なら、どんな素性の人かも判りませんし、おんどりゃあぁ〜〜見たいな人が来たらどうしようかとか、色々心に去来する不安を拭いながら覚悟を決めて行かなきゃならないのと、実際に会ってからどう云う風にコミュニケーションを取るかとか、考えなきゃいけない訳です。
そんな事をあれこれと考えつつ、待ち合わせ場所に到着。
其処は笹島交番の横でした。
到着の報告をしようと電話をかけると、前方に見える背の高いつなぎを来た男性が電話を取りました。
車を出て、「初めまして、ボランティア・オアシスの西川です。」と声を掛ける。
近くで見ると身長１８０以上はあろうかと云う大柄の人でした。
車の中に招き入れると「あの汚しちゃって大丈夫ですか？」っと遠慮される。
特に着ている繋ぎが汚れてる様には見えなかったので、「全然汚れてないじゃないですか。大丈夫ですよ。」と云って、再び車の中へ招き入れました。
最初はどんな風に接しようかと思っていたけど、今日自分がホームレスになってしまったんだと思っている人の心を和らげるには、何と云っても先ずは食事。
そんな状態になって不安じゃない訳ないのだ。
なので、「Ｍ・Ｂさん、今日はお食事はされたんですか？」っと伺うと、「はい、朝ごはんだけ食べました。」との事。
「なら、先ず腹ごしらえに行きましょ。美味いラーメン屋があるんですよ♪大丈夫、僕がご馳走しますから。」と云って、僕の好きなラーメン屋さんへと移動した。
道すがら、「ご家族はいらっしゃるんですか？」とか、「健康状態はどうですか？」等、少しずつ話を伺って行った。
彼の良かった所は、結構真面目そうである所と、健康面にも問題はなく働く気力もある所。
ラーメン屋さんに到着すると、僕のお勧めの味噌ラーメンを彼のは大盛りで頼んで、僕は普通のを食べた。
ラーメンを二人ですすりながら、彼が闇金に激しい嫌がらせを受けて居る事を知った。
彼の携帯には闇金から送りつけられたそれはそれは恐ろしい文言の数々があり、実家にもそうした物が送り付けられて居て、実家には頼れないと云う彼の言い分も判る気がした。
元々は大手の自動車部品工場で働いていたのだが、やはり会社にも相した脅迫めいたメールを送り付けられて、実質的に会社に居られない状況になってしまったのだそうだ。
ラーメンを食べ終わった頃、笹島診療所の橋本さんから「どんな按配ですか？」との連絡が入った「お待たせしてしまってすいません。今食事をしている所です。食べ終わったら宿泊小屋の方へ移動します。」っと報告をする。
食事を済ませて移動しようと思ったら、Ｍ・Ｂさんが「すいません、実は名古屋駅のコインロッカーに荷物が入ってるんですが、お金が無くて出せないんです。」との事だったので、急遽名古屋駅に彼の荷物を取りに行く事にした。
その荷物は彼の少ない着替えや、携帯の充電器等、今後必要になるに決まってる品なので、ココはオアシスからお金を出させて頂きました。
名古屋駅に到着し、彼に「幾ら位か判りますか？」っと聞くと、「多分千数百円くらいだと思います。」との事だったので、二千円を渡して「お釣り持って来て下さいね。」と云って送り出した。
実はこの時、名古屋駅付近に嫁が出かけて来ていたので、時間の都合さえ合えば緊急支援が終わったら乗せて帰ろうと思って電話して、彼が帰って来るまでの時間を潰していました。
「直ぐ帰って来ます。」と云って出て行った彼、嫁との電話も終えて既に１０分程経つのに、まだ帰って来ない。
これは・・・もしや…等と悪い想像も時々しつつ、それでも彼を待つ事数分が経過。
しかし、彼は荷物を持ってちゃんと帰って来ました。
そして、「西川さん、これ」っと云って、おつりとロッカー利用証明書を僕に手渡したのでした。
あぁ、ちょっとでも疑って悪かったなぁっと恥ずかしい気持ちがしました。
利用料金は彼の想像よりも安くて、８００円でした。
彼と荷物を載せて、再び宿泊小屋へと移動を開始しました。
緊急宿泊小屋は、役所が休みになる土曜日、日曜日、そして明けて月曜日をチャーターする事が出来たので、月曜日の夜のささしま共生会、福信館の名古屋の一番大きな炊き出しにおいて催される生活相談で今後の予定を決めて、恐らく火曜日に役所に赴いて生活保護申請をして、受領されるまでの間シェルター等に入る事になるだろうと云う事を彼に話した。
支援小屋の近くへと到着すると、ひまわり共働会のＨさんに連絡を入れる「トイレの裏側の方にありますから来て下さい。」との事だったので、車から降りてそちらに歩いて行った。
