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放送大学講義レビューコミュのAIシステムと人・社会との関係(’20)

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AIシステムと人・社会との関係(’20) Relationships between AI Systems and Human Society('20)

主任講師名:山口 高平(神奈川大学教授)、中谷 多哉子(放送大学教授)

【講義概要】
まず、1956年から開始されたAI研究として、推論、探索、知識表現、機械学習、ニューラルネットワーク、知能ロボットなどの技術を学ぶ。次に、スポーツコーチ、自動運転、ロボット飲食店、間接業務、社会インフラ点検、授業支援ロボット、知的パートナーという、7分野におけるAI技術の実践例について学ぶ。最後に、AIシステムと人・社会の関係がより密接になる未来社会において、私たちが、AIシステムを活用・開発するときに考えるべきことを学び、AIが世界レベルの競争となっている現状を把握し、米国・中国・欧州・日本のAI国家戦略、および、AI倫理を中心とするAI国際協調についても学ぶ。

【授業の目標】
AI技術全体を俯瞰し、様々な分野でのAI技術の適用可能性と限界を理解する事により、人とAIの協働の仕組みをデザインできることを目標とする。

【履修上の留意点】
AIシステムの社会実装が急増しているが、AI技術を正しく理解していないために混乱が起こり、また、人を超えるAIの世界としてのシンギュラリティという言葉に過度に反応して不安になりすぎるという状況も生まれている。AIシステムの適用可能性と限界を正しく認識できる能力を育成すべきである。学生は、日々更新されるAIを取り巻く世界情勢に興味を持ちながら受講してもらいたい。他の科目の受講は前提としない。

各回のテーマと授業内容
第1回 AIの誕生と1960年代第1次ブーム
AI定義の多様性を学んだ後、ダートマス会議からの第1次AIブームと呼ばれる、1960年代の代表的なAI研究、およびニューラルネットワークの研究を概説し、最後に、そのブームが終焉に至った理由を説明する。
【キーワード】
ダートマス会議、ニューラルネットワーク

第2回 1970年代第1次停滞期
(第2次ブームの準備)
実問題の解決には、コンピュータ内部で知識を表現し利用できる必要性が認識され始めた。本章では、スタンフォード大学で推進された感染症を診断するエキスパートシステムMYCINプロジェクトについて述べる。
【キーワード】
知識の表現と利用、MYCINプロジェクト

第3回 1980年代第2次ブーム
MYCINの成功を受けて、1980年代は、多くのエキスパートシステム(ES)が開発され、日本のAI国家プロジェクト第5世代コンピュータ、AI言語を中心に学ぶ。
【キーワード】
エキスパートシステム(ES)、第5世代コンピュータ、AI言語

第4回 1990〜2000年代第2次停滞期(第3次ブームの準備)
機械学習の代表的手法である、決定木、ベイジアンネット、SVM、深層学習(Deep Learning)の代表的手法である、畳込型、再帰型などを取り上げて説明する。
【キーワード】
機械学習の代表的手法である、決定木、ベイジアンネット、SVM、深層学習

第5回 2010年代第3次ブームと未来社会
機械学習とディープラーニングの適用例が増えているが、その適用可能性と限界を理解し、人の能力を超えるシンギュラリティは、ごく一部の話しであり、真のシンギュラリティは遠い将来の事であることを理解する。
【キーワード】
機械学習、ディープラーニング、シンギュラリティ

第6回 スポーツデータマイニング
データサイエンス(20年前はデータマイニングと呼んでいた)の課題を復習した後、スポーツデータマイニングの事例として、少年剣士フォーム矯正、サッカー戦術立案について述べる。
【キーワード】
データサイエンス、データマイニング、スポーツへの適用

第7回 自動運転
自動運転の出発点であるDARPAチャレンジ、「認知」「判断」「操作」から成る自動運転の仕組みと自動運転のレベル、米国、中国、日本の研究開発状況、政府レベルの取組みについて述べる。
【キーワード】
DARPAチャレンジ、自動運転のレベル

第8回 ロボット飲食店
ロボット飲食店実用化の成功例と失敗例を説明し、現状では、単一タスクに限定し、要求とロボット性能の擦り合わせが重要であることを述べる。また、近未来のマルチタスクマルチロボット飲食店の研究についても紹介する。
【キーワード】
ロボットの実用化、単一タスク、マルチタスクロボット

第9回 間接業務とAI
単純なパソコン定型操作の代行であるRPA、業務ルールの適用可否を判断するBRMSの実施例と適用限界について述べる。RPAはエクセルマクロ、BRMSは意味理解基盤のオントロジーと深く関わる事も指摘する。
【キーワード】
RPA、 BRMS、意味理解、オントロジー

第10回 社会インフラを支えるAI
道路橋梁ひび割れ検知、橋梁近接目視支援ロボット、ETC点検業務支援、除雪車運行スケジューリング、発電所点検スケジューリングを例にとり、社会インフラを支えるAIについて述べる。
【キーワード】
道路橋梁ひび割れ検知、橋梁近接目視支援ロボット、ETC点検業務支援、様々なスケジューリング

第11回 クラスルームAI
教科に対する児童の興味・関心の向上、グループ単位の学習進捗度把握支援など、3種類の教師ロボット連携授業について紹介し、教師と児童による評価を通して、その可能性について述べる。

【キーワード】
教師ロボット連携授業、児童の興味・関心

第12回 知的パートナーAI
人と議論して、人の考えを支援するような知的パートナーAIの実現が望まれるが、現在は研究段階にある。本章では、30年前のコンセプトビデオ、グループ討論支援、Project Debaterについて述べる。
【キーワード】
知的パートナーAI、Project Debater

第13回 AI技術の適用可能性と限界
6章から12章までのAI技術の応用を総括し、AI技術の適用可能性と限界をまとめる。また、AIシステムと人・社会の関係に関する講演会において、聴衆から出された典型的な質問と回答を示す。
【キーワード】
AI技術の応用と総括、AIに関するFAQ(よくある質問と回答)

第14回 AIシステムを組み込む社会
AIシステムは、これからますます社会に組み込まれていく。しかし、この社会を設計するのは私たちである。本章では、私たちが、AIシステムを活用・開発するときに考えるべきことを紹介する。
【キーワード】
AIシステムの設計、職業の置換リスク、AIシステム開発ガイドライン、AI活用7原則

第15回 AI国家戦略
人の業務を代行・支援するAIはGDPと関連することから、AIが世界レベルの競争となっている現状を把握し、米国・中国・欧州・日本のAI国家戦略、AI倫理を中心とするAI国際協調についても述べる。
【キーワード】
各国のAI国家戦略、AI倫理、AI国際協調

コメント(1)

過去問は放送の講義で開設された事例に基づいていて
内容は(’20)となってるわりに古い内容も含むように思われる
生成AIの話もあり科目内容が変わると大きく構成変わるのでないかと思う

10問の設問でじっくり考えられる

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