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海藻の部屋コミュのセントレア空港・褐藻類アカモク商品開発

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【流行をつかめ!ビジネス最前線】

 健康志向の高まりで、ミネラルが豊富な海藻類に注目が集まっている。中部国際空港会社(愛知県常滑市)は、同市にある空港島の護岸に自生するアカモクを使った関連商品を次々と開発している。

 アカモクは日本全国に広く分布している大きな海藻。独特の粘り気が特徴だ。1年藻で冬から翌年の初夏にかけて繁茂する。東北地方の日本海側で食べる習慣があるものの、それ以外の地域では、漁船のスクリューにからみつくなどの理由で厄介者扱いされていた。中部空港では開港から2年ほど後の平成19年ころ、アカモクが自生しているのが確認された。

 「これはなんだろう」。総務室の伊藤淳一担当課長(53)は日本食品分析センター(東京都渋谷区)にアカモクを持ち込んで調べてもらったところ、もずくに比べてタンパク質が5倍、鉄分が4倍、食物繊維が3倍含まれていることが分かった。もともと常滑市沖は空港開港前までは良好なノリの漁場で、海藻が育つ条件が整っていた。

 21年春、空港会社の総務や財務、関連会社の社員など総勢9人からなる「チームあかもく」を結成。アカモク関連製品の商品化に向けたプロジェクトが始動した。

 といっても「水産関連に関してはまったくの素人集団」(伊藤担当課長)。そこで地元の漁協を通じて、5人の若い漁師にアカモクの採取を委託した。また採取したアカモクをパック詰めにする加工場についても、全量を空港会社が買い取ることを条件に、漁師たちが設営した。

 今年3月19日、空港の売店で発売した「天然あかもく」(40グラム入り3パック)は瞬時に完売。発売から1週間で2千セットを販売した。「アカモクの定着には認知度の向上が必要」(同課長)と、空港内の飲食店でもアカモクを使ったメニューを数多くそろえたほか、地元大手スーパーのユニーなどでも販売を始めた。

 9月には第2弾の製品としてアカモクを使ったせんべいが登場、さらには名古屋市内の製麺業者と共同でアカモクをすり込んだきしめんを開発。3日から空港内のカフェレストラン「和の間」の新メニューとして登場した。

 リーマン・ショック後の不況に加え、日本航空の経営破綻(はたん)もあり、空港会社を取り巻く経営環境は厳しい。伊藤担当課長は「それでも空港が元気でいることが、地域を盛り上げるには大切なこと」と話す。次なる目標はB級グルメの日本一決定戦「B−1グランプリの出場」だという。(松村信仁)
産経新聞抜粋〜

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