其処にはＨさんと、ホームレスのおじさんらしき人が立ち話をしていた。
Ｈさんに声を掛けて「彼がお世話になるＭ・Ｂさんです。」と紹介する。
少し不安そうな顔をする彼。
おもむろにＨさんが云う「あんた、これからどうしたいの？こんな小屋いつまでも居ない方が良いから、早く仕事見つけて働いた方が良いね。月曜日の炊き出しで生活相談があるから其処で相談すると良い。」っと先程彼に話した流れとなった。
オアシスとして出来るのは、ここまで。
彼とお別れする時が来た。
時計は９時を過ぎていた。
僕は彼と握手をして「また生活立て直ったら、いつか一緒にラーメン喰いに行きましょう。」と声を掛けた。
すると彼は、「すぐに仕事見つけてバリバリ働きます」って云った。
思う様に事が順調に運んでくれるかどうかは判らないが、一日も早く彼が生活を立て直してくれる事を願った。
其処には一つの不安も勿論あった。
何故なら僕は彼に何故闇金に手を出したのかは尋ねなかったからだ。
あれから月をまたいで数日経つが、その後彼からの連絡はない。
便りがないのは元気な証拠であって欲しいと思う。
そして、またいつか、僕は彼とラーメン食べたい。
さて、今回はちょっとお奨めのイベントを紹介します。
まぁ、福井でのイベントなのでちょっと遠いですけどね(笑)
僕にボランティアの面白さを教えてくれた、ミャンマー等の数カ国でストリートチルドレンの自立支援をしてるお坊さんの講話会です。
もしよかったら行ってみてくださいね☆
====================================
４月１４日（土）〜１６日（月）
ガユーナ・セアロ福井プログラム
講話会★個人面談★のご案内
====================================
普段何気なく使っている言葉「自由」そして「幸せ」
さまざまな物や情報が氾濫するこの日本において、
「真の幸せ、真の自由」とは、いったいなんでしょうか。
心の奥の疑問を解決する時間、
そして穏やかな時間を過ごしませんか
久しぶりの福井でのプログラムです。
是非皆様お越しください。
★講話会「真の幸せ、真の自由」
日時：4月14日（土） 開場：15:00 開演：16:00
会場：AOSSA（アオッサ）地域交流プラザ6階 研修室601
福井県福井市手寄町1丁目4
JR北陸本線「福井駅」徒歩1分、えちぜん鉄道「福井駅」徒歩1分
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参加協力金：3,000円（当日3,500円）
★個人面談
日時：4月15日（日）〜16日（月）10:00 〜18:00（お一人約15分）
会場：福井県福井市内 会場協力金 1,000円（当日受付時にお願いします）
※詳細はご予約時にご案内いたします。
○詳細案内・お申し込み
http://
◎主催：CEALOグローバル・ハーモニー福井
お問合せ・お申し込み
Email：madoguchi@da-center.net
Tel：090-8267−8427（坪内）
076−246-2086（ハートスペース）
「オアシス」
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｢ネットショップ版オアシス募金｣
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「オアシスＣＭ」
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【参加者】
●配所希望者数 １６０人
●ボランティア参加人数 １０人 内初参加者 ０人
【配給内容】
●食品＝サンドロール一個 バナナ約一本以上
食料支援品＝ダンボール一杯の菓子パン(山谷農場の藤田さんより)
アラレ(船橋さん)
氷砂糖と和菓子詰め合わせ(松野さん)
●飲み物＝メンバー持ち寄りのお茶、カフェオレ、コーンスープ(合計２８リットル)
(飲み物を持参してくれたメンバーは、大口先生、千秋さん、Ｙさん、好美)
●期間限定支援品＝カイロ
【購入内容】
「パン」１５０個 10,200円 「バナナ」5箱 500円
【寄付の報告とお礼】
(食料品の寄附は上記支援品の欄をご覧下さい)
再び、藤本さんより、新品ハイネックやトレーナー、ズボンやマフラー、タオル等を寄附して頂きました。
再び、トンクーさんより、ご支援を頂きました。
再び、なるわんさんより、手編みのネックウォーマーや手編みのニット帽、新品のひざ掛けやシャンプー、リンス、カイロ等を沢山寄附して頂きました。
