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NOVELS(私小説)コミュの It lives along with YUI. 2

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チャコはゆいがアパレル会社に勤めていたころのゆいの部下で、彼女はゆいをしたい隣の部屋が空いた話をしたとき一目散に引越してきた。きょうのように朝突然現れ「宝田さん一緒に会社行きましょ!」ていう思い立ったら実行するタイプなんだけど、見た目はアイドル顔でぶりぶりて、タイプに見えるけどゆいとは較べるとしっかり者だね。チャコは隣に住んではいるもののこのところ会っていなかったと言うか私が家に帰ってないと言うかな。
チャコは鼻歌を謡ながら楽しそうにしていると突然「そうゆいさん。私ね今日からゆいさんがオープンした六本木ヒルビーのお店任されたの、だからとっても今日はうれしいだ。」「私頑張ります。」ゆいは思いだした。あの店は2年前私が初めて立ち上げをさせてもらったお店でもあり最後のお店でもある。ゆいは心でつぶやいた。そうか、 チャコが任されたのか、たぶん「私にお店を任せてください。期待に答えます。」なんて言ったんだろうなー。チャコは私が聞こうが聞くまいが2年前と同じに喋り続けた。「ゆいさん。私あの店は他の人に改装させたくなかったの、改装するて聞いたから私、専務に直談判して任せてもらったの。だって専務がゆいさんの案を役員に押してくれた一番の理解者だもの、お店を守りますって言っちゃった。へへ。」「大丈夫なのそんなこと言っちゃって。」「ゆいさん。私成長したんだよ。見くびらないで。なんてね。やって見なくちゃ分からないじゃん。」一瞬チャコの表情が硬くなったのを感じた。そうこう言っているうちに駅に着いた。
「チャコ。私コンビニ寄るから。」「じゃあ、ゆいさん。またねー」自分のことだけ話して駅へ小走りに消えていった。コンビニによる用事はなかった。よく自分では訳は解らないけれど。チャコと一緒に電車に乗る気持ちになれなかった。

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