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子安宣邦コミュのwikipediaの「子安宣邦」

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ちょっとビックリしたことがあるので、皆さまのご意見をうかがいたいと思って書き込みます。

wikipediaの「子安宣邦」の項に次のような記述があります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%90%E5%AE%89%E5%AE%A3%E9%82%A6
「子安 宣邦(こやす のぶくに、1933年 - )は、日本の思想史研究者。大阪大学名誉教授。専門は、伊藤仁斎を中心にした近世の日本思想史、近年は近代の思想史に関しても議論をおこなっている。神奈川県川崎市出身。夫人はシュタイナー教育の子安美知子。

東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(倫理学専攻)。横浜国立大学教育学部助教授(哲学・倫理学教室)、大阪大学文学部教授、東京家政学院筑波女子大学国際学部教授などを歴任。日本思想史学会の会長も務めた。

ミシェル・フーコーの著書『知の考古学』の中の「言説」(ディスクール)論に大きな影響を受け、「日本思想史」を問い直している。

本居宣長、平田篤胤、福沢諭吉などにも論及し、近年では靖国神社問題にも積極的に発言している。中国をシナと呼ぶことでも有名。

雑誌『現代思想』(青土社)への中心的な寄稿者の一人である。」

このうち、「中国をシナと呼ぶことでも有名。」というのは、どうなんでしょう?
確かに子安氏は、戦前の日本の文献で、中国を蔑視して「支那」と呼んでいたものはそのまま引用したりしていますが、これは戦前の論者の差別意識をあきらかにするための方策であって、「シナ」などとカタカナ表記で書いたりはしていないはずです。

その他に、「専門は、伊藤仁斎を中心にした近世の日本思想史」というのも、違和感を覚えますよね。
子安氏の代表作といえば、やはり、宣長論、篤胤論ではないかと思うのですが、どうなんでしょう?

それはともかく、「中国をシナと呼ぶことでも有名。」というのは、単に誤読というよりも嫌がらせなんじゃないかという感じがします。
そもそも、そんなことでは「有名」じゃないですし。

皆さまは、いかがお考えでしょうか。

コメント(18)

なるほど、うかつなことはできませんね。
それにしても、「中国をシナと呼ぶことでも有名」とは初耳でした。
あるいは、最近、「現代思想」誌に連載している竹内好論ですかね?
今見たら、「中国をシナと呼ぶことでも有名」という書き込み、消されていましたね。

「子安 宣邦(こやす のぶくに、1933年 - )は、日本の思想史研究者。大阪大学名誉教授。専門は、伊藤仁斎を中心にした近世の日本思想史、近年は近代の思想史に関しても議論をおこなっている。神奈川県川崎市出身。夫人はシュタイナー教育の子安美知子。

東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(倫理学専攻)。横浜国立大学教育学部助教授(哲学・倫理学教室)、大阪大学文学部教授、東京家政学院筑波女子大学国際学部教授などを歴任。日本思想史学会の会長も務めた。

ミシェル・フーコーの著書『知の考古学』の中の「言説」(ディスクール)論に大きな影響を受け、「日本思想史」を問い直している。

本居宣長、平田篤胤、福沢諭吉などにも論及し、近年では靖国神社問題にも積極的に発言している。

雑誌『現代思想』(青土社)への中心的な寄稿者の一人である。」
私も「修正」以後の記事を見ました。「中国をシナと呼ぶことでも有名」とい

うくだりにしても、「専門は、伊藤仁斎を中心にした近世の日本思想史」にして

も近年の子安氏の取り組みや業績から考えれば、少しズレた記述のように思いま

す。
なんだか、いつのまにか穏当な記述に修正されていましたね。
お騒がせしました。
管理人さんやナオサンさん、thomasさんのように、ちゃんと子安氏の著書を読んでおられる方なら、誤解はあり得ないわけですよね。
よく見たら、篤胤が消えて荻生徂徠に入れ替わっていますね。
『事件としての徂徠学』も名著ですが、篤胤も残しておいてもよかったのになあ。
まあ、こういうことが起こるのもwikipediaならでは、ということなのでしょうね。
もちろん、結果オーライということで。

あっ、篤胤、復活していますね。
よかったよかった。

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