本当にありがとう御座いました。
心から感謝します。
＊
今回のボランティアは、2月最後の活動となりました。
今回は何故かメンバーの数も少なく、配給の際にはヘルパーさんお二人にお願いして手伝って頂きました。
メンバーの手が足りなくなるのはここ最近では久し振りの事。
季節の配給物であるカイロの配給がある為、それで人手が二人取られるせいもあるので仕方ないと云えば仕方ないんですけどね。
そうそう！今回はちょっと残念な事にパンの数が10個も足りませんでした…。
少ないとは云え、月末ともなるとやはり人数が増えるんですねぇ…それも時々だからなぁ…。
とは云え、今回も山谷農場さんのから頂いた菓子パンのお陰で事なきを得たんですけどね(感謝)
それにしても、飲み物や山谷農場さんの菓子パンを除けば、今回は本当にオアシススタンダードと云って差し支えない様な回でした。
オアシス市もなかったし、ｋｉｎちゃんや渡邊さんの様にガツーンと大量に何かの食材が集まると云う風でもなく、パンとバナナと時々飲み物と云うシンプルさ。
って云うか、ここ数回が余りにも充実し過ぎて居たと云っても過言じゃないですよね(笑)
久しぶりのスタンダード具合に、懐かしささえ感じられると云う事は、それだけ恵まれた状況の中に居たのだと思います。
感謝、感謝☆
そうそう！前回参加して下さった船橋さん親娘が、今回再び、エコバック30袋とアラレをお土産に持って参加して下さいました。
いやはや、嬉しいですね〜♪
そして、今回ドリンクバーリーダーのヒロくんから、なんと！！
ノートパソコンを寄附して貰ったのです。
っと云うのも、僕がオアシス日記を書いてるのは、所謂昔の事務机(アルミ製？？)の上にあるデスクトップで、冬場等はもう過酷としか云い様がない程に足元が寒い。
それはもう泣ける位。
オアシス日記を書く日は冷え過ぎて２回位風呂に浸かりに行くと云う有様で、辛い〜辛い〜とぼやいておりまして、誰かノートパソコンくれ〜〜と無理難題を吹っ掛けてみた所、心優しい青年であるヒロ君が、ナチオの餌食に…
見るに見かねて寄附してくれたのでした。
お陰で何処でもオアシス日記を書けます♪
ありがたや、ありがたや☆
さて、今回の後半は題名通り、最近実施しましたオアシスの緊急支援について報告しま〜す！
急ぎ、追記を見よ！！！
さて、前に緊急支援をやったのはいつの事だったか・・・。
あの時は確かブラジル人男性に食事を運ぶという活動だった様に思います。
今回の緊急支援の依頼も結構突然に舞い込んで来たのでした。
２月２５日、土曜日のこと。
この日、仕事がメチャ忙しくて、既に残業必至の状態。
通常ならお疲れさんと帰る時刻の５時過ぎにも仕事が終わらず、風邪を引いてるので身体も思う様に動かず悶々としてた時、突然オアシスの携帯が鳴りました。
誰かな？と思うと全く知らない電話番号、参加希望の方からもお電話を頂く事もあるので、手短に済まそうと思って、仕事中でも電話に出た。
「もしもし、あのインターネットで見てお電話したんですが、ホームレスの人の支援とかされてる所ですか？あの明日直ぐに入れる日雇いの仕事って無いですか？」
いきなり仕事無いかと聞かれても困っちゃうので、「すいません、ウチの団体は炊き出しや衣類配布とかはやってるんですけど、仕事の斡旋とかはしてないんですよ。」
「実は、今日から住む所がなくて、お金も６０円しか持ってないんですよ…。」
はてさて、困ったもんだと思ったのですが、如何せん仕事中で、今日中に終わらせなきゃならない商品が目の前に…(汗)
突然の事に頭も回らない…これはヤバイ！！！
が！はたと思い出したのが、Ｈさんお手製の冊子「路上からの脱出」あれがあったじゃないかっ！
「実は野宿支援をしてらっしゃる方が作られた冊子があって、野宿になってしまった方の役に立つ情報が沢山書いてあるので、後でそれを持ってあなたの所に訪ねて行きます。実は今仕事中でまだまだ終われそうに無いもんで、暫く待って貰わなきゃいけないんで、何処か暖かい所に移動して休んでて頂けますか？」と云って、電話を切るも、一時間ほどして再び電話が入った。
「もう携帯の電池が切れそうなので、何処かパチンコ屋にでも入って充電させて貰います。」との事だった。
「仕事が終わって動き出せるのが多分7時以降になるので、準備してそちらに伺えるのは多分8時頃になると思います。」とこちらの都合を伝えて、必死こいて仕事をして、切りが付いた時点で大急ぎで帰宅。
帰宅後、即刻笹島診療所の橋本さんに電話をして仔細を伝え、橋本さん経由でひまわり共働会のHさんに緊急宿泊小屋の手配を頼んだのでした。
橋本さんからも、宿泊小屋の方にその後で食料を届けて置きますと、協力を買って出て下さいました。
今回のこの横の繋がりを通じて、それぞれの得意分野を活かした連携が出来た事は、非常に大きな事だと思っています。
それぞれの団体が同時に動く事でこうした緊急支援を円滑に進める事が出来、確実な支援を実現する事が可能になる良い事例となった様に思います。
まぁ、そればっかりでもないんですが、この部分は次回のオアシス日記にでもお話します。
で、話は戻りまして、準備を整えた僕は再び件の主であるM・Bさん（仮名）にお電話して、待ち合わせ場所を指定、Hさんの小冊子「路上からの脱出」を手に持って大急ぎで家を出ました。
しかし、正直な話、緊急支援と云うのはメチャ怖いんです。
何故なら、どんな素性の人かも判りませんし、おんどりゃあぁ〜〜見たいな人が来たらどうしようかとか、色々心に去来する不安を拭いながら覚悟を決めて行かなきゃならないのと、実際に会ってからどう云う風にコミュニケーションを取るかとか、考えなきゃいけない訳です。
そんな事をあれこれと考えつつ、待ち合わせ場所に到着。
其処は笹島交番の横でした。
到着の報告をしようと電話をかけると、前方に見える背の高いつなぎを来た男性が電話を取りました。
車を出て、「初めまして、ボランティア・オアシスの西川です。」と声を掛ける。
近くで見ると身長１８０以上はあろうかと云う大柄の人でした。
車の中に招き入れると「あの汚しちゃって大丈夫ですか？」っと遠慮される。
特に着ている繋ぎが汚れてる様には見えなかったので、「全然汚れてないじゃないですか。大丈夫ですよ。」と云って、再び車の中へ招き入れました。
最初はどんな風に接しようかと思っていたけど、今日自分がホームレスになってしまったんだと思っている人の心を和らげるには、何と云っても先ずは食事。
そんな状態になって不安じゃない訳ないのだ。
なので、「Ｍ・Ｂさん、今日はお食事はされたんですか？」っと伺うと、「はい、朝ごはんだけ食べました。」との事。
「なら、先ず腹ごしらえに行きましょ。美味いラーメン屋があるんですよ♪大丈夫、僕がご馳走しますから。」と云って、僕の好きなラーメン屋さんへと移動した。
道すがら、「ご家族はいらっしゃるんですか？」とか、「健康状態はどうですか？」等、少しずつ話を伺って行った。
彼の良かった所は、結構真面目そうである所と、健康面にも問題はなく働く気力もある所。
ラーメン屋さんに到着すると、僕のお勧めの味噌ラーメンを彼のは大盛りで頼んで、僕は普通のを食べた。
ラーメンを二人ですすりながら、彼が闇金に激しい嫌がらせを受けて居る事を知った。
彼の携帯には闇金から送りつけられたそれはそれは恐ろしい文言の数々があり、実家にもそうした物が送り付けられて居て、実家には頼れないと云う彼の言い分も判る気がした。
元々は大手の自動車部品工場で働いていたのだが、やはり会社にも相した脅迫めいたメールを送り付けられて、実質的に会社に居られない状況になってしまったのだそうだ。
ラーメンを食べ終わった頃、笹島診療所の橋本さんから「どんな按配ですか？」との連絡が入った「お待たせしてしまってすいません。今食事をしている所です。食べ終わったら宿泊小屋の方へ移動します。」っと報告をする。
食事を済ませて移動しようと思ったら、Ｍ・Ｂさんが「すいません、実は名古屋駅のコインロッカーに荷物が入ってるんですが、お金が無くて出せないんです。」との事だったので、急遽名古屋駅に彼の荷物を取りに行く事にした。
その荷物は彼の少ない着替えや、携帯の充電器等、今後必要になるに決まってる品なので、ココはオアシスからお金を出させて頂きました。
名古屋駅に到着し、彼に「幾ら位か判りますか？」っと聞くと、「多分千数百円くらいだと思います。」との事だったので、二千円を渡して「お釣り持って来て下さいね。」と云って送り出した。
実はこの時、名古屋駅付近に嫁が出かけて来ていたので、時間の都合さえ合えば緊急支援が終わったら乗せて帰ろうと思って電話して、彼が帰って来るまでの時間を潰していました。
「直ぐ帰って来ます。」と云って出て行った彼、嫁との電話も終えて既に１０分程経つのに、まだ帰って来ない。
これは・・・もしや…等と悪い想像も時々しつつ、それでも彼を待つ事数分が経過。
しかし、彼は荷物を持ってちゃんと帰って来ました。
そして、「西川さん、これ」っと云って、おつりとロッカー利用証明書を僕に手渡したのでした。
あぁ、ちょっとでも疑って悪かったなぁっと恥ずかしい気持ちがしました。
利用料金は彼の想像よりも安くて、８００円でした。
彼と荷物を載せて、再び宿泊小屋へと移動を開始しました。
緊急宿泊小屋は、役所が休みになる土曜日、日曜日、そして明けて月曜日をチャーターする事が出来たので、月曜日の夜のささしま共生会、福信館の名古屋の一番大きな炊き出しにおいて催される生活相談で今後の予定を決めて、恐らく火曜日に役所に赴いて生活保護申請をして、受領されるまでの間シェルター等に入る事になるだろうと云う事を彼に話した。
支援小屋の近くへと到着すると、ひまわり共働会のＨさんに連絡を入れる「トイレの裏側の方にありますから来て下さい。」との事だったので、車から降りてそちらに歩いて行った。
其処にはＨさんと、ホームレスのおじさんらしき人が立ち話をしていた。
Ｈさんに声を掛けて「彼がお世話になるＭ・Ｂさんです。」と紹介する。
少し不安そうな顔をする彼。
おもむろにＨさんが云う「あんた、これからどうしたいの？こんな小屋いつまでも居ない方が良いから、早く仕事見つけて働いた方が良いね。月曜日の炊き出しで生活相談があるから其処で相談すると良い。」っと先程彼に話した流れとなった。
オアシスとして出来るのは、ここまで。
彼とお別れする時が来た。
時計は９時を過ぎていた。
僕は彼と握手をして「また生活立て直ったら、いつか一緒にラーメン喰いに行きましょう。」と声を掛けた。
すると彼は、「すぐに仕事見つけてバリバリ働きます」って云った。
思う様に事が順調に運んでくれるかどうかは判らないが、一日も早く彼が生活を立て直してくれる事を願った。
其処には一つの不安も勿論あった。
何故なら僕は彼に何故闇金に手を出したのかは尋ねなかったからだ。
あれから月をまたいで数日経つが、その後彼からの連絡はない。
便りがないのは元気な証拠であって欲しいと思う。
そして、またいつか、僕は彼とラーメン食べたい。
さて、今回はちょっとお奨めのイベントを紹介します。
まぁ、福井でのイベントなのでちょっと遠いですけどね(笑)
僕にボランティアの面白さを教えてくれた、ミャンマー等の数カ国でストリートチルドレンの自立支援をしてるお坊さんの講話会です。
もしよかったら行ってみてくださいね☆
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４月１４日（土）〜１６日（月）
ガユーナ・セアロ福井プログラム
講話会★個人面談★のご案内
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普段何気なく使っている言葉「自由」そして「幸せ」
さまざまな物や情報が氾濫するこの日本において、
「真の幸せ、真の自由」とは、いったいなんでしょうか。
心の奥の疑問を解決する時間、
そして穏やかな時間を過ごしませんか
久しぶりの福井でのプログラムです。
是非皆様お越しください。
★講話会「真の幸せ、真の自由」
日時：4月14日（土） 開場：15:00 開演：16:00
会場：AOSSA（アオッサ）地域交流プラザ6階 研修室601
福井県福井市手寄町1丁目4
JR北陸本線「福井駅」徒歩1分、えちぜん鉄道「福井駅」徒歩1分
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参加協力金：3,000円（当日3,500円）
★個人面談
日時：4月15日（日）〜16日（月）10:00 〜18:00（お一人約15分）
会場：福井県福井市内 会場協力金 1,000円（当日受付時にお願いします）
※詳細はご予約時にご案内いたします。
○詳細案内・お申し込み
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◎主催：CEALOグローバル・ハーモニー福井
お問合せ・お申し込み
Email：madoguchi@da-center.net
Tel：090-8267−8427（坪内）
076−246-2086（ハートスペース）
「オアシス」
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｢ネットショップ版オアシス募金｣